北陸特急能登路殺人行   作:新庄雄太郎

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次の日、南は上越新幹線に乗って能登へ向かった。


第六章 長岡から和倉温泉へ

次の日、南は東京駅で10時08分発の上越新幹線「あさひ309号」に乗り込んだ。

 

ファーン!。

 

と、警笛を鳴らして東京を発車した。

 

「えーと、東京から金沢へ向かっていったって事は、東海道新幹線で行くとしたら米原からだと特急「きらめき」と「加越」で、名古屋の場合は「しらさぎ」で、新大阪と京都は「スーパー雷鳥」だな。」

 

と、調べて見ると。

 

「上越新幹線の場合は「かがやき」と「北越」で行けれるのか、乗るとしたら長岡か新潟やな。」

 

一方、浮気相手と思われる女は金沢に来ていた。

 

「どこへ行ったのかしら。」

 

と、歩いていた。

 

ひがし茶屋街

 

「もしもし、今どこにいるの。」

 

「ああ、俺は今和倉に入るよ。」

 

「そう、じゃあ私は今金沢に入るから。」

 

「そうか、金沢か。」

 

「ええ。」

 

「行けれそうか。」

 

「うん、なんとなくね。」

 

「そうか。」

 

そう言って、女は七尾線に乗って能登へ向った。

 

11時41分、南が乗った上越新幹線「あさひ309号」は長岡駅に到着した。

 

「やっと長岡か、次の北陸本線特急「かがやき4号」和倉温泉行は11時49分か。」

 

と、暫くして特急「かがやき4号」和倉温泉行が入線して来た。

 

「前は寝台特急「北陸」と急行「能登路1号」に乗って行ったから、今回は「あさひ」と「かがやき」に乗って能登へ行くのもいいネ。」

 

ファーン!。

 

11時49分、特急「かがやき4号」和倉温泉行は長岡を発車した。

 

長岡と富山・金沢を結ぶ特急「かがやき」はその名の通り、ヘッドマークには「スーパー」の文字が描かれている、92年のダイヤ改正で1往復を導入し和倉温泉まで伸ばした、1日6往復で運転されている、うち1往復は和倉温泉の他福井からも運転されている、この特急「かがやき」には自由説も設けている。

長岡を11時49分に発車し、直江津、富山、高岡、金沢、七尾、終着和倉温泉には15時23分に到着する。

 

「やっぱり、列車で能登へ行くのもいいんだよね、窓を眺める日本海が美しいんだよ。」

 

と、南は言った。

 

「と言う事は、その女は関根と私立探偵の利根川を殺したんですかね。」

 

南は、早速時刻表を見ながら推理してみた。

 

「しらさぎだと、名古屋から乗ったとして7時07分発の新幹線「ひかり」に乗ったとしたら名古屋には8時58分に到着して、9時12分に北陸本線特急「しらさぎ3号」に乗って行ったら和倉温泉には13時06分か。」

 

と、考えて見ると。

 

「東京から新幹線に乗って行ったとしたら、名古屋からは「しらさぎ」、長岡からは「かがやき」か。」

 

そこへ、車内販売の人がやって来た。

 

「さて、お弁当でも買おうかな、すみません。」

 

「はい。」

 

「この駅弁とお茶下さい。」

 

「はい。」

 

と、南はお金を払い、日本海の車窓を見ながら駅弁を食べていた。

 

「やっぱり、特急に乗ったら駅弁もいいな。」

 

やがて、柏崎から直江津を過ぎると特急「かがやき4号」は北陸本線に入った。

 

「おっ、親不知だ。」

 

ファーン!。

 

「やっと、富山か。」

 

13時42分、特急「かがやき4号」は富山に到着した。

 

特急「かがやき4号」は、高岡を過ぎると倶梨伽羅を超えて石川県へ、金沢へは14時頃に到着し、金沢で石の向きを変えて運転方向が変わり、津幡からは七尾線に入り和倉温泉へ向うのだ。

 

15時23分、南が乗った特急「かがやき4号」は和倉温泉に到着した。

 

「あの女は、どこへ行くんだ。」

 

と、南は温泉宿「加賀屋」へ向かった。

 

「やはり、あの女が犯人なのかな?。」

 

南は、尾行をした。

 

和倉温泉・加賀屋

 

「ああ、この女性ですか。」

 

「ええ。」

 

「この女の相手は分りますか。」

 

「さぁ、この女性は知りませんな。」

 

そして、南は高山と小海に連絡した。

 

「えっ、犯人は女の可能性が。」

 

「ああ、その女は金沢から和倉へ来ている事が分かったんです。」

 

「そうか、じゃあ僕も小海さんと一緒に能登へ向かいます。」

 

「そうか。」

 

高山と小海は、次の日東京発9時07分東海道新幹線「ひかり7号」に乗って京都へ向かった、京都へ到着したのは11時42分である。

 

「小海さん、京都から能登へ行くには12時発の特急「雷鳥」に乗って金沢へ行き、そこから七尾線に乗って和倉温泉へ行けれるんだよ。」

 

「へぇー、石川へ行く時は京都から行くと近いんだね。」

 

「そう言う事。」

 

京都へ下車した高山と小海は京都発12時09分発の北陸本線特急「雷鳥23号」に乗って金沢へ向かった、金沢に到着したのは14時25分だ、金沢から和倉へ行くには七尾線に利用しなければならないのだ。

 

金沢から14時31分発の急行「能登路3号」に乗って和倉温泉へ向った。

 

和倉温泉に到着した高山と小海は、南と合流した。

 

「主任も来てたんですか。」

 

「ああ、長岡から特急「かがやき」に乗ってね。」

 

「そうですか。」

 

「それで、何か分かった。」

 

「ああ、どうやら犯人は女らしいんだ。」

 

「そうか、この事件の犯人は女か。」

 

「ええ。」

 

「やはり、犯人は女って事ね。」

 

高山はすぐに、高杉班長に報告した。

 

「何、この連続殺人の犯人は女の可能性があるって。」

 

「ええ、今僕らは能登半島に来ています。」

 

「そうか、じゃあ犯人は京都経由で能登へ行って帰りも京都で新幹線に乗って帰京したのか。」

 

「はい、その可能性があります。」

 

「わかった、南達は石川県警に協力して捜査を続けてくれ。」

 

「わかりました。」

 

と、電話を切った。

 

「やはり、温泉に泊まってるのかな。」

 

「後は、様子を覗おう。」




そして、犯人が使った列車トリックとは。

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