彼女が出来ました。 作:ロリコンじゃありませんフェミニストです
⚠︎開始1500文字以内でアインハルトが脱落します。
あと今回団体戦なんで、視点がコロコロ変わって忙しいですし、私も書いてて忙しい。
原作でもここはちょっとやかましいので一旦整理を。
赤組 CGティアナ FAクルス。ノーヴェ。ヴィヴィオ GWエロオ コロナ FBキャロ
青組 CG魔王 FAスバル アインハルト GWリオ フェイト FBルーテシア
このようなチーム分けです。
「やっぱ来るよな」
レイヤー建造物からアインハルトを見下ろしていた俺の視線は、スバルさんの移動魔法。ウイングロードの青い帯を走って真っ直ぐ俺に向かってくる。
まぁ俺も逃げる理由もない。
と、建造物から降りてアインハルトの直線10メートルの距離に立つ。
「クルスさん。お聞きしたいことがあります」
剣呑な表情としっかりと油断なく構えた拳と型。俺が不意打ちでボコったのが余程効いてるな。
でも。私情を優先する時点で甘いな。
俺はまず一歩踏み出す。
アインハルトが警戒して擦り足で半歩ほど下がる。
「チーム戦なのに早速私情か……俺がワザとお前に鉄腕を見せたと少し考えたらわかるだろうに……」
呆れた俺の口調にアインハルトはハッとした表情になる。
─もう遅い。
そして思惑通り。まずはヴィヴィオとノーヴェさんがスバルさんを囲いに行った。
第一段階はクリアか。
《此方クルス。第一段階はクリア。現在より敵FAの1人を落とす》
《了解!此方GW敵GWはマーク出来ています!其方は頼みます!》
《CGとFBも了解!さっさと第二段階に進めるわよ!》
時間がないしな。
「正直。お前が向こうでヴィヴィオとノーヴェさんとワンオンワンで状況が長期化するのが1番面倒だったんだ」
動ける駒が減るしな。
苛ついたような目で俺を睨むアインハルトだが、全く怖くない。
「ここで私が貴方を倒せば済む話です……!」
あ、それフラグ……!
「じゃあかかってこい。エレミアの戦技…思い出させてやる」
悠然と両手を広げて俺は警戒せず一歩づつ、アインハルトに向かって歩いていく。
アインハルトの戦闘スタイルは分かってる。
踏み込みも早い。ならば無理やり此方のペースに持ち込んで最小限の体力で倒す。
そうして充分な間合いに入った俺に向かってアインハルトは一気に踏み込んでくる。
鋭さ、キレ。そしてこの俊足。アインハルトと同年代の奴らではまずココまでの奴は男子でもいない。俺が同年代なら泣いてる。
でも─。
と。胸に迫り来るアインハルトの拳を冷静に冷めた目で見ている俺はしっかりと鉄腕で掴む。
─
拳に乗った慣性はそのままにアインハルトに背を向けて背負い投げの要領で地面にに叩きつける。
「かはっ…?!(投げ技?!)─「シュペーア・ファウスト」
アホ直伝の鉄腕で、拳を叩き込む事が純粋な技に昇華するほどの威力。その技を胴体ガラ空きなアインハルトの鳩尾に本気で叩き込む。
ズガァァァン!!
──クルスのパワーはしょーじきウチより下や。いいんちょよりも弱いかもしれん。けどな?クルスには相手の弱点となる急所を瞬時に見抜く目がある。そんでウチがあげた鉄腕による打撃力の強化とその目で急所を1発で射抜く!
衝撃でアインハルトの背中のウイングロードに罅が入る。けどアインハルトはまだ動ける。どうせ一撃じゃ終わらない。なら──
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁぁ!!」
相手が!!倒れまで!殴るのを止めないっ!!
抵抗して腕を伸ばすアインハルトに構わず俺は鉄腕のラッシュを止めない!俺の仕事はまずアインハルトを1番に脱落させること!
