モチベが無いのもそうなのだが就職活動中で中々時間が無い。でも頑張って書いていきます!
「ぐっ!!」
「っ!!」
「あぐっ!?」
「「きゃあっ!?」」
空を縦横無尽に飛び回るTHE DISASTERは空中という高所のアドバンテージに加え翼による加速と多彩化していく攻撃で牙達を苦しめていた。
「このっ!!」
牙は何とかTHE DISASTERを地面に引きづり下ろそうとグレイプニルによるデュオレリックの鎖で拘束しようとするとその速さと機動力は凄まじく捕まる様子が見られない。
「早い!」
「ああもう!!」
他の装者たちも攻撃したり捉えようと奮闘するが中々当たらない。水を得た魚もしくは鬼に金棒とでも言うべきか、それ程に飛びだしたTHE DISASTERは厄介だった。
そしてここで更なる苦難が訪れる。
甲高い警報の音が装者たちの耳に届いた。それと同時に風鳴弦十郎から通信が入る。
『聞こえるかお前たち!』
「弦十郎!?」
『ウェル博士は確保した!だが最後の足掻きを許してしまった!今の警報はそのせいだ!ネフィリムがフロンティアを食べて成長している!』
「はあっ!?」
その通信に牙は声を荒らげる。その言葉の通りならそのままネフィリムはフロンティアを食い尽くして手をつけられない程に成長しそのうち原作のように爆発する可能性が高い。それにまだ月に軌道修正完了の報告が入って来ていない、このままフロンティアが食われれば月遺跡に行ければ月の軌道修正が出来るとはいえ大幅の遅れが出る。最悪は間に合わずに月が落ちてくる可能性も出てくる。さらにいえばフロンティア内部にはまだナスターシャ教授やリベルタスの部隊もいる。
「マムは!?マムは無事なの!?」
『ええ、こちらは問題ありません』
「良かった……」
「安心デス」
どうやらナスターシャ教授たちは無事のようだ。
『こちらはコントロールルームから脱出し別の区画に移動しそこを切り離しました。とりあえずは問題無いでしょう。ですがこのままいけばネフィリムにフロンティアを完全に取り込まれ月遺跡の再起動は不可能になります』
「……ちっ!次から次へと問題事が起きる」
『マスター、現在の捕食速度からしてタイムリミットはおおよそ10分です』
あまりの問題の多さに牙は辟易とする。だが同時にナスターシャ教授に着いていたオルトリンデからの通信で明確な時間を知るとそこからの牙の行動は早かった。
「キャロル、外のノイズ達は?」
『既に殲滅済みだ』
「なら奏と翼、セレナをフロンティアに。それと予定を早めて月遺跡起動に必要なフォニックゲインの為に歌って欲しい」
『了解した』
まず最も必要なのが月遺跡の起動。それが無くては月が地球へと落下する。故にウェル博士捕縛とフロンティア奪還、THE DISASTERことリゼ・アルジェネロの鎮静化を達成した後であったはずの予定を早める。
「私たちはこのままリゼと戦闘しながらフロンティア外縁にまで後退!他の装者と共に改めてリゼを止める」
「了解!」
「ええ!」
「うん!」
「デース!」
次にこのままではネフィリムの捕食活動に巻き込まれる為なるべくフロンティアから離れる必要がある。特に全身が聖遺物である牙とリゼは極上の餌だろう。真っ先にネフィリムから狙われ作戦に支障が出ることは容易に想像出来る。
「まったく、上手くいかないわね」
********
場所は変わり旗艦ヴィマーナの甲板には先程歌ったソネットの代わりにキャロルとオートスコアラーが立っていた。
「全く、人使いが荒いな牙は」
「とか言ってまんざらでもないんでしょう、マスタァ?」
「黙れ!ガリィ!」
「マスターは牙と居ると楽しそうだぞ!」
「ミカ!?貴様もか!?」
「ふふ、ガリィ、ミカそこまでにしなさい」
「派手に不敬だ」
「ちっ、まあ良い。準備は良いか?」
「ええ、もちろん」
「準備はバッチリだぞ!」
「こちらも問題はありません」
「派手に行ける」
キャロルはオートスコアラーたちと軽口をたたきあいながらも【レガラーレ】を手に持って合図を待っていた。
『こちらナスターシャです。月遺跡へのパスを繋ぐ事に成功しました。これで何時でも作戦は可能です』
その通信に待てましたとばかりにキャロルは歌い始める。それに合わせオートスコアラーたちはそれぞの手に持った楽器を演奏する。
その瞬間、莫大な量のフォニックゲイン放出される。その量およそ80億人の絶唱に匹敵していた。本来ならば70億という規格外のキャロルのフォニックゲインは【レガラーレ】とオートスコアラーによる演奏の補助でより増幅され本来を遥かに上回るフォニックゲインを放出したのだ。
『月遺跡の起動を確認しました。これから月の軌道修正を開始します』
そしてそのフォニックゲインはナスターシャ教授やワルキューレがいるフロンティアから切り離された区画を経由し月遺跡へ到達強制的に月遺跡を再起動させた。
だが80億ものフォニックゲインはたった
『装者たちへの大量のフォニックゲインへの流入を確認!シンフォギアのシステムロックが次々外れていきます!』
『エクスドライブモードか!』
二課ではシンフォギアのエクスドライブモードの発動を確認し。
『グングニルへのフォニックゲイン流入確認!』
『全システムオールグリーン!』
『起動率100%!全機能フルオープン!全力戦闘が可能です!』
『それどころかシンフォギアと同じくエクスドライブモードが起動!』
膨大なエネルギーが無ければ全力を振るえないグングニルを完全に起動するどころかエクスドライブモードすらも発動させていた。
「凄いですねマスター、奇跡のバーゲンセールですよ」
「ふん、奇跡だと?ふざけるのも大概にしろよガリィ!俺は奇跡の殺戮者だ!!この程度必然だと知れ!」
「それでこそマスター」
「カッコイイんだぞ!」
「派手に素晴らしい」
そう、
「牙とシンフォギア装者ども、反撃の時間だ。ここまでお膳立てしてやったんだ、せいぜいしくじるなよ」
ここからが正念場。世界救済は目前だ。