【ホロライブワールド】攻略情報   作:天野空

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風真いろはのイベントを20個クリアする。
【ゲーマーズ】の第2の町で風真いろはに遭遇する。


最強への道行き

(なんでこんな事になったんだろう?)

僕はとぼとぼ1人【ゲーマーズ】の第2の町にある商店街を歩く。

裏世界【鬼岩城】に行く為に募集されていたパーティーに参加する為、僕は【ファンタジー】の第3の町からここに来ました。

しかし、着いて待ち合わせのギルドに行くと、もうパーティーが揃っていて、そのパーティーは出発したと受付嬢に言われたんです。

「はぁ」

大きくため息1つ。

(そりゃ、パーティーに入りますってメールは送ったけど、まさか先着順なんて聞いてなかったし、ここまで来るのにかなりお金も使って急いで来たんだよ?

なのに、もういないなんて)

「はぁ~」

僕はかなり落ち込みながら、ふと目の端に茶屋が見えました。

「団子でも食べるか」

そのままとぼとぼ茶屋へ。

「いらっしゃいませ」

和服の店員さんが、お茶を持ってきてくれました。

「すいません、団子10皿で」

「え?10皿ですか?」

僕の注文にびっくりする店員さん。

ま、見た目は小さいから、そうびっくりされるのももう慣れてますけど、今日はやけ食いしたい気分なんです。

「はい、お願いします!」

「わ、わかりました」

僕の勢いに負けたのか店員さんは、奥へと駆け足で入っていった。

「はぁ~」

ため息をついた後、僕は持ってきたお茶を飲む。

「幸せが逃げていくでござるよ、◯◯◯殿」

「え?」

名前を呼ばれた方を見ると、1人のお侍さんがこちらを見ていた。

(深編笠を被っていて誰だか分からないけど、何で僕の名前を知ってるんだろう?)

「えっと、どこかでお会いしましたか?」

僕は恐る恐るそのお侍さんに聞く。

「ん~

声だけでは分かってもらえないとはまだまだ未熟者というわけかぁ」

なんか落ち込むお侍さん。

「お待たせしました」

そんな時、店員さんがお団子を持ってくる。

次々に運ばれるお団子に僕が座っている長椅子はいっぱいになった。

「あ、ありがとうございます」

「す、すごい量でござるな」

僕の長椅子を見てお侍さんも少し驚いている。

「で、ですね」

(本当にすごい量だ。

どうしよう)

思っていた以上の量に驚きながら、俺はお侍さんを見る。

「よかったら、ご一緒にどうですか?」

(僕の事知ってるみたいだし…)

そう思って声をかけてみる。

「え?いいでござるか?」

そう言ったお侍さんは少し考えて。

「い、いや、やっぱりいいでござるよ。

もう今日の団子量は食べてしまったし」

ぐぅ~

断った後にすぐお腹が抗議した。

「…」

「…」

お互いに黙る。

(き、気まずい)

「え、えっと、ここは困ってる僕を助けると思って」

僕はそう言う言い訳をお侍さんに提示する。

「そ、そうでござるな。

そ、これは人助け。

人助けなら仕方ない」

お侍さんはその提案にすぐにのっかった。

「それで、お侍さんはどなたですか?」

「まだ分からないでござるか?」

団子の皿を取ったお侍さんが、深編笠を外す。

「あ!!」

僕はその正体に危うく手に持った団子の皿を落とすところだった。

「ホロライブワールド第六世代組、風真いろはでござるよ」

そう言って団子の串を持って可愛く笑ういろはちゃんが目の前にいた。

 

「しかし、声で分かってもらえないとはかざまもまだまだでござる」

団子を食べながら少し落ち込んでいるいろはちゃん。

「いや、それは分からないですよ」

僕はすぐにそれについて説明をしようと思った。

なぜ、最推しのいろはちゃんの声が分からなかったのか?

