機動武闘伝Mガンダム~帰ってきた堕天使ファイター 作:アグニカファンクラブ
ルーデウス・カイエルにとってアグニカ・カイエルという男は父親としては尊敬できない。何故ならアグニカ・カイエルは全く、我が子に構ってあげる程暇では無かったからだ。ルーデウスが本来生まれた時代は厄災戦の真っ只中であり、人が直ぐにモビルアーマーに駆逐されていく地獄の年代。
モビルアーマーに対抗するため阿頼耶識で動かす機動兵器 ロディフレームを筆頭としたモビルスーツと電磁力でレアアロイの弾丸を音速で解き放つダインスレイヴという力のお陰か、人間はモビルアーマーに対抗できて対等以上に渡り合えた。しかし、機械仕掛けの天使 モビルアーマーは自分で考え自分で行動できる機械化の頂点に君臨する殺戮兵器 モビルスーツとダインスレイヴの対抗策を構築し、それを成し遂げ再び有利に立った。
そんなモビルアーマーを完全に駆逐するために……かつてモビルアーマーの開発にも関わり、頭の可笑しいハジケリストと呼ばれた科学者 へミング・カイエルは考えた。
『実際の悪魔をモビルスーツに組み込もうぜ!!ひゃっほー!!』
そしてへミングはそれを実行した。悪魔の存在証明、そして悪魔をモビルスーツの魂として取り込み……その機械仕掛けの悪魔を阿頼耶識で接続して起動させる最強の兵器 ガンダムフレームを開発したのだ。
悪魔はソロモン七十二柱だけ。それ故か、ガンダムフレームは72機しか作られず、封じた悪魔にちなんで機体番号も振られた。例えば序列1位のバエルを封じたガンダム ガンダムバエルは1番、バルバトスは8番、マルコシアスは35番である。なので、開発順ではないのだ。
余談だが、最初に産み出されたガンダムはバエル、バルバトス、キマリス、グシオン、ガミジンである。マルコシアスは下から数えた方が早いそうだ。
『ごめんな。厄災戦が終ればいっぱい構ってやるからな』
マルコシアスは正しい契約者ならば問いに正しく答え、真実を見せる。その為か、ルーデウスの脳裏にはアグニカ・カイエルの本心が流れる。
『ルディ……寝てるか』
『アグニカ。お前は少しは休め、次の出撃は俺とカルフの旦那、仁さんでなんとかやるさ。椿・イシュー艦長にも俺から言うから。そんで、恵のように育休とれよ』
『ダメだカイン。俺が抜けた穴はどうする?その間に、モビルアーマーの手で何れ程の人間が殺される?俺に休息は赦されない』
アグニカはルーデウスを愛していた。だが、厄災戦がアグニカに休息を赦されない。
そして……
『アグニカ。お前はやりすぎた。なあ、知ってるか?経済圏のお偉いさんは新たな秩序をお望みだ。
お前は余りにも強すぎた、これからの世界の秩序の為にも死んでくれ。ああ、安心しろ……お前の威光はこれから、我々が利用する。
アグニカ・カイエルという名をヘイムダル……いや、新たな秩序 ギャラルホルンの支配の為にな!!
そして七星勲章のシステムの為に、お前の妻と子供も見付け次第殺す!!騙して悪いな』
アグニカ・カイエルは月の半分とバエルの大破と引き換えに、月に巣くっていたマザーモビルアーマー ジブリールの破壊に成功する。だが、そこで彼を待っていたのは…………
新たな秩序を望む富豪層と結託した初代ファリドことイズル・ファリドの操るガンダムグラシャラボラスであった。グラシャラボラスは透明に成ることが可能であり、これを使うことでレーダーは勿論のこと視界にも映らない。それを用いての完全な不意討ち。大破して日々の激闘で疲弊したアグニカとバエルには避けることが出来ず、アグニカはコックピットを一撃で潰され、暗殺。
『アグニカ中将!?ファリド……どういうつもりだ!?』
『エリオンの弟よ。お前にも死んで貰うぞ……秘密を知ったしな』
グラシャラボラスはバエルの僚機であったガンダム アスタロトのコックピットも潰し、アスタロトを月面に投げ捨てる。
『バエルは貰っていくぞ。ギャラルホルンの威光の為にな』
グラシャラボラスは大破したバエルを担ぎ、透明になって何処かに消えた。
『まだだ……ごふ……このままじゃ……が……恵さんやカイエル博士が……いや……ルディまで……』
アスタロトのパイロットは潰れたコックピットで下半身を潰されていたが、まだ生きていた。アスタロトのパイロットは最期の力を振り絞り、暗号メッセージをアグニカや自分達の母艦 ソロモン級戦艦 2番艦 ゲーティアに送信。アグニカの妻子に危険が迫っていること、ファリドがアグニカを暗殺した事を告げたのだった。
「そうか。ありがとう……くそ親父の気持ちだけ知りたかったけど……ありがとうな」
ルーデウスはマルコシアスのコックピットでマルコシアスと繋がり、マルコシアスに問う。父親の真意をだ。しかし、マルコシアスはサービスとしてかアグニカの最後まで教えてくれた。
「じゃあ、次の質問だ。なんで俺達は未来世紀に飛ばされた?」
