【ホロライブワールド】攻略情報   作:天野空

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正月イベント
桜大神社にて受付を行う。
タッグ戦の為、プレイヤーを誘うか、NPCを誘って出場する。
誘える相手がいない人の為に大会側が用意したNPCも何人かいるので、1人でも気軽に参加できる。



決戦 桜大神社羽子突き大会

「とうとうこの日がきた」

私はぐっと握りこぶしを作って、桜大神社の入り口の前に立った。

正月の参拝者も少し減り、あの大晦日の賑わいまではいかないが、今は別のイベントで賑わいを見せていた。

私の横を通りすぎる人は様々な種族がいるが、ほとんどが2人で中に入っていく。

「はぁ、今年こそと思ったんだけど…」

私はため息をついて隣を見る。

誰もいない…

また、1人かぁ~

この日の為にいろいろと野良パーティーに参加したり、NPCとのイベントもしたけれど結局、最後に私は声をかけられずここに1人ポツンと立っている。

私は桜大神社の巨大な門に立て掛けられている立て看板を見た。

そこには大きく『桜大神社 年始恒例羽子突き大会』と書かれていた。

そう、私はこのイベントに参加する為にここに来た。

私はゆっくりと門をくぐり受付へと向かう。

毎年この時期に行われる羽子突き大会。

参加人数が膨大でトーナメント形式の勝ち抜き戦で行われる。

そして、何故かダブルスなのがある意味ネックだった。

確かにボッチでも参加出来るように、大会本部がNPCを数人用意してくれているけど、優勝を目指すなら、気の合ったプレイヤー同士や、強いNPCを連れてこなければ勝てない。

「頑張ったんだけどなぁ~」

私は受付へと並ぶ。

このゲームを初めてからこのイベントには、毎年参加している。

優勝すると無条件でAちゃん神に願いを叶えてもらえる権利(普通はレベルMAXからレベル1に更新する以外では会えない)と優勝賞金、優勝トロフィーをさくらみこちゃんから直々に渡される。

ただ、私が狙っているのはその渡される時に、ある事をみこちゃんにお願いすると叶う隠しイベントだ。

このイベントはまだ世に出回っていないという超レアイベント。

教えてもらった先輩も情報は知っているが真相はわからないと言っていた。

何せこの大会に優勝しないといけないという、激ムズ仕様。

でも、私はどうしてもそのイベントを確かめたかった。

「次の方?」

「え、あ、はい」

受付の女性に呼ばれて私は慌てて、受付に向かう。

考え事をしていてぼーとしてた。

後ろに並んでる人達の目線が痛い。

「はい、それではここに参加される方のお名前をどうぞ」

「あ、はい」

私は紙に自分の名前を書く。

(はぁ、もう1人は大会本部の用意してくれてるNPCの人に頼むかぁ)

「あのう…」

私がそう受付に声をかけようとした時、突然横から声をかけられた。

「ごめん、ごめん、待った?」

「え?」

突然声をかけられて私は驚いてその人物を見る。

その人は女性のようだけど、フードを被っていて誰か分からない。

「えっと、どちら様で?」

「なに言ってんの、大会一緒に出るって約束したでしょ」

「え?」

フードの女性はそう言って私が書いた記入用紙に、さっと何かを書き込んで受付に渡す。

受付の女性はその記入用紙を確認すると驚いた顔をしてフードの女性を見た。

フードの女性は少しフードを上げて受付の人に微笑んだようだった。

「分かりました。

あまり無茶苦茶しないでくださいね」

よく分からない事をフードの女性に言った受付の女性は次の参加者を呼ぶ。

「えっと、どちら様でしょうか?」

列を離れて、私は隣を歩くフードの女性に聞く。

「え?

この前来てくれた時に、誘ってくれたじゃない?」

フードの女性が首を傾げながら言う。

ま、確かに色んな人に声をかけようとしたけれど、誘えた記憶はないんだけど…

「えっと誰かと勘違いされてません?」

「ん?

あなた◯◯◯でないの?」

「あ、はい、そうですけど」

「なら合ってる」

そう言って笑うフードの女性。

「ささ、目指せ優勝だでな」

手を上げるフードの女性。

「お、お~」

訳も分からず、私も手をあげていた。

 

イベント中…(羽子突き大会、内容は実際にゲーム内で確認してください)

『ルール説明』

羽を打ち合い、相手がミスをする、または倒れると負け。

コートが用意されており、コート外に羽を出してしまった場合も負け。

また、普通の羽子突きと違い2回以内で相手に返すようにする。

予選ブロックと本選ブロックがあり、予選ブロックは2回顔に墨で落書きされた方の負け、本選は3回とする。

 

「す、すごい」

私はトーナメント表を見ながら呟いた。

大会が始まってあれよあれよと進み、次は本選の決勝戦。

そこに私のチームの名前があった。

「ま、楽勝だでな」

隣にいるフードの女性はフードを付けたまま笑う。

ここまで1度もフードを取らなかった私のパートナー

ルール上、顔は隠しても良いが、墨で顔を落書きされる時は素顔を晒さないといけない。

いまだにフードを被っているという事は、私達は未だに相手に1点も与えていないというわけだった。

「す、すごいです。

まさか、ここまでこれるなんて」

私の言葉にフードの女性はこちらを向く。

「あんなに熱心に、優勝したいって言ったんだから叶えないとね」

フードの女性は優しくそう言った。

「ありがとうございます」

未だに誰か分からないけれど、私はフードの女性に頭を下げる。

「まだ、お礼は早いでな。

最後に強敵が残ってる」

そう言われて私はトーナメント表を見る。

対戦相手は羽子根姉妹。

この大会の優勝常連者達だった。

 