それは「その深編笠被っていると、声が変わってましたよ」

「え?」

僕の言葉にいろはちゃんは被っていた深編笠を見る。

「ちょっと貸してもらっていいですか?」 

そう言っていろはちゃんに深編笠を借りて被って喋ってみた。

「あ、違う声になってる」

「でしょ?」

「そういえば、これをくれたこよちゃんが声が変わるって言ってたような…」

天然さんか?うちらのいろは殿は。

「なるほど、では、別にかざまが人気ないとそういう事ではなかったのでござるな」

「当たり前です!

僕はあなたを最推ししてるんですよ!」

僕の告白に驚き照れるいろはちゃん。

「なら、話し方とかで分かって欲しかったでござる」

「それはすいません」

いろはちゃんの言葉に僕は素直に謝った。

「それで、何をあんなに落ち込んでたのでござるか?」

団子を食べながら僕はここに来た理由を話す。

「そ、それは確かにため息ものでござるな」

温いお茶を飲みながらいろはちゃんもしみじみ言った。

「では、◯◯◯殿は今手が空いてる?」

「え、まぁ、空いていると言えば空いてますけど」

「おお、それでは1つ頼みごとをしてもいいでござるか?」

「え、はい、もちろん」

最推しからの頼みごとを断る理由なんてない。

「よかった。

それでは、ある人物にこれを渡してもらっていいでござるか?」

そう言って僕はいろはちゃんから手紙を受けとる。

「えっと、いろはちゃん?

これって果たし状って書かれてるんだけど」

渡された手紙の表には堂々とそして達筆でそう書かれていた。

「ん?

それであってるでござるよ」

そう言ういろはちゃんも堂々と晴れやかな笑顔を、僕に向けていた。

 

「お膳立てしてもらって感謝するでござる」

「はぁ、ホロメンが挑戦するのが禁止になったからって、まさかプレイヤーさんに頼んでまで来るとは思わなかった余」

僕は今、【鬼生門】の前にある広場で、あやめちゃんに向かい合っていろはちゃんと立っていた。

いろはちゃんから預かった手紙は、あやめちゃんへの物で、さっきあやめちゃんが言ったように、前にいろいろあって【鬼生門】での戦闘イベントにホロメンは参加できないようになっているそうだ。

(ま、もともと参加できる方が不思議なんだけど)

「では、ここからはかざまが戦うから、◯◯◯殿は見届け人をお願いするでござる」

いろはちゃんの申し出に僕は頷いて下がる。

もちろん共闘もありだけど、この戦いはいろはちゃんが望んだもの、僕の出る幕はない。

 

「では、あやめ先輩。

尋常に」

チャキ丸を正眼に構えるいろはちゃん。

「はぁ」

あやめちゃんはそんないろはちゃんを見て、ため息をついているが、どこか嬉しそうに見える。

そして、あやめちゃんも鬼神刀阿修羅を構えた。

「勝負!」

お互いに間合いを詰めてつばぜり合う。

力は互角か?

僕からはそう見えるけど。

いろはちゃんがぐっとあやめちゃんを押し込み、それを返すようにあやめちゃんも押し返す。

その力を逃すようにいろはちゃんは半歩後ろに下がる。

そして、すぐさま右に回り込んで打ち込んだ。

だが、それはあやめちゃんに防がれている。

そのまま、いろはちゃんは連続であやめちゃんに斬りかかる。

受けるあやめちゃん。

いや、僕ははっきりとは分からないけど、あやめちゃんも防ぎながら打ち込んでいる?

両者一歩も動かず、体の捻りと腕で打ち合っている。

「やるね、風真ちゃん」

「あやめ先輩こそ、前よりももっと腕に磨きがかかっているでござる」

「もちろん、いつか風真ちゃんに【百鬼流】の極致を見せたかったからね」

そう言ってあやめちゃんは笑う。

「なら、よろしくお願いします」

どん!っと刃の嵐の中、いろはちゃんは体当たりであやめちゃんを後ろに下げる。

後ろに飛ばされても構えを崩さないあやめちゃん。

そして、その背後にはいつの間にか光の鬼武者が現れていた。

「【鬼神大元】」

あやめちゃんの言葉に鬼武者があやめちゃんと一体化する。

光る武者鎧を纏うあやめちゃん。

「ならば!こちらも」

それを見たいろはちゃんの目が光る。

「【模擬真眼・改】【鬼武者】からの【鬼神大元】!」

いろはちゃんの背後に緑の光の鬼武者が現れ、そして、いろはちゃんに一体化する。

そんないろはちゃんを見てにやりと笑うあやめちゃん。

「はぁ!」

ものすごいスピードで間合いを詰めるあやめちゃん。

「負けないでござる!」

それをいろはちゃんも全力で迎え打った。

 

