【ホロライブワールド】攻略情報   作:天野空

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霊峰 封神山の山頂近くにある神龍湖で釣りをしていると稀にイベントが発生する。


神龍湖の幻の主を見つけ出せ

その話は【ファンタジー】の第2の町近くの猟師小屋で聞いた話です。

 

【ファンタジー】にそびえ立つ霊峰 封神山。

山頂には神様が封印されてるとか、幻の鉱石が眠っている場所だとかいろいろと噂されている山です。

その山の山頂近くに神龍湖と呼ばれる湖があります。

そこには珍しい魚が住んでいて、魚マニアには行って釣りをしたい穴場の釣りスポットになっているそうです。

しかし、その神龍湖には簡単にたどり着ける事ができず、実際に行って釣りをした人は本当に少ないと言われています。

そして、行った人はその神龍湖の行き方を誰にも教えない為、その場所に行く人が増える事も稀だそうです。

今回、私が体験した事をお話ししますが、神龍湖の行き方は省かせていただきます。

この情報だけは自ら見つけた人のみが知る事のできる情報だそうですので…

 

さて、話をお戻します。

私がその噂を聞いたのは先ほど話にでた猟師小屋です。

なんでも、神龍湖に幻の主が存在するという事でした。

その猟師小屋にたまにいる年老いた猟師さんが言うには、その幻の主に会う事ができれば幸運が訪れるという事です。

私はその時、神龍湖への行き方は知っており、何回か湖にも行った事があり釣りもした事がありますが、その主とは出会った事がありません。

ですので、その幻の主の話を聞いた時、是非とも会ってみたい、釣り上げてみたいと思いました。

 

翌日、私は準備を整えて霊峰 封神山に入りました。

道中は協力なモンスターが多数徘徊していますが、魔物避け(裏世界では無効)を装備しているので襲われる事はありません。

それにスキルの【隠蔽】を使えば、余程の事がない限り見つかりません。

私はなるべく急いで神龍湖を目指しました。

登頂を初めて3日目。

目的の場所に着く事が出来ました。

相変わらず湖全体に霧がかかっています。

岸には一艘の木でできた小舟が置かれています。

あ、ちなみにこの湖は岸から釣りをする方法しか、釣りは出来ませんのでご注意ください。

え?

小舟があるじゃないですかって?

あれはモンスターの罠です。

実際に私は体験していませんが、聞いた話によると、あの小舟に乗って湖に出るとしばらくして小舟だけが岸に戻ってくるそうです。

乗っていたプレイヤーはどうしたかって?

山の麓にある山小屋にリスポーンしていたそうです。

普段より2つアイテムをロストして。

なので、あの小舟には絶対に乗らないようにしてください。

 

私は幻の主と出会う為にかなりの食料を準備してきました。

なので近くの少し開けたところにテントを張り、長期滞在の準備を行いました。

(魔物避けも準備完了)

私は早速釣り道具を持って湖に向かいました。

主がどんな餌で釣れるかは分からないので、この万能餌を付けて釣る事にしました。

この餌はほとんどの魚が釣れる餌です。

こういった好みが分からない相手には重宝します。

まずは一投。

………!

(きた!)

私は勢いよく釣り上げました。

「なんだぁ」

釣り上げたのはよく神龍湖で釣れる、ドラフと呼ばれる魚です。

顔が竜のように厳つい魚ですが、案外刺身や焼き物にしても美味しいんですよね。

私は魚籠に魚を入れました。

ここら辺はゲームですので、大きさ関係なく魚籠に入れれるのがいいですね。

さて、二投目。

………

外れ

三投目、四投目…

釣れるのはよくここで釣れる魚ばかり。

私はステータス画面を開きました。

時間はちょうどお昼。

(そろそろお昼にするかな)

私は釣り道具を一旦片付けました。

そして、テントに戻ろうとした時、少し離れたところで釣りをしている人を見つけました。

(珍しい。

ここで釣りをしててプレイヤーに出会うなんて)

私もここで釣りをしている時に人に出会うのは、初めてです。

少し山を降りた所の山小屋ではたまに釣りプレイヤーに会うのですけどね。

私は好奇心でそのプレイヤーに近づきました。

「こんにちは、釣れますか?」

「いえ、ぜんぜんです」

フードを深く被って顔は見えませんが、綺麗で可愛い声をしています。

見た感じ女性かな?

