『コベニちゃん!ヒロカズくん!お寿司食べに行こ?!』
「え、?!」
「寿司…ですか?仁間さん、何で突然…」
『ヒロカズくん、名前呼びか、お兄ちゃん呼びにしてって言ったじゃ〜ん。お兄ちゃん呼びなら敬語無しって』
「だから、いきなりは…」
「あ、あの…!」
『何?コベニちゃん』
「お、お寿司は…割り勘、ですか?」
『俺の奢りです!!』
「行きますぅ…」
『コベニちゃんは参加けってーい!ヒロカズくんは?!』
「………行きます」
『よっしゃー!!んじゃ、3人分の有給もぎ取ってくる』
__ふふふ…楽しみだな〜。コベニちゃんとヒロカズくんが俺と一緒に食事に行くって。こんなに嬉しいことは無いなぁ。ハァ……。
『コベニちゃん、結婚しよ?』
「ごめんなさいぃ…!!」
「仁間さんって本当に諦めませんね…」
『コベニちゃんに彼氏ができたら諦めるけどね〜』
「「え?!!」」
『え?そんなに驚く?』
「彼氏を殺してでもコベニちゃんと結婚したいのかと…」
「私も…そう、思ってました……」
『俺、そこまで悪魔じゃないよ?!コベニちゃんを傷つける奴なら殺すけど…』
「「殺すんだ……」」
『コベニちゃんを傷つける奴ならね!?無害なら殺さないよ!俺がいなくなっても、コイツなら大丈夫だって思える奴なら……まぁ、クソムカつくけど。腹立つけど!!』
「自分がいなくなる前提なんですね…」
『うん!!』
「わ、私は…その………」
『あ、有給もぎ取ってこなきゃ。じゃ、お昼にまた会おうね〜!愛してるよコベニちゃ〜ん!!』ピュー
「…………行っちゃった」
「うぅ…!私の、話は…有給以下……!」
「いや、
「わ、私ではなくて…荒井さんと行くのが楽しみなんじゃ…?」
「「??」」
「あれだけ君に好きや愛してるなんて言うんだ。コベニちゃんと行くのが楽しみのはずだ」
「荒井さんに名前で呼んでって言ってるから、もっと仲良くなる為にお寿司食べに行くんじゃないんですか…?」
「「………」」
『2人とも〜!有給もぎ取ってきたよ〜……?どうしたの?』
「仁間さん!」
『何?!ヒロカズくん!?』
「コベニちゃんと行くのが楽しみなんですよね?!」
『え、うん。楽しみだよ』
「荒井さんと行くのが楽しみなんじゃないんですかぁ…?!」
『え、楽しみだよ』
「「どっちと行くのが楽しみなんですか(ぁぁ…)?!」」
『どっちも』
「「えっ、?」」
『と言うか…3人だけで行くってことがなかなか無かったでしょ?だから、3人でお出かけするのが楽しみ!!』
__ハッ!もしかして、無理になっちゃったのかな…。でも、飲み会だと2人とゆっくりできないからなぁ……。
『えっと……行きたくない…?』
「行きたいです!!」
「わ、私も…!」
『良かった〜!無理してるのかと思っちゃった。何処のお寿司食べに行く?回転寿司?銀座のお高いお寿司?俺の奢りだから遠慮なく決めて良いよ〜!』
「……お金、大丈夫なんですか?」
『ヒロカズくん、俺の金はな?今住んでるアパートの電気代、水道代、ガス代、光熱費、家賃。こういうのにしか使ってないんだよ…溜まる一方よ?お兄ちゃんを助けると思って、ね?』
「………分かりました」
__んー渋々感がすごい!!ヒロカズくんはもう少し食べて鍛えれば……?
「■■■■■はさ〜、もう少し鍛えれば良いと思うよ?」
「え、■■■■だから意味がない?まず、■■■■■と話せるオレがおかしい?そうかなー?」
『………』
「仁間さん…?どうかしましたか……」
『………なーんでもなーい!ささ、お寿司食べに行こーー!!あ、何処に行くか決めた?』
「は、はい!回転寿司に、行きたいです…!!」
『OK!それじゃぁ…出発進行ーー!!』
「「お、おぉ…!」」
『ヒロカズくんノリが悪い!』
「す、すいません!」
「え、ご、ごごごご…ごめんなさいぃぃ!」
『コベニちゃんは悪くないよ?!ヒロカズくんがランニングの時よりノリがクソ悪かったから言っただけだよ!?』
__頑張って言ってくれたのは分かるからね!はぁ〜…本当に可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い。
『コベニちゃん結婚しよう!!!』
「ごめんなさい…」
__あの声は誰の声だったけ?また、頭が少し痛んだ気がした…。