【大霊園】の奥にあるドームに行った事がある(中に入る必要はない)
【大霊園】にいるガイコツと仲良くなっている
太陽の沈む夕方、【ファンタジー】第3の町で、夕日が沈む高台で彼女に出会う。
僕はゆっくりと丘を登っていた。
別に何か用事がある訳じゃなかった。
ただ、夕日が見たかった。
【ファンタジー】にある第3の町。
その高台から見る夕日が、この【ホロライブワールド】で一番綺麗だと僕は思っている。
登りきった僕の目の前に、真っ赤な夕日が広がっていた。
「すごい」
何回か来た事があるけど、これほど綺麗な夕日は初めてだ。
「あ」
そんな夕日の中に誰かが立っていた。
その後ろ姿に僕は心当たりがある。
小さなその背中。
触れば折れそうなその体。
僕はゆっくりと近づく。
彼女は夕日を背に振り返る。
「るしあちゃん?」
僕の問いかけに、彼女は優しく微笑んでくれた。
「どうしたのこんなところで」
近くにあるベンチに座り、僕は隣に座るるしあちゃんに聞いた。
「ちょっと、夕日が見たくなったのです」
そう言ってるしあちゃんは沈み行く夕日を見る。
僕も夕日の方を見た。
さっきまであんなに大きかった夕日は、今はもう海に沈もうとしていた。
「輝きは永遠ではないのですね」
るしあちゃんが沈み行く夕日を見ながらポツリと呟いた。
僕は隣のるしあちゃんを見た。
その顔は少し寂しそうだ。
(他のホロメン達と違ってるしあちゃんは、墓守をする役割があるって聞いた事がある。
だから、自由に動けないって)
「確かに永遠なんてないのかもしれませんね。
でも、ありきたりになるかもしれませんが、また輝く事はできますよ」
僕はるしあちゃんの方に向いて言った。
るしあちゃんは一瞬大きく目を見開いた後、「そうだね」と微笑んだ。
「少し時間ある?」
「え?」
るしあちゃんはおもむろに立ち上がり、僕の方を見て言う。
(特に予定があってここに来た訳じゃない)
「はい、あります」
「じゃ、少し付き合ってくださいなのです」
るしあちゃんは僕に手を差し出してくれた。
僕はその手を取り立ち上がる。
「はい、喜んで」
その言葉にるしあちゃんは嬉しそうに笑い、僕達は町の方に歩き出した。
「あ、これ美味しそうなのです」
「この服、るしあに似合うと思いますか?」
「へぇ、最近はこんなクエストがあるのですね」
楽しそうに夜の町を見て回るるしあちゃんに僕はニコニコ笑顔で付き添った。
「少し休憩します?」
僕は、喫茶店の前でるしあちゃんに声をかける。
「そうですね。
はしゃぎすぎたかもなのです」
僕とるしあちゃんは喫茶店に入った。
ちょっとしたご飯ものを頼んで、僕は推しと他愛もない話をした。
僕の冒険談をるしあちゃんは楽しそうに聞いてくれた。
注文した品を食べながら、僕はふと喫茶店の中にあるモニターを見た。
「え?」
「ん?
どうかしたのです?」
るしあちゃんが聞いてくるが、僕はモニターから目が離せなかった。
(なんで?
なんで、あそこにいるんだ?)
僕がモニターで見たのは、第三世代のライブ映像だった。
右上にはLIVEの文字。
(今やってるのか?)