私はコートに立つ。

目の前にはあの羽子根姉妹。

噂では、リアル羽子突きチャンピオンで、このゲームでもその腕前を十分に発揮しているとか。

「まさか、貴女が相手とは驚きましてよ」

羽子根姉妹の姉、羽子根蝶が私に向かって言った。

「知り合い?」

「あ、昔ちょっと」

フードの女性に聞かれて私はそう答えた。

羽子根姉妹には前に大会を一緒に出てほしいと頼んだ覚えがある。

あの頃はまだノリノリだったから、姉妹で出る事が分かってるこの相手に平気で頼んでた。

ま、そのせいでみんなの前で馬鹿にされて、それから声をかけられなくなったんだけど…

「お姉さま、あんな雑魚がよくここまでこれましたわよね」

妹の佐奈妓が私を見て笑う。

う、なんでまだ覚えてるのよ。

かなり昔の事なのに。

「まぁ、そう言わないであげなさい。

仮にもわたくし達の前に立っているのだから。

ま、そのフードの人のお陰みたいなものですけど」

確かに、これまでほとんどと言って良いけど、フードの彼女が私をフォローしながら得点をあげてくれた。

「それではお互いに構えて」

審判の人に言われて私は羽子板を構える。

「そろそろ良いかな?」

「はい?」

フードの女性がそう言ってフードに手をかけた。

そして、勢いよくフードを脱ぐ。

『な、なに~』

『なんで~』

会場がその姿を見て驚く。

「な、貴女なんて人を連れてきてるの」

「普通無理でしょ…」

対戦相手の羽子根姉妹もフードを脱いだ私のパートナーを見て驚く。

いや、会場の誰よりも私が驚いてる。

隣に立って羽子板を肩にトントン当てて私に笑いかける戌神ころねちゃんに。

 

結果はいうまでもなく私達の勝ち。

フードを脱いだころねちゃんの動きはまさにチートだった。

「あはははは」と笑いながら顔に落書きされる羽子根姉妹に同情しながら、私は授与式に参加した。

ちなみにパートナーをホロメンにしたとしても違反にはならない。

なぜなら、これまでの大会でホロメンと組んで大会にでた人がいないからだそうで、まさかホロメンを連れてこれるプレイヤーがいるとは大会本部も考えていなかったらしい。

3位、2位とみこちゃんから商品を送られる。

2位の羽子根姉妹はあの対戦が終わった後、何故か嬉しそうにころねちゃんと握手していた。

あと、「本当は誘ってくれて嬉しかったですのよ」と何かツンデレのような事を言われた。

姉妹で出ている為、誘われるのが初めてで照れ隠しで言っていたら、周りがあんな状態になってすごく後悔していたらしい。

誤解も溶けて私は羽子根姉妹とも友達になれた。

「では、優勝者は前に」

巫女さんにそう言われて私はみこちゃんの前に進んだ。

「すごく楽しめたにぇ。

まさかころにぇを引っ張りだせるなんて」

みこちゃんはそう言って優勝商品を私に差し出す。

私はそれを受け取りながら「ありがとうございます」と頭を下げた。

決勝戦が終わった後、ころねちゃんに「どうしてパートナーになってくれたのか」を聞いた。

すると、私がよく【ゲーマーズ】にある戌神神社にお供え物をして愚痴を言っているのを、聞いていたらしい。

それで、私が面白い事を言っていたので手を貸そうと思ったとの事だった。

「では、最後に何か言いたい事があったら聞くにぇ」

みこちゃんにそう言われて、私は顔を上げる。

「はい、それでは1度願わくば私と一緒に羽子突きしませんか?」

私の言葉にみこちゃんが驚きの顔をした後、にかっと笑う。

「みこは強いよ」

「負けません」

私もそう言って笑った。

 

カン、カン、カン!

桜大神社中の庭で羽子板の羽根が軽快に音を鳴らす。

私は戌神ころねちゃんとさくらみこちゃんと共に羽根突きをしていた。

すごく楽しそうに羽根突きをしてくれるみこちゃんに私は癒された。

私がこのイベントを発生させたかった理由は、前にお正月にみこちゃんが忙しそうにしている姿を見て、何か息抜きをさせてあげたいと感じたからだ。

このイベントがみこちゃんの息抜きになるのか分からないけど、楽しそうにしてくれているので私は満足している。

「そろそろ休憩にするぞ~」

ころねちゃんの声に私はみこちゃんところねちゃんのところに向かった。

「◯◯◯、ありがとにぇ。

すごく楽しい」

隣を歩くみこちゃんは私を見てそう言ってくれた。

「私もです」

私もそう言ってみこちゃんに笑いかけた。

このイベントやれてよかった。

ありがとうころねちゃん。

私はそう心の中でパートナーにお礼を言った。




はい、新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
まず今年初めのイベント情報ですが、さくらみこちゃんのイベントとなります。
ちなみにこのイベント名は大会に参加した時のイベント名で、レアイベントの方は『桜大神社の平和な羽根突き』となっています。
このイベントはまだ情報が回っていませんので、挑戦したい方は来年を目標にされる方がいいと思われます。
ぜひ、イベントを達成してさくらみこちゃんにお正月の小さな息抜きをさせてあげてください。
ちなみに今回みたいにホロメンを引っ張りだすのは、なかなか難しいので羽根突きの練習十分にしてくださいね。
では、また新たな情報が入りしだい更新します。
本年も【ホロライブワールド】をお楽しみに
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