「もし、よかったらこれからお昼にするんですが、ご一緒にいかがです?」

もしかしたらモンスターかもと思いましたが、私はそう声をかけました。

今思えば私、ナンパしてますよね。

女性?は少し考えた後、「それじゃ、お呼ばれしちゃおうかな」と釣り道具を片付けました。

「どうぞどうぞ、1人だと寂しいですから」

私はそう言ってプレイヤーさんをテントに案内しました。

テントに着いてもプレイヤーさんは何事もなく外のたき火の近くに座ります。

(よかったモンスターじゃなくて)

テントには魔物避けが付いています。

もし、モンスターだったら必ず何か影響がありますから。

私は釣った魚に少し切り込みを入れてから串に刺してたき火の近くに挿し込みました。

大きい魚はぶつ切りにして同じように串に刺してたき火の近くに。

残りは刺身にしました。

料理スキルも習得しているので、リアルよりは上手に出来てます。

「はい、どうぞ」

私はプレイヤーさんに刺身を渡しました。

もちろん醤油は忘れません。

「あ、ごめんなさい、生物はちょっと」

プレイヤーさんは申し訳なさそうに言いました。

「あ、そうだったんですね。

ごめんなさい」

私は刺身を受け取りました。

(確かに苦手な人いるものね)

「焼き魚は大丈夫ですか?」

「はい、大丈夫です」

プレイヤーさんはそう元気に答えてくれました。

(よかった、魚ダメだったらどうしようかと思った)

