第五話
俺はブレーキ・パッド。
元々は、東北5県のさびれた田舎の百姓で、
東京に出稼ぎに出たが失敗し、田舎に戻ってきた時、トラクターに引かれて死んだ。
そしたら、宇宙忍者ゴームズの世界に転生して、悪魔博士の1番弟子になった。
悪魔博士から悪魔の魔法を習って、異世界を征服してくるように言われた。
でも、あんなブリキのお面を被ったコミュ障のクソジジイの命令は聞く必要がねえっ。
てことで、俺はいろんな世界の女をさらって、ハーレムを作ることにした。
まず手始めに、悪魔博士の爺から盗んだブリキで、宇宙戦艦を作った。
スタートレックのエンタープライズ号や、宇宙戦艦ヤマトはダセえ。
ということで、宇宙刑事シャイダーのバビロス号をコピーした。
超々ジュラルミンじゃねえ、ブリキでつくったんだぞ、おめえら。
デカさは、飛行形態で、約43キロほどにした。
原作の約100倍の大きさだ。
修理が、大変だって?
俺は悪魔博士に、悪魔の魔法を習ったんだ。
何でもできるから大丈夫さ。
そして船の中には、100畳のシステムキッチンと、ベット付きの個室が75個。
その他に、サウナや岩盤浴、大浴場など、各種の入浴施設が10個。
勿論、SMの
あとは独居房が5個に、雑居房が5個。
あらゆる世界の美女をさらってきて、俺が洗脳を施したという訳さ。
男は、滔々と自分の来歴を、つい先ほど誘拐した美女に語った後、こういい捨てた。
「サマンサさン、俺の事が怖かろう。
フハハハハハ」
サマンサさンという女性は、『奥さまは魔女』という世界から誘拐された人物だった。
彼女は、米国の魔女で、人妻だった。
「このブレーキ・パッドさまにかなうやつがいるというのかね。
フハハハハ。」
誘拐された美女は、このように男があって話をし、気に入らなければ、帰されることもあった。
だが、基本的には、食客として養われるのが常だった。
サマンサと話し終えた男は、下卑た笑みを浮かべる。
そして、男の後ろに立つ、焦げ茶色の髪をする東洋系の少女に声をかけた。
「おい、
風呂の支度をせい!」
蜜柑と呼ばれた少女は、日本人だった。
本名は、
男が、みかんという名前だからという事で、蜜柑に改名させられて、今は下女となっていた。
「また朝風呂ですか」
「やはり、俺の様な悪党は、朝風呂に限る。
男の言った身上を潰すとは、
一方、その頃、地獄の閻魔大王庁には、一人の紳士が尋ねていた。
緑色のローブに、ブリキの仮面をつけた四十がらみの男。
宇宙忍者ゴームズの悪役である、悪魔博士であった。
「閻魔大王様、俺を助けて
俺の部下だった鎌田吾作という男が、ばっちりとした魔法のリングと俺の薬を盗んで逃げた。
おれもおっかけてたけど、寿命でぽっくり死んでしもうった……」
「薬とは」
「匂いを嗅いだだけで、一目ぼれする悪魔の惚れ薬を作ったんだわ。
これがばっちり効く薬でよお、20キロほど作ったんだけど……
全部、吾作の野郎に、盗まれたんだわ」
「それで、わしの所に……」
閻魔王は、悪魔博士にドクダミ茶とそば饅頭をすすめる。
悪魔博士が、茶菓子を食べる姿を見ながら、話を続けた。
「変態紳士4人組の力を貸してほしいと……」
「そんなもんですわ」
こうして、変態紳士4人組への、新たな依頼は完了したのだった。
再び、短期集中連載をしたいと思います。
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