狼姫咆哮シンフォギア〜世界を駆ける神狼〜   作:エドアルド

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我が姉がコロナに掛かったぜ!コロナ移らないといいな


武装組織フィーネの目的

 

二課仮設本部指令室

 

「今回は武装組織フィーネその目的について話す」

 

そうきり出したのは弦十郎だった。その場には二課の職員はもちろん二課の装者に牙、そして調と切歌の二人もいた

 

「牙くん経由にて知らされた武装組織フィーネその目的は月の落下による失われる命を救う事」

 

その言葉に事情を知る人達以外が驚愕を示す

 

「なっ!?月の公転軌道は各国が調べ落下の危険が無いと!」

 

翼がそう言い放つ

 

「しかし、その公転軌道の計算は米国、つまりはアメリカからの観測データを元に算出されている物」

 

アメリカは世界一宇宙に対して知識があると言っても過言では無い。それは各国が知るとある機関からも伺えるだろう。それ故に各国はアメリカを信頼しそのデータを元に計測を行った。それがもっとも正確に月の公転軌道を知れると信じて

 

「それじゃあまさか……」

 

そして牙の発言に一同は気づく

 

「アメリカは誤情報を各国に流した……」

「そんな馬鹿な真似を何故!」

 

月の落下等という未曾有の大災害本来であれば人類が手を取り合い着手すべき事

 

「アメリカは一部の人間のみを生き残らせその他の人間を見捨てる事を良しとした」

「月の落下なんて対処出来る筈がないと諦めたのデス」

 

切歌と調の言葉に一同は苦虫を噛み潰したよう顔をする

 

「クソ野郎が!」

 

クリスが暴言を吐くのも仕方が無いだろう

 

「そこでF.I.Sの一部が米国を離反。そうして月の落下から人類を救う為動き出した。それが武装組織フィーネの全容」

 

牙がそう締め括る

 

「なるほどな。私の名前を使ったのはおそらくウェル博士を仲間にしたいが故か。アイツは研究者の中でも有能だったからな」

 

そう言ったのはフィーネだった。まぁ、それも有るだろうが、ウェル博士に関しては英雄になれますよ的なことを言えばホイホイ着いてきそうである

 

「フィーネ!?どうしてここに!」

「死んだんじゃなかったんデスか!?」

 

フィーネの存在に調と切歌は驚く

 

「確かに一度肉体は滅びた。しかし、どっかの馬鹿が新たな肉体を私によこしたのだ。」

「じゃあマリアは……」

「フィーネでは無い」

 

その言葉に切歌と調は破顔する

 

「良かった…デス」

「マリアはマリアのままで居られる」

「安心するといい。例え死んでも私は二度と他者の魂を塗り潰すことはせん」

 

フィーネは牙により自分の愚かさを気付かされたもうこれ以上罪を重ねる事はフィーネの望みでは無いのだ

 

「てかよ、マリア達が離反してあんな事をしたのは何か手立てがあるからだよな?」

 

そんな疑問を言ったのは奏だった

 

「おそらくフロンティア、日本では鳥之石楠船神と呼ばれている。かつてカストディアンであるアヌンナキ達が作った星間飛行用の船。簡単に言えば宇宙船だ。それであれば月の公転軌道を司る月遺跡の再起動も出来るだろう。私としてはあの程度で月遺跡が停止するとは驚きだったがそれも整備する物すら居なく時がたってしまったからだろうな」

 

そう言ったフィーネの顔はどこか暗かった

 

「元々ネフィリムもシェンショウジンも月を破壊した後混乱する人々を統括しフロンティアを新天地とする為だったからな」

 

今明らかになるフィーネの所業に一同は微妙な顔になる

 

「ネフィリムはフロンティアを起動させる鍵。シェンショウジンはフロンティアの封印を解く鍵だ。ソロモンの杖に限ってはただの戦力だろうな」

 

フィーネは自分の予想を次々と述べていくそれは全て的をいていた

 

「だがおそらくフロンティアの起動は出来ないだろうな」

「それは本当かフィーネ?」

 

フィーネの言葉に弦十郎が言葉を掛ける

 

「あぁ、F.I.Sは聖遺物を機械的に制御する術を研究していた。しかし、今のレベルでは歌を介す方法に比べて出力等も落ちている。今のままではシェンショウジンで封印を解く事は出来ないだろう」

「それじゃあどうすれば」

 

フィーネの言葉に一同は悩む。牙以外は

 

「そこは私にお任せを。機械的に無理なら歌を使えば良い」

「立花 牙それはわかるがシェンショウジンを起動できる人間が」

 

牙の言葉にフィーネが反論するように言う

 

「いや、既にシェンショウジンを纏える人物はわかっている」

「本当か!牙くん!」

「あぁ、それは」

 

そう言って牙が向いたのは何故か流れで着いてきていた未来だった

 

「えっ?私ですか!?」

「そう未来ちゃんだ」

「未来が装者に……」

 

もちろん一同は驚く。こんな身近に装者になり得る人物達が居たのだから

 

「いや、驚く事でも無いのか。元々リディアンはシンフォギアに適合出来る人物を探す為に始まったのだからな」

 

リディアンは元々シンフォギアに必要な歌という重要な要素を持つ人々を集めてその中に装者が居たらラッキー程度の期待も込められていたのだ。もちろん二課の偽装等の目的はあるが

 

「でもなんでわかったの牙ちゃん?」

 

櫻井 了子の疑問ももっともだろう

 

「マリア達が使ってたステルスあるでしょ?あれは機械的に制御されたシェンショウジンの物なの。私達リベルタスでは隠密行動をする際に聖遺物〈ハデスの隠れ兜〉を使っているのだけどもちろんその研究をしてる。その過程で高性能のレーダーとかも作れたの。シェンショウジン程度のステルスなら見破れる程度のね。シェンショウジンはステルスもできるけど本来は違う物だから探知出来たんだけどね。最初から隠す目的で作られた聖遺物なんかを使われたら気づけないけど。まぁ、そういう事で見破ったステルスからシェンショウジンのものだと特定更にそこから色々と調べた結果、未来ちゃんが使えるとわかったの」

 

これは事実ではあるが実際は牙の原作知識である

 

「それにね。シェンショウジンの装者は絶対に必要なのフロンティア関係無くね」

「何で?」

「必要なのは響の為よ」

「私の?」

 

牙の言葉に響は首を傾ける

 

「……そういう事か」

「確かに仮定が正しければ…」

 

納得しているのは了子とフィーネだけのようだ

 

「そこだけ理解してんな!あたしらにわかるように言ってくれ」

「ごめん。分かりやすく言うとこのままじゃ響は死ぬ事になる」

 

その言葉に一同は驚き固まる

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