薄命少女のハイスクール・フリート   作:文月フツカ

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問い1、頭も体もよわよわな奴は何が出来るか答えよ

 桜舞う新春。

 新たな1年が始まる節目である今日この日、この横須賀には大勢の少女達で溢れ返っていた。

 本日、横須賀女子海洋の新入生入学式が行われるこの地には、未来の国防を担うブルーマーメイドの卵たちが歩いている。

 そんな中、小学生と見紛う程に体躯が小さい少女が―――吐いていた。

 

「お'エッエ'エ'……む、無理。船の上マジで無理ィ」

 

 じゃあ何で海洋学校に受験して受かったんだよと、少女の横を通った同期の新入生は呆れた。

 子供が将来なりたい職業ランキングで毎回上位に食い込むブルーマーメイド。海上安全整備局の中でも特に花形の職業だ。

 全国にあるその育成機関である海洋学校に入った時点で準公務員。卒業して正式配属なった段階で国家公務員となる。

 つまり、地面に蹲って吐いているこの少女も立派な国家公務員候補なのだ。

 

 そうして同期の間で早速関わりたくない人物に見事ランクインした少女は誓った。

 

「ボクは、必ず船酔いを克服するッ」

 

 そんなアホな誓いを他所に、入学式は始まろうとしていた。

 

 

 入学式の後。

 改めて配属される(クラス)が通達され、各々が所属艦が停泊している場所へと移動していく。

 

「あのすいません。ボクの配属書類おかしいんですけど」

 

 先程吐いていた少女は教官服を来た女性、古庄薫教官が近くに居たので疑問を投げかけた。

 

「見せて貰える?……あぁ、コレは合っているわ」

 

 嘘やんと思いつつ少女は改めて配属書類に記載されている一文に目を落とした。

 

―――上記の者を、天津風、時津風、晴風、秋雲のいずれかに配属とする。

 

「いやいずれかって何ですか!?」

「いずれかはいずれかよ。今から各艦へ最初の挨拶に行くから着いてきなさい」

 

 少女は古庄教官から4クラスの名簿を手渡されると、軽く目を通しながら後に続いた。

 今は艦名と艦長と副長の名前を覚える程度だが。

 

 とは言っても顔写真も載っていない名簿で何かが分かる筈も無く。ただただ名前を暗記しただけで一番最初のクラスに付いてしまった。

 

 Y467と艦首に記されたその航洋艦は晴風。各歴代の晴風乗員は落ちこぼれの集まりだと言われている曰く憑き。

 式場から艦に移動するだけで息切れを起こし、今にも過呼吸で倒れそうな少女に教官は呆れつつ、クラス全員が揃っている艦内教室へと入って行った。

 

「晴風クラス、全員揃ったか?」

 

 古庄教官が水密扉を開けて入室すると同時、少女もぜぇぜぇと言いながら四つん這いで入室した。

 無い力を振り絞って扉を閉めた少女は、その扉を背にして座り込みあぐらを掻いた。教官は兎も角、奇行を晒す少女にクラスの生徒たちは困惑するが、古庄はそれを気にせずに言葉を続けた。

 

 艦長の挨拶を始めとし、晴風クラスへの激励が飛ぶ。

 

「あの、古庄教官。そこで伸びている子は一体……」

「……まだ他のクラスへ行くんだぞ?」

「いやもう此処で良いです。ここがいい……もう立てない」

 

 命を救う職業の候補生として、それはどうなのか。

 いざという時の危険な任務で足手纏いでは無いか。

 

 そもそも誰だよコイツ。

 

 そんな疑問を各々が持った所で、呆れている古庄教官が口を開いた。

 

「岬艦長に事前送付した名簿には名前が載っている」

「へ?……あ! 貴方が市花さん!?」

 

 未だに息が整え切れていない貧弱な少女は、壁に手を付いて何とか立ちあがった。

 

「は、い……よろしくお願いし―――あ、無理」

「え? え!?」

 

 我慢していた船酔いに耐え切れず、少女は地に伏した。

 

 

 

 航洋艦晴風の艦橋では、改めて艦橋要員の自己紹介が行われていた。

 

「改めまして、艦長の岬明乃です! よろしくね」

「……副長の宗谷だ」

「私は書記の納沙幸子です」

「水雷委員の西崎芽衣よ」

「すいません、遅れましたごめんなさい! 私、航海長の知床鈴です……貴女は?」

 

 先程から一言も喋っていなかった少女が口を開こうとするが、元々余り喋らない子なのだろうか。少し声が小さく聞き取れなかった。

 すると気を利かせた艦長が代わりに発言した。

 

「砲術委員の、立石志摩さんだよね!」

「……うん」

 

 嬉しそうに小さく頷いた。

 