私はアイテムボックスからご飯を取り出して塩おむすびを作るとプレイヤーさんに渡します。

「ありがとうございます」

プレイヤーさんは嬉しそうにおにぎりを頬張っていました。

相変わらずフードで顔は見えませんが。

でも、料理を美味しそうに食べてくれるプレイヤーさんに悪い人はいませんからね。

それから私はプレイヤーさんと共に食事を楽しみました。

「へぇ、幻の主を」

「はい、噂で聞いたものですから」

私はここに来た目的をプレイヤーさんに話しました。

プレイヤーさんは気晴らしで釣りに来ていたそうです。

「あのう、もし良かったら一緒に釣ってもいいかな?」

「え?」

プレイヤーさんのいきなりの申し出に少し驚きましたが、私は「はい、喜んで」と答えました。

だって1人より2人の方が楽しいと思ったからです。

それから、私達は湖で釣りを始めました。

釣りの間、プレイヤーさんとはいろいろと話をしました。

好きなホロメンさんの話とか、リアルイベントに行った話。

プレイヤーさんはとても楽しそうに聞いてくれて、こちらも思わず話し込んでしまいました。

「あ、ごめんなさい。

そろそろ落ちないと」

プレイヤーさんがステータス画面を見て言いました。

「はい、私はしばらくここにいますので、もし良かったらまた一緒に釣りをしましょう」

「ぜひ」

そう言ってそのプレイヤーさんとは解散しました。

それから数日間、私は神龍湖で釣りを続けました。

狙った主を釣る事はできず、あのプレイヤーさんとも会う事はありませんでした。

釣り仲間からの情報を集めましたが、主を釣る方法は未だに分かりませんでした。

しかし、私は諦めず釣りを続けました。

そして、そろそろ準備した物が尽きようとした頃。

最後の釣りにしようと湖で釣りをしていた時です。

「釣れていますか?」

そう言って背後から声をかけられました。

そこにはあの時に会ったフードのプレイヤーさん。

「お久しぶりです」

私は笑顔で言いました。

「ごめんなさい。

もっと早く来たかったんですが、リアルが忙しくて」

プレイヤーさんはそう言って近くに座り釣りを始めます。

「いえいえ、リアルは大事です。

私は有給取って釣りしていますけど」

そう言って笑う。

「あ、私もしてみたいかも」

プレイヤーさんのその言葉に私は「ぜひぜひ」とお勧めして2人で笑いました。

それから、私は主の集めた情報をプレイヤーさんに伝えました。

プレイヤーさんは頷き時には質問をしながら聞いていました。

そして、釣りを止めてすくっと立ちました。

「どうしました?」

「やっぱり、あれが怪しいと思います」

プレイヤーさんは岸にある小舟を指差しました。

「あれですか?」

私も釣りを一旦止めて立ち上がります。

「はい、岸からの釣りでは大きくても人くらいのサイズの獲物ばかり。

でも、あの小舟に乗るとリスポーンする何かな会うんですよね?」

(確かに、今釣れている魚ではリスポーンするリスクなんてない)

「では、あの小舟で行った先に主がいると?」

私はプレイヤーさんに聞きました。

「はい、その可能性はありますね」

私は少し考えた後、「行ってみます」とプレイヤーさんに伝えました。

「一緒に行ってもいいですか?」

「え?

でも、リスポーンする可能性があります」

「私から提案した事だから」

プレイヤーはそういうと私の手を取って小舟に向かいました。

小舟の側に来た時にプレイヤーさんは私に確認してきました。

「本当に乗って行きますか」と。

私は頷き小舟に乗りました。

プレイヤーさんもその後に小舟に乗ります。

すると小舟は誰も動かさないのにゆっくりと湖の中心へと向かい始めました。

霧がだんだんと濃くなってきます。

「プレイヤーさんいますか?」

「はい、乗ってます」

プレイヤーさんが私の手をぎゅっと握ってくれました。

そして、しばらくすると視界が完全に開けました。

「ここが湖の中心?」

そこは霧が晴れていました。

「まるで台風の目ですね」

プレイヤーさんがいいます。

確かに少し行くと霧がある。

湖の中心は晴れているみたいでした。

「釣りしちゃいます?」

プレイヤーさんが釣竿を取り出しました。

「もちろん」

私は笑顔で答えます。

そして、私達は同時に釣り糸を湖へと垂らしました。

何も聞こえない静かな場所でした。

聞こえてくるのは隣にいるプレイヤーさんか息をする音だけ。

「静かですね」

「静かですね」

しばらく時間が立ち、そろそろ餌を取り替えようとした時、小舟の下を何かの影が通ったような気がしました。

「今、何か下を通りませんでしたか?」

プレイヤーさんが少し興奮したように言いました。

(気のせいじゃなかった)

「はい、私も見ました」

そして、いきなり何かが釣糸を引っ張り始めます。

「え?

食いついた?」

「こっちもです」

プレイヤーさんの釣糸もすごい勢いで湖の中へと引っ張られています。

(まさか同時にヒット?)

釣糸を見ると同じ方向に引っ張られています。

小舟は錨でも下ろしているかのように動かず、私達を湖に引き込もうと湖の中の何かは引き続けました。

「く、引き込みの力が強すぎる」

私は小舟の端を足をかけて踏ん張ります。

私はいくつかの釣りスキルをもっていて、自分より大きな獲物でも引き負けない自信はありましたが、今回はそれを上回る勢い。

(これが主?)

