〜レイside〜
ジェノックで話を終えた僕は、キヨカとともにコントロールポッドルームへ向かう。
道中、インカム越しにジンと会話をする。
「ジン、みんなへの説明は?」
『終わってる。何時でも準備OKだ』
「わかった。ジェノックへの説明は僕がコントロールポッドから行う。ブリーフィングは省略する」
『了解した』
「それと、やっぱり僕の予想通りだった」
『っ!それはつまり、パラサイトキーが東郷リクヤのLBXに・・・・・・』
「ああ。入ってる。本人も認めた」
『そうか・・・・・・』
「例のバンデットが現れる前に発生するノイズの解析システムは?」
『今日から運用する。だが、君の予測通りのものなら・・・・・・』
「ああ・・・・・・」
ジンと話ながらコントロールポッドルームへ向かい、頭の中では今回の作戦の戦術を幾重にも組み立てていた。
すでに【デスフォレスト】のマップは頭に叩き込んである。ロシウスの展開してくる陣形と、必ずいるであろうムラクたちの対策。
思考を幾重にも重ね万全の体制を摂る。
先日ジェノックが【ギガントの壁】を制圧した為、ギガントの壁からの援軍は無い。
そして、ロシウス本拠地である【ローズシティ】からの援軍の可能性も低い。
ローズシティ防衛の部隊や他の拠点防衛のための人員。
如何にロシウスがセカンドワールド随一の大国とはいえ、プレイヤー数は限られている。
事前に把握しているデスフォレストの守備数は約18小隊。
計54機配備されている。
何としてもデスフォレストを死守しようとするロシウス。いや、ロシウスの司令官イワン・クロスキーの思惑が現れている。
デスフォレストはロシウスにとっても重要な要塞基地。
制圧されたら、僕らはそこを最前線の拠点としてロシウス領内に攻め込む、と予想しているのだろう。
普通ならそう考える。
そう。普通なら、ね。
「パラサイトキーのひとつはコチラの手元にある。となると、残り二つの行方と、あの場所の入口を・・・・・・」
ブツブツと小さな声で呟く。
探索範囲を広げる?だが、そうなると守備が低くなる。
どうするか考えつつ歩き。
「レイ、私はこっちだから」
「うん」
「気をつけて」
「ああ。分かってる」
キヨカと途中で分かれコントロールポッドへと向かう。
すでにスタンバってる他の生徒がいる中、ルナとフランはまだ乗り込んで無かった。
「レイ、貴方のLBXよ」
「あ、メアにメンテお願いしといて忘れてた」
そー言えばメアからまだ受け取ってなかったわ。
フランから渡された、学園でのLBX[コスモスオリジン]を受け取り思い出す。
「お願いねコスモスオリジン」
返事は言葉ではなく、意思で返ってきた。
コスモスオリジンにふっ、と微笑み。
「行くよ二人とも」
「うん」
「ええ」
それぞれのコントロールポッドに乗り込み、コスモスオリジンと端末をセットしバイザーを装着する。
コントロールポッドを起動させ、LBXの見ている風景をバイザー越しに観る。
インカムはすでにコートの内側に仕舞ってある。
「ハーネス、ジェノック両国とも、通信チャンネルを7に合わせろ。これよりこのチャンネルをハーネス・ジェノック混成軍のチャンネルとする」
予め設定しておいた通信チャンネルを開き、両仮想国に通達する。
セカンドワールド開始のアナウンスが流れる。
