湊あくあ
「…あ、あてぃしの…マネさん…ボイス…」
あてぃしにとって…マネさんはとっても大切。ホロライブに入りたての頃に色々とお世話になった。本当に感謝しているし、あてぃしを支えてくれた人。
「たのしみ…」
こんなに『楽しみ』だと思うのは初めての経験かも。マネさんはとっても顔が怖い人だけど、優しい人。こんなあてぃしにも手を差し伸べてくれるような人で相談にも乗ってくれて…あてぃしが…だ、だいすきなひと。
そわそわし過ぎて何度も時計を見直して…時間が経つのをひたすら待つ。
そして配信されるとすぐに…購入した。マネさんのボイスが手に入っただけでも嬉し過ぎて、ちょっとボーっとしてしちゃった。
『大好きだよ』
そんな言葉だけでも…破壊力は満点であてぃしは意識が途切れてしまいそうな感覚に陥った。
「え、すごすぎる…な、なにぃ…」
『ねぇ…抱き締めていい?』
「………も、もう…///」
マネさん…もうだめ…。いつもあんなに怖い人をしているのにこのボイスはとっても甘い。マネさんの違う一面が見える。
『キミって可愛いよ』
もしかしたら…マネさんってこっちの方が向いているのかなぁ。
「……そ、それに…かわいいって…あ、あのマネさんが…」
そしてそれからあっという間に…ボイスは聞き終えた。何度も悶えたりして…止めたりしたけど、2時間ぐらい経てば聞き終えた。ボイスは20分ぐらいの時間のものだった。
「つ、つづきが…ほしい」
天音かなた
統括マネージャーさん…とはあんまり話したことがなかった。本人には失礼だけど、ちょっと怖すぎて近付けなかった。人を見掛けで判断するのはダメと分かっていてもやっぱり怖かった。
でも…トワといる時に不良と呼ばれるような人に絡まれているところを助けてもらってから…やっとマネージャーさんと普通に話せるようになった。
『大好きだよ』
その声を聞いた瞬間に…体の温度がどんどん上がっていくのを感じた。体の血管という血管が…マネージャーさんの声に反応している。
「よ、よすぎる…マネージャーさんってこんな声も出せるの?」
もし、僕が何も知らないでこれを買っていたら絶対にマネージャーさんだとは思えない。それぐらいに全然、違うの。
もしかしたら、マネージャーさんってかなり経験豊富な人なのかな。セリフとかも含めて…初めての人とは思えない。
『世界で一番、キミのことが大好きだよ』
僕はヘッドホンを静かに外して…床にのたうち回る。
「す、すごすぎるよね!!こんなボイス聞いたことないよ!!!」
このままボイスを聞いていたら僕の脳が壊れちゃいそう。誰かのボイスを利くような体験はそんなに多くないけど、今まで聞いてきたボイスの中で一番いい。
「…き、ききたいけど……すきになっちゃいそう…」
こんなボイスで囁かれたらマネージャーさんのことを『好き』になっちゃうかも。そしたらもう戻れないかもしれないし。
『ねぇ、抱き締めてもいい?』
「うん…僕のことを抱きしめて……大好きだよ」
常闇トワ
「な、なんで…」
マネージャーさんのボイスが発売されるのは知っていた。だけど、トワは買わなかった。マネージャーさんのことは好きだけど、ボイスは買わなかった。
だってマネージャーさんが前に会った時に「これ絶対、黒歴史確定だな」と言っていたから。さすがにそこまで言うんだったら…買わない方が優しさかもと思って。
でも…起きてSNSを見ていると『ホロライブのスタッフさん、ボイス、とってもよかった!』『好きです、スタッフさん』というコメントが溢れている。そのコメントは…たぶん、社員さんのボイスに対しての言葉。
「…ど、どうしよう…気になる」
買いたいけど、マネージャーさんがあそこまで言うぐらいだし、買うと嫌われちゃうかな。マネージャーさんに嫌われるようなことはしたくないんだけど…。
それからトワは…数分の間、頭を悩ませて……最終的に一つの結論を出した。
「やっぱり…聞こう!」
トワは急いでボイスを買うために…ホームページに飛んでかごに入れて即決で買った。マネージャーさんのボイスは普通のボイスに比べても圧倒的に安い。これにどんな意図があるのか分からないけど、これだったら試しで買ってみようという人もいるかも。
そしてボイスを再生して…すぐにトワが感じたのは「やば!」だった。まじで破壊力がエグイ。マネージャーさんがこんな甘いセリフを話しているだけでも驚きだし、まさかこんな声が出せるなんて。
『大好きですよ』
「………///」
『オレはキミのことが好きで溜まらないんだ。だからさ…抱きしめさせてくれ』
「す、すきで…たまらない……///」
マネージャーさんがこんなに…甘えて来るなんて…。
「と、とわも…すきですよ」
自然と口から出てしまった。これがボイスだと分かっていても本当に…トワに言われているように感じてしまう。これはあくまで…ボイス…。
でも、もし、マネージャーさんに告白されたらこんな気持ちになるのかなぁ。
『もっと強く抱きしめてくれ』
「…う、うん…」
『やっぱりオレはお前のことが世界で一番好きだ』
それからトワは繰り返し、ボイスを聞いて気付いた時には1日が終わっていた。それぐらいにマネージャーさんのボイスは…中毒性がある。
博衣こより
こよは一目見た時から統括マネージャーさんのことが…気になっていた。もちろん、第一印象は怖かったけど、でも内面はそんな人じゃないと感じていた。
だから、こよは一歩踏み出して『お誘い』した。一対一で話してみたくて。そして話してみてやっぱりこよの予想は当たっていて、統括マネージャーさんはとっても優しかった。顔と内面は本当に真反対。
だからもちろん、統括マネージャーさんのボイスが出ると聞いてすぐに買おうと決めた。もし、マージンがかなり入るんだったら統括マネージャーさんのためにもたくさん買ってあげようと思った。さすがに出来に関してはそこまで期待していなかった。統括マネージャーさんがボイスを売り出すようなことは今までなかっただろうし、経験もないですし。
聞くまではそんなことを思っていた。
「…こよ…がんばって……」
必死に耐える。まだ倒れる訳にはいかなくて…最後までちゃんと聞き終えないと。
『大好きだよ』
「…ま、まだ……こよりは…」
『キミを抱きしめたい』
「…む、むりぃ…か、かも…」
『オレを一人にしないでくれよ』
「……だぁ…めぇ」
そこでノックアウトされて…床に倒れた。
「す、すごすぎ…」
統括マネージャーさんの声は普通の男の人のように野太い感じの声で……まさかこんな透き通ったような声が出るなんて考えもしなかった。
まじでホストがお客を落とすときの声もみたい…。
「こよ…も…すきです」
あんな声で囁かれて惚れない人はいない。男でも女でも確実に惚れるような…声。あれはもう天性のものなのかなぁ。
「…だ、だいすき…」
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