それではどうぞ。
ー追記ー
リア友に指摘されたので文章を少し変更しました。
プロローグ 東谷豹太:オリジン
……ここは?
気がつくとどこを見ても真っ暗な場所にいた。何でこんなところに俺はいるんだ?
今までの記憶を探ってみる。
……思い出した。
確か俺は高校一年生で、コンビニに行く途中に歩道に突っ込んできたトラックに撥ねられたんだったっけ…。
……あれ、名前は?
母さん父さんの顔も、友達の顔も、通っていた学校の名前も覚えている。でも自分の名前だけがどうしても思い出せない。なんかこう、霞が掛かったようにぼんやりとして思い出すことができない。
そう考えていると何かから抜き出る感覚と共に視界が明るくなった。
病院だろうか、白く清潔そうな部屋が視界に広がる。
そして自分の目の前には黒くゴツゴツとした爬虫類のような、自分が知る『ゴジラ』と呼ばれる怪獣と銀髪ロングの髪と金色の目をした美女が、自分よりも遥かに大きく存在していた。
どういうことだよ…。
そして自分の手を見るとそこには小さく青と銀に彩られた金属質の腕があった。
ナニコレェ…。
「ありがとう。無事に生まれてきてくれて」
銀髪の女性に感謝される。
すると、段々と眠たくなってきて俺の意識は無くなった…。
〜〜〜〜〜〜〜
俺が転生してから5年の月日が経った。
あの後俺は『豹太(ひょうた)』と名付けられた。今は俺の両親、父の『東谷宝次(ひがしたに ほうじ)』と母の『東谷円香(ひがしたに まどか)』の一人息子『東谷豹太』として過ごしている。
この世界は前世と同じ地球ではあるが大きく違うところがある。それは『個性』と呼ばれる超能力のようなものを人間の殆どが有していることだ。そして個性を悪用する『
〈…これはどう見てもナァ〉
ふと鏡を見るとそこには、銀・青・赤・黄と色鮮やかに彩られ般若のような顔をしたロボット、『ジェットジャガー』がいた。とはいえ5歳児のため小さいが。
俺はこの世界に個性社会産ジェットジャガーとして生まれてしまったようだ。
この世界にも前世の特撮作品は存在しているようだが、個性の誕生によって廃れてしまった。
ちなみに個性名も『ジェットジャガー』である。声はスピーカー音声のように機械的になり、語尾も少し片言っぽくなってしまった。
〈ジェットジャガーは好きだけど、いかんせん武器や技がないのがナァ〉
そう言いながら鏡に向かって腕を突き出すと、耳をつんざくような音をたてながら、青白い閃光が腕の先から飛び出した。
〈マジかヨ……〉
当然、鏡は粉々に砕け散った。音を聞きつけた父さんと母さんが慌ててやってくる。
「どうしたの!?」
母『東谷円香』、個性『
「大丈夫か!」
父『東谷宝次』、個性『
二人ともヒーローであり、父は怪獣ヒーロー『ゴジラ』、母は超人ヒーロー『ウルトラウーマンマドカ』と名乗っている。
〈父さん母さん、腕からなんか出タ…〉
この後病院に行き、先ほどの閃光の検査をした。
医者によると、原作のジェットジャガーに技がないことから母さんの個性の影響ではないか、と言われた。
病院から家に帰って、俺は考えていた。
俺は前世から特撮好きなこともあって、子供の時からヒーローに憧れていた。自分の命にかえてでも人々を悪者から守るヒーローに。
それにこの身体は、人々を守るため怪獣と戦ったロボットのものであり、この力は母さんの力でもあるウルトラマンに近い。
そして決意した。
俺はヒーローになる、と。
〜〜〜〜〜
あの日からさらに10年の月日が過ぎた。
今俺はヒーロー育成校の名門と呼ばれる『雄英高校』の門前にいる。俺はヒーローになる第一歩として雄英を受けることにしたのだ。今まで俺は自分の身体と力を伸ばしてきた。
絶対に合格する!と決意して門の内側へと足を踏み出した。
これは、海底王国の刺客から人々を守った電子ロボットの姿を持って生まれた俺が、人々の日常を守るヒーローになるため、仲間と共に道を歩んでゆく、そんな物語だ。
プロローグ完
読了お疲れ様でした。
主人公の前世の世界にはヒロアカがありません。なので、オリ主は原作を知りません。
それと、本編にもある通りヒロアカ世界にもゴジラなどの特撮はありますが、個性とヒーローの存在によって廃れています。
なので多くの人はゴジラなどは知りません。
本作は、AFO戦で完結するくらいを目処に書いていきたいと思います。
それではまた次回でお会いしましょう。
サヨナラ!