「【デスフォレスト攻略作戦】の作戦内容をジェノックに伝える。ジェノックは左陣に降下し、前衛を第1小隊と第2小隊、第4小隊。後衛を第3小隊と第5小隊。各地の配置は今転送した概要通りに。状況によって指示を出す。ハーネスは既に聞いている通りに動け」
『『『『『了解!』』』』』
頭の中で次々と戦術を組立て、指示を送る。
メアの操作するクラフトキャリアでジェノックと合流しデスフォレスト領内の上空に到達する。
「降下開始!」
クラフトキャリアから次々とLBXが降下していく。
次々とデスフォレスト領内の地面に着地し、コスモスオリジンは外装の【
LDウィングの対の蒼い光翼が二つ。双翼が展開される。
「総員、警戒を怠るな。気を引き締めていけ!」
目の前に広がるのは巨大な要塞基地。
そして、防衛されているロシウスのLBX。
さらに―――
「やはりいたか、ムラク・・・・・・」
基地の扉の一角の上にロシウス第6小隊。
ムラク、ミハイル、バネッサのLBXがあった。
しばしの互いの硬直。
「さぁ・・・・・・始めよ・・・・・・っ!?」
突然9時方向の森林地帯から何かが接近してくる土煙と轟音が響いた。
「なんだ?!」
空の上から観ても土煙でよく見えない。
「一体だけ?ロシウスの
疑問に思ってるとピーッとノイズが走った。
「このノイズ・・・・・・」
まさか、と思ってると要塞基地から正体不明の何かに砲撃が行われる。
攻撃してるということは、ロシウスのではない。
そのままその何かはデスフォレストに一直線に激突する。
『なんなんだ?!』
アラタの困惑する声が聴こえる。
「ジン、あれはなに?」
『今解析している』
ジンの問うが、ジンからは解析していると曖昧な返しだった。
「総員、警戒態勢!」
指示を出すと地響きのような振動がデスフォレストから伝わってきた。
その地響きのような音は徐々に近付いてくる。
ムラクたちの下にある閉じられた鋼鉄の扉の中心点が真っ赤に染まると、爆発し扉が内部から破壊された。
破壊された扉は、まるで高熱によって溶けたように真っ赤な跡が残ってる。
デスフォレスト内部から現れたソレは、4本の脚と巨大な刃が付いた2本のアーム。真っ赤なモノアイ型のカメラセンサーが特徴だ。
『ラージドロイド・・・・・・!』
『ロシウスの援軍か・・・・・・?だが、これは・・・・・・』
見たことないタイプのラージドロイドだ。
両軍ともまともに動けずにいる。
『レイ、どうするの?』
ルナからどうするかと言われるが、どうするもなにも、下手には動けない。
ロシウスも現れたラージドロイドに警戒態勢を取っている。
両軍とも警戒をラージドロイドに向けてると、ラージドロイドのカメラアイが真っ赤に光り、その下の胸部の装甲を開き、そこに収められたコアからレーザーが発射された。
「っ!?」
発射されたレーザーは階下にいたロシウスのLBX全てを破壊。
一撃で半数のLBXをブレイクオーバー。プレイヤーをロストさせた。
なんという威力だ・・・・・・!
喰らったら一溜まりもない!
『レイ、解析結果が出た』
「っ!それで?」
『所属不明』
「つまり・・・・・・」
『ああ』
「『バンデット・・・・・・!!』」
こんな時にバンデットが出てくるなんて・・・・・・!!
