くっ、やっぱりできたお話はさっさと投稿したいのがさがよ。
今回はレーラさんのアイディアを採用させてもらいました!
ありがとうございます!
クリスside
「大丈夫?クリス」
「フェンお姉ちゃん……」
あたしに迫っていたノイズは突如現れたフェンお姉ちゃんによって潰された。そんな中あたしは混乱していた。どうしていきなりノイズがしかも融合症例の方には行かずあたしだけに……その時考えたくもない考えがあたしの頭をよぎる。フィーネ?
「あなたにはがっかりよクリス」
「っ!?フィーネ?」
あたしに声が掛かる。その声の主はフィーネだった
がっかり?そんな言葉をかけられてあたしは心の中に不安がどんどん膨れ上がっていく。嘘だ、嘘だ、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!
「与えられた任務一つもできないなんて」
やめてくれ!やめてくれ!やめてくれ!やめてくれ!
あんたまで居なくなったらあたしは……
「あなたはもう用済みよ」
そ、んな……
あたしは膝を着く
フィーネが言ったんじゃないかフィーネの言う通りにすれば世界は平和になるって。一緒に世界を平和にしようって
「私に従うあなたは滑稽だったわ。私に洗脳されて、利用されてるのも知らずに」
せん、のう……?
「あの時のあなたは心が不安定だったでも私に従順に従う駒としてはまだ足りなかった。だから少し手間がかかったけど洗脳なんて真似までしたのにあなたが役に立ったのはソロモンの杖の起動ぐらいね。それでも半年なんてかかって、立花 響なんて数分足らずでデュランダルを起動したと言うのに」
じゃあ、今までのあたしはなんだったんだ?
世界平和を願っておきながら、色んな人を不幸にして。世界平和の為の小さな犠牲と考えて。大好きだったパパとママの願いを真っ向から否定するような行動をして……
「にして洗脳なんて面倒臭いことやるもんじゃないわね。記憶処理なんてやったせいで色々と大変だったし」
記憶処理?じゃああたしが今までフェンお姉ちゃんの言葉もパパとママの『歌で世界を平和にする』て夢を思い出さなかったのも、ぜんぶフィーネのせい?
でもフィーネのせいでもあたしのやったことは、消えない……
あたしはどうしたら
あたしの心は深く深く絶望していく。今まであたしはなんだった?無駄に争いを生み出して。人を不幸にして、犠牲を生み出して………………あたしは……あたしは……
「貴様、クリスを何だと思っているんだ!!」
フェンお姉ちゃん……
「この子は優しい子なんだ!誰よりも歌を愛して!誰より両親の想いを願って!『きっとパパとママは歌で世界を平和にするんだ!』て両親のことを信じて!怪我をして魘される敵兵の手すら握る優しい子なんだ!そんなこの子を利用するだけじゃなく!記憶まで弄るだと!!貴様は一体クリスを何だと思っているんだ!」
「何って、都合のいい駒♡」
三人称side
「何って、都合のいい駒♡」
クリスにフィーネと呼ばれた金髪の女はそう言った瞬間そのフィーネに斬り掛かる影が二つ
「テメェ!!」
「貴様ァ!!」
天羽 奏と風鳴 翼だった。ツヴァイウィングの仕事を急いで終わらせ現場に駆け付けたのだ。そんな二人の顔は鬼とも捉えられそうな程の怒りに染った形相だ。
そしてさらにフィーネに飛び掛る影が
「ぶっ殺す!」
普段温厚なはずの立花 響でさえ、その顔を憤怒に染めて殴りかかっていた。
その攻撃もひらりと躱すフィーネ
「あらあら、そんなに怒っちゃって。あなた達には関係の無い人間が一人私の役に立って死ぬだけじゃない」
フィーネは更に煽るように言葉を放つ
その言葉に装者の三人が動こうとした瞬間。その場にとてつもない悪寒が走る。三人どころかフィーネすらも冷や汗をかいている。その場を支配しているのは殺気。自身の首に死神の鎌をかけていられるのではないかと言うほどの殺気が充満する。
その発生源は
「……そうか」
抑揚のない声で言葉を発するフェンリルであった
フェンリルは静かに構える。足を前後に大きく開き手を体より前の床にめり込ませる。その構えは独特であった
「殺す」
その瞬間、フェンリルの腕にはめてあった封印の腕輪が砕け散る。そして次の瞬間フェンリルの居た場所は大きく地面が隆起し、フィーネが先程まで居た場所にフェンリルがいた。そしてフィーネは地面に転がっていた
しかもフェンリルの姿が変わっていた
その姿は黒い、全身を装甲に覆われながらその色は赤黒い。全身の装甲は彼女自身の怒りや攻撃性を象徴するかのように荒々しい。口からは炎が漏れ出ている。そして彼女は二足では無く4足で構えている。その姿はまさに獣
纏う空気は重く、荒々しく、攻撃的だ。それは狩りをする獣ではなく、ただただ、憎たらしい敵を殺す。化け物である
【我流・猗義怒】
