狼姫咆哮シンフォギア〜世界を駆ける神狼〜   作:エドアルド

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お気に入りが300を超えた!?感謝感激ですわ。いつも見てくれる皆さんありがとうございます。これからも頑張ります!
さていよいよ最終決戦もあと少し頑張ります( *˙ω˙*)و


翳る響と羽ばたく双翼

 

「…そんな、クリス」

 

響は、膝をつく。響は極端に人が消える事を嫌がる。特に仲良くなった人達は。響にとってクリスは新たに出来た大切な友達、未来とはまた違った形の親友なのだ

 

「嫌だ、そんなの嘘だ……」

 

響の目には涙が見える

 

「自分を犠牲に月への直撃を逸らしたか。はっ、無駄な事を。見た夢も叶えられ無いとはとんだ愚図だな」

 

その言葉に響は憤る。怒りが黒い感情が響を支配していく

 

「テメェ!!ふざけんじゃねえぞ!!クリスの思いを!」

「笑ったのか!?命懸けで大切なものを守り抜く事を!お前は無駄とせせら笑ったのか!?」

 

奏と翼は叫ぶクリスへの侮辱を許さないと

 

それが……夢ごと命を握り潰した奴の言うことかァ!!

 

響の姿が黒く染まる。それは今の響の激情を表しているかのようだ

 

「立花!?」

「響!?」

 

あまりの変わりように奏と翼は驚き声をかける。しかし響は反応を返さない

 

「融合したガングニールの欠片が暴走しているのだ。制御出来ない力はやがて意思は塗り固められていく」

 

その言葉に奏と翼は了子が言っていたことを思い出す

『響ちゃんのガングニールは体組織と融合してるみたいなの。驚異的なエネルギーと回復力はそこから来てるのかも』

 

「まさかお前、立花を実験に!?」

「この外道が!」

 

それに対してフィーネは

 

「立花 響は大いに役立ってくれたよ」

 

その言葉に二人が斬りかかろうとした時、響は動いた

 

ガアァァッ!!

 

雄叫びを上げながらまるで獣のようにフィーネに襲いかかる。その力は今までの響を凌駕していた。しかし、それをフィーネは弾き返す

 

「もはや人に在らず。今や人の形をした破壊衝動」

 

再び響はフィーネに襲いかかる。それに対しフィーネはバリアを張ることで対抗する。バリアは響の一撃を受け砕け、響の攻撃がフィーネにあたる。それと同時に大量の土煙が上がる。土煙が晴れると、頭から腹にかけて裂かれたフィーネがいた

 

「やめろ立花!!」

「それ以上は戻れなくなるぞ!!」

 

翼と奏は響がこれ以上聖遺物の融合を促進させないように叫ぶが、響にその声は届かず。今の響は破壊衝動そのもの

響は今度は二人に襲いかかった

 

「やめろ立花!」

「目を覚ませ!響!」

 

二人は響の攻撃を受ける訳にもいかず、傷をおうばかりだ

 

「ふふっ、どうだ立花 響と刃を交わした感想は」

 

体を裂かれていたはずのフィーネはその傷を治して言った

 

「もはや人の形すら捨て去ったか!」

「一体なんだんだお前は!」

「これが私と一つになったネフシュタンの再生能力だ。面白かろう?」

 

そうしているうちに再びカ・ディンギルから駆動音が聞こえてくる

 

「まさか!?」

「なっ!?」

 

驚きのあまり奏と翼の二人は動きを止める

 

「そう驚くな。カ・ディンギルが兵器だとしてもただの一撃で終わってしまうなら兵器としては欠陥品。必要があれば何発でも撃てるように炉心には不滅の刃デュランダルを選んだのだ。それは尽きることの無い無限の心臓なのだ」

 

カ・ディンギルは月を破壊するまでは止まることは無いという事だ

 

「だが、貴様を倒せばカ・ディンギルを動かす者もいなくなる」

「覚悟しな!」

 

奏と翼はフィーネにアームドギアを向けるが

響がその前に立ちはだかる

 

響が奏と翼の二人に襲いかかる。そんな響の目の前に一つの影が滑り込む。それはフェンリルだった。響の拳がフェンリルの顔面を撃ち抜く、フェンリルは反撃する事なく響を抱きしめた