ジンからの解析結果に口を揃えて言う。
「ん?」
ふと、はるか上の空の一点に薄紫色の光点があるのが見えた。
目を凝らして見ようとした瞬間。
「っ!」
ロシウスのLBXの半数を破壊したラージドロイドは僕らの前に飛び降りてきた。
「全機退避!!レーザーの射程外に距離を取れ!!」
瞬時に全員に指示を出す。
だが。
『っ!たった一撃でこんな・・・・・・!!』
『くっ!なんつー威力だ・・・・・・!』
ヒカルの[バル・スパロス]とカゲトラの[BCライアン]がラージドロイドのアーム刃で切り付けられ、バル・スパロスは左腕を。BCライアンは右足を損傷した。
「アラタとハルキはヒカルを!ルナとスズネはカゲトラを援護して下がれ!!」
『『『『了解!!』』』』
ルナたちに指示を出す。
瞬時に他のみんなも距離を取って報告してくる。
『第4小隊退避完了!』
『同じく第2小隊も完了!』
『第3小隊も完了しましたわ!』
『レイ。私とルナ、第1小隊も完了よ!』
「了解!!」
フランたちの退避完了の報告。
『第2小隊完了!』
『第1小隊完了!』
『第4小隊完了!』
『第5小隊完了!』
そしてジェノックの報告も来る。
だが―――
「ジェノック第3小隊!今すぐ退避しろ!」
東郷リクヤのジェノック第3小隊だけは一向に退避しない。
『聞こえているんですか隊長!』
『・・・・・・・・・・』
篠目アカネの声に反応しない東郷リクヤ。
そうこうしている内にラージドロイドがジェノック第3小隊に近づいて行く。
『何してるんですか!?速く!隊長!!』
ロイ・チェンが言っても動かない。
「東郷リクヤ!!!」
『っ!』
ようやく反応したが、すでにラージドロイドの攻撃範囲内だ。
「ちっ!メア!!」
『レーくん!!』
「『『スターブレイカー』を!!! 』」
メアに言うのと、メアがクラフトキャリアのハッチを開けひとつの武装を投下したのは同時だった。
投下された武装、『スターブレイカー』を装備して構え今まさにジェノック第3小隊を踏み潰そうとしているラージドロイドを狙い撃つ。
それと同時に【RDアーマー】を装着したアラタがラージドロイドの脚を受け止める。
「アカネ!ロイ!そこのバカを強引にでも引き連れて下がれ!!命令だ!!!」
『『了解!!』』
「アラタ、すぐに離れろ!」
『了解!』
『スターブレイカー』の光弾をラージドロイドの胸部。
レーザー発射口のコア部分に向けて放つ。
ヘイトを此方に移し、アラタの脱出時間を稼ぐ。
その間にアラタはRDアーマーを脱ぎ、その場から離脱する。
アラタが離脱すると同時に、RDアーマーはラージドロイドに踏み潰され破壊された。
「必殺ファンクション!!【アタックファンクション!ディバインバスター!!】」
離脱するのを確認するなり、必殺ファンクションを放つ。
『スターブレイカー』の尖端の砲口に星円型の魔法陣が現れ、そこから白銀の砲光が高密度のレーザーのように放たれた。
ラージドロイドの胸部を貫きはしなかったが、胸部の外装に当たりラージドロイド怯ませる。
続けてラージドロイドの四肢と二本のアームに向かって光弾を放つ。
「アラタ無事!?」
『ああ。なんとかな・・・・・・助かったぜ』
「全く・・・・・・無茶をする・・・・・・」
だが、アラタのおかげであのバカを助けられた。
しかし、こんな時に何やってるんだあのバカは!?
