『で?誰?お前ら』
「デンジっす」
「パワーじゃ!」
『ふーーーーーーーーん…』
「お前も名を名乗れ!」
『………仁間
__マキマの奴も雑音だらけだったし…。
「雑音……?」
「仁間さんの言う雑音って何ですか?」
『は?何でお前らなんかに教えなきゃいけないんだよ。あと、アキと姫野センパイも雑音ですから』
「「え?!」」
『コベニちゃんと荒井くんは静かだから居心地が良い。あ、コベニちゃん結婚しよ?』
「ごめんなさい…」
『そんなとこも愛してるよ〜!』
「なにあれ?」
「公安ではよく見る光景だ。今のうちに慣れろ」
「ふーん」
『あ、これが終わったら一緒に回転寿司行かない?奢るよ』
「「マジか(で)?!」」
『コベニちゃんだけに決まってんだろ雑音ども』
__今回の仕事はこのビルにいる悪魔らしいけど…雑音だらけでウザイなぁ…。
『………』チラッ
「お寿司…奢り……!」
『〜〜〜〜!!』
__ホンットに可愛すぎる!!可愛さの悪魔と契約でもしてるんじゃないの?!可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い。好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き。
「仁間君、行くよ」
『……ハーイ』
__コベニちゃんは守らなくても強いけど、護らせて欲しいんだよなー。コベニちゃんが望めばビルごと破壊してたのに…。始末書書かなきゃだけど。
「………」
「何もいない……?」
『………?』
「仁間さん。どうかしましたか?」
『おかしい……』
「「「「「?」」」」」
『雑音が消えた…?』
__悪魔がいるなら必ず雑音だらけになる。だけどしない…。悪魔はいない?いや、デンジとパワーの雑音も消えてる。どうなってんだ?
「良い事じゃない。あんだけ嫌ってたんでしょ?」
『……嫌いっすけど、いきなり消えると不安っすよ』
「あ、なー。気になったんだけどよぉ〜お前のその目、どうなってんだ?」
『この右目のことか?5歳位ん時には既になってたからな…。雑音が聞こえ始めたのもこん時。んで、10歳の時に腹が減らなくなった』
__俺の右目は真っ黒だ。白眼も瞳孔も全部黒。でも見える。暗闇でもハッキリと。
「……悪魔と契約したりした?」
『知らねえ。覚えてないからな』
__雑音がないと本当に静かだな…。こんなに静かなのは久しぶりだ…。
「………あの、こんなに階段登ってるのにずっと8階です」
『………?』
「そんな訳ないだろ。降りて確認してくる」
『ずっ、と……?』
__頭にノイズが走る…知らない声、でも知ってる。
『ずっと一緒だよ。君が望むまで…ずっと』
『………』
「じ、仁間…さん?」
『!何?コベニちゃん』
「大丈夫ですか?」
『?うん!耳鳴りがしただけだよ』
「そうですか」
『心配してくれたの?優しいね。結婚しよ?』
「ごめんなさい」
__またフラれた。だけど、俺は
『ずっと言い続けるよ。俺は君が好きだから。君が寿命で死ぬまで俺が護るって言ったから』