彼女が出来ました。 作:ロリコンじゃありませんフェミニストです
唐突だが、彼女が出来た。
人生初の彼女だ。
しかも超が付くほどの美少女で、性格もいいし、マジでかわいい。
本当ならすぐにでも彼女が出来たことを声を大にして叫んでクラスの男共に自慢したいが、ワケあってそれは出来ない。
その理由とは──
「クルスさん。どうかしました?」
「いいや。ヴィヴィオはかわいいなぁって」
俺の自宅(1人暮らし)のリビングにて、心配そうに膝の上にいる俺の彼女こと、高町ヴィヴィオが俺を見上げてくるので、いつも思ってる本音を返し頭を撫でると、表情をふにゃりと崩し、気持ち良さそうに撫でられてる。
あ〜……癒されるわ〜。
髪は太陽のような金髪。瞳は大きくクリクリとしてて愛らしく、色は赤と緑の綺麗な虹彩異色。ヴィヴィオ曰くベルカ出身のご先祖様からの遺伝らしいが、これもヴィヴィオのチャームポイントだ。
身長は俺の腰の上ほど、そして現在stヒルデ魔法学院初等部“4年生”
俺は同学院の高等部2年。
俺:16歳
ヴィヴィオ:10歳
うん。犯罪です。分かってるまず、経緯、というか馴れ初めを話そう。
最初に出会ったのは早朝の公園。まだ人もおらず、たまたま俺とヴィヴィオの2人だけの時だ。
俺も自衛で武術を少しかじってて、その運動に同じくトレーニングで来ていたヴィヴィオと知り合ったのだが、ヴィヴィオは魔法の練習の時、自分を16、17歳程にまで変身魔法で成長させていた状態だったのだ(本人曰く大人モード)
そしてたまたま成り行きでヴィヴィオのトレーニングを見ることになり、その間にお互いに好きになった。ヴィヴィオが小学生と打ち明けられたのは、ヴィヴィオに告白された時だった。
涙ながらに騙していたことを謝りながら、俺に精一杯の気持ちを伝えてくれた。
その時の俺はもうヴィヴィオのことを諦めきれなくて、小学生とかどうでも良くなっていて、お互いにいくつかの約束を設けた上で交際は始まった。
約束その1:2人きりのデートはしない。
約束その2:人前で手は繋がない。
約束:その3:記録を残さない(映像媒体、ツーショット写真。紙やデータに残る物も禁止)
以上の恋人同士なら当たり前のことの大半を2人で決めて禁止とし、それだけはヴィヴィオが16歳になるまでは守ろうと、決めた。(16歳っていう期限はミッドチルダの結婚可能年齢が男女ともに16歳の為)
そして言わずもがな、この関係は何があっても他人にバレてはいけない。
ついでに言うと、ヴィヴィオのご両親(お母さんが2人とのこと)は管理局でも凄く強いと自慢してたので調べてみたら、なんと片や空戦魔導師の第一線で活躍中のエースオブエースこと高町なのは一等空尉。片やバリバリの現役執務官にして、こちらも戦闘力は前述の高町なのは空尉と同等の実力を持つフェイト・T・ハラオウン執務官。両名とも管理局の最高戦力とも呼ばれる御二方だった。
バレたら社会的に抹殺どころじゃない。俺は灰も残らないだろう。
と、自己保身のことばかり話してしまったが、今の俺はヴィヴィオとの関係をちゃんと大事に守っていきたいと思っている。
「それでですね。クルスさんも夏休みの旅行の一緒に行けたらって考えてるんですけど……ダメ、でしょうか?」
おっと……思案に耽ってる間に、話がとんでもないことになってるな。
「夏休みか……大丈夫なのか?俺が行っても」
因みに俺のことはまだヴィヴィオの親しい人達は何も知らない……ハズ。
「はい!クルスさんのことはちゃんと……あ、お付き合いしてることは内緒で。私のもう1人のトレーニング仲間ってことで予め話してありますので安心して下さい!」
「それはそれで、コーチに目ぇつけられそうだけどなぁ」
「そうなったら私が守ります!」
やだ、この子頼もしい。でも、小学生に守られる高校生の図のなんと情けないことか……
「あー……いや。やっぱ自分でなんとかする」
これからのことを考えると、コーチの挨拶ごときで躓いていられないしな。
と、そんな俺の決心を察してか、ヴィヴィオは一旦俺の膝から離れたと思うと、その小さな体いっぱいに俺に抱きついて来た。
「やっぱりクルスさん。大好きです……!」
「俺もだよ……」
と、暫く抱き締めていると。ヴィヴィオが身体を少し離して、俺に向けて顔を向け、顎を少し上げて、目を静かに閉じた。
うん。まぁ、コレは禁止してないからね。
俺も静かにヴィヴィオを片手で抱き寄せてから唇を重ねた。
作者はロリコンではありません。ロリでもイケるってだけです。