そこに人としての意思はなく、しかして暴走でもない。あるのは憎たらしくてしょうがない敵を殺すというたった一つのシンプルな思考のみ。今の彼女は敵を殺すまで声は届かず、思いも届かず。ただひたすらに目の前の敵を滅するのみ
「グルルル」
「フェンお姉ちゃん……?」
その姿にその場にいる装者達やクリスは困惑する。余りにも自分達の知るフェンリルとはかけ離れすぎている
「ぐうっ…貴様よくも」
フィーネは口から血を流しながら立ち、ノイズを放つ
しかし
「ガアアッ!!」
風がふいたと思った瞬間ノイズ達は塵になっていた。今までのフェンリルを超越したスピード、パワーのあまり、常人には視認すらできない速度でノイズが砕けていく
「なっ!?」
フィーネは驚くも次々とノイズを呼び寄せる。小型のみならず大型のノイズすらも出てくるが、出てきて数秒のうちに小型も大型も関係なく崩れていく。フェンリルが腕を振るう度にノイズとともに地面が吹き飛び。足場にされた地面は激しく隆起する。その姿は4足でかける獣そのものだ、到底人には見えない
そしてフィーネにフェンリルが食らいつく。
比喩ではなくフェンリルのフルフェイスのマスクが変形しフィーネの腕に食らいついた。そして
「があぁぁぁぁっっ!?」
喰いちぎる。フィーネの切断された断面から血が飛び散る。
フェンリルはそのまま喰いちぎった腕を放る。
そして再びフィーネに飛び掛る寸前。その動きが止まる
「ガァッ」
そして口からおびただしい量の血が溢れ出す。体の各所からも血が飛び出している
そして地面に倒れ伏すと同時にシンフォギアが元の形に戻っていく
「くっ、何かは知らんが、今のうちに!」
フィーネはそれを好機と捉えその場を去っていく。ちゃっかりその腕も回収している
その場に残されたのは荒れに荒れた戦闘痕と血の中に倒れ伏すフェンリルだった
「フェンお姉ちゃん!」
そんなフェンリルに一番最初に近づいたのはクリスだった。そしてフェンリルに続き装者の三人も近づく
「フェンリル!」
「フェンリルさん!」
「フェンお姉ちゃん!」
それぞれが声をかけると
「……あ?…ゴフッ……クソいてぇ」
ゆっくりとフェンリルが起き上がる。
「あなた、大丈夫なの!?」
「あ?あぁ、問題ない」
「問題ないて!この血の量でか!?」
そんな翼と奏の言葉を無視してフェンリル自身は試験管を取り出しそれを飲み干す
そんな姿に響が
「ちょ、何飲んでるんですか!怪我人なんですよ!」
「問題ない、薬だ」
フェンリルが取り出したのはフェンリルがよく使っている〈パナセア〉だった。フェンリル自身の高い治癒能力と〈パナセア〉によりみるみる傷が治っていく
「後で増血剤飲むか……」
フェンリルはそんな事を呑気に語っている。さっきまでとは大違いである
「フェンお姉ちゃん…フェンお姉ちゃん…グスッ…フェンお姉ちゃん……」
そんなフェンリルにクリスは縋り付くように泣いている
「クリス、血で汚れるわよ」
「いやだァ…離れたくない……ヒッグ…グスッ」
クリスのその姿は弱々しく幼子のように泣きじゃくる
服が血で汚れる事すらも厭わず縋り付く
「……ハァ、所でさっきのなんだったんだよ」
奏がフェンリルの先程の異常な状態について聞く
「あれね、あれは私の使う聖遺物の力を極限まで引き出した形態よ。かなり強力だけどその反面肉体に対する膨大な負担と敵を殺すか体が限界を迎えるまで私の意志関係なく全力で動き回るからね。〈パナセア〉と私自身の高い治癒能力が無ければ今頃病院の集中治療室じゃないかしら?最悪お陀仏ね。」
その言葉にその場に居た人間は絶句する。そんな危険なものを使ったのか、と
「はぁ、久々に切れちゃたのよね。クリスがあんな奴に利用されてたなんて」
そう言うとフェンリルは自身に縋り付くクリスの頭を優しく撫で始めた
クリスの存在意義はフィーネによって作られたものだった!?
書いてるうちに原作のフィーネよりクズさがました。おっかしいな?
あと今回で前回のアンケートを切って新しいアンケートを実施します。御協力ください!それとアイディアの方もまだまだ受け付けているのでじゃんじゃんください
前回のアンケートは無印編で正体を明かすに決まりました!
ちなみに今回の主人公の技は主人公が融合症例で〈パナセア〉がなければ確実にお陀仏な技ですね。主人公の回復は早いですけどまぁ、人間やめてる部分ありますからね。
フィーネの処遇はどうする?
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原作と同じ
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改心して技術を有効活用
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あまりのクズさに主人公が抹殺