「無駄無駄無駄無駄ぁ!!無駄ァァァ!!無ぅ駄ぁぁぁぁぁあ!!」
流石に腕が疲れて……来たので……止めに大振りを1発入れて下がる。
《おーいFA……敵FAもう意識ないわよ〜》
「……アインハルト……あとで……なんか買ってやるからな」
《アンタがやったんでしょうがぁ!!》
頭に響くランスターさんのツッコミがホント頭痛いけど……今は模擬戦とはいえ戦闘中。思考を切り替えよう。
《此方FA。第一目標達成。他は?》
《CG。こっちは状況変わりなし!あーもう!なのはさんの弾幕相殺するとか勘弁しなさいよっ!》
それに関してはホント申し訳ないのとありがとうございます!
《FBです!コロナちゃんへの支援は依然継続中です。あと4……5分稼いでください!》
《GWです!此方もフェイトさんと戦闘中です!他へは行かせないですけど…長くは保ちません!》
そらそうだろうな。アッチは空戦。こっちは陸戦だ。だがエリオ。テメーはもう少し頑張れ。てか、やれ!
《ヴィヴィオです!こっちはスバルさんとリオと戦闘中です》
《わりぃ!もう少し時間かかる!》
大丈夫です。スバルさんに時間がかかるのは予想内です。
《状況了解。FB。リソースをGWに少し向けられるか?》
《その分作戦開始時間が遅れますけど大丈夫ですか?》
《問題ない。これよりFAの援護に向かいます。状況変動次第細かに通信をお願いします》
そう言って一旦通信を切り。俺はヴィヴィオ達の援護にかけ出す。
──────────────
「なぁんか……同僚とやってる気分ね!」
戦略といい、戦闘レベルといい。
「はい。なんか昔のティアさんみたいです……」
軽口を言い合いながらも、なのはさんの弾幕を潰すことを忘れない。でもこのままだとアタシの魔力がヤバい……!そうなればこっちが後手に回って積みかねないっ。
「アタシはあんなに性格悪くないわよ!」
戦略に関しては否定出来ないけど、そこだけはアタシの人間性とか色んな尊厳に関わるので否定する!
─────
青組。CGなのはは開始数分で落とされたアインハルトに首を傾げながらも援護を続けていた。
──クルス君が最初から前線に出てくるのは意外だった。でも数は互角……
「ルーテシア。この状況。どう見る?」
私は通信越しにルーテシアに聞く。
《なのはさんもやっぱり違和感感じますよねぇ》
「クルス君は前線で早急にアインハルトちゃんを落としたこと。コロナちゃんがキャロとティアナに守られてること。何か作戦があるのは間違いない」
それに
私の勘がこのままクルス君を放置することと、コロナちゃんを止めないことへの警鐘を鳴らす。
「……ルーテシア!ごめん!作戦プラン変更!」
私はチーム全員への通信に切り替える。
「青組全員に通達!いきなりごめん!当初の戦力を拮抗させる作戦は一旦中止します!」
現場だとこんなこと言ったら叱責モノだけど!しょうがない。クルス君が戦略と戦術に長けてるのはこの2日でよく分かってる。その子が持ち得る手札で勝ちに来てる。戦略は私は門外漢だからあんまり分かんないけど、あの子を放置するのはティアナ以上に不味い。
「赤組のクルス君とコロナちゃんを止めてください!向こうの要はあの2人です!」
──────
「と、向こうは考えてくることでしょう」
そうしたら取れる手段は戦力を一点集中にして俺とコロナちゃんを狙いに来る。
「アンタは走れるかもしれないけど、コロナはどうするの?」
「もちろん囮にします」
あっさり見捨てる宣言にランスターさんは白い目を、コロナちゃんは涙目になる。
「ああ…見捨てるって意味じゃないぞ」
俺は地面の下の石を動かす。
「これがコロナちゃんとすると、アインハルトを落としてから数分で向こうは作戦プランの変更。拮抗状態から砲撃の一掃をできなくなる。そうすると、だ。どうしても1箇所に集まった味方達をさけて砲撃っていう手段は取れないし陣形も崩れる」