「大丈夫ですかプレイヤーさん」

「はい!」

私はプレイヤーさんを見ました。

プレイヤーさんも釣竿を離さず、小舟に足をかけて踏ん張っていました。

お互いの竿は折れてしまうかと思うぐらい曲がっています。

「お互いに引きましょう」

プレイヤーさんからの声。

「はい。

では、いきます。

3、2、1、ゴー!」

私の号令でプレイヤーさんと同時に竿に力を入れて引きます。

スキルのお陰で竿が折れる事はないはず。

「くぅ~」

もはや力比べかというくらいにお互いに引き合います。

負ければ湖の中へ入ってリスポーン。

絶対に負けられない。

そして、徐々にこちらに引っ張られてくる湖の主。

(いけます)

「とりゃぁ~」

掛け声と共に私達は神龍湖の主を釣り上げました。

巨大な音と水しぶきの中、現れる神龍湖の主。

「こ、これは」

神龍湖の主はギョロりとその巨大な目でこちらを見ました。

それは分かりやすくいえばモササウルスと呼ばれる恐竜に似ていました。

そして、その巨大な口を開けてこちらに向かって襲いかかって来ました。

(咄嗟に逃げれない)

私はリスポーンの覚悟をしました。

この小舟に乗って釣りをしたプレイヤー達はみんなこの主に食べられてリスポーンしたのに違いないと思いました。

ガシッ

その時、共に乗っていたプレイヤーさんが私の腰に手を回して掴みました。

「え?」

「ご飯のお返しをしないと」

プレイヤーさんはそう言うと私を抱えたまま、ジャンプしました。

「え?えぇ~」

遥か空高くジャンプした私は神龍湖全体を見ました。

竜の顔の形をしたその湖の目の部分はちょうど霧が晴れていました。

(ど、どれだけ高く飛んでるの?

本当にプレイヤーさん?)

私は腰を持つプレイヤーさんの顔を見ます。

ジャンプした勢いでフードが外れていました。

「え?

まさか!」

私はその素顔を見て驚きました。

その私の顔を見てプレイヤーさんは笑顔で私を見ています。

「降りるね」

そして、私達は岸へと降りました。

 

「まさか、あなたは」

フードが完全に取れたプレイヤーさんは笑顔でこちらを見ていました。

「黙ってる気はなかったんだけどね。

なかなかタイミングがなくて」

そう言ってプレイヤーさんはごめんねと手を合わしました。

「い、いえ、こちらこそ、まさかまさかです」

私もしどろもどろになりながら答えました。

まさか、プレイヤーさんだと思っていたのがぜんせん違う人だったなんて。

いや、厳密に言えばプレイヤーさんでいいのかな?

『神龍湖の幻の主を見つけ出せをクリアしました』

突然機械音声が響きイベントクリアが告知されました。

あの主に会ったから?

「おめでとう。

イベントクリアできたね」

「ありがとうございます。

あなたがいてくれたから」

「そんな事ないよ。

そうだ、これイベントクリアのお祝い」

そう言ってプレイヤーさんは私に金色に光るダーツをくれました。

「え?

いいんですか?」

「うん、お祝いだから。

あ、そろそろいかないと」

何か呼び出し音が聞こえプレイヤーさんは慌てて言いました。

「はい、またどこかで会いたいです」

「そうだね。

また、どこかで」

プレイヤーさんはとびきりの笑顔でそう答えてからフードを被り、ログアウトしました。

「幻の主ってあなたの事だったのかも」

私はそう思いながら、手の中にある金色ダーツを見つめました。




おまたせしました。
今回はあるホロメンさんと出会えるかもしれない情報です。
このイベントをクリアすると必ずダーツを貰う事ができます。
ちなみに何色のダーツかはランダムのようです。
ただ、下心や邪な考えを持ってこのイベントに挑んでも進行しないので純粋にイベントを楽しんでください。

このダーツと呼ばれるアイテムはある人物に会った時にランダムで手に入る貴重なアイテムです。
確実に手に入れられるこのイベントはまさに激レアイベントと言ってもいいと思われます。
ただ、そう簡単に条件を満たせそうなイベントでもありませんが…

それではまた、新しい情報が入りましたら更新します。
お楽しみに
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