「で、最初から大遅刻で入って来たお前は?」

「戦術参謀の市花海乃(いちはなかいの)だよ。雑用兼書記の納沙さんのアシスト」

「聞いた事無いぞそんな役職」

「えっと、古庄教官から貰った資料だと、(うみ)ちゃん用に作られたんだって」

 

 副長の真白は、海乃の事を世間で言う所の特待生枠なのかと判断を下した。納得はしていないが、上が決めたのだから仕方が無い。

 

 偶に居るのだ。コネだか尖り過ぎた能力だが分からないが、そういったモノに付加価値を与え、取り敢えず手元に置いておく為の措置が。

 

「へぇー、特待生って滅多に居ないのに凄いじゃん。凄い事が出来んの?」

 

 純粋に気になった芽衣がそう尋ねる。

 

「いやなんか普通に試験受けたら選ばれた。落ちる前提だったからボクも分からないよ」

 

 なんだそりゃ、とは艦橋に居た全員の感想である。

 

 それはさておき、いよいよ最初の海洋実習が始まる時が来た。

 入学初日だとか関係無く、入学した時点で既にカリキュラムは始まっている。

 

 災害に対して明日からで良い?などと腑抜けた事が通じる筈はない。

 

「出港準備! 前部員、錨鎖詰め方! 出港用意、錨をあげーい!」

 

 号令が下ると同時、前部甲板よりラッパの音が響き渡る。

 とてもとても、独特かつ音程がズレた音ではあるが。

 ともかくとして、誘導用の手窓信号旗を青に、つまり異常無く物事が進んでいく。

 

「両舷前進微速、150度宜候! 晴風出港!」

 

 晴風が動き出した所で、ぼーっとしていた海乃が慌てて専用のタブレットを取り出した。

 

「横須賀港よりUW掲揚確認したよ。UW1掲揚して返答するね」

 

「航海長操艦」

『航海長操艦』

 

 晴風の最高責任者である岬明乃艦長より、晴風の足にして最重要部分である舵取りの一切が、航海長である鈴に預けられた。

 

「両舷前進原速、赤黒無し。進路150度」

「頂きました航海長。両舷前進原速、赤黒無し。進路150度」

 

 軍隊を始めとして、ブルーマーメイドや警官隊もそうだが、命令は基本的に復唱される。

 1度言えば分かるだろと思うかもしれないが、命が掛かった現場での命令誤認は死に直結する。ましてや戦闘艦艇は1つのミスで大事故に繋がる。

 下された命令を再確認を込めて復唱して、航海の安全を徹底的に心掛ける。まぁ、その程度も出来ない人間はそもそも入学すら出来ない訳だが。

 

 

 

 

 横須賀女子海洋学校から出向していく航洋艦。青人魚を育て上げる為に貸し出されたその戦闘艦達は、ボイラーの黒煙を吐きながら、大海原を切り裂いていく。

 

 中でも大型直接教育艦、通称『直教艦』と呼ばれる戦艦は数ある艦達の中でも一際大きな異彩を放っている。第二十一期生初の海洋実習が行われる中で、最も注目されているクラスでもある。

 

 艦隊群が外洋へと到達したその時、教導艦・猿島より艦隊全艦へと司令が送られた。

 

『進路1-3-0。目標、西之島新島。各艦、巡航18ノットで艦列を維持せよ』

 

 そうして巡航陣形を維持する中に、航洋艦『晴風』の姿はあった。

 

 

「陸が遠すぎて草」

 

 そんなアホな事を晴風甲板で宣っているのは、眼鏡を掛けた海乃であった。

 

「草? 何で草って言ったの? どこかの方言?」

 

 少女の言葉に反応したのは、本来艦橋で指示を出していなければならない筈の艦長、岬明乃だった。

 

「何で岬艦長が甲板にいるのさ?」

「大丈夫だよー。白ちゃん達がいるから」

「そうかな…そうかもね」

 

 晴風の右側を同じ速度で並走する航洋艦『秋雲』を眺めながら、2人の少女は話し合っていた。

 

「アレは、秋雲だね」

「そうだね。艦長は茂野さんで副長が津家さんだったかな」

 

 海乃は乗組員の名前を言った。

 

「え、もしかして生徒全員の名前を覚えてるの!?」

「艦長もクラス皆の名前をはもう全員覚えたのに、何故驚かれるのさ」

「3桁数を暗記するって凄いことなんだよ?」

 

 艦列の中心で旗艦としての務めを果たしている武蔵を見上げつつ、なるべく酔いが回らないように遠くを見つめる作業に戻った。

 

「船乗りなのに船酔いって、絶望的な相性だよね」

「ボク、なんでここに居るんだろう」

 

 この世界には存在しないが、海上自衛隊だろうと海軍だろうと、船酔いする船乗りは存在する。

 

「あはは……」

 

