『コベニちゃん!おはよー!!』
「お、おお…おはようご、ざいます…!」
『ヒロカズくんもおはよー!』
「おはようございます」
『ふふふ。コベニちゃん!!』
「は、はいっ!!」
『はぁ〜…。好きだよ。コベニちゃん』
「……………」
『あれ?』
__何でコベニちゃんと周りの皆んな驚いた顔してるんだろ?いつも言ってるのに。
「じ…仁間、さん……」
『なに?コベニちゃん』
「わ、私のこと…嫌いになったんですか?!」
『……………………え?』
「あり得ないわ!いつもコベニちゃんに愛を囁いてる仁間くんがコベニちゃんを嫌いになるなんて!!」
「仁間さん。何があったんですか?悪魔の仕業ですか?」
「仁間さんの思考を変換する悪魔……一体どんな奴なんだ?!」
「私が結婚断っているからですかぁ…!嫌いだから断ってるんじゃ無いんですぅぅぅ!!」
『えっ…は?何?ドユコト?』
「「「「だって仁間さん(くん)が好きって!」」」」
『え、うん。好きだよ。結婚したいぐらい』
「「「「……えっ?」」」」
『何でいつも言ってることなのにそんな大騒ぎするのか不思議なんだけど…』
「あの…仁間さん」
『何?ヒロカズくん』
「今日、何の日か知ってますか…?」
『え?なんかあったっけ?ただの平日じゃ無いの?』
「「「「ハァ〜…。良かった〜〜」」」」
『なにが?!!』
__俺、分らず終いなんだけど?!
「なぁ、何でアキ達あんなに慌ててたんだぁ?」
『知らねぇよ…。今日はただの平日のはずなのに…』
「人間は不思議じゃのぉ」
『「そうだなぁ…」』
__結局何だったんだろ?
『コベニちゃん!好…………』
「仁間さん…?どうか、しましたかっ…?」
『何でもない……』シュン…
__好きって言ったら騒がれたからなぁ…。言いたいよぉ。
「仁間くん仁間くん」
『何ですか…。姫野センパイ』
「エイプリルフールって知ってる?」
『????』
「エイプリルフールってのは、4月1日に嘘をついても良い日なのよ」
『嘘を…?』
「そ。だから、皆んな驚いたのよ?好きの反対は嫌いって言うでしょ?」
『じゃあ、今日一日中コベニちゃんに好きって言えないって事じゃん!?ハァ?!!!』
「仁間くんにとってはエイプリルフールは天敵かもね〜」
『嫌だァァァァ!!!』
__ウゥゥゥゥゥ…。言いたいよぉ。可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛すぎるコベニちゃんに好きってずっと言いたいよぉ。
『………』
「…………」
『………………………………アァァァ!!』
「ヒッ…!」
『もう無理!コベニちゃん!!』
「は、ひゃい!」
『え、可愛い!好き!!』
(いつも通りだ…)
『好きだよ。好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き。ずっと好き。エイプリルフールのせいで嘘だって思われてもいい。俺は君が好き。そこに嘘はないから』
「………あ、ああああっ」
『真っ赤になって可愛いね。照れてるの?恥ずかしいの?可愛いよコベニちゃん』
「うぅぅぅ…!」
『好きだよ。愛してる』
__首まで真っ赤になって可愛いなぁ。あぁ…本当に好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き。
「………仁間さん」
『ん…何?ヒロカズくん』
「コベニちゃん、姫野先輩に呼ばれてるので離してあげてください」
『えぇ〜…。まぁ、良いけど……』
「ご、ごめんなさいぃ…!!」
『………言う前にフラれた』
「俺も好きですよ」
『え?』
「コベニちゃん。同僚として」
『そっか〜!コベニちゃん可愛いもんね〜!!あ、ヒロカズくんとかにだったら、俺がいなくなってもコベニちゃんを任せられるかな?』
「俺に…ですか?」
『うん。だからさ…死ぬなよ、ヒロカズ』
「……はい」