狼姫咆哮シンフォギア〜世界を駆ける神狼〜   作:エドアルド

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今回は中々の出来なのでは?と考えている作者です
どうぞお楽しみください


洞窟と錬金術士と

 

ピチョン……ピチョン……ピチョン……ピチョン……ピチョン

 

規則的な音が聞こえて来る。水が滴り落ちる音だ

私はその音を耳にし目を覚ます

 

「……ふぁぁ」

 

目を擦りながら辺りを見渡す。辺りは暗く少々肌寒さを感じる、そしてゴツゴツとした岩が360°にある。どうやら洞窟のようだ

 

「……ここ何処?」

 

つい首を傾げてしまう。自分はサンジェルマン達から逃げる為に走っていたはずなのだ。気付いたら洞窟の中とか予想外にも程がある

 

「とりあえず安全確認」

 

私は耳を澄ます。もはや自分がケモ耳な事は許容した、てか許容してないとやってられない。

しばらく耳を澄ますが大型の生物が発するような音は聞こえない。とりあえず安全と捉えていいだろう。

 

次に目視による確認、目を覚ましてから少し経って目が暗闇に慣れてきておりさっきよりも周りが良く見える。辺りは鍾乳石に囲まれており洞窟とは思えないほどに整備されていた。

……人が来るのか?今の所怪しい音は聞こえないが

そして遠くにだが光が見えるおそらく出口だろうか

 

私はとりあえず光の方に向かった、ここでじっとするよりは良いだろうから。出口が近付いてくるとその先から鳥の鳴き声や木が風で揺れる音などが響いてくる

そして出口を通ると私に太陽の光が差し込んでくる

 

「……眩しい」

 

辺りはどうやら森のようだ。私は普通の光景に安堵する。これで出口から先はパヴァリアの建物でしたとか笑えない

 

私は洞窟に戻ることにした下手に外に居るよりはマシだろうと振り返るとそこには壁しかなく洞窟の入口などなかった

 

「へっ?」

 

私は驚きのあまり固まる。確かに洞窟の中から出てきたはずなのにその入口がないのだ。焦りながら私は壁へ近付き手を壁につける。すると腕は壁を通り抜けた

 

「うわっ!?」

 

急いで手を引く、しかし手はなんともなくちゃんと自分の腕についていた。再び恐る恐る壁に手をつけると通り抜ける。私はそのまま足を進めると再び洞窟の中だった

 

これはおそらく何かしらの幻影で入口を隠しているのだろうか。ならば確実にこの先には何かがあるのは確実だろう。確実に人為的な物だ、しかしこの洞窟は隠れるのにはもってこいだ。勇気をだして洞窟の奥へと進む

やはり洞窟はどうやら手を加えられているらしく裸足の自分でも歩きやすい。なお、裸足でも問題ないのは融合症例になったからだろう。薄々感じているが肉体は完全に人を逸脱している

 

そうして歩いていくと目の前にどこか近未来的な扉が現れた。その扉に近付くと扉が勝手に開く。扉の先は遺跡を思わせるような通路でありながら金属質な通路であった。

 

「……大丈夫、大丈夫」

 

ここまで来てもなんの音沙汰も無いのだ、大丈夫だろう、たぶん、きっと、おそらく、メイビー

意を決して通路を進む

しばらく歩いていくと再び扉が現れる。こちらも近付けば自動的に扉が開いていく。

しかし先程とは違いどうやら部屋になっているようだ。ソファーやイス、テーブル、本棚などが置かれている。しかも中々に生活感溢れる部屋だった。

そうしてキョロキョロと部屋を見回していると自分とは反対方向の扉が開き一人の老人が出てきた

 

「おやおや、可愛らしいお客さんのようじゃ」

 

その老人は優しい笑みを浮かべた真っ白な髭をたくわえた人だった。

そしてそんな老人に驚いた私は近くのソファの後ろに隠れ唸る

 

「ゔゔゔゔゔ」

 

私のそんな様子に老人は動じずに

 

「ホットミルクでも飲むかね?」

 

と言ってきてキッチンと思われる場所から牛乳を取り出し鍋で牛乳を暖め始めた。その姿に私は毒気を抜かれる。しかし警戒は続ける

 

「ホッホッホッ、そんなに警戒せんでも取って食いはせんぞ?幼子がそんな顔するでない。笑っているのが一番じゃ」

 

またもやこちらが警戒しているのがバカに思えてくるような事を優しい口調で言ってくる。そしてこの時私は違和感を感じた。今私と老人は普通に話しているが私は日本人、老人は白色人種の外国人、言葉が通じるはずが無い。

私は混乱する。この老人が日本語を喋れる可能性もあるが、私自身は日本人である事を伝えていない。

何故?と言う疑問が頭の中で増える。そして、この時一つの可能性を考えついた。

 

それは私にバラルの呪詛が無くなっているのでは?と言う可能性だ。有り得なくは無い、私の体に現在融合しているのは聖遺物〈ケイオスタイド〉と聖遺物〈フェンリルの牙〉である。ケイオスタイドは触れた生物を改造する、その影響でバラルの呪詛を弾いた、もしくは既にこの肉体がアヌンナキが作った人間、ルル・アメルを逸脱したのだろう。そしてフェンリルをかつて縛る事ができたのは〈グレイプニル〉と呼ばれる鎖のみ、それを信じた人々による哲学兵装化による「フェンリルを縛れるのはグレイプニルのみ」と言う思いがフェンリルについた事による、一種の呪縛であるバラルの呪詛から解き放たれた可能性。

の2つが考えられる。

つまり今私はバラルの呪詛の影響をつけておらず統一言語による人と繋がり会えると言う特性を発揮しているのだろう

 

そんな事を考えていると老人がマグカップを私に差し出して来た

 

「そんな姿じゃあ外は寒かっただろう?飲んで暖まるといい」

 

私はその言葉を聞きどうするか迷ったが老人の手からひったくるようにマグカップを取り。ホットミルクを啜る

最悪毒などが入っててもケイオスタイドがなんとかしてくれるだろ、と考えながら飲む

 

そうすると老人は向かい側にあるソファに座りながらティーポットを使って飲み物を注ぐそして一口飲む

 

「ふぅ……さてと、自己紹介の一つでもせんとな」

 

そう言って老人は喋りだした

 

「ワシの名前はアスベル・フォン・アルマイダ。しがない錬金術士じゃよ」

 

そう老人は名乗った

 




この主人公まともに喋ってねぇな。次からは喋るけどね

主人公が正体を響に明かす時は?

  • 無印編、とっとと百合百合してろ
  • G編、ネフィリム君の出番さ、曇らせろ
  • AXZ編、私を追うものはいなくなった
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