「一対一でコッチも拮抗してるのにですか?」
「そうだ。そして後衛に突っ込まれて孤立する瞬間を逆手にとる。ランスターさんとチビスケ。コロナちゃんを敢えて囮にして本陣に引き込む。あ、エリオ。お前は引き続きフェイトさんを抑えろ」
「その作戦だと僕の方になのはさんの射砲撃とルールーの援護が飛んでくるんですが!?」
「ソッチは俺も援護する」
そうして駒に見立てた石が今度は包囲される。
「逆に本陣に引き込んでから、スバルさんとリオちゃんを行動不能にする。4対2なら落とすペースも倍だ」
「落とせれば…ね。かなりリスク高いわよ。誰かが崩れたら全員が落ちる」
そうなんだよ。ランスターさんは味方の援護。チビスケはコロナちゃんにブーストを掛けながらもこっちのバックアップ。ついでに数では拮抗してるとはいえ。スバルさんのローラーによる機動力と一点突破の火力。リオちゃんは魔力も高いし、力もある。押し切られてどこかが崩れたらこっちも積むけど、戦況が膠着して長引かせるのも先を考えると此方のスタミナ的にマズイ。主に俺が。
「戦闘が長期化すればそれだけ高町さんの魔力散布と魔力で押し切られます。ですのでコロナちゃんには1つ、保険をかけておきましょう。大丈夫。俺の予想が正しければその時点でコロナちゃんの準備は4割近く終わってる筈だ」
───回想終了。
──
「クルスさん。スゴイ……」
クルスさんの言った通りの状況に私─コロナはビルの中で創生を続ける。
準備は本当に4割近く。
キャロさんの近くにいる、私が簡易的に作った人形にティアナさんのミラージュハイドをかけたデコイももうすぐバレる。
──大丈夫。コロナちゃんのデコイがバレるまで1、2分はかかる。コロナちゃんの仕事はゴーレムクリエイトを完全に仕上げること。それさえ出来れば戦況は一気にこちら側だ。
詰まるところは耐久戦。此方の駒は全てアクティブな上で、相手は駒が1つなくなって、後ろ2人は大規模に動けない。
「え?!デコイ!?」
あ、私の囮がスバルさんのナックルで砕かれた。でも創生はじっくり進んでるから問題ない!このペースなら!
「残念だったわねスバル!偽物よ!」
ホントの私はティアさんから背後のビルに隠れてます。
思いっきり身体を動かしたりが出来ないのはちょっと残念だけど…私のゴーレムクリエイトが決め手何て言われたら……頑張りたくなってしまう!
─────────
「やぁぁ!!」
「くっ!」
エリオの槍を受け流してフェイトさんは距離を取る。そこだなぁ。
「クルスさん!」
「分かってるから叫ぶな」
近くのビルを高町さんの砲撃からの盾代わりにして、ヴァリアントの銃撃をフルオートでフェイトさんに浴びせる。機銃のように連射される魔力弾にフェイトさんも動きが鈍い。
「連携が……!」
やっぱりだ。フェイトさんほど装甲が薄いなら俺の銃撃も通る。LFも減ってる。
「おおっと」
反撃にフェイトさんのフォトンランサーが幾つか飛んでくるけど飛び退いて回避。幾つか混ざってた追尾型も撃ち落として相殺。
《エリオ。このまま続けるぞ。フェイトさんをジリ貧に追い込む。3秒後に射撃支援止める。そろそろフェイトさんも奥の手を切る》
《了解》
きっかり3秒して射撃を止めると、その瞬間にエリオが飛び出す。
「フェイトさん。覚悟!」
模擬戦だぞ?お前どんだけ張り切ってんだ。
「くっ……あーもう!バルディッシュ!」
《sonic form》
振り下ろしたエリオの槍が当たる直前に装甲をパージ。溢れる魔力はエリオを吹き飛ばし、文字通り雷光みたいな速さで俺の方に肉薄するフェイトさんのザンバーをヴァリアント(剣)で受け止める。
「スゴイね。クルス、なのはが驚いてるよ」
「フェイトさん。ここまでの状況は全て俺の計算通りです」
─なら、今の貴女の状況は?
