勇者特急マイトガインまであと27年ですね……
閻魔王の作った特殊マシン、蒸気機関車型宇宙船『サスライガー』は、あの世から現世に転移した。
既に消え去った肉体が、再び精神年齢に合わせて、再形成された。
一糸まとわぬ男達は、自分の肉体を鏡で見ながら、
「フフフ、この筋肉、この若さ。何でも出来そうな気がして来たぜ」とか、
「レザーを着けていないのに、ビンビンになっている」と驚いていた。
坊主頭の男が、モヒカン男にこう言った。
「恥ずかしがることはない。エレクチオンしていると言う事は肉体が回復してきている証拠だ。
共にこの機関車の中に乗った客同士だ。
隠し事は無しと言う事で行こう」
坊主頭の男の事を、濁った眼で見つめながら、モヒカン男は提案した。
「じゃあ、自己紹介でもしねえか」
四人の男達は、自己紹介を始めた。
黒髪をスポーツ刈りで綺麗にそろえた男が口を開く。
「俺はレイプマン。本名は
表の職業は女学校、私立
東京でレイプ依頼を受ける、闇の仕事をしていた。今は引退している」
両手を腰に当て、堂々と自分の肉体の美を見せつけた。
その様を見ながら、モヒカン刈りの男は不敵の笑みを浮かべる。
「俺は人呼んでモヒカン男。本名は
日高
表の仕事はサラリーマンだった。趣味はボデービル。
あと、このモヒカンは正真正銘の地毛さ
ノンケだろうと、ホモだろうとどんと来い」
股間を両手で押さえた年若い少年は、皆に一礼した後、
「
今は変態仮面だけど、普段は私立紅優高校一年生。
モヒカンさんの弟さんと同じように、俺の死んだ親父も警官だった。
レイプマンさんやモヒカンさんみたいの本番はしたことないけど、SMだったら誰にも負けない自信はあるぜ」
若者三人が紹介を終えた後、丸坊主の頭をした壮年の男が哄笑してみせた。
一頻り笑った後、両腕を胸の前に組んで、語り始めた。
「最後にわしじゃが、
特技は
そんな事を話している折、機関車の到着を知らせる放送が入る。
「まもなく目的地に付きます。お降りの方はお忘れ物のない様にご準備を……」
「裸一つで、忘れ物なんかあるめえよ」
そう叫んだモヒカン男は、苦笑する。
「せめて六尺か、ブリーフパンツでもあれば、なあ……」
「男は度胸、なんでも出来るってことさ」
そうレイプマンが言うと、サスライガーに連結された貨車の中は笑いに包まれた。