変態紳士4人組   作:ユーコン

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気が付いたら、昭和98年でした。
勇者特急マイトガインまであと27年ですね……


第二話

 閻魔王の作った特殊マシン、蒸気機関車型宇宙船『サスライガー』は、あの世から現世に転移した。

既に消え去った肉体が、再び精神年齢に合わせて、再形成された。

 一糸まとわぬ男達は、自分の肉体を鏡で見ながら、

「フフフ、この筋肉、この若さ。何でも出来そうな気がして来たぜ」とか、

「レザーを着けていないのに、ビンビンになっている」と驚いていた。

 

 坊主頭の男が、モヒカン男にこう言った。

「恥ずかしがることはない。エレクチオンしていると言う事は肉体が回復してきている証拠だ。

共にこの機関車の中に乗った客同士だ。

隠し事は無しと言う事で行こう」

 坊主頭の男の事を、濁った眼で見つめながら、モヒカン男は提案した。

「じゃあ、自己紹介でもしねえか」

 

 四人の男達は、自己紹介を始めた。

黒髪をスポーツ刈りで綺麗にそろえた男が口を開く。

「俺はレイプマン。本名は岩崎(いわさき) 圭介(けいすけ)

表の職業は女学校、私立桃園(ももぞの)学園の体育教師をしてた。

東京でレイプ依頼を受ける、闇の仕事をしていた。今は引退している」

 両手を腰に当て、堂々と自分の肉体の美を見せつけた。

その様を見ながら、モヒカン刈りの男は不敵の笑みを浮かべる。

「俺は人呼んでモヒカン男。本名は日高(ひだか)良司(りょうじ)

日高雄介(ゆうすけ)という警官をやっている弟がいる。

表の仕事はサラリーマンだった。趣味はボデービル。

あと、このモヒカンは正真正銘の地毛さ

ノンケだろうと、ホモだろうとどんと来い」

 

 股間を両手で押さえた年若い少年は、皆に一礼した後、

色丞(しきじょう)狂介(きょうすけ)

今は変態仮面だけど、普段は私立紅優高校一年生。

モヒカンさんの弟さんと同じように、俺の死んだ親父も警官だった。

レイプマンさんやモヒカンさんみたいの本番はしたことないけど、SMだったら誰にも負けない自信はあるぜ」

 若者三人が紹介を終えた後、丸坊主の頭をした壮年の男が哄笑してみせた。

一頻り笑った後、両腕を胸の前に組んで、語り始めた。

「最後にわしじゃが、空入殿(そらいりでン)新洋(しンよう)

時空(じくう)超科学(ちょうかがく)(かい)の教祖を長らくしていた。

特技は催眠術(さいみンじゅつ)剣術(けンじゅつ)じゃ。ハハハハハ」

 

 そんな事を話している折、機関車の到着を知らせる放送が入る。

「まもなく目的地に付きます。お降りの方はお忘れ物のない様にご準備を……」

 

「裸一つで、忘れ物なんかあるめえよ」

そう叫んだモヒカン男は、苦笑する。

「せめて六尺か、ブリーフパンツでもあれば、なあ……」

「男は度胸、なんでも出来るってことさ」

そうレイプマンが言うと、サスライガーに連結された貨車の中は笑いに包まれた。

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