 

「響、そんな事しちゃいけないよ。響のその手は繋ぐ手なんでしょ?」

 

フェンリルは今まで聞いた事の無いような優しい声で響に問いかける。撃ち抜かれたフルフェイスマスクはボロボロになり罅が入っていく

 

「響の怒りはわかる、でもそれでみんなを傷付けたら傷付くのは響だよ。私だって悲しいな。」

 

そう語っていくフェンリルのフルフェイスマスクが遂に砕けた

 

「だってお姉ちゃんだもの」

 

フェンリルの顔が現れると同時に響の動きが完全に止まる

 

「響、私の可愛い妹。貴方は優しい子でしょ、だから戻って来なさい」

 

響の目からは涙が溢れていた

 

「奏、翼、カ・ディンギルの事頼んで良いかしら」

 

その言葉に奏と翼は顔を見合わせ

 

「聞きたい事は色々あるけど、わかったよ」

「防人の務めを果たしましょう!」

 

そうして二人は駆けていく

 

「たかが二人で何が出来る」

 

フィーネは奏と翼に対して攻撃を仕掛けるがフィーネの攻撃を二人は避けフィーネに肉薄する。そして奏がフィーネに一撃を叩き込む

 

「おりゃァ!!」

「があっ!?」

 

フィーネは吹き飛ばされるが体勢を直ぐに立て直す

しかし翼の短剣がフィーネの影に突き刺さり動きを止める

 

影縫い

 

「体が!?」

 

その隙に二人は

 

「行きましょう奏!」

「ああ!両翼揃ったツヴァイウィングなら!」

 

カ・ディンギルに向かい跳躍する二人のアームドギアには炎が灯る。その様子は空を飛ぶ鳥のようであった

 

双翼ノ炎鳥PROMINENCE∞WINGS

 

羽ばたく炎の翼はカ・ディンギルを打ち砕いた。轟音をたてながらカ・ディンギルは崩れ落ちる

 

「そんな、カ・ディンギルが……」

 

フィーネを縛っていた翼の短剣が消え、フィーネは膝を地面に着く

 

「私のあの御方への想いが…………貴様らァ!!」

 

しかしフィーネはその怒りをまだこの場に残った二人、響とフェンリルに向けた

 

「奏さん…翼さん………」

 

しかし響は二人が消えた事により唖然としてる

そしてフェンリルは

 

「……フゥ、私の出番かしらね」

「え?」

 

抱き締めていた響から手を離しフィーネと対峙する

 

「ま、待って!お姉ちゃんまでい゛か゛な゛い゛て゛!!

 

響は泣き腫らしながらその手を必死にフェンリルに、いや、立花 牙に伸ばす。これ以上居なくなって欲しくない、これ以上一人にしないで欲しいと

その声に牙は応じる事なくフィーネに向かう

しかし牙はフィーネと戦いながら響に声を掛ける

 

「響!立って前を向きなさい!この世界は貴方を待っていてはくれない!いつまでも下を向いて!みんなの想いを無駄にするつもり!」

「だって、もうみんなは……」

 

響は未だに力なく地面を見ている

 

「みんながなんだって!みんなはまだ居るじゃない!だって聞こえるでしょ!が!」

 

そう言った牙の言葉に呼応する様に小さかった歌が大きく響き渡る。リディアンの校歌が戦場に鳴り響く

 

「なんなのだ!この歌は!なんなのだ!貴様らは!」

 

フィーネは目の前の出来事が理解出来ずに叫ぶ

そして

 

「歌が聞こえる……みんなの歌が、まだみんな居るんだ。なら!私は戦う!戦える!」

 

響が立ち上がる

 

「貴様は一体何を支えに立ち上がる!仲間達は消えたのだ!なんなのだこの歌は!この不愉快な歌は!何より!貴様が纏っているのは一体なんなのだ!?」

 

フィーネが叫ぶ、目の前の現実が受け入れられないかのように

そして5つの光が立ち上る

 

シンフォギアァァァァアッッ!!

 

響、奏、翼、クリス、牙、5人の装者がその身にシンフォギアを纏い現れる




遂に牙ちゃんの正体が響にバレやした。百合百合なシーンは戦姫絶唱しないシンフォギアまで待ってくだせぇ。
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