イベント中(本人はあまりの早さでついていけず、詳細は自らの目でお確かめください)

 

後になっていろはちゃんに聞いた事だけど、あやめちゃんが使う【百鬼流】には、2つの動きがあるそうで。

1つは動。

その激しい動きで相手を翻弄しながら切り崩す、強力の技。

1つは静。

静かに構え、落ち着き世界と1つとなって、相手に必殺の一撃を与える、一撃必殺の技。

【百鬼流】の真髄は動ではなく静なのだという事だった。

だから、いろはちゃんは全てが終わった後、僕にこう言った。

「あやめ先輩は本当の実力を隠しているのだと」

 

「これが動の極致。

【百鬼千舞】!」

あやめちゃんの姿が無数に見える。

焦るいろはちゃんに数十人のあやめちゃんが次から次へと斬りかかる。

受けるいろはちゃんだが、受けきれない刃で纏う鎧が弾け消える。

『どうした余。これで終わり?』

複数のあやめちゃんから声が発せられる。

『ん?』

「え?」

気のせいか、あやめちゃん達の攻撃がいろはちゃんに当たらなくなってきた。

『まさか、そこまで』

何か分かったのかあやめちゃんの声が嬉しそうだ。

「【百鬼流 奥義 光風霽月】」

いろはちゃんから静かに発せられる声を、僕はそう聞き取った。

『魔眼で会得出来ないはずの技をここまで』

「まだ、これだけではないですよ、あやめ先輩」

ゆっくりと振りかぶるいろはちゃん。

その静かな動きの間でさえ、あやめちゃんの攻撃は当たらない。

「【秘奥義 静心斬】」

いろはちゃんは静かに上段に構えたチャキ丸を振り下ろした。

ぶわぁ!っと風が通り抜けた気がした。

そして、鬼神刀阿修羅を地面に突き刺して、片膝を地面に付けるあやめちゃんがいた。

「完全とはいかないけど、お見事だ余」

肩で息をきらしながらあやめちゃんは、目の前にいるいろはちゃんに微笑んだ。

いろはちゃんはチャキ丸を納刀し、一歩後ろに下がってあやめちゃんに向かって頭を下げた。

「ありがとうございました」

「まさか、自分の技をそこまで使いこなせてるなんて思わなかった余」

そのまま、あやめちゃんは地面に座り込む。

「あ」

いろはちゃんが駆け寄ろうとしたところを、あやめちゃんは手で止めた。

「これでイベントはおしまい。

余はここでゆっくりとする余」

そう言って霧が濃くなり、僕達は誰もいない【鬼生門】前広場に立っていた。

 

「今回はありがとうでござる」

別れ際、いろはちゃんはそう言って握手を求めてきた。

「いえ、僕は何もしてませんから」

いろはちゃんの手をとってそう答えた。

しかし、いい経験になった。

チート同士の戦いだったけど、勉強になるところもたくさんあった。

「もし、よかったらまたお願いするでござるよ」

「え?」

ぎゅっと握られ離された手を振りながら、いろはちゃんはそう言って町へと消えていった。

(そっか、これって連続イベントなんだ)

僕はそう考え、町の中に消えていく最推しとまた会える事に喜びながら見送った。




お待たせしました。
いろはちゃんのイベント更新です。

このイベントもあるイベントのキーイベントになっているので、興味のあり方は受けてみてください。
ただ、このイベント【ゲーマーズ】の第2の町でいろはちゃんに出会わないといけないというリアルラックが必要なので、根気よく挑戦してみてくださいね。
あと、教えてもらった人も感ずいていたようですが、これは連続イベントみたいなので、その後もあるようです。
そちらの方はまた情報が入りましたら更新します。
それでは、次回もまたよろしくお願いします。
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