 苦笑いしか出来ない明乃は、海乃の背中を擦ってあげた。

 そうしていると、ふと視線を感じた海乃はゆっくりと顔を上げた。

 

 すると、少し離れた場所で同航している秋雲の艦橋から、2人の人物が海乃を見ていた。

 

「ボク、何かしたかな」

 

 不気味な寒気を覚えた海乃は、明乃に一言告げると艦内に引っ込んだ。

 

 

 

 そんなこんなで横須賀を出発してから数時間後。

 

 突如として晴風の行き足が止まった。

 

「ヴェエエエ!?」

 

 余りに急な制動であった為、保健室で鏑木美波の健康診断を受けていた海乃は吹っ飛ばされた。

 汚い濁声を発しつつ、壁に頭から激突した海乃は呻き声を上げていた。

 

「春蛙秋蝉」

「もうちょっと言葉というか、言の刃を選んで……あ、タイツ越しのパンツ見べっ」

 

 美波は無言で海乃をぐりぐりと踏みつけると、汚物を見る視線を海乃に向けた。

 

「艦長の爪の垢を煎じて飲むといい」

「それもそうだね……貰うついでに何が起こったか聞いてくるよ。あ、爪垢採取キット借りるね」

 

 海乃は美波に挨拶を終えると保健室を出た。

 何が起こったのかまだ艦橋も把握し切れていないらしく、辺りからは不安な声が聞こえていた。

 

「揺れ方からして機関とかかな」

 

 そう結論付けた海乃は、指示を貰う前に艦後部下層へと足を向けた。大概が自動化されたとはいえ、駆逐艦は駆逐艦。本来であれば3桁の水兵らで運用する艦艇だ。

 直線距離であれば、陽炎型航洋艦晴風の全長は110mもある。直線で進めば大した事は無い距離だが、これが上下へ移動したり左右へ曲がったりすると中々目的地に着かない。

 

 ましてや海乃は超が付く程に体力が無く、船酔いするタイプだ。

 

「大丈夫?」

 

 そこに、偶然通りかかった機関員の広田 空が声を掛けた。

 

「……助けてくれないかい?」

「ははは、ウケる!」

 

 機関室まで連れて行って欲しい願望と、やっぱり艦橋で報告を待っていた方が良いかという葛藤。その他疲れたと言った様々な感情が入り混じった海乃の救援要請は、鼻で嗤われた。

 

「まあ機関長の代わりに艦橋行くからおぶってあげるよ。本来立ち入り禁止だけど、あの艦長だからね」

「今度ボクお勧めの雀荘紹介してあげるよ」

「いいねー」

 

 自分で頑張って歩いて来た道程を、空に抱えられながら戻っていく。

 

「あ、不味い」

「人の背中に背負われてる状態で不吉な事言わないでよ……何で震えてんの?」

「足が、足が攣った」

 

 こむら返りとも呼ばれるその症状は様々な原因で発症する。加齢であったり筋肉へ流れる血流が不十分であったりと様々だ。

 

「マジで?」

 

 空は急いで地面に降ろすと海乃の足をマッサージした。

 

「いたい、いだあああい」

「分かった、わかったから。うるっさいなぁもう」

「ひどい」

 

 そうして海乃がうだうだと騒いでると、新たな問題が浮上しだした。

 

「お、この揺れ方はもう1回来るね」

「は? ヴェエ!?」

 

 一際大きな波が船体を大きく揺らすと同時、海乃は頭を強打した。

 

「あ、気絶してる。マジか」

 

 呆れながら気絶した海乃を再度背負うと、艦橋に向けてゆっくりと歩き出した。

 

 

「機関科所属、広田空。短時間の艦橋入り願いまーす」

「はーい。どうし、え待って本当にどうしたんですか!?」

 

 記録員の納沙幸子が慌てて艦橋の中へと招き入れた。

 

「機関長から報告上がってると思うけど、ぐずった時の衝撃で足捻ったんだって。で、さっきのちょっとしたシケで揺れた時に頭打って気絶してさ」

『医務室!』

「いや本人が艦橋ってうるさかったから」

 

 空は雑に海乃を降ろすと、より詳しく高温高圧缶の損傷を纏めたクリップボードを明乃に渡した。

 

「えと、じゃあ航海科・山下秀子(しゅう)ちゃん悪いんだけど暫く海ちゃんの事見てて貰っていい?」

「りょうかーい。はーい傷見せてねー。てかどうやって人1人背負いながら艦橋上がれたんだろ」

 

 

 そんな風に事故が起こり、予定より3時間以上遅れて西之島新島へと辿り着いた。

 だが苦労して辿り着いた晴風を待ってたのは、砲撃であった。

 

「ちゃ、着弾!? 一体何処からッ」

『猿島からの砲撃です!』

 

 見張り員の野間マチコより続報が響き渡る。

 その間にも晴風は常に砲撃に晒され続けている。

 