『分からない。私でも分からない事はある。強いて言うなら、私以外の悪魔と誰かの契約だろう。それは分かった』
返ってきた返事は分からない。どうやらマルコシアスでも分からない事はあり、マルコシアスでも分からない物は答えられない。
だが、1つだけ言えたのはマルコシアスとルーデウスは他の悪魔と誰かの契約によって飛ばされたそうだ。それが迫害なのか、逃がすためなのか分からないが。
「そうか。そんじゃあ、一緒に答えを探そうぜ。相棒」
ルーデウスはマルコシアスにそう告げ、阿頼耶識での接続を解除してマルコシアスから降りる。
これから彼等が向かうのはタービンズの親元 テイワズの移動式本拠地 歳星なのだから。なお、タービンズと合流してから歳星に着くまでは最短でも10日かかるそうであり、それまで荒事が起きない限りはルーデウスは完全に暇人である。
「そういや、クーデリアやクランクのおっさんは子供達に読み書きを教えていたな。俺も教えてみるか……序でに爺ちゃんから受け継いだハジケリストとしての心得も教えよう!!」
ハジケリストの心得はいい。何処からヘイムダルのメンバーから声が聞こえたような気がしたが、気にしてはいけない。
「キョウジさんは三日月と昭宏……オリバさんと同じくマッチョの指導だったな」
なお、そんな暇な10日間の間、シュバルツは三日月と昭宏に修行をつけさせ……2人を明鏡止水の入口に立たせようとしているとか。確かに阿頼耶識での操縦は生身に近い動きも可能で明鏡止水の極致と相性も良いだろう。
『警告!!未確認のエイハブウェーブを確認!!未確認のエイハブウェーブを確認!!此方に向かって急速に接近!!本艦は直ちに戦闘配備につきます!!』
「へ?」
「おいおい、ありゃなんだ!?」
一方のブリッジ。オルガ達は高速で接近する機械仕掛けの鳥を目視する。その鳥はモビルスーツより遥かに大きく、エイハブウェーブで稼働しており……モビルスーツの半分程の大きさの虫のようなロボットを随伴させていた。
「名瀬さん……アンタは分かるか?」
『いや、分からない。此方にもデータはない。噂のマルコシアスのパイロットを直ぐに呼んできてくれ』
その鳥形ロボットはタービンズのデータにも無く、両者は始めてみるその存在に疑惑が沸いてくる。
「なんで……モビルアーマー生きてんのぉぉぉお!!」
ブリッジに辿り着いたルーデウスがその鳥を見て叫んだ瞬間、鳥は口を大きく開けて大出力のビームを解き放ち……そのビームはイサリビに直撃する。だが、イサリビがナノラミネートアーマーを使っているためかナノラミネートアーマーがビームを弾き……直接の被害はない。だが……
「不味いよ、オルガ。今のでイサリビのナノラミネートアーマーは溶解してる。ナノラミネートアーマーは熱に弱いから……次のビームは耐えれるか分からない!!」
「ちっ……不味いなビスケット。てか、ビームなんてありかよ!!」
人生始めて見る巨大な鳥形兵器 モビルアーマー。その驚異を見て、オルガ達鉄華団は勿論のことタービンズも驚く。
「オルガ。絶対に誰も出撃させるな……俺があのモビルアーマーを破壊する」
「おい、ルーデウス。流石のアンタでも……タービンズから応援を」
「いや、応援を出されたらその応援は死ぬ。間違いなくな。最低でもキョウジさんや師匠位の実力なら応援嬉しいが……他は足手まといだ」
ルーデウスはそう告げ、格納庫に全速力で戻る。
その1分後。天使の絶唱をリアクターから響かせ、マルコシアスがイサリビから出撃した。
次回!!堕天使VS天使……ファイ!!
オルガ「マルコシアスが金色に光った!?」
そして一方のマッキー
皆、Gガンダムで誰が好きなの?
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師匠!!東方不敗!!
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主人公のドモンに決まってる!!
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仮面の兄貴!!シュバルツ!!
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ヒロインのレインだ!!
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アレンビーが可愛い!!
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チボデーギャルズだろう!!
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マリアルイゼ様!!
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おば……げふん!!ナスターシャさん