このウォータイムが終わり次第説教をすることを決めつつも、意識はラージドロイドから逸らさない。
『にしても、RDアーマーを踏み潰すなんて・・・・・・なんつー、パワーだ』
アラタに同意だ。
パワーが高すぎる。
それに防御よ。装甲が硬い。
一撃一撃が必殺級。
「ヒカル。カゲトラ、損害状況を」
損傷した二人に問い、状況を確認する。
『バル・スパロスの左腕並びに各所にダメージを受けた。満足に戦えそうにはない』
『BCライアンは右足を損傷。他にも各関節にもダメージを受けてる』
二人の損傷報告を聞き、すぐに次の指示を送る。
「二人は後方に下がって。それ以上ダメージを受けたらロストしかねない」
『『了解!』』
「ハルキはヒカルの。スズネはカゲトラの補佐だ」
『分かった!』
『任しとき!』
「ルナ。ルナはジェノック第3小隊を護れ」
『了解』
すぐさまそれぞれ動く。
『どうすんだよレイ!こんなヤツ、どう対処すれば・・・・・・!』
アラタの苦言はもっともだ。
だが、少なくとも対
これで動きは少しは鈍くなるはず。
『スターブレイカー』には『ルミナスシューター』と同様、超小型の粒子加速器を搭載。
『ルミナスシューター』は結城さんが対ベクター用に開発した狙撃銃。基本フレームに強化ダンボールの衝撃吸収力を使用し、超小型粒子加速器を搭載したことにより、従来の火器を上回る程の火力を獲得した。しかし、発砲時には強化ダンボールでも打ち消しきれないほどの反動が発生してしまい、LBXを物理的に固定できない空中では使用不可能。また、再充填に30秒も掛かってしまうため、速射が利かないという短所も存在する。
そして、『スターブレイカー』には『ルミナスシューター』をベースとし、現在の最新技術で開発。
基本フレームに強化ダンボールの衝撃吸収を使用、超小型粒子加速器を搭載。『ルミナスシューター』と同等の火力が搭載されてはいるが、『ルミナスシューター』とは違い、速射を可能としているため『ルミナスシューター』のような一撃必殺の威力はない。
貫通力と威力に特化してるため、ピーキーな武装となっている。
また、空中でも撃てるよう衝撃吸収力を大幅に向上させている。
願うなら、この場であのラージドロイドを討滅したいのだが・・・・・・。
そう思っていると、ラージドロイドは僕らに背を向け、再びデスフォレストの中へと入って行った。
「なに・・・・・・?」
デスフォレスト内部から出てきたのに、再びデスフォレスト内部へと進行。
訳が分からない。
疑問に思ってると、ウォータイム終了のサイレンとアナウンスが流れ、コントロールポッドの風景が起動前の緑色に変わった。
今日のウォータイムが終了したということは、この戦闘は明日へ持ち越しになった。
助かったというかなんというか。
少なくとも、あのラージドロイドへの対策に時間が取れたのは良い。
コントロールポッドのハッチが開き、コントロールポッドから降りる。
「ふぅ・・・・・・」
緊迫した空気から解放され溜め息を吐く。
「さて・・・・・・どうするかな・・・・・・」
頭の中でラージドロイドとロシウスについて考え、僕はフランたちとともにハーネスの司令室へと戻った。
「レイ、よくやってくれた」
司令室へ入るなり、ジンがそう労ってきた。
「いや、危なかった。まさかバンデットのラージドロイドが来るなんて思わなかったからね」
完全な不意打ち。
まさか、バンデットにラージドロイドを作る程の技術力や財力があるとは・・・・・・
「けど、『スターブレイカー』でダメージは与えたから、多少なりとも効果はあるはず」
「そうか」
ジンと会話をし司令官席に立ち、ジェノックと通信を繋ぐ。
通信を繋ぐと、ハルキが。
『―――バンデットのラージドロイドがいる以上、デスフォレストの攻略は難しいと思われます。一先ず、作戦は中止した方が良いのではないでしょうか?』
と提言してきた。
確かに作戦を中止し次回に持ち越した方が良いかもしれない。
が―――
「美都先生、どうしますか?」
ジンが美都先生に訪ねる。
『作戦は続行します。退却は最後の手段』
美都先生の返答は続行だった。
強情だなぁ、ホント。呆れるぐらいに。
そう思わざるを得ない。
のだけど。
『明日のウォータイムまで考える時間はあるわ』
