【ホロライブワールド】攻略情報   作:天野空

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迷いの森で迷っていると、稀に聞こえる奇声を頼りに声のした方に向かう。


迷いの森の昆虫採取

私は今日、ある目的の為にここまで来た。

「しかし、本当に迷うんだね、この森」

私は周りを見渡す。

そこは何も準備しないで来ると必ず迷うと噂の【迷いの森】

私は【ファンタジー】の第2の町の酒場で聞いた噂。

『迷いの森の奥には魔女の住む家がある』

それを確かめる為に私はこの森へと挑戦している。

「はぁ、しかしかれこれ5時間はさ迷ってるなぁ」

私はため息をついて、近くの木の根本に腰掛けた。

この森は迷うだけではなく敵対モンスターも現れる。

(今のレベルなら倒せない事はないけど、このまま迷って回復薬とかがなくなったらやばい)

今はスキル【隠密】で姿と気配を消さしているから、モンスターに襲われる事はない。

(レンジャーに転職して、スキルゲットしてて良かった)

今は本当にそう思う。

私はアイテムボックスから、最後の非常食を取り出して噛る。

固形物の栄養食品。

食べなくても死にはしないが、状態異常にかかりやすくなったり、ステータスが下がったりするので、食事は大事だ。

(でも、これで食料もなくなった。

本格的にやばいかな)

薄暗い森の中で私は孤独に押し潰されそうになる。

(こんなことならフレンドに連絡して一緒に来てもらえば良かった)

魔女の家。

たぶん、シオンちゃんの住む家を見つけてフレンドに自慢してやろうと思ったのがいけなかった。

「はぁ~」

今日何回目かになるため息。

でも、このまま座り込んでため息ついてる場合じゃない。

私は立ち上がり辺りを見回す。

どこを見ても同じ景色。

だけど私は前に進まないといけない。

私はそう思い1歩を踏み出した。

「うふ、うふふふふふふ、うは、うふふふふふ、でゅふ」

すると突然どこからか笑い声が聴こえてくる。

「な、なに?」

周りを見ても誰もいない。

でも、笑い声は止まらない。

まるで迷いの森で迷う私をあざけ笑うようにその声は続く。

薄暗くなった森にこだまする笑い声は普通に怖い。

「でも、笑い声がするって事は何かがいるのよね」

私は怖さを紛らわす為に声に出す。

(何かいるのなら、この迷いの森の突破口になるかもしれない)

私はそう思い、声がする方を見極めながら、森を歩き始めた。

 

初めは笑い声がこだましてどこから聴こえてくるのか分かりにくかったが、よく聞くとどの方向から聞こえてくるのかが分かってきた。

私は慎重に【隠密】のスキルを使って進む。

音さえたてなければ、このスキルは解けない。

足元の小枝にも注意をはらう。

そして、とうとう声がする場所にたどり着く。

そこはちょっとした隠れた空間になっていた。

空は木々が覆っているが、その合間から光が入ってきて暗すぎず明るすぎずの良い感じになっている。

そして、声の主はその空間の真ん中にある大きな切り株に向かって、こちらに背を向けた状態で座っていた。

(ん~

何か見たことのある後ろ姿。

オレンジ色のウェーブのかかった髪。

それに2つのお団子ヘアがある。

あと、近くで聞くと特に分かりやすい笑い声。

まさか)

「ねねちゃん?」

「ふぇ?」

私が名前を呼ぶとその人物は振り返ってこちらを見た。

「だれ?」

その顔はまさしくねねちゃんだった。

 

「そっかぁ、迷子になっちゃったんだ、プレイヤーさん」

私はねねちゃんと切り株に座り、事の次第を話す。

「シオン先輩の隠れ家には案内できないけど、出口なら案内できるよ」

ねねちゃんがそう言ってくれる。

「ありがとうございます」

「いえいえ。

ただし、条件が1つあります」

「なんですか?」

(出口まで案内してもらえるなら、どんな条件でもどんと来い)

