【ホロライブワールド】攻略情報   作:天野空

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常闇トワのイベントを35個以上クリアしている。
1人で【フォース】の第2の町を歩いているとランダムで声をかけられる。


TMTとTMA

「はぁ、今日はついてなかった」

俺は1人【フォース】の第2の町をとぼとぼと歩いていた。

張り切ってアイテム買いまくって、ソロで潜ったダンジョンが外れだったのだ。

思ったより敵も弱くてアイテムは余るし、見つけた宝箱は回復アイテムばかり。

いや、俺はアイテム買って挑んだんだよ!と大声で叫びたいくらいだ。

「はぁ~ついてない。

もう今日は落ちてトワ様の配信でも見ようかなぁ」

そんなとぼとぼ歩く俺の目の前にいきなり誰かが飛び出してきた。

「うわぁ!」

(危うくぶつかるところだったぞ)

俺は目の前に飛び出してきた人物を見た。

白いワンピースを着た女性。

(なんか背中に天使の羽が見え隠れしてるんだけど…

いや、そんな事よりこの顔って)

「ごめんなさい。

いきなりなんですけど、助けてください」

そう言った天使のような女性の顔はまさしく俺の最推しトワ様だった。

 

「えっと、落ち着きましたか?」

俺はトワ様?を連れて町外れにあるベンチに来ていた。

ここなら人はあまり来ないからゆっくりと話ができるはず。

「あ、ありがとうございます」

そう言ってトワ様は俺が渡したジュースを飲む。

(なんか調子狂うよ。

顔はトワ様なのに喋り方や態度が全く違う。

マジに天使になってしまったのか?)

「どうかしましたか?」

頭を抱えてぶんぶん体を振っている俺に純粋な眼差しでトワ様が見ている。

「い、いや、そんな目で見ないでください」

「?」

自分で何言ってるのか分からず、俺は手を左右に振って誤魔化す。

「そ、それより、助けてくださいって何があったんですか?」

「あ、そうです。

実は体を乗っ取られてしまいまして」

「へ?」

トワ様?はそう言って何が起こったか説明してくれた。

今朝の事になるらしいのだけど、朝起きたら自分はこんな姿でベッドに寝ていたらしい。

そして、まどろみの中部屋から出ていく自分を見たとの事だ。

鏡で見たら角はなくなってるし、背中にあってはならないモノが付いていた。

「今すぐに元の姿を取り戻さないといけないんです!」

トワ様?がぐっと拳を握って力強く宣言する。

(なんだろう、めちゃ可愛い仕草だなぁ)

「そ、それで、心当たりとかありませんか?」

俺に聞かれてトワ様が首を少し傾けて考える。

(なんで、可愛い仕草するんだよ~

このままだと別の意味でやられてしまう)

「そう言えば、昨日の夜にビビがトワに言ってました。

普段から天使天使と言われて全然悪魔のような事が出来ていない。

このままだと、ボクがトワ様のママに怒られるとか何とか。

ちょうど眠かったので無視して寝ましたけど」

「なんかそこが大切な感じがしますが」

「ん~

眠たかったし」

そういうところはやっぱりトワ様か?

「それでその悪魔トワ様はどこに?」

「ここだ!」

『え?』

いきなり上から声がふってきた。

見上げる俺達。

そこには手を腰に当てて空を飛ぶいつものトワ様がいた。

 

「だ、誰なの!」

天使トワ様が悪魔トワ様を指差して言う。

(ああ、もうややこしい)

「ははは、ボクが誰だか分からないのかい?

トワ様」

ゆっくりと降りてくる悪魔トワ様。

「ま、まさかビビ?」

「その通り。

ボクのスキルの1つに【乗っ取り】っていうのがあって使わせてもらったよ」

「そんな設定ないでしょ!」

「ゲームなんだからいいの!

ま、そのスキルでトワ様の天使な部分を外に追い出して、ボクがこの体を使わせてもらってるよ」

(なんだこの痴話喧嘩みたいなの?)

「こうしなくちゃいけなくなったのも、トワ様が全然悪魔のような行為をしないから、監視役であるボクが、このままだとトワ様のママに怒られちゃうんだよ!」

「え?

いや、ほらしてるよ。

閉店間際のお店に入ってしばらくうろうろして出るとか」

(う、確かに迷惑)

「でも、店員さんに今日も見回りご苦労様ですって言われてお菓子もらってるじゃないか!」

(そうなんだ)

俺はちらっと隣の天使トワ様を見る。

両手の人差し指をトントンと当てながら目線を反らしている。

「ほ、ほら、この前は農家の大切な鶏を捕まえて外に連れ出したわ」

「その後、逃げた鶏捕まえてくれてありがとうございますって言われて玉子もらってたじゃないか!」

「う!」

(なんなんだこのいたずらがいたずらになってないような行為は?)

「だからボクがトワ様の代わりに悪行の数々を行う」

「な!」

俺は悪魔トワ様の言葉に驚いた。

(チートキャラのトワ様の体を使って悪行だって!)

「手始めにこの町に!」

「破壊するのか!」

「ある燃えるゴミ箱に1つずつ空き缶を入れていく!」

「な、なんて事を!」

(いや、トワ様そんなに驚く事?)

「そんな事をしたらゴミを回収する時に困るじゃない」

(あ、このゲームってゴミ回収するシステムとかあったんだ)

「ふふふ、そうボクの行為によって誰かが困る。

それこそ悪魔の行い」

「く!

トワでも思い付かなかったそんな悪行を」

悔しがる天使トワ様。

(いや、もういいかなぁ~)

「町破壊とかはしないんだ」

俺の言葉に驚く悪魔トワ様。

「な、何を言って!