ステージ上で4人が歌っている。
「な、なんで」
俺は大きな声を出して立ち上がった。
店の中にいた人がびっくりしたようにこちらを見ている。
「ちょ、ちょっと。
一応、るしあは他の人には見えないけど、あまり大きな声を出すと恥ずかしいのです」
「ちょっと、急ごう」
「へぁ?」
僕は代金を机に置くと、るしあちゃんの手をとった。
「ど、どうしたのです?」
(あの場所は見覚えある。
海岸近くにライブがある時にだけ現れる特別ステージ)
僕はステータス画面を表示してさっきのライブ中継を見る。
「ちょ、どうしたのです?」
「ご、ごめん」
僕は謝りながら、るしあちゃんの手を引いて海岸へと走った。
(なんで、なんで4人でライブなんか。
第三世代組は5人だろ)
僕はやりきれない気持ちで走る。
どのくらい走ったのか分からない。
けど、海岸が見えてきた。
「はぁはぁはぁ」
「もう、いいのですよ」
そう言ってるしあちゃんの手が僕の手から抜けた。
「る、るしあちゃん」
僕は立ち止まり後ろを見る。
夜の海岸から明るい光が見える。
その明かりをるしあちゃんは見下ろした。
「どうして」
微かに聞こえる歌声に僕は泣きそうになりながら、るしあちゃんの横に立った。
「今日、ライブがあるのは知っていたのです。
でも、るしあは行けなかった」
「…」
るしあちゃんはライブの光をじっと見つめていた。
僕は何も言えず側に立つ。
「あの光にはもう届かない気がしたのです」
さっきまで握っていた手をるしあちゃんは、ライブの光に伸ばす。
「そんな事ないよ」
僕は叫んだ。
しかし、るしあちゃんの方を見れない。
「優しいのですね」
「るしあちゃん」
るしあちゃんの言葉に僕はるしあちゃんの方を向いた。
るしあちゃんはいつもの笑顔を向けてくれている。
でも、どこか悲しそうだ。
「応援してるから。
いつまでも、るしあちゃんを応援してるから」
僕はそれしか言えなかったけど、それが僕が推しにできる唯一の事だと思った。
「はい」
るしあちゃんは頷く。
るしあちゃんがこちらを向く。
僕もるしあちゃんの方を向いた。
すっとるしあちゃんが手を差し出してくる。
僕はゆっくりとその手を握った。
(さっきは勢いで手を握ってたけど、僕すごい事してた)
さっきの事を思い出して少し不安になる。
「嬉かったのです。
るしあをあの場所に一生懸命連れていこうとしてくれた事。
るしあにも、まだこんなに熱心に頑張れって言ってくれる人がいると分かって、元気もらえたのです」
「るしあちゃん…」
「今度はきちんとあのステージに立つから、見に来てくださいなのです。
絶対探して見せるのですよ」
るしあちゃんはそう言って笑顔でぎゅっと手を握る。
「うん、絶対に」
僕はそう言って手を握り返した。
「それじゃ、そろそろ時間なのです」
ライブの光がゆっくりと消えていく。
るしあちゃんと繋いだ手が離れる。
「また、いつかじゃなくて。
また、次のライブで」
「はい!
また、次のライブで」
僕の声にるしあちゃんは最高の笑顔を残し、手を振りなながら帰っていった。
僕はその後ろ姿を見失うまでずっと見守り続けた。
後日。
僕は約束通り、第三世代組のライブに来ていた。
列は真ん中で、るしあちゃんからは見えないかなと思う。
ライブでは、きちんと5人揃って歌っていた。
そんな中、ふと、るしあちゃんと目が合ったような気がした。
そして、ウインク。
偶然かも知れない。
でも、僕はるしあちゃんが約束通り、僕を見つけてくれたんだと思う事にした。
僕は手を大きく上げ推しの色のサイリウムを振る。
僕の応援が推しに届きますようにと願いを込めて。
お待たせしました。
潤羽るしあちゃんのイベント紹介となります。
ちなみに、今回4人でのライブが発生していましたが、これはイベントですので、実際に行われたライブではありません。
【ホロライブワールド】の第三世代組は5人組ですので、5人でするのが通常です。
さて、るしあちゃんを元気づけるデートイベントでしたが、どうだったでしょうか?
みなさんの中で、やってみたいと思う方は、自分なりの励まし、勇気づけの言葉を用意してイベントを楽しんでみてください。
さて、告知です。
長きにわたって更新させていただいていた【ホロライブワールド】攻略情報ですが、後2つの情報を更新しだい、休止に入らせていただきます。
理由といたしましては、【ホロライブワールド】のイベントの多さと提供していただいた情報を確認するのに、追い付いていないというところです。
ですのでしばらく休止をいただいて、情報の確認を最優先で行おうと思います。
情報を確認し、皆様に提供できる状態になりしだい。
また、新たな攻略情報として掲載いたします。
なお、攻略情報の受付は続けますので、何か耳よりな情報がありましたらこちらに書いていただくと助かります。
また、感想も待っておりますのでよろしくお願いします。
それでは、後少しにはなりますが、最後までお付き合いお願いします。