( -`ω-)bアイルビーバック
フェンリルside
私とセレナは今走っていた。病院に突入した四人が武装組織フィーネの装者達により襲撃を受けそれの応援に向かっているところだった
「ッ!?」
「えっ、ちょ」
走っている私は悪寒を感じ隣に居たセレナの服を掴むと後ろに跳んだ。
そしてその後すぐに私達が先程までいた場所に何かが突っ込んで来て土煙をあげた。土煙が晴れた時にいたのは武装組織フィーネ側の装者の一人、銀の装者であった
「ここから先にはいかせない」
そう言って私達の前に立ちはだかった。
私達はシンフォギアを纏い戦闘態勢に入る。そして私はすぐに封印を全て解除する
「どいてもらう。セレナは援護を」
「はい!」
先に仕掛けたのは私からだ。右手を振りかぶり殴りつけるが相手の腕に受け止められる。そのまま格闘戦に移行するがどれもこれも受け止められる。
逆に相手側の攻撃を私は受け止める。やはりパワーはほぼ互角と言っても良い。私は少し距離をとりアームドギアを展開する。その間の隙はセレナの盾がカバーする
私がアームドギアを展開すると銀の装者もその手に大剣を握っていた。その大剣は禍々しい気配を放っていた。だがどうやらあれもアームドギアのようだ
私と銀の装者はそれぞれアームドギアをぶつけ合う。そのたびに武器同士がぶつかり合う音が響き火花が散りぶつかり合いの余波で風が吹き荒れる。どちらも決定打のないまま打ち合っていた
しかし突然銀の装者が距離をとり掌をこちらに向けて来た。私は何かの攻撃かと身構えるが特に何も無い
と思った瞬間私の体にほんとに軽く何かが当たった感触があったと同時に銀の装者が手を振りあげた
その瞬間私は宙に浮いていた。そして銀の装者が腕を振り下ろすと私は地面に叩き付けられた
「ガッ!?」
「牙さん!?」
そして再び銀の装者が腕を振るうと引っ張られる感覚と共に私が宙に浮かび、銀の装者が腕を振るうと今度は廃病院の壁に激突した
「グアァッ!?」
銀の装者が腕を振るう度に私は宙を飛び体を地面や壁に激突させた。そして銀の装者がひときわ腕を振るうと共に私は地面をリバウンドしながら吹き飛ばされた
「グウゥッ」
幸い傷はそこまで多くは無いが振り回されたせいか足がおぼつかない。しかし私の事情を待ってくれるほど相手は優しくは無い。
銀の装者は私に目掛けて大剣を構え飛んでくる。文字通り空中を飛んでやってくる。背中の羽はやはり飾りでは無かったようだ
私は何とか両腕をクロスして大剣を防ぐ。腕のプロテクターが一瞬でひび割れたが、銀の装者に盾が突撃し吹き飛ばす。セレナの盾だ
私はその隙に体勢を立て直す。それと同時に相手が再び掌を向けてくる。それと同時に私は姿勢を崩す。そして虚空に手を伸ばし掴む。すると私の手にはワイヤーが握られていた。
暗闇で見えずらかったがシンフォギアのプロテクターにこれを打ち込み私を振り回していたようだ。先程振り回されている時に気付いたが私が叩きつけられる場所は決まって銀の装者から一定距離であったし、必ず私の体のとある部位から必ず引っ張られる感覚がしていた。それに手を振るうという予備動作が必要という事。これらの事から私は何かしらの物によって私を振り回していると考えていたのだが的中したようだ
「よくもやってくれたな。おかえしだ!」
私はワイヤーを思いっきり掴み振り上げる。すると銀の装者の体が宙に浮かぶ。そして私は振り下げようとしたが銀の装者が地面に落ちる事は無かった。飛んでいたのだ
そこからは私と銀の装者の綱引きが始まった私はワイヤーを握りしめ腰のブースターも吹かして地に叩きつけようとするが相手はキィィィィンというおそらく羽が発する音を出しながら抗う。しかし、一つ忘れていないだろうか。この戦いは二対一だと言う事に
「やぁっ!!」
セレナの掛け声と共に盾が銀の装者に激突し銀の装者の体を大きく揺らす。それと同時に私は更に力を込める
「落ちろおぉぉぉぉぉ!!」
背負い投げの要領でワイヤーを振り抜き私は銀の装者を叩きつける。大きな土煙を上げながら銀の装者は地面に叩き付けられた。しかし、すぐに土煙が吹き飛ばされその姿を表した
「やっぱりこの程度じゃ……」
私がそう呟いた時、銀の装者の手に盾が握られていた。見た事のある盾が。しかし、その盾は黒く染まっていた。その盾はセレナのアームドギアだったはずだ
「セレナ!?」
「…あれは私のアームドギアです。だけど私の操作を受け付けません」
それはつまり
「ギアが奪われました」
セレナのギアが簒奪された。それだけで衝撃は大きかった。幸いな事にセレナの盾は一つじゃないため奪われてもセレナには問題無かったが
「…めんどくさい事に」
まさかアームドギアを奪うなんて。一体何の聖遺物を使っているんだ。
そうこうしている内に相手も体勢を立て直したようだ
私は早めに決着をつけようと口に炎をためる。それと同時に相手のフルフェイスのマスクが割れ口が現れ炎を口にため始めた。ほんとに何の聖遺物だよ
私の炎と相手の炎がぶつかるのは同時だった
【我流・獄炎火砲】
【FLAME︎ ︎ ︎BREEZE】
ぶつかりあった二つの炎は巨大な爆発を引き起こした。それに構わず私は炎に突っ込む。しかし、相手も考えていた事は同じようで爆煙の中で私達は相対する
私は爪を相手は大剣を大きく振りかぶる
【我流・神狼ノ大爪撃】
【DESTINY︎ ︎ ︎ ︎DESTRUCTION】
その一撃同士はあたり一体を吹き飛ばす程のエネルギーを撒き散らす事になった。そしてぶつかり合いはほんの一瞬、結果は引き分けとなった。
しかし、その一撃の後に銀の装者は姿を消しており勝負は引き分け試合には負けた、と言った結果になった