『しかし、想定される被害が大き過ぎます!レイの考えは!』
ハルキが僕に聞いてくる。
「続行するかどうかは、明日までの持ち越し」
ハルキの問いに僕はそう返す。
「考えて考えて、退却最善だと判断するなら退却する。けど、まだなにも考えてない。考えてもいないのに、即退却は愚策だよ」
『しかし!』
「分かってる。だが、何もしないで終わるよりは、時間の許す限り考えて考え抜いた方が得策でしょ?」
僕の意見にハルキは押し黙る。
その通りだと理解したようだ。
「さて、この話は一旦終わりだ。良いですね、美都先生?」
『ええ』
美都先生も了承したため、話を次に移す。
「それじゃあ、話を次に移そう。東郷リクヤ」
『っ!』
名前を呼ばれた東郷リクヤはビクッとする。
「何故指示に従わなかった?」
『・・・・・・・・・・』
僕の問いに東郷リクヤは沈黙で返す。
「僕はあの時、退避しろと言った。なのに、何故動かなかった?」
『・・・・・・・・・・』
一切の返答がない。
「キミのせいで、ロイとアカネは危うくロストする所だった。それを理解しているのか?アラタと僕が助けなきゃキミは既にロストしてる」
『・・・・・・・・・・っ』
「それにRDアーマーの損害。アラタの危機。キミ一人のせいでどれだけ被害を蒙った?」
『お、おいレイ。そこまで言わなくても・・・・・・』
アラタがそう言ってくるが。
「悪いけどアラタ。僕はハーネスとジェノック混成軍の総司令だ。総司令である以上、妥協することは出来ない」
司令官として、誰もロストさせる訳にはいかない。
戦力の低下もだが、何事においても生き残らせるのが司令官としての役目だ。
「何を思っているのか知らないけど、今後もそんなんだと、護れる物も護れない。キミひとりがロストするのは構わない。けど、それに巻き込まれて他人がロストするのは許さない」
巻き込まれてロストされるのは一番最悪。
他人を巻き込まないで欲しい。
これだけ言っても東郷リクヤは何一つ言ってこない。
「はぁ・・・・・・。ロイ。アカネ」
『はい!』
『なんでしょうか!』
「僕が許可する。今後もそのバカが腑抜けた状態なら、自分の判断で動け。そのバカの指示を仰ぐ必要はない。自分たちの目的を最優先しろ。僕が許す」
『『分かりました!』』
取り敢えずはこれで良いだろう。
だが、今後も東郷リクヤが腑抜けた、使い物にならない状況なら考えを改める必要があるが・・・・・・。
「ジン。美都先生。他に何かありますか?」
「特にない」
『ないわ』
「では、本日のウォータイムを終了とする。各自、明日のウォータイムまでに出来る限り考えること。以上!」
そう締め括り、終了後のブリーフィングを終わらせる。
終わらせ、ジェノックとの通信を切るやドっと疲れがやって来た。
「はぁ"ぁぁあ・・・・・・つっかれたワ!」
思わず近くの椅子に座る。
「何考えてるのかしらないけど、ウォータイムの最中は集中してくれないと困るわ!」
苦言を漏らす僕にカゲトラたちへ苦笑を浮かべる。
「レイ、ジェノックにはああ言ったが実際のところどうなんだ?」
「撤退するかどうか?」
「ああ」
シスイの問いにみんな僕を見てくる。
「バンデットのラージドロイドならなんとか対処できるだろうけど、問題はムラクたちロシウス。さすがに、こればっかりはなぁ・・・・・・。あぁ、あと、バンデットについてもだね」
「ん?ラージドロイドじゃなくてか?」
「うん。気のせいかもしれないけどね」
あの光点をちゃんと確認出来なかったため、確証はない。
気のせいかもしれないけど。
「もし今撤退すると、これを危惧してさらに守備が高くなる可能性があるんだよね。そうなると撤退は・・・・・・なんだけど、ラージドロイドによって齎される被害がデカいんだよね」
そう。攻めるにしても、敵はバンデットとロシウス。
被害は尋常じゃないほどだろう。
もし撤退して後日攻め込もうとしても、警戒を与えたさらに倍の数の守備数が配置されること間違いない。
「取り敢えずみんなも明日のウォータイムまでに考えておいて。僕も可能な限り考える」
みんなにそう言ってブリーフィングを終わらせた。
「どうする、かなぁ・・・・・・・・」
小さな声に出して言い、僕は可能性を探るため思考の海に潜って行った。