モチベが急降下してるんだ
私達シンフォギア装者は町外れの廃病院に来ていた
『いいか!今夜中に終わらせるつもりで行くぞ!』
『こんな夜間の出動すみません。明日も皆さんそれぞれ予定があると言うのに』
通信機から弦十郎と小川の声が聞こえてくる
「気にしないでください。これも私達防人の務めです」
「こんな町のすぐ近くに居たなんて…」
『その病院はずっと昔に閉鎖された病院なんですが2ヶ月前から少しずつ物資が搬入されてるみたいなんです。ただ現段階ではこれ以上の情報は……』
そこに関しては問題ない
『リベルタスの方ではその場所から上手く隠蔽されているがアウフヴァヘン波形がキャッチできた。もっとも何の聖遺物かわかるほどはっきりとはしていないがな』
こっちは聖遺物を制限無く研究できるし様々な分野の人達がいるからね二課より聖遺物関連は上を行ってる
「ほぼ分かりきった様なもんだが尻尾を出さないなら引きずり出せば良いって事だな」
クリスの言葉を合図に響、クリス、翼、奏の四人が廃病院に入っていった。私とセレナは外で万が一に備えて待機だ。大人数で廃病院に入っても動きは制限される場所だからな。少人数の方がやりやすいだろうし
三人称side
響達は廃病院に突入していた。そして響達が道を進んでいるとノイズが現れる
「当たりだな」
「お出迎えと言ったところか」
「やるぞ立花、雪音、奏」
「「「了解」」」
各装者がシンフォギアを纏ってノイズを相手にする
「ここは外ほど広くはない!雪音を先頭に進むぞ!」
「了解!援護する」
クリスは四人の中でもっとも広範囲への攻撃能力が高い為限られた空間の中ではもっとも素早くノイズ達の殲滅ができる人物だった。そして他の三人がクリスを援護する形でノイズ達を倒して行くが
しばらくすると攻撃してもノイズが砕けなくなった
「どういう事だ!?」
「どうして手間取るんだ!?」
「ギアが重い!」
「ギアの出力が落ちているのか!」
なぜがノイズに対して手間取っていた
『どういう事だ!』
『装者達のギアの出力落ちています!』
『いきなりどうして!』
その時リベルタスから通信が入る
『ギアから送られる情報から装者周辺に薬物の反応がある!』
その声に反応したのは了子とフィーネだった
『『Anti_LiNKER!!』』
「一体なんだよそりゃ!」
『おそらく貴方達の周りに散布されてるのはAnti_LiNKER、LiNKERとは逆で適合係数を引き下げる薬よ!』
『それかつてF.I.Sで装者による反逆を防ぐ為に使われていた薬だ!』
Anti_LiNKERそれはシンフォギアという力を手に入れた事で反逆されてはたまらないとF.I.Sにより作り出された適合係数を落とす薬だった
『Anti_LiNKERが無い場所まで一旦後退しなさい!じゃないとバックファイアでまともに戦え無くなるわ!』
適合係数の低下は装者に対するバックファイアの増大という形で現れる事になる。もしこの状態で大技なぞ使おうとするなら相応のバックファイアを覚悟しなければならない
「クソっ!」
「ここまで来たってのに」
装者達が一旦後退しようとした瞬間通路の奥から響に対して何が襲いかかって来た
「おりゃァ!!」
「はぁっ!!」
それに対して響と翼が迎撃するが
「アームドギアで迎撃したのになぜ炭素と砕けない!?」
「まさか、ノイズじゃない!」
「じゃああの化け物はなんだって言うんだ!?」
そこにリベルタスからの通信が入る
『そいつがネフィリムだ!サイズ的にまだ力は弱いが聖遺物を喰らえば成長する!ギアを食われないように注意しろ!』
その通信とともに装者達に緊張が走る
「アイツがネフィリム!」
「起動してたのか!」
「しかも暴走してるわけでも無さそうだ」
そんな時拍手が突如として通路に響いた。そして現れたのは
「えっ!?」
「「ウェル博士!!」」
行方不明になっていたウェル博士だった。そしてネフィリムはウェル博士の近くにあった籠に入った
「意外と聡いじゃないですか」
「やっぱりグルだったのか」
「じゃあ護送の時のあれも偽装」
「あれは簡単な事であの時既にアタッシュケースにソロモンの杖は無く私の懐に隠し持ち自作自演をしたのですよ」
ウェル博士はリベルタスが予想した通り武装組織フィーネと繋がっていたようだ。ウェル博士はノイズをソロモンの杖で呼び出す
「そしてこの杖の所有者は自分こそが相応しい!そう思いませんか?」
「思うかよ!!」
ウェル博士の言葉にクリスは怒る。そして小型のミサイルを放とうとする
『辞めなさい!Anti_LiNKERが作用している状況で技なんて使ったら戦えなくなるわよ!』
しかしクリスは放ってしまった
「ぐあぁぁぁぁぁあ!?」
クリスは体に走る痛みに叫び声をあげる
『シンフォギアのバックファイアが装者を蝕んでいます!?』
通信の向こう側でもかなりひっ迫している
そしてミサイルの攻撃によりウェル博士は外に出る事となり装者達も外へ出た
「ネフィリムが入ったケージが!」
響が指し示す方向を見ると飛行型のノイズがゲージを運んでいた
『このままだと洋上に出るぞ!』
「立花はウェル博士の確保を!奏行くわよ!」
「ああ!」
翼と奏はネフィリムが入ったケージを追いかけ海へと飛ぶ
『そのまま飛べ!仮設本部急速浮上!!』
しかし海から二課仮設本部の潜水艦が現れ足場となる。二人は仮設本部を足場として跳躍しノイズを砕く。そしてネフィリムを回収しようとするが上空から二人を弾く者がいた
「ぐうっ!?」
「があっ!?」
それはガングニールを纏ったマリアだった
「時間通りですよ、フィーネ」
「「なっ!?」」
その言葉に驚く二人。しかし無理も無いだろうフィーネが生きているのだから
「あれは再誕したフィーネですよ」
ウェル博士が得意げに語るが二人はこいつらマジかという顔で固まる事となった