狼姫咆哮シンフォギア〜世界を駆ける神狼〜   作:エドアルド

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ついに無印編~完~!!次は戦姫絶唱しないシンフォギアだ!
ここまでお付き合い頂いて感無量です。G編以降も頑張って行くので引き続き応援お願いします!


欠片は落ち、神狼は歌う

 

リディアンはその姿を無惨なものに変え、もはや原型を留めていなかった。そして崩れ去った黙示録の赤き龍からはフィーネが生き残る事は無かった。

完全聖遺物二つによる攻撃をネフシュタンは耐えきれずそしてネフシュタンを破壊して尽きぬエネルギーはフィーネを襲った。デュランダルにも少なからず負担が掛かっていたようでその刀身には罅が入り砕けた。まぁ、原作だと完全消滅だったからマシか。私にも少々ダメージが入ったがすぐに回復する程度だ

私はデュランダルの欠片の一部を拾い上げながらそう考える。欠片でも聖遺物だ使い道は色々ある。二課の分も残しておくか

 

「……了子さん」

 

響のその目は悲しげだ。まぁ、フィーネはともかく了子さんはな、被害者だし。それにフィーネだったとしても今までの全てが嘘だとは思いたく無いんだろう

 

私は響に近づく

 

「響」

「どうしたのお姉ちゃん…」

 

やっぱり少し無理をしている顔だ。響は隠してるつもりなんだろうけど、今まで離れていたけどわかるもんだな。

 

私は赤い陣を出しそこから物を取り出す。それは金でできた細長い鳥籠であった。中には青い炎が灯っている。Fateのエレシュキガルが持っている物を想像してくれればわかりやすいと思う。私はそれを軽く振ると

 

 

リーン…リーン

 

 

澄んだ音色を響かせる。すると突如として地面を突き破り二つの私の手元の鳥籠を大きくしたものが現れる。

 

「お姉ちゃん、これは?」

「私は完全聖遺物〈冥府の鳥籠〉と呼んでいる。能力は魂の保護それだけ」

 

これは私が見つけた聖遺物の一つだ。能力はホントにシンプルで人の魂を知覚しそれを鳥籠の中に閉じ込める事。これの中に入っている限りその魂は劣化する事なく逆に回復し、現世に留めたままにしておける。

 

「魂の…保護?」

「そう」

 

私は片方の鳥籠を指さす。

 

「こっちの鳥籠には了子さんの魂が」

「了子さんの」

 

そしてもう片方も指さす

 

「こっちにはフィーネのが」

「フィーネの」

 

私は二人の魂を保護した。体は後からオートスコアラーでもホムンクルスでも作ってその中に入れれば良い。本当はF.I.Sからパクってきたイガリマの欠片から作ったファウストローブでも使ってフィーネの魂は消そうと思ってたんだけど。フィーネは長い年月で自身の目的を見失ってしまっただけじゃないかと思う。キャロルのように

 

それに原作では改心してたしチャンスを一度だけあげたいと思う。もちろんお話とかは必要だし念の為に色々と細工はするけど。

あと、イガリマのファウストローブは魂を切り裂く際に必要なエネルギーを周囲から吸い取る。熱エネルギーから運動エネルギー、フォニックゲイン、下手すると装着者の生命エネルギーまでとにかく無差別に吸収するからしっかりとエネルギーを確保できてない状態では使いたくない。一応フォニックゲインを魔力に変えて貯めたりしたがいまいち心配だった。今まで使った事なかったし、欠片からその聖遺物本来の能力得るには絶唱級のエネルギーが必要だからね

 

「魂のままでもお話ぐらいできるわ」

「…ありがとう」

 

これぐらいお易い御用よ。可愛い妹の為だもの」

 

「恥ずかしい事言わないで」

 

おや、少し心の声が漏れていたようだ

そしてみんなが終わったと安心していた時だった

 

「司令!大変です月の欠片が!」

「何!?」

 

月の欠片は目に見えてどんどん地球に近づいていた

 

「数時間のうちに月の欠片が地球に落ちます……」

 

その言葉にその場は静まり返る

そしてそれに対して響が動こうとした時私以外の4人のシンフォギアが解ける。

 

「な!?ギアが」

「どうなってんだ!?」

「これじゃあ月の欠片が!」

「どうして!?」

 

おそらくフォニックゲインが足りなかったんだろう。本来なら五人ではなく三人のみがエクスドライブになったはずだから。エクスドライブを維持できる程のフォニックゲインは既に無いのだろう。私は常にフォニックゲインを生成しているから問題は無いんだけど。

私だけが残ったわけか、なら

 

「仕方がないか……」

 

私は視線を月の欠片に向け。飛び立とうとしたが体に何かが引っ付いてきた。それは響だった

 

「響…」

「イヤだ……行っちゃ嫌だ!!

 

響は私に引っ付いて行かせないようにする

 

「もう…居なくならないで。私を置いてかないでよぉ!!」

 

それは響の心から叫びだ。私はそれに固まる

あぁ、私はこんなにも響を悲しませていたのか。バラルの呪詛がない私だからか響の心が伝わってくる。悲しい、辛いと

 

「せっかくまた会えたのに!!また一緒に昔みたいに過ごせると思ったのに……行かないでよ、お姉ちゃん……」

 

響は少しぐずりながらそう言ってくる。

でも、ここで止まる訳にはいかない。月の欠片が地球に落ちたら響も家族も帰る場所も無くなってしまうかもしれない

私は響を抱き返す

 

「響、私は行かなくちゃ」

「嫌だ…」

「お願い」

「嫌だ!!イヤッイヤ イヤ!!!」

 

響はとうとう大泣きしながら私を抱く手に更に力を込める

でもそれでも

 

「響、お願い。私に響を守らせて。私にお姉ちゃんらしことさせて欲しいな。それに、約束するわ、絶対響の元に帰ってくるから、ね?」

 

そう言うと響は泣きながらも

 

「絶対…グスッ…帰ってくる?」

「うん」

「ヒグッ…帰って来なかったら……グスッ…許さない」

「うん。許さなくて良い」

 

そして響は私から離れる

 

「響、行ってきます」

「…いってらっしゃい。ちゃんと帰ってきてね」

「もちろん」

 

そうして私は笑い。月の欠片まで飛び歌う

 

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl

 

絶唱、それは命を削り大量のフォニックゲインを生み出す歌。まぁ私はフェンリルと融合してるから負荷とかほぼ無いんだけど。そして私の絶唱により生み出されるフォニックゲインは絶唱およそ一億人分、もし地上で歌っていたら再びみんながエクスドライブ出来るぐらいのフォニックゲインは生成できる。だけどカッコつけた手前そんな事はしない。それに響にはあまり負担を掛けたくない。ただの過保護なんだよなぁ……

 

そうこうしている内に月の欠片が眼前まで迫っていた。私は両腕のアームドギアを展開する。それはどんどん巨大化していく。とにかくアームドギアにフォニックゲインを回す。一撃で破壊する様に、地球に被害を出さないように

 

私は両腕のアームドギアを月の欠片に振りかぶる。アームドギアが月の欠片を切り裂く、そして膨大なフォニックゲインが大爆発を起こす。

 

月の欠片は地球に落ちること無く砕かれた




さぁて、しないフォギアを頑張らなきゃね。
それと活動報告の主人公が使う聖遺物のアイディア募集もまだまだ受け付けているので、この期にアイディアをば。もしかしたら君のアイディアが小説に乗るかも。
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