【ホロライブワールド】攻略情報   作:天野空

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【バーチャル】の【地下鉄跡】に入る階段を降りていると極稀にロボ子さんに声をかけられる。


探求者 ロボ子さん

「さてと、今回は当たりかどうかだな」

俺は今【バーチャル】の【廃墟】に来ていた。

ここにある地下へと向かう階段。

そこが【地下鉄跡】と呼ばれる場所に繋がっている、かもしれない。

かもしれないと言うのは、その階段が確実に繋がっている訳ではないからだ。

しかし、【地下鉄跡】に行ければ地上では手に入らないようなレアなアイテムがたくさん眠っている。

なぜ確信しているかと言うと、俺も1度だけ行った事があるからだ。

そして、かなりのレアアイテムをゲットして、かなりの額のお金をゲットした。

今、装備している武器や防具はその時のお金で買った物だ。

あれから何回か【地下鉄跡】への階段を探しているがなかなか見つからない。

「今日こそは、だな」

俺はゆっくりと階段を降りていく。

今回の階段はかなり下へと続いている。

はずれのやつならもう行き止まりになっているはずだ。

これは期待がもてるな。

「ちょっといい?」

俺がもっと下に進もうとした時、背後から声をかけられた。

(なんだ?

まさか、ライバルか?)

【地下鉄跡】への入り口は早い者勝ちだ。

誰かが【地下鉄跡】に入ったらその階段はもう使えなくなる。

俺はゆっくりと振り返り声をかけてきた方を見た。

「え?なんで?」

そこには意外な人が立っていた。

「はろーぼー!ロボ子だよ」

オリジナル世代組の1人ロボ子さんが軽く手を振り、微笑んでいた。

「今から下に降りるんだよね?」

「あ、はい」

ロボ子さんは階段を降り俺の横までくる。

「良かったら一緒に行っていい?」

「え?あ、はい、もちろんです」

「ありがとう」

いきなりの申し出に俺はドキッとした。

なんせオリジナル世代組と言えば、なかなか会えないと言われている激レアホロメン。

それがこんなところで会って、それも少しでも一緒にいられるとは。

「ほら、何してるの?

早くいくよ~」

「あ、はい」

ロボ子さんに言われて俺は一緒に地下へと降りていった。

 

(やっぱり当たりだった)

俺はロボ子さんと【地下鉄跡】に来ていた。

地下鉄の線路は所々壊れていて、電車が走っていない。

いや、噂ではあったな。

地下を走る幽霊電車の噂が。

「大丈夫だよ。

アレはここには出ないから」

何かを察したのかロボ子さんが笑顔で教えてくれる。

「ま、まぁ、いても俺ぐらいになったら大丈夫ですよ」

「え?そうなの?すごい」

そう言って笑うロボ子さん。

ま、強がりなんですけど。

ドカァ!

「え?」

いきなりの壊音。

目の前のロボ子さんの頭だけが吹っ飛んでいった。

「ロ、ロボ子さん!

な、なんだ!」

俺は攻撃が来た方を見る。

そこにはゲラゲラ笑うゴブリンがいた。

「くそ、ゴブリンか」

俺はアイテムボックスから銃を取り出す。

ゴブリンと言っても地上にいるような大きさじゃない。

その大きさはゴブリンロードと呼ばれる上位種と同じぐらい。

強さも普通のとは格段に違う。

(ロボ子さんに出会えた事で油断した)

俺は首がなくなり手をダランと下ろしたロボ子さんを抱えて、さっきの階段に隠れようとした。

だが、(お、重いロボットだからか?)

仕方なく1人で階段にところに行く。

(ロボ子さんの頭はどこだ?)

かなり飛ばされたのか見えない。

(くそ、オリジナル世代組でもやられるなんて)

俺は階段の影からゴブリンに向かって銃を撃った。

ゴブリンは盾を構えてこちらの攻撃を防いでいる。

(どうする?

逃げるか?

でも、ロボ子さんが…)

俺は攻撃しながらチラッとロボ子さん(頭部なし)を見た。

「へ?」

そこにはさっきまで動いていなかったロボ子さん(頭部なし)が手をバタバタ動かして頭のあったところを探っていた。

そして、いきなり頭が吹っ飛んでいった方に走り出す。

「えぇぇ?」

それにはゴブリンも驚いたのかびっくりした顔でロボ子さん(頭部なし)を見送っていた。

それからしばらくして。

「いきなり、なりするんだぁ~!」

と走って戻ってきたロボ子さん(頭部あり)がそのままの勢いでゴブリンを盾の上から吹き飛ばした。

光の粒子に変わるゴブリン。

(すげぇ、一撃かぁ)

俺はその光景をぼーと見守った。

「本当にもう、人が話してるのに…」

ぶつぶつ言いながら戻ってくるロボ子さん。

「だ、大丈夫ですか?」

俺は恐る恐る聞く。

「あ、ごめん、驚かせて。

いきなり頭が吹っ飛んでいったものだから、訳が分からなくなっちって。

状況把握に手間取っちゃった」

笑って答えるロボ子さん。

(ま、ロボットだから頭が取れても大丈夫なのかな?)

