【ホロライブワールド】攻略情報   作:天野空

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発生条件、現在情報整理中。
後編には情報を整理して掲載します。


TM 『裏切りの』前編

(どうしてこうなったのか?)

俺は【バーチャル】の廃墟となった町にいる。

今は瓦礫となった建物に身を隠し、持っているリボルバーを強く握りしめていた。

「状況は?」

隣にいる青髪ロングの女性が聞いてくる。

彼女も俺と同じようなリボルバーを持って建物の影から外をチラチラ見ながら聞いてきた。

「えっと、今のところ敵は見えないけど。

これってどうなってるのラミィちゃん?」

俺も建物から外を見てから隣にいるラミィちゃんに聞いた。

「え?

ラミィって誰?

私は雪花(せっか)よ」

「あ、そう読むのね」

「?

おかしな事を言う人。

それより、相手はあのシシロウ。

油断できない」

「あ、はい」

俺はラミィ?ちゃんにそう言われて、建物に体を密着させる。

「ちょっと確認いいかな?」

俺は少し間を置いてから、雪花さんに聞く。

「なに?」

相変わらず建物の影から辺りを伺う雪花さん。

「これってどういう状況?」

そうなのだ、俺は今がどういう状況なのか全く理解できていなかった。

「はぁ?

あんたどっかに頭ぶつけたの?」

雪花さんは呆れたように俺を見る。

「いいわ、教えてあげる。

今の私達の状況を…」

それから雪花さんより、今の状況を教えてもらった。

ま、簡単に言えばこれはマフィアに終われて逃げている2人なのだそうだ。

俺と雪花さんは五世代一家と言われるマフィアに所属しており、現在五世代一家が他の一家に奇襲をかけようとしている情報を持ち出し、相手に警告しに行く途中らしい。

ラミィちゃんじゃない、雪花さんは抗争で無駄な血が流れるのは良くないと考えて、今回の行動に出たと言うことだった。

俺はそれに賛同して雪花さんについていっている、らしい。

全く身に覚えないんだけどなぁ。

それにこの変な状況になってからステータス画面は開けないし、装備もこの拳銃と黒いスーツだけ。

雪花さんも同じような服装だ。

「そ、それで相手の人数と名前は分かっているのか?」

分からないからそれっぽい言い方で、雪花さんに聞いてみる。

「そんな事まで忘れたの?

相手は3人。

五世代一家のマジシャンと呼ばれている丸尾。

五世代一家一の運動神経を持つピーチ・リン。

そして、五世代一家で最強と呼ばれているシシロウの3人よ」

(えっと、五世代だから丸尾がポルカちゃん?

ピーチ・リンがねねちゃん?

シシロウがぼたんちゃんかな?)

「特にシシロウには気をつけて、彼の腕はどんな遠くの獲物でも狙い打ちしてくる」

「え?男?」

「なに言ってるの男に決まってるでしょ」

ダン!

「うわ」

どこからともなく銃の弾が飛んで来た。

「く!

見つかった」

雪花さんは建物に身を寄せる。

そして、胸元からコインを出すと、建物の影から外へと投げた。

キュイン!

投げたコインが弾かれる。

「な、当ててきた」

「さすがシシロウね」

雪花さんはそう言って向かいの建物の屋上を見る。

「まさか、あんな場所から?」

「ええ、シシロウなら問題なく狙ってくる」

「あ、あ~

聞こえるかぁ?

そこに隠れてるのは分かってる。

さっさと出てきなよ。

雪花に◯◯◯」

この声はポルカちゃん?

「丸尾ね」

あ、丸尾なんですね、やっぱり。

「このまま、そこに隠れてても埒が空かないだろ?

出てきなよ」

「出てきたところをシシロウに撃たせる気でしょ」

雪花さんは隠れたまま、丸尾に言った。

「はは、確かにそれも作戦だわな。

でも、一応私らそんな卑怯な真似をしないのが一家の掟だからね」

卑怯な事をしないのが掟?

「良く言うわ。

たった2人にそっちはシシロウを連れてきてるじゃない」

「ま、それはそう。

なんせ逃げられたら困るからな」

雪花さんの言葉に丸尾さんがにやにやしながら言った。

「いいわ、出てあげる」

雪花さんはそう言って俺を見て頷く。

俺も頷き返して、俺達は建物の影から出た。

ゾク!

なんだ、この不快感。

何か心臓を握られるような感覚。

俺は胸を押さえる。

「やっぱり、うちのNo.2アルね。

シシロウに狙われてるのが分かるみたいアル」

黒いスーツ姿のポルカちゃんの横にもう1人いる?

黒いチャイナドレスを着たねねちゃん?

「ピーチ・リン」

雪花さんがその女性を見て言った。

あ、やっぱり、ピーチ・リンなんだ。

「大丈夫?」

雪花さんは前の2人から目をそらさず俺に聞く。

「はい、何となく分かってきました」

俺はそう答えて背筋を伸ばす。

く、今度は頭。

やっぱり、俺は相手に狙われている場所が痛む体質になっている。

今は胸から頭にその痛みが移動した。

ズキズキする痛みだが、たぶん間違いない。

ピーチ・リンさんもさっき言っていた。

「厄介だ。

やはり、ここは馬鹿な真似される前に死んでもらった方がいい」

そう言って丸尾さんとピーチ・リンさんが拳銃を構える。

く、痛みが1つ増えた。

丸尾さんは俺狙いか。

どうする?