「それじゃ、今からねねとある虫を探してもらうね」

「虫ですか?」

「そう、この付近にいるんだけどね。

メタルコーカサスを見つけて欲しいの」

ねねちゃんは目をランランと輝かせて言った。

「メタルコーカサス?」

「そう、コーカサスオオカブトのメタル型。

大きさは普通のコーカサスと同じなんだけど、数が少なくて。

でも、ヘラクレスゴールドに比べれば多いけどね」

「ヘラクレスゴールド?」

「そう、ヘラクレスオオカブトのゴールド型。

それはかなりレアで運も必要になっちゃう」

(なんかすごい世界だなぁ。

昆虫の世界)

「それじゃ、早速これを」

そう言って虫網と何かがついた棒をねねちゃんから受けとる。

「その棒に付いた液はメタルコーカサスが好んで食べる樹液なんだ。

それを木に付けると寄ってくる可能性があるよ。

ただし、違うモノも来るからその時は、実力で」

ねねちゃんはそう言ってウインクした。

それから私はねねちゃんと別れてメタルコーカサスを探す。

まずは試しに近くの木に樹液を塗ってみた。

しばらくその場で待つ。

するとブーンブーンと羽音が背後から聞こえてきた。

後ろを振り向く私。

(なるほど、そういう事ね)

私の目の前には自分の体ぐらいある巨大な蚊が飛んでいた。

キングモスキートンだ。

この迷いの森でよく出会うモンスター

(なるほど、メタルコーカサスだけではなく、いろんなモンスターも樹液につられて来るわけね)

私は虫網と木の棒をアイテムボックスに片付けて、武器を取り出す。

「さぁ、メタルコーカサスが出るまで虫ガチャ回すわよ!」

私はそう宣言してキングモスキートンに攻撃した。

 

イベント中(通称虫ガチャでメタルコーカサスが出るまで木に樹液を塗る。

出てくるモンスターは自力で倒さなくてはいけないようだ)

 

「はぁはぁ、これで100回目…」

私は木に樹液を塗る。

そして、その場に四つん這いになって下を向く。

もう、90はモンスターと戦ってる。

かなり疲れた。

私はじっと音を聞いた。

でも、しばらくしても何の羽音もしない。

(モンスターは出ないの?)

私は顔を上げて木を見た。

樹液を塗ったその場所に銀色に光るカブトムシがいる。

(いた!)

私は木に飛びつこうと前に出ようとしたが、思いとどまる。

(ダメよ、古の昔からメタルは早いモノ。

ここは落ち着いて慎重に)

私はゆっくりと立ち上がり、ねねちゃんから貰った虫網をアイテムボックスを出す。

「【隠密】」

私の存在が消える。

(これなら…)

ゆっくりとメタルコーカサスへと近づいていく。

(よし、そのまま、そのままでいてよ)

私は虫網を振りかぶる。

(いける!)

私は勢いよく虫網を振り下ろした。

「や、やったぁ~」

虫網の中で暴れるメタルコーカサスを見て叫んでしまった。

「やったね」

「ねねちゃん」

後ろから笑顔のねねちゃんが声をかけてくれた。

「はい、やりました」

私も笑顔で返事した。

「それじゃ、約束ですのでこれをどうぞ」

私は網を押さえながらメタルコーカサスをねねちゃんに渡した。

「うん、ありがとう。

じゃ、約束通り出口まで送るね」

ねねちゃんはそう言って私を迷いの森の出入口に連れていってくれました。

私はねねちゃんにお礼とさようならを言って別れた。

今回は魔女の家を見つける事は出来なかったけど、ホロメンであるねねちゃんに会えたのでよしとしよう。

私は迷いの森へと振り返る。

待ってなよ、迷いの森。

次は必ずリベンジする。

私はそう心の中で叫び、町へと帰った。




お待たせしました。
今回は桃鈴ねねちゃんのイベントとなります。
このイベントは迷いの森で、迷うと起きるイベントの1つです。

それでは、次のイベント情報も分かり次第更新しますのでお待ちください。
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