と思うことにした。

それから、俺とロボ子さんの【地下鉄跡】の探索が始まった。

ロボ子さんもこの【地下鉄跡】である場所を探しているらしい。

それを俺は手伝う事にした。

(ま、俺も宝探しにきたようなものだからな)

「あ」

「え?」

ロボ子さんが地面の小石を蹴る。

カン、カララン

軽快な音を鳴らして小石は壊れた線路の方に転がった。

そして、その奥にはゴブリンが3匹。

こちらに気付いて襲ってきた。

「ちょ、ちょっとぉ、ロボ子さん~」

「大丈夫、大丈夫」

俺の非難の声に、ロボ子さんは「ははは」と乾いた笑いをしながら戦闘準備をした。

「はぁ~」

俺もため息を吐きながら銃を構える。

戦闘はロボ子さんがメインで俺がサポートだ。

ただ、俺のサポートが役にたっているかは疑問だが。

レーザーブレイドと小型のレーザーガンで、ロボ子さんはあっという間にゴブリンを倒している。

俺も23発は牽制で撃ってるんですけどね。

 

「いや、本当にごめん」

戦闘が終わり、戻ってきたロボ子さんが手を合わす。

「いや、ほとんどロボ子さんが倒してくれてるからいいんですが」

(パーティーを組んでいるので、ドロップアイテムがこちらにもきているからお得なんだけど)

「さっきからPONが多すぎますよ」

そう、さっきからモンスターを見つけては、見つからないようにやり過ごそうと隠れるのだが、さっきみたいに石を蹴ったり、石につまずいて隠れてる場所から出たり、変な虫を見つけて叫んでみたり、とにかく自分から相手に居場所を晒していた。

「ん~

頑張って隠れようと思ってはいるんだけどねぇ~」

不思議そうに首をかしげるロボ子さん。

「ま、いいですけど」

俺はもう半分諦めた。

「それより、ここらへんに見覚えはありますか?」

俺はロボ子さんに聞いた。

ロボ子さんは辺りを見渡す。

「うん、目的地までだいぶ近い」

「分かりました、先導をお願いします」

俺の言葉にロボ子さんは頷いた。

俺はロボ子さんの後についていきながら後ろを警戒した。

 

イベント中(ロボ子さんの後に付いていきながら多数のモンスターと戦闘(隠れるのはほぼ無理))

 

「ここだよ」

線路脇にある通路の前でロボ子さんは立ち止まって俺に言った。

「ここですか?」

人1人が通れるような脇道。

俺はロボ子さんの後に続いてその脇道に入っていった。

しばらく進むと視界が開けた。

「ここって、教会ですか?」

そう、左右に長椅子が並べられており、奥には砕けていて分からないが何かの像が立っていた。

「今度こそ決着をつけないと…」

ロボ子さんは独り言のように呟いた。

俺はロボ子さんを見た後、奥の方に目を向ける。

(ん?

誰かいるのか?)

よく分からないが黒い何かが像の前で動いている気がした。

「ありがとう。

ここからはボクだけで大丈夫だから」

ロボ子さんは笑顔で俺に言う。

しかし「どうしてそんなに辛そうな顔で笑えんですか?」

そう、ロボ子さんは苦しそうに辛そうに、でも、それを押し込めようとした笑顔だった。

「そんな顔してたかな」

「ははは」と乾いた笑い声。

ロボ子さんには到底似合わないそんな笑い声だった。

「俺に手伝える事はないんですか?」

俺はロボ子さんの目を見て言う。

ロボ子さんはしばらく俺の目を見た後、ゆっくりと首を左右に振った。

「これはボク自身で決着をつけないといけない事だから」

その言葉に俺はなんとも言えない悔しさを感じた。

「でも」

「え?」

「ありがとう。

そう言ってもらえて元気でたよ」

ロボ子さんの笑顔は優しい笑顔に変わっていた。

俺はアイテムボックスからありったけのポーションを取り出した。

「これを」

ロボ子さんに差し出す。

「ホロメンの人が使えるかどうか分かりませんが、使ってください」

ロボ子さんは一瞬目を大きく開いた後、俺の渡したポーションを受け取ってくれた。

「ありがとう、使わしてもらうよ。

代わりにこれを」

「え?」

ロボ子さんから石を受け取る。

(これは思ひ出の石)

使えば一瞬で始まりの町に行ける石だ。

「ありがとうございます」

俺はそのアイテムをぎゅっと握った。

「かなり奥まで連れてきちゃったから、それを使って帰って。

気をつけてね」

ロボ子さんの言葉に俺は頷いた。

「いつかまた」

「うん、いつかまた」

俺はゆっくりと後ずさり通路に行く。

ロボ子さんはこっちに笑顔を向けて手を振ってくれた。

とうとう入ってきた道についた。

「頑張ってください」

それしか言えない。

これからロボ子さんが何と戦うのか俺には分からない。

でも、たぶんそんな簡単に終わるような相手ではないだろう。

ロボ子さんはガッツポーズをとった。

俺もガッツポーズをとる。

それから、俺は手に持っていた石を地面に投げつけた。

ぼんやりと景色が揺れる。

ロボ子さんが何か言ってる。

「おつろぼー」

そう口が動いたように見えた。

俺も「おつろぼー」と答える。

そして、微笑むロボ子さんと景色がゆっくりと変わっていった。




お待たせしました。
今回はオリジナル世代組のロボ子さんのイベントです。
ちなみにこのイベントで現れるロボ子さんはメインAIです。
なので、このイベントはかなりのレアイベントとなります。
最後にロボ子さんが戦う相手は何者なのか?
そして、勝つ事はできるのか?
それは私の方では調べられませんでした。
ただ、相手についての情報が断片ですが入手出来ましたので、掲載しておきます。
影、過去の採算、黒いドレス。

それでは、また新しい情報が入りました更新します。
お楽しみに
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