俺が君の心臓になるから結婚しよ?!【完結】   作:風人雷震

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君が近くにいなくても…

 

 

 

 

__朝4時半…まだ30分時間あるな。待ち合わせ場所まで歩くか…。

 

 

 

 

 

『……ってな感じで来たんだけど…。何で、永眠しかけてんの?荒井くん』

「眠気が残ってて…すみません……」

『んー…まー、しょうがない。朝飯奢るから、頑張って起きて走ろーね〜』

「はい…!」グエックシュ!

『………何?今の面白いクシャミ…!?』プルプル

「わ、笑わないでください!」

『ごめんごめん。さ、走ろっか』

 

 

 

 

__俺が先頭でゆっくり走って…ん?

 

 

 

 

『何で並んでんの?』

「え?!ま、迷わない為に…」

『迷わないけど?……あ、もしかして荒井くんが迷わないため?なら納得〜!はい、懐中電灯持ってきてるからコレ腰に付けといて。あ、俺は予備持ってるから気にしなくて良いよ』

「用意周到ですね…」

『コベニちゃんに何かあったらいけないからね』

「……仁間さ『荒井くん、そっち車道だよ?』えっ?!!あ、ありがとうございます…」

『暗いし霧が出てるからね〜。俺、霧が出ても暗い中でもよく見えるからさ。ちゃーんと見つけれるんだ』

「凄いですね!夜目がきくなら夜に悪魔が出ても攻撃できますね!」

『んー脳筋!!荒井くんってアイツと相性良いかもね〜………?』

「どうかしましたか?」

『……何でもなーい!さ、もうちょっと頑張ろっか!ランニング終わったらファミリーバーガーでも食べよ?』

「はい!!」

 

 

 

 

 

__アイツって…誰だっけ?思い出そうとしたら、少しだけ…頭が痛んだ気がした。

 

 

 

 

 

「はぁ……はぁ……」

『大丈夫?』

「は、い……仁間さんは毎日これをやってるんですか?」

『いや、霧が出る日だけ』

「え?!何故ですか!?」

『んー、人がそんなにいないし…霧が出る時は、悪魔もそんなに出ないから……かな?うん、多分そんな理由だったと思う』

「自分のことですよ…」

『もう忘れちゃった〜!では!これからファミリーバーガーを食べに行きましょー!!』

「オォ!」

『……荒井くん、今日はノリ良いね!』

「あ、すみません」

『謝らなくて良いよ。で?何でそんなにノリが良いの?今日始まったばっかだけど良いことでもあった?』

「……仁間さんがその……兄さんって感じがして…」

『………荒井くん兄弟いたの?!』

「違います!その…兄がいたら仁間さんみたいな感じなのかと…」

『………成程?』

 

 

 

 

 

__そういえば…ちょんまげと姫野センパイに荒井くんと少し似てるって言われたことあったな。んー…どこが似てるんだろ?鏡見ないから分かんない!

 

 

 

 

 

「あ、着きましたよ。仁間さん」『あ、着いたよ。コベニちゃん』

『………』

「仁間さん?」

『荒井くん……名前で呼んでもいい?』

「え?」

『ヒロカズくんって呼んでもいい?』

「は、はい。どうぞ」

『ヒロカズくんも名前で呼んでもいいよ。それか、兄さんって呼んでもいいよ。ただし敬語無しな』

「は、え?!そんないきなり…」

『頑張って慣れて。さ、行こう!行こう!!』

「ま、待ってください!仁間さん!!」

 

 

 

 

 

__確かに少し似てると、そして…俺も君と一緒ならよかったのに…なんて事を思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……と、いうわけでーす』

「へーーー……で?何かないの?」

『何で姫野センパイにあげなきゃいけないんですか〜?』

「あっそう…ちなみに、コベニちゃん今日は休みよ」

『    』ピシッ…!

「コベニちゃんの分の仕事は私がやって"わー、ありがとうございます。"って、お礼でも言われようかしら〜?」

やります!!

「ありがと〜。あ、何かないの?」

『………無いですねー』

「え?バーガー1つ持ち帰って……」

『ヒロカズくん?!言わないでよ!?』

「あるじゃーん!ちょーだい?」

『嫌です』

「何で〜?!」

『だってコレ…』

 

 

 

 

__コベニちゃんの為に買ってきたものだから……。

 

 

 

 

『とにかく!ダメです!嫌です!』

「ケチ〜!!」

『ケチで結構です!まったく……』

 

 

 

 

__ん?付箋…?

 

 

 

 

お休みしてごめんなさい。私の分の仕事を押し付けてごめんなさい。明日は必ず仕事に行きます。

『文字まで可愛い…』

 

 

 

 

__ハァ……好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き。

 

 

 

 

『あー…結婚したい………』

「………」そ〜…

『食べたら殺しますよ。姫野センパイ』

「ぎくっ!」

『それ、コベニちゃんのなんで』

「休みなのに…」

『お腹空かせているかもしれないんで』

「……そんなに好きなら付き合えばいいのに…」

『俺は結婚したいんです。俺にとって、付き合いたい人と結婚したい人は違うんです。一時的か、生涯か…。それなら、生涯愛すると決めた人と結婚したい。それがコベニちゃんなんです』

「……漢だね」

『褒めてもあげないんで』

「バレたか」

 

 

 

 

 

__コベニちゃんの写真でも飾ってようかな…。…モチベーションが上がりすぎて暴走するね!やめとこ!!

 

 

 

 

 

 

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