狼姫咆哮シンフォギア〜世界を駆ける神狼〜   作:エドアルド

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自由の為の逃走劇

 

やばいやばいやばいやばい!!

パヴァリアの幹部三人が来た!やはりアダムが関わってるのは確実、アダムが幹部三人を派遣して来るなんてかなりの本気度が伺える

 

「ほんとにこんな所にいるの?」

「局長によればな」

「めんどくさいワケダ」

 

やはり探し物があるのは確実

 

「にして聖遺物の完全な融合症例なんてものがほんとにいるのかしら?」

「局長がとある組織に協力して作り出したと言っていたな」

「局長は秘密主義すぎて怪しいワケダ」

 

……やはり私の事ですか

 

「局長の秘密主義は今に始まったことじゃないでしょ。それよりも実験体の確保をするわよ」

 

そうして三人はこのボロボロの建物の跡地を捜索を始めた。私はとにかく息を殺して隠れるしかなかった。今の私は確かに聖遺物の融合症例になったけど錬金術士三人に勝てるとは思わない。

今はとにかく祈るしか無かった

 

「居たか?」

「影も形もないわ」

「見つからないワケダ」

「既にこの場所から移動したと考える方が自然ね」

「え〜、めんどくさ〜い」

「相手は生きてるんだ、その場でじっとしてる方が難しいワケダ」

 

そうして三人の気配は徐々に遠ざかって行った。それを確認した私は物陰から体を出す。

とりあえず助かったのかな?

ココから離れて隠れなきゃ

 

そう思って居た時突如として目の前に赤い魔法陣が現れそこから錬金術士の一人、プレラーティが現れた。私は突然の出来事に硬直した

そして私を見たプレラーティは笑いながら

 

「見つけたワケダ」

 

その瞬間私は駆け出した

この場で捕まればアダムに良いように使われるのは目に見えていた

 

「ッ!?待つワケダ!!」

 

プレラーティがそんな言葉を掛けるがガン無視してとにかく走る

建物の跡地の周りはどうやら森のようで私はとにかく駆ける。しかし、後ろに感じる気配は遠のくことは無く逆に増えていた

 

「早い逃げ足なワケダ」

「ちょっとプレラーティ、あの子が逃げ出す様な事したんじゃないでしょうね」

「私を見た瞬間に逃げ出したワケダ」

「無駄口をたたかないで早くつかまえるわよ」

 

声すらも聴こえる程の近くに……いやなんか私の耳良くなってない?

そしてこの一大事に私は気づいた私にケモ耳そして尻尾が生えている事に

 

「ファッ!?」

 

私は走りながらパニックに陥った。足を止めなかったのは単に運が良かったのだろう。

聖遺物と融合したのは気付いていたけどまさか肉体の一部が変容していようとは。響のガングニールの結晶見たいな物なのか?そうなると私早死にするんじゃ?私に使われたのは〈フェンリルの牙〉だったな、なら狼?

そんな馬鹿な事を考えて居たせいだろうか後ろからの攻撃に気付かなかった

 

「少し痛い目を見るワケダ!」

 

錬金術の水流が私を襲った

それにより私は吹き飛ばされ木に激突した

 

「あぅっ!?」

 

「プレラーティ!」

「あのまま鬼ごっこを続けるよりはマシなワケダ」

「サンジェルマンが心配するのもわかるけど今更でしょ?」

 

私に近付きながら三人は話をしている

その間私は痛めた体を起こして気を背に立つことしか出来なかった

 

「手荒な真似をして悪かったわ。でも私達は貴方の敵じゃないわ」

「説得力皆無なワケダ」

「それはあんたのせいでしょプレラーティ」

「やるワケダ?」

「へ〜」

 

そんなふうに話しかけて来た三人に対して

 

「ゔゔゔゔゔ」

 

私は威嚇する様に唸るしか出来なかった。確かにこの三人はアダムに騙されているだけなのはわかっている。だけど今ここで捕まったらどんな事になるか分からない。最悪の場合アダムに良いように使い潰されるだけだ

 

「私は貴方を傷付けないわ」

 

わかってる、貴方が自身の正義の為に奪って来た命に対してその全てを記憶し背負って、悪だと世界に言われても自身の理想の為に突き進む、優しい女性だと言うことは。でも私はアダムに良いように使われるのなんて嫌だ!私は自由に生きて、家族の元に響の元に帰るんだ!

 

ガアァァァァァァッッ!!

 

私のその決意に呼応する様に私の口は開きとうてい人のものとは思えない大声を発した。それは音響兵器にも届きうるような爆音であった

 

「グゥッ」

「クソッ」

「イヤァ」

 

もちろんその音を至近距離で聞いた三人は耳を塞ぎその場に膝を着く。

その隙に私は駆ける。とにかく逃げる為に、生き残る為に

 

「ま、待って!」

「耳が……」

「うぅぅ」

 

後ろから声が掛かるが無視して走る、走る、走る

森をとにかく突き進む

そうしているうちに私は体はいつの間にか変じて行く、二本足で走っていたのはいつの間にか四足へと変わり体には毛が大量に生えていた、その姿は狼のものへと変じていた

しかしそれを気にする事なくとにかく走って走って走る

 

サンジェルマン、プレラーティ、カリオストロの三人の気配が無くなっていた事にも気付かず走り続ける

 

そして体力の全てを使い切るまで私は走り続けた。そして止まった瞬間私は気絶するように眠った




原作に行くまでは少々1話ごとの字数がすくなるかもしれませんが頑張るので応援お願いします!
それと活動報告にて主人公がこれから使う聖遺物についてのアイディア募集をしています。ぜひ意見をくださると嬉しいです。詳しくは活動報告を見てください

主人公が正体を響に明かす時は?

  • 無印編、とっとと百合百合してろ
  • G編、ネフィリム君の出番さ、曇らせろ
  • AXZ編、私を追うものはいなくなった
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