ここでやられれば、抗争が起きてしまう。

考えろ俺。

俺はゆっくりと雪花さんに近づき、小声で聞く。

「雪花さんはピーチ・リンさんとどちらが強いですか?」

「そうね、時の運もあるけど、さしなら何とかなるわ」

雪花さんは2人に拳銃を向けたまま教えてくれる。

なら、まだこの場を逃げれるチャンスはある。

さっき丸尾さんが言っていたあのセリフ。

それが本当ならいける筈だ。

「丸尾さん!

一対一の勝負をしましょう!

俺と丸尾さん、雪花さんとピーチさん。

卑怯な事しないんでしょ?」

俺の言葉に黙る丸尾さん。

ダメか?

「ふふ、まさか、そっちからそんな言葉が聞けるとは。

ま、いいですよ。

あなたの言う通り私らのファミリーは卑怯な事が嫌いだ」

そう言って丸尾さんが手をあげると、頭痛がなくなる。

シシロウさんが狙わなくなった。

「へぇ、やっぱり分かるんですね。

今、シシロウがあなたを狙わなくなったのを」

「まぁね。

相変わらず胸はズキズキするけど」

俺は丸尾さんに嫌みっぽく言った。

「これでさしの勝負だ。

ピーチいけるか?」

「もちろん、雪花に負けた事ないからね」

え?

「大丈夫。

私は負けない。

だから◯◯◯は丸尾に集中して」

雪花さんがそう言って俺から距離をとる。

「最後の挨拶は終わったかな?

それじゃ、このコインが地面に落ちたらスタートといきましょうか」

丸尾は拳銃を持ってない手でコインを弾く。

回転しながら空中を舞うコイン。

俺は少し腰を落としいつでも避けれるようにスタンバイして拳銃を構えた。

そして、地面にコインが落ちる。

ダンダンダンダン!

4発の銃声。

俺達が一斉に拳銃を撃った音。

しかし、誰1人とその場に倒れていない。

「後で会いましょう」

そう言って雪花さんはピーチに追いかけられながら、廃墟の方へと走っていった。

「まさか、外すとは」

丸尾さんは驚いた顔で俺を見た。

「来るところが分かってれば、避けやすいですよ」

この場に残っているのは、俺と丸尾さん。

お互い拳銃を相手に向けている。

狙いは頭か?

半身になっている為、丸尾さんは頭以外は狙いにくいはず。

しかし、ホロメンに拳銃って効くのか?

俺がそう思っていると「考え事とは余裕ですね」

そう言って、丸尾さんがこちらに何かを投げる。

間一髪避けたが、無理して避けた分体勢が崩れる。

狙いは足だと?

ダン!

無慈悲に放たれる弾丸が俺の足に当たる…

いや、まだ!

俺は狙われている足をもう片方の足で無理やり蹴り倒れる。

「なに!」

不自然な倒れかただが、早く倒れたお陰で弾は当たっていない。

そして。

ダン!

「ぐ」

脇腹を押さえる丸尾さん。

俺の撃った弾が、丸尾さんの脇腹に当たった。

効いてる?

「まさか無理やり倒れるなんて」

押さえた脇腹から血が流れて、地面を濡らす。

「え?

そんなに?」

俺は立ち上がり丸尾さんを見た。

「何を驚いているんです?

弾が当たれば血も出るでしょ。

でも、私はまだ倒れていない」

丸尾さんは拳銃を俺には向ける。

その状態でまだ…

俺も拳銃を丸尾さんに向けた。

「きゃあ!」

「え?」

いきなり叫び声が横から聞こえた。

俺は咄嗟に走って近くの瓦礫に隠れる。

「う」

丸尾さん呻き声を上げ、俺の動きに反応できなかったのか撃ってこない。

何があった?

俺は悲鳴が聞こえた方を見る。

そこには頭から血を流して倒れているピーチと、ふらふら歩いてくる雪花さん。

「雪花さん!」

俺は瓦礫の裏から雪花さんへと声をかける。

そんな俺に雪花さんはにこっと笑ってその場に倒れた。

ゆっくりと地面に広がる血。

あの量は…

「後はあなただけですね」

丸尾さんが拳銃をこちらに向けてゆっくりと近づいてくる。

さっき撃たれる前に飛んできた物は何だったんだ。

狙われていた反応がなかった。

俺は瓦礫の影から地面を見る。

そこにはトランプが2枚落ちていた。

あれを投げたのか?

風でトランプがゆっくりと動く。

紙のトランプをあのスピードで投げたと言うのか?

マジシャンの異名は嘘ではないか。

俺は拳銃を持つ手に力を入れる。

腹をくくるしかない。

瓦礫の影からそっと覗く。

ダン!

すぐに飛んでくる拳銃の弾。

「どうしました?

臆病風に吹かれましたか?」

どうする?

隠れたのはいいが、相手の狙いは正確だ。

弾を受けてるからそのうち倒れるかもしれないが、その前に距離を縮められてやられる。

あれは?

俺は目の前の瓦礫であるものを見つけた。

これなら…

「どうしました。

私が倒れるのを待っているんですか?

やはり、あなたも卑怯者ですか?」

あなたも?

「いや、決着をつける!」

そう言って俺は瓦礫から姿を表した。

ダン!ダン!

瓦礫から飛び出した瞬間、丸尾さんの弾は間違いなく額を貫いた。

そして、俺の撃った弾も丸尾さんの胸を貫いた。




シアターミッション(TM)の現在判明している1つをご紹介します。
ただ、詳しい発生条件が判明しておりませんので、後編までには、情報を整理して更新します。
どうやら、ある一定の条件をクリアした後に、指定の場所に行くといきなり始まるとか?
シアターミッションならではのいつもと違うホロメン達も見所です。
では、また後編で
情報を整理しだい更新します。
お楽しみに。
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