流行り物の、ガンダムSEED映画
ガンダムの映画を見たのは、F91以来で、実に33年ぶりだぜ!
アウラ・マハ・ハイバルという名前で、「ガンダムSEED」世界の人間だった。
遺伝子工学の第一人者で、遺伝子操作をした改造人間を作る計画に関わっていた。
ガンダム世界からマリュー・ラミアスを誘拐した吾作が、ついでに拾ってきたのであった。
「なぜ、わしの所に来た」
「貴方の催眠術の凄さに目を付けたの。
私は、コーディネーターという遺伝子改造人間の研究をしていた科学者だった」
「私は設計通りに生まれてくるスーパーコーディネーターの研究をしている施設にいたの。
そこで既存の人間を洗脳や催眠出来るアコードという、遺伝子改造人間を作っていたの。
その時に反対派に襲われてね……
クローン人間の寿命を延ばす薬を、全身に浴びてしまったのよ」
「それで、そンな体に……」
「ええ、30歳の時に、その毒薬を浴びて、縮ンでしまったの。
人間の老化を遅らせる薬をね……不老の薬を浴びた化け物って訳」
この女の利用価値はあると考えて、彼女の話をくわしく聞くことにした。
「それで」
アウラもまた
催眠術だけではなく、変態紳士たちの隊長をしているという点に注目していた。
「私はそのせいで、子供を産めない体になってしまったの。
女としてもう終わった存在ね……
こンな体にした世界に復讐することにしたの……
遺伝子改造人間を使って、世界中の人間を征服する計画を立てたのよ」
世界征服を企んだアウラは、キラ・ヤマトたちの活躍によって倒された。
ガンダムの襲撃を受けた宇宙基地を脱出した後、乗っている戦艦ごと撃墜されたのだ。
「でもね、ガンダムに殺されたって訳。
10万人以上を核ミサイルで殺した女ですもの、当然の結果だわ……」
それまで薄ら笑いを浮かべていた、アウラの顔色が変わった。
傍から見ても分かるほどの、悲しそうな表情だった。
「
旧ソ連から核ミサイル付きの
「えッ!」
「わしは妻が病弱でな……子供がいなかった。
妻の代わりに霊能力の高い女を探し出して、子供を産ませる。
そして、世界を征服する予定じゃった」
言葉を切ると、葉巻に火をつけた。
香木に似た香りが、部屋中に広がる。
「アウラ、この際、わしと一緒に働いてくれンか。
元の肉体に戻って、優れた技術者として変態紳士を支えてくれ!」
そういって、
そこは、死んだ人間の肉体が精神年齢に沿った形で再生される場所だった。
アウラの肉体は、完全に再生された。
だが殺された時の体ではなく、薬剤を浴びる前の肉体での復活だった。
部屋に入ると、
「す、凄い、エレクチオン」
アウラは頬を赤めて、興奮した調子で答えた。
「マッチ棒が、バットになっただけさ」
アウラは、
それは悲しみの涙ではなく、
「あたしのような化け物でもエレクチオンしてくれるなンて……」
アウラは
「わしの
「ええ……」
隊長室から一向に帰ってこないアウラを心配した変態仮面。
彼は、レイプマンと共にその様子を見に行った。
ドアの隙間からレイプマンは室内の様子を見た。
2人の男女は、風呂桶に背を持たれかけて、キスをしていた。
「好き者だな……
レイプマンは、驚きの言葉を上げる。
変態仮面もレイプマンの言葉に応じた。
「墓場に近き、老いらくの恋ってのは、この事をいうンですね」
変態仮面は、自分がすでに死んだ人間であることを忘れての発言だった。
レイプマンは、呆れるようにつぶやいた。
「
レイプマンと変態仮面は、
その際、同じ世界の出身であるマリュー・ラミアスに、アウラの事を尋ねることにしたのだ。
「彼女は、見た目は若いけど、50歳の老婆よ。
早く言えば若い肉体を持つ老婆よ……怪物って言っても過言じゃないわ」
変態仮面の顔に、驚愕の色が浮かぶ。
マリューは、関係なしに説明を続けた。
「彼女は、アコードという人造人間を作って、世界征服を企ンだの……
そうね、核爆弾で自国民を15万人殺した後、宇宙に逃げたの。
そして世界征服の為に、宇宙要塞から反対する国を攻撃したわ。
モスクワに住む人間は、宇宙要塞からの攻撃で全滅したわ」
マリューは、滔々とアウラと戦った話を述べた。
その場にいた変態紳士たちは、
変態紳士たちは、残る5名の女性を送り返すため、サスライガーを出発させた。
まず昭和30年代の米国に、サマンサとスージーを送り届けた。
そして次にガンダム戦士の世界に来ていた。
マリューを送り届けに来た変態紳士たちは、キラ・ヤマトの私宅に招かれていた。
紳士たちを出迎えたのは、マリューの同僚や上司たちだった。
ガンダムのパイロットや彼らを統括する組織の長が一堂に会した。
「変態紳士のみなさン、どうもご迷惑をおかけしました」
マリューの上司であるキラ・ヤマト准将が、紳士たちに感謝の言葉をかける。
キラは、ガンダムのパイロットで、この世界で一番強いパイロットだった。
モヒカン男は、キラにこう返す。
「まあ、泥棒には気を付けるんだな」
キラの上司であるラクス・クラインは、変態紳士たちに抹茶を振舞っていた。
熱い茶をよばれた後、
「クライン総裁、一つお聞きしたい事がある」
「
「アウラは、わしがもらってもいいかのう」
ラクスは
「ええッ……」
「世界征服を企んだ女じゃ、色々と興味深くてな。
わしが責任をもって、面倒を見ようかなと思っておる」
断られると思って
だがラクスは笑って、その提案を受け入れた。
「どうぞ、どうぞ、ご自由になさってください」
「自分の国民を15万人も殺した人間を、どうやって制御する?
ラクスの後ろにいたアスラン・ザラがこう尋ねた。
彼もキラ同様にガンダムに乗って、アウラの部下と戦った経験の持ち主だった。
モヒカン男は、アスランにこう返事する。
「男は
歓迎の宴の後、変態紳士たちはガンダムSEEDの世界を去ることにした。
レイプマンは別れ際に、キラに黒電話を渡した。
「ヤマト
なにか問題があったら、連絡ください。
ご依頼があれば、
ラクスとキラはそれぞれ、別れの言葉をかけた。
「じゃあ、変態紳士の皆さン、ご達者で」
「さようなら!」
紳士たちも、同様に別れの挨拶をする。
「ヤマト閣下、お元気で」
「ラクスさン、キラ
変態紳士たちは、そういってサスライガーに乗り込む。
まもなく、機関車は上空へ向けて走り去っていった。
次回の
年明けにドカンと書こうと思ってます。
匿名でも構いませンので、ご