「あれ、この人どうしたのかしら。」
と、起こしてみると。
「えっ。」
キャーッ!
その時、悲鳴が響いた。
「何、今の声は。」
「どうしました。」
「大変よ、人が殺されてるのよ。」
「何だって。」
そして、事件は輪島で起きた。
「何と、可哀そうにな。」
「こんな綺麗な娘が、一体どうしたというのかね。」
と、宿から彼女が人があっ待っている所に行って見ることにした。
「何々、あっ。」
と、驚いた。
「おいっ、警察を呼べッ!。」
「はい。」
数分後、石川県警のパトカーがサイレンを鳴らして現場に到着した。
「で、あなたが第一発見者ですね。」
「はい、魚を取りに行こうしたら、その辺りで何か浮いている所に見たら、女の人が浮いていたんです。」
「なるほど、それを見て漁船で死体を上げたんですね。」
「はい、女性が海で浮いていたのは事実だから。」
「この女性は誰なんですかね。」
「身元が分かればな。」
と、そこへ部下の城島刑事が小沢警部に言った。
「警部殿、被害者の身元が分かりました。」
「おう、本当か。」
「はい、被害者は東京在住の関根京子さん、27歳です。」
「それで、死因は。」
「恐らく死因は、溺死でしょう。」
「ええ、恐らく彼女は睡眠薬を飲まされて海に転落したって事ですかね。」
「それ家も、考えられるな。」
「能登金剛の事件の次は輪島の海岸で死体が起きるとはな。」
「ええ。」
輪島で起きた女性の水死体は、特捜班にも連絡が入った。
「はい、関根京子、27歳、わかりました、早速こちらで調査してみます。」
と、高杉は電話を切った。
「おい、石川県警から捜査協力の要請だ。」
「わかりました、早速捜査してみます。」
と、言って南と高山は捜査をすることにした。
やって来たのは、新宿のキャバレー。
「えっ、関根は3日前にやめた。」
「ええ、何でも金沢へ行くと言っていたの。」
「なるほど。」
「ええ、京ちゃんは一昨日だったかな、若い男と一緒に酒飲んで一緒に行ったって。」
「えっ、じゃあその男と関根と一緒に金沢へ行ったのか。」
「違うわ、京ちゃんが金沢へ行ってその男が金沢に会いに行ったんだよ。」
「なるほど。」
高山は、高杉班長に報告した。
「何、関根は元新宿のキャバレーの女か。」
「はい、一昨日に辞められたそうです。」
「ほう、やめた理由は。」
「彼女、金沢へ帰ると言って辞めたそうです。」
「なるほど。」
「今回の事件は、能登金剛で起きた死体と輪島の殺人。」
「この2人に共通しているのは何ですかね。」
と、その時だった。
「ん、この女性。」
「どうしたんですか、主任。」
「この関根は、この前特急「かがやき」に乗っていたな。」
「それ、本当なんですか。」
「ええ、何時の列車か覚えている。」
「確か、金沢発12時43分の特急「かがやき7号」だったな。」
「その女は、何処から乗ったか覚えているか。」
高杉は南に言った。
「富山に着いたのは、13時20分頃かな。」
「富山から乗ったのか。」
「はい、その女は富山から直江津で降りたんです。」
「ほう。」
「何時か覚えているか。」
「富山を発車したのは13時20分だから、直江津に着いたのは14時27分頃です。」
「でも何で関根が富山に行ったんだ。」
「話によると、高校時代の友人が富山に住んでいたため、会いに行っていたそうです。」
「ほう、それで富山に行っていたのか。」
「ええ。」
「それは考えられますね。」
「わかったよ、彼女の足取りが。」
「本当か、高山。」
金沢発8時10分 特急「北越3号」に乗車
富山着8時51分 下車
友人の家で1泊
富山発13時20分 特急「かがやき7号」に乗車
直江津着14時27分 下車
直江津発14時41分 特急「北越2号」に乗車
糸魚川着15時05分 下車
「なるほど、彼女は糸魚川へ行っていたのか。」
「ええ、糸魚川の叔母に会いに行っていたそうです。」
「と言う事は、糸魚川から金沢へ行き能登へ行ったって事も。」
「考えられますね。」
「ええ。」
「でも、犯人はどうやって能登へ行ったんですかね。」
「そこなんだよな。」
翌日、ある女が東京駅へやって来た。
女は、東京駅から東海道新幹線ホームへ向かった。
8時07分、女は東海道新幹線「ひかり5号」に乗って京都へ向かった。
10時42分、女が乗った新幹線「ひかり5号」は定刻通り京都へ到着した。
「えーと、特急「スーパー雷鳥19号」は11時か。」
と、電光掲示板を見た。
11時09分、京都駅に特急「スーパー雷鳥19号」が入線して来た。
彼女は、特急「スーパー雷鳥」に乗って和倉温泉へ向った。
「和倉温泉行か、これに乗ればいいのね。」
ファーン!。
彼女が乗った、特急「スーパー雷鳥19号」は大阪を10時40分に発車し、新大阪、京都に止まり、特急は湖西線に入る窓の外を眺めると琵琶湖が見えてくる、近江塩津から右手に北陸本線の線路が見えてくる、途中停車駅は敦賀、武生、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松、金沢、内3両は富山行で、津幡、羽咋、七尾、終着和倉温泉は14時35分に到着する。
スーパー雷鳥・ラウンジカーにて
「うわー、美しいわ。」
と、女は琵琶湖を眺めていた。
そして、売店で買ったビールとつまみと一緒に旅を楽しんでいた。
14時35分、女が乗った特急「スーパー雷鳥19号」は定刻通り和倉温泉に到着した。
「あれ、来てないのかな。」
「いやー、ごめんごめん。」
「いつ乗ってたの。」
「金沢から七尾で列車に乗ってそこから乗って来たんだよ。」
「まぁ、そうだったの。」
と、そう言って2人は宿へ向かった。
一方、特捜班では。
「えっ、彼女が男と一緒に金沢に来ていた。」
「ええ、桜井と岩泉が金沢へ行って後を追っていたわ。」
「それで、男が乗った列車は分るか。」
「はい、男は昨日の朝東京駅で7時36分発の上越新幹線に乗って金沢へ行っていた事が分かったの。」
「その男は、この女は愛人だって事か。」
「ええ、その可能性があるわ。」
「わかったよ、男が乗った列車トリックが解けたよ。」
「本当なの。」
「ああ。」
「高山、時刻表を持ってきて。」
「はい。」
早速、時刻表を見て見た。
東京発7時36分 上越新幹線「あさひ1号」に乗車
長岡着8時57分 下車
長岡発9時04分 北陸本線特急「かがやき2号」に乗車
金沢着11時34分 下車
金沢発13時00分 七尾線に乗車
七尾着14時23分 下車
七尾発14時30分 北陸本線特急「スーパー雷鳥19号」に乗車
「なるほど、つまり七尾から特急に乗って和倉温泉へ行ったのか。」
「そうだよ。」
「あれ、そう言えば南主任は?。」
「あっ、そう言えば。」
「ああ、今日は列車に乗って能登へ向かったけど、明日の東京10時の上越新幹線だ。」
「そうか、南主任は休暇を利用して事件の捜査をするんですね。」
「ああ、南も考えたもんだな。」
と、高杉は言った。
そして、犯人は誰なのか?