狼姫咆哮シンフォギア〜世界を駆ける神狼〜   作:エドアルド

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お久しぶりです。作者です。
学校入学も終わり引越しも終わってアニマックスカフェでシンフォギアを堪能して気力回復したので久々の投稿です


災禍の鎧ーTHE DISASTERー

 

THE DISASTERと化したリゼはその矛先をウェル博士の敵である装者達に向ける。

 

「ガァァァァァァァッッ!!」

 

大きな咆哮と共にリゼは装者達に突撃して行く。

 

「非戦闘員は急いで退避!!」

 

突撃してくるリゼに反応して牙は急いで指示を出す。その顔には焦りがあった。

この場には戦闘をする事を前提に来てはいなかった。武装組織フィーネとの交渉と響のガングニールの消滅の為に来たのだから。

その為この場に非戦闘員も多数おり下手すれば死人がでる。それほどに完全聖遺物は脅威なのだ。

 

「ハアッ!!」

「グアッ!?」

 

その時掛け声と共にTHE DISASTERを殴りつける影があった。

 

「おじ様!?」

 

THE DISASTERを殴りつけたのは2課の司令である風鳴弦十郎であった。

本来ならこの人が戦闘の場に出てくる事は無い。

 

「ノイズでないのなら俺の攻撃も通るてっもんだ!」

 

風鳴弦十郎、別名OTONAや歩く憲法違反と呼ばれている。ノイズには対抗出来ないがそれ以外なら彼はその力を遺憾なく発揮する。

がそこは完全聖遺物、直ぐに体勢を立て直す。しかし、その一瞬で十分であった。

装者達がシンフォギアを纏い、京香に雫、牙が攻撃を仕掛ける。

しかしそこでTHE DISASTERの前にノイズ達が現れる。

 

「全員皆殺しだァ!!」

 

ノイズを放った下手人はウェル博士。そしてウェル博士は更にネフィリムを差し向ける。

 

「シンフォギア装者はネフィリムとTHE DISASTERで!そこの筋肉野郎はノイズで!僕の英雄道を阻む者は全員殺してやる!」

 

しかし、ここでもまた乱入者が現れる。

 

「ゼェィ!!」

「グオッ!?」

 

ネフィリムの前に現れネフィリムを吹き飛ばしたのは。あまりの出来事に牙は声をあげる。

 

「何やってんの!響!」

 

生身の響だった。そう生身の響だ、シンフォギアを纏わずに戦場にやって来た。

 

「……ノイズじゃないなら私も戦える」

 

そう言って吹き飛ばしたネフィリムに向けて構えを取る。

響の言葉に牙は直ぐに下がれと言いたかったが、ネフィリムを吹き飛ばしている。戦力としては申し分無い。

 

(というか、響てもしかしてOTONAやNINJAと同類?BUZYUTUKAなの!?)

 

色々とめんどくさい状況にはなっているが敵は待ってはくれない。

 

「絶対に無事で戻る事!怪我なんてお姉ちゃん許さないから!」

「うん」

 

牙は不承不承ながら響の参戦を許可した。同時にスコルとハティをそれぞれ響と弦十郎の護衛に出す。

 

「装者はノイズの相手と響と弦十郎のフォロー!!私と京香、雫はTHE DISASTERの相手!行くぞ!!」

『了解!』

 

牙の指示の元戦端が開かれた。

その戦いを一言で言い表すなら凄まじいとしか言い様が無いだろう。特にTHE DISASTERは完全聖遺物しかもパンドラの箱による強化とリゼの狂化によりその力を増していた。

何より、THE DISASTERが取り出した赤い一本の槍。

 

「完全聖遺物破槍ロンギヌス!!」

 

リゼが所持していたと予測されていた完全聖遺物。その特徴はエネルギーの奪取。ロンギヌスが突き刺さった地面は瞬く間に砂へと変わる。その刃が触れればミイラになるだろう。最悪の場合、塵と化す。

 

そんな強大なTHE DISASTERと対等に戦えているのは同じ完全聖遺物であるフェンリルはもちろん人と融合する事で真価を発揮する鬼の角の存在が大きいだろう。力はTHE DISASTERに軍配が上がるが数なら牙達の方が上だ。

 

『聞こえていますか?』

 

牙に突然通信が入る。

 

「その声はナスターシャ教授ですか」

『ええ、2課の通信機をお借りしています』

 

牙に通信を入れたのはナスターシャ教授だった。

 

『今のリゼは繊細さを欠いています。たとえ狂化しリゼの意識が途絶えようともTHE DISASTERはとてつもなく合理的に戦いを運びます。狂っているとは思えない程に。それに本来ならTHE DISASTERは多才です。短距離転移や飛行、心意と呼んでいるフォニックゲインの操作技術など』

 

牙はその言葉を聞きそれは本当なのかと思う。何故なら今のリゼ、THE DISASTERはまさに暴走と呼ばれるような我武者羅に全力で暴れている。

 

「今の事態は想定外だと?」

『おそらくは、パンドラの箱のせいでしょう』

「そこに付け入る隙があると?」

『えぇ』

 

力自体は上昇したが本来のTHE DISASTERの多才さが失われたことにより弱体化もしているという事実に牙は薄ら寒いものを覚えた。だがそれも一瞬、次には作戦を考えていた。

 

(力をただ我武者羅にふるっているだけなら!)

 

そう考えた牙は四人によるヒット&アウェイ戦法に出た。四人の内一人を囮としそれ以外がその隙に攻撃を加える方法だ。今のTHE DISASTERはただ暴れるだけで多方向に対処が出来ていなかった。

だがそれでも倒す事には至らない

 

「硬い!」

「浅い切り傷しかつかぬのう」

「蒼炎もダメですね」

 

戦況は拮抗、ノイズは倒される度に補充されTHE DISASTERは硬すぎて攻撃が通らない。唯一押しているの響だけであった。

 

そんな戦況に変化をもたらした……いや最悪をもたらしたのはウェル博士だった。

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