『珍しいですね〜岸辺さんが俺を飯に誘うなんて』
「そうか?」
『そうっすよ。はー…この店って知ってたらコベニちゃんも誘ったのに……』
「住所で分かるだろ」
『分かりませんけど?!そこまで記憶力良くないんです!』
「アイツに対してもか?」
『
「それを仕事に活かせ」
『なぁーんで政府のクソどもなんかの為に俺がやらなきゃいけないんっすか?』
「はぁ……」カサッ…サラサラサラ……
__??何書いてんだ?はっ!もしや…俺が政府のクソどもの悪口を言ったことを?!
「……」スッ…
『えっと…コレは?』
「良いから読め」
『はあ…』
《この会話はマキマに聞かれていると思え》
『!?』
「分かったか」
『……成る程』
《『了解』》
『で?岸辺さんはデンジ達のことどう思ったんっすか?』
《『マキマが何か企んでいます。何をしようとしてるのかはわかりませんが』》
「壊れない玩具ってとこだな。俺は昔からよくモノを壊してたから」
《そうか。お前はマキマのことをどう思ってる》
『岸辺さんは力が強いんっすよ。力を加減すれば玩具はガラクタにはなりませんよ?』
《『信用できない糞アマですかね。コベニちゃんに暴力をバディにするなんて馬鹿としか言いようがありませんよ』》
「……」
《それ、私情じゃないか?》
《『それが何か?』》
「ハァ…」
『ため息吐きたいのはこっちなんですけど?』
「お前は公私混同をなんとかしろ…いざという時に動けなくなるぞ」
『ハハッ!おかしな事を言いますね〜!岸辺さん!』
__本当におかしな人だ。俺が一番優先してるのはコベニちゃんの安全を確保する事。周りの奴らはどうでもいい。コベニちゃんが危険なら俺は安全を確保する。それの何がいけない?コベニちゃんを傷つけられたくない。俺以外の奴にコベニちゃんの血を見せたくない。俺はコベニちゃんを護る。守る。
だからさ…
『俺の行動に文句を言うなよ?
「……お前が死んでもか?」
『俺の心臓は昔くれてやった』
「じゃあ、目の前にいるお前は幽霊とでも言う気か?」
『幽霊…言い得て妙だな』
「なんだ。違うのか」
『俺は何者にもなれない奴だよ。悪魔と契約ができないからデビルハンターには不向きだと何度も言われ、バイトも長続きしねぇし…お前のように強いわけでもねぇ』
「人には得意・不得意があるだろ。お前はそれが多いだけじゃねぇのか?」
『アッハハハハハ!…違ぇんだよ!!』ドンッ!!
__怒りに任せてテーブル殴ったから手が痛え…!
『俺のコレは一種の支配による結果だ!!俺が支配されてる証拠であり、支配してる証拠!!俺ならアイツを殺せる!!殺すことができる!!アイツの心臓を手に入れさえすれば俺はやっと人間になれる!!コベニちゃんと一緒にいることができる!!』
「アイツってのは…?」
『………マキマ。それか、』
「なんで呼んだか分かる?仁間くん」
『知るわけねぇだろ。俺はこれから暴力とコベニちゃんと一緒に仕事なんだよ。手短に話せ』
「チェンソーマンは殺させない」
『…………………』ピタッ…
『だったらテメェが死ねよ。糞アマ』