「インディペンデンス級にしては命中率低いね」

 

 海乃がどこか冷静そうに指摘するが、秀子がチラッと視線を下げると、海乃の足はガタガタの情けなく震えていた。

 

「何か、段々の至近弾の距離が縮まって来たよ!?」

 

 反撃するかしないかと艦橋で議論が広がる中、海乃がタブレットを取り出した。

 

「通信とかも無反応……いや、電波自体がおかしいのかな」

『手窓信号反応無し!』

「―――魚雷を撃とう」

「え、マジ!? 撃つ!? 撃つの!?」

 

 副長の真白が断固として反対するが、船と乗員を守る事が最優先である明乃の判断は変わらなかった。

 

「訓練弾だったら絶対沈まないから大丈夫。上手く動きを止めてその間に逃げよう」

「うん」

 

 その場に居た全員が明乃の判断に従い確かに頷いた。

 

 

「戦闘用意! 弾頭模擬弾!」

「戦闘、右魚雷戦!」

 

 艦長の明乃が号令を掛けると同時、水雷長/水雷委員の西崎芽依ことメイちゃんが砲雷科へと下命する。

 

『魚雷発射まであと30秒ー』

 

「目標良し。方位角左90度、敵速18knot、距離60(ロクマル)

「30まで寄せて」

 

 目標との距離を縮める為に近づけという意味だ。

 魚雷は近くから放つほどに回避が難しくなる。

 

 晴風の装備している93式魚雷は酸素魚雷と呼ばれる物で、推進剤として純酸素を用いている。

 他国の魚雷と比べてその射程距離も威力も桁違いに高いのだが、何よりも厄介な特徴が1つ備わっている。

 

 それは、航跡がそれはもう視認し辛いという点だ。

 航跡の発見が早ければ対策もその分早く打てるのだが、嫌みな程に見つけづらい。

 

「海ちゃん、念の為に記録映像取っておいて貰える!?」

「……」

「海ちゃん!?」

「ん、ふぁっ!? ボクの事言ってた!?」

 

 そういうの良いから早くしろよと副長の真白が急かす。

 

「航海日誌を含め、映像の記録など全部もう2人で行ってますので大丈夫です」

 

 ここで海乃をアシストしたのは、書記兼記録係の幸子であった。

 

『発射、用意よし』

「発射、用意良し!」

 

「攻撃始め!」

 

 号令と同時に放たれた訓練用の酸素魚雷は、真っ直ぐに海中を駆けていく。

 ほんの十数秒もせず、教導艦・猿島へと吸い込まれていった。

 

 次の瞬間、大きな水柱が猿島の左舷で上がる。

 

「ょッし! 命中!」

「おおー凄い」

「へへーどうよ」

 

 などと呑気に映像を撮りながらメイちゃんを褒める海乃。

 

「猿島の速度が落ちました!」

「取舵いっぱーい、最大戦速!」

「取舵いっぱーいッ」

 

 同時、機関科より出力を全開にした知らせが入る。

 

「戻ーせー。0度宜候、鳥島南方10マイルまで退避」

 

 そうして何とか沈没の危機を乗り越えた晴風は、猿島や合流地点から距離を取るのであった。

 

 

 退避地点に到着した晴風は、各部で損害状況を確認していた。

 

「1、2、うーん足りない」

「お皿?」

 

 艦内の生徒が動き回っている中で、艦橋にいた海乃と砲術長の立石志摩ことタマちゃんがコントを繰り広げていた。

 

「主計科でもあるまいに」

 

 真白が呆れたようにそのコントに突っ込みを入れた。

 

「今回の海洋実習に参加する艦数と、西之島新島に居た航洋艦の数が足りない」

「他の船は周辺警戒だったのだろう?」

「駆逐艦が島影で見えなかったのは理解出来るけど、戦艦が見えないってどうなのさ」

「武蔵、モカちゃん」

「それにぱっと見た中で、秋雲も居なかった」

 

 改めてタブレットに保存していた映像を見返す一同だが、確かに武蔵の艦影が確認出来ない。

 

「秋雲は流石にこの映像じゃ分からないけど、うーん」

 

 同じくタブレットを覗き込んでいた芽衣がわしゃわしゃと頭を掻く。

 

「あ、無線ですね。取りまーす」

「とりあえず学校に報告しようか。幸い、海ちゃんが映像を砲撃前から回してくれてたから証拠もあるし」

 

「―――大変です。晴風が、我々の船が叛乱したってッ!」

 

 それに続いて艦橋内に無線の続報が流れる。

 

『猿島艦長以下乗組員は全員無事。対策委員会の設置を要請。また晴風に乗艦している特定の生徒―――市花海乃は、抵抗無抵抗関わらず、即時射殺許可』

 

 ここに、晴風二十一期生伝説の幕が上がった。

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