そんな事したら大怪我をする人が出るかもしれないじゃないか!」

「ひ、非道…」

(隣の天使トワ様からも避難の目で見られてるんですけど…)

「ま、まさかそんな悪逆非道な事を考えられるなんて」

悪魔トワ様が恐ろしいものを見るように俺を見ながら言った。

「いや、悪魔でしょ。

ああ、もう早く元に戻ってくれよ!」

「そ、そうです。

早く戻しなさい」

「ふ、そんなに戻したかったら、ボクを倒してみるんだね。

ボクが気絶したら天使トワ様の意識もこの体に戻る。

だけど、チートキャラのこのトワ様に勝てるならね」

悪魔トワ様はそう言って胸をはった。

(くそう、確かにチートキャラに勝てる程、俺には能力はない)

「大丈夫。

あのトワは本来の力を半分も出せないわ。

トワの意識を半分にしている時点であのトワは完全じゃない。

それに早く目を覚ましてくれれば…」

「え?」

「いえ、こっちの話。

だから、2人で頑張りましょう」

「は、はい」

天使トワ様の笑顔に俺は力も勇気をもらった。

ダンジョン攻略の為に買っていたドーピングアイテムを使う。

(どれだけやれるか分からないが、ないよりましだ)

「では、行きます」

俺は天使トワ様にそう伝えて悪魔トワ様に向かっていった。

ヴゥオン

間合いを詰めている途中、体に何かがかけられた。

後ろをちらっと見ると天使トワ様がグットサインをしていた。

(トワ様が補助魔法をかけてくれたのか)

俺は悪魔トワ様を見る。

余裕の笑みで腕を組んでいた。

「思い切りいってぇ~!」

天使トワ様の言葉を受け、俺は思い切り剣を悪魔トワ様に振り下ろした。

ガキン!

「く!」

振り下ろした剣は悪魔トワ様の眼前にある何かに当たる。

「バリアか!」

「そう簡単にホロメンキャラにダメージを与えられると思ったか、は!」

「うわぁ~」

謎の波動に吹き飛ばされる俺。

「食らえ!

トワ~ビーーーーム」

両手を前に突きだし合わせたところから紫色の極太ビームが放たれる。

「そんな技あるんですかぁ!」

「危ない」

俺の前に飛び出す天使トワ様が光の魔方陣を眼前に出してビームを防ぐ。

「ふふ、さすが天使。

聖なる魔法が使えるとは」

「自分でも驚きですよ!」

悪魔トワ様に天使トワ様は怒鳴るように答える。

しかし、押されている。

「やはり、本種族じゃないと力が」

「トワ様」

俺も光の魔方陣に手を当てる。

(少しでも俺の魔力が役に立てば)

俺をちらっと見た天使トワ様が微笑む。

そして、悪魔トワ様を見た。

「いつまで寝てるつもりなのよ、起きろ!

トワ~~~~~~!!!!!」

天使トワ様の叫びが木霊する。

ドクン

「え、まさか」

ビームが止む。

「そんな、寝てるはずじゃ?」

悪魔トワ様の様子がおかしい。

「やっと起きた」

天使トワ様は悪魔トワ様を見てボソッと呟く。

「ふわぁぁぁ」

明らかに先程の声とは違うテンションの声が、悪魔トワ様の口から漏れる。

「まさか起こしたというのか?

ボクの中に眠るトワ様を」

「ん?

何?

ここどこよ」

悪魔トワ様が辺りを見回す。

「え?

何?

あんたそれトワのコスプレ?

天使はないわぁ」

天使トワ様を見つけたのか悪魔トワ様が指差してくる。

「はぁ、のんびりしすぎです」

そんな悪魔トワ様を見てため息をつく天使トワ様。

「な、何がどうなってんのよ!」

悪魔トワ様の叫びが木霊する。

(はぁ、それはこっちのセリフですトワ様)

 

「ごめんね。

なんか迷惑かけちゃって」

その後、天使トワ様が悪魔トワ様に状況を説明。

悪魔トワ様が帽子を脱いでげんこつを一発ビビに入れると、天使トワ様はゆっくりと消えていった。

消える間際に天使トワ様が「ありがとう」と言ってくれた。

「あんたねぇ、変なスキル使って好き勝手するんじゃないわよ」

トワ様は帽子のビビをつつきながら言った。

「だ、だって」

「だっても何もない!

帰ったらもう一回お仕置きだから」

「ふぇぇん」

「さてと、迷惑かけちゃったし、君にはこれをあげる」

そう言ってトワ様は卵を1つくれた。

「これって農家の人にもらった玉子ですか?」

「な、なんでそれ知ってるのよ。

ち、違うから。

これは【眷属の卵】

この前アップデートしたでしょ?

その眷属が生まれる卵」

(あ、そう言えばそういうアップデートあったなぁ)

「あ、ありがとうございます」

「別にいいって」

そう言ってトワ様が近づいてくる。

そして、耳元で「今日の事は黙ってなさいよ」と釘を刺される。

「え?

天使トワ様も最高でしたよ」

「あのねぇ~!!」

やっぱりこっちのトワ様が本物だ。

少し怒ってるような仕草をしながらも笑顔のトワ様を見てそう思った。

やっぱりトワ様はマジ天使だよ。




大変お待たせしました。
トワ様のイベント情報になります。
このイベントは【眷属の卵】をゲットできるイベントのようです。
あと、このイベント教えてくれたプレイヤーさんが「後でトワ様に見つかったら怒られるかも。
でも、トワ様のあの笑顔をみんなに見てもらいたい」と呟いていました。
さて、イベント名のTMTとTMAですが、情報解析を行った結果。
トワ様マジ天使とトワ様マジエンジェルでした。
トワ様マジ悪魔ではなかったようで…
トワ様この事知ってるのかなぁ…
では、また新しい情報が入りましたら更新します。
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