「!!」
急いで距離を取るフェイトさんだけど遅いなぁ。
「ロック!」
エリオのバインドがフェイトさんを拘束…って。なんか色々と鎖が巻き付いて大変なことに…眼福です!このエロオ!
「よくやったエロオ!あとは潰せ!」
「エロオってなんですか!」
ツッコミながらもちゃんと動くエロオ。フェイトさんにあと数歩で間合いという時に空から桃色の砲撃が2人の間に柱の如く落ちる。
砲撃で柱って、この人つくづくデタラメだな、おい。
「こっちに来るのは意外でしたね。高町さん」
砲撃の主。高町さんを見上げると、ニコニコと穏やかな笑みを浮かべながらも、デバイスは俺の方に向いている。
あ、コレ怒ってるやつだ。
「戦力的にもこっちの方がすぐに片付きそうだからね」
気にしているコトをバッサリと言うなぁ。
「此方よりランスターさん達の方が、駒の数を潰すというでアッチが正解では?」
「それもクルス君の策かなって」
《クルス!此方CGルーテシアも前線に来てるんだけど!?これじゃあ作戦まで保たないわよ!》
成る程。あっちも詰めに来たか。
「ならこっちの策士を落としたほうが効率的でしょ?」
成る程、理にかなってる。
「……でも高町さんの予測通りなら時間が稼げればコッチの勝ちですよ?」
「じゃあ。なるべく早く、終らせようか!」
《此方FA、GW。敵CGも合流してきた。其方への援護は厳しい。よって作戦プランに変更を加えます》
高町さんの砲撃からはとにかく逃げの一手だ。当たれば俺なんか一撃で行動不能か、落ちる。
なら、ここからでも出来る援護手段を取る!
《コロナちゃん。作成中のゴーレムを一体だけ起動出来るかい?ああ、出すだけでいい》
《出すだけなら出来ますけど、動かせませんよ!?耐久性も》
《問題ない。出せればあとは俺がぶつける》
通信でやり取りをしながら高町さんの射砲撃は俺を集中して狙う。ホント俺狙いなのな!シューターを切り払い、側面から来るやつは間に合わないのでヴァリアント(剣)を投げて相殺。
ああもう!俺のスキル使う機会があるとはな!
─────────────────
「あらら…すっかり乱戦模様ね…」
アインハルトちゃんを落としてから戦況はグルグル変わって今はフェイトさん&なのはさんVSエリオ&クルス君。
近くではスバル&ルーテシア&リオちゃんVSティアナ&ヴィヴィオ&ノーヴェ&キャロ。
ルーテシアの方もティアナの方もどちらかの支援枠が落ちれば、一気に戦況は傾く。
かと言ってなのはさん達もクルスくんは放置出来ない。クルス君の方も援護に行けば乱戦になるのは避けたいから、なのはさん達を足止めするしかない。
膠着状態からのジリ貧はクルス君も避けたい筈。
そう考察していると、ルーテシア達が戦闘中の建物をぶち壊して巨人…あれはコロナちゃんのゴーレムね。でも動かない……?フェイク?一時的にな囮?クルス君にしては短絡的、と思っていたら。
「はぁぁぁぁぁぁっ!?」
ゴーレムが…浮いた……
──────
《エリオ!10秒でいい!高町さん込みで止められるか!?》
《それはキツすぎませんか!?》
それはそうだ!俺だったらブチ切れる。
《向こうの戦況を変える!そのためには俺が少しの間動けなくなる!終わり次第作戦を起動したい!コロナちゃんいけるか!?》
《あと2分……いえ、1分半です!》
なら。いける!
「あぁぁぁもぉぉぉ!今回僕の仕事多すぎませんか?!」
まぁそこは機動力のあるポジションだから遊撃とか色々あるんで。
「同じ男だろう。ガッツ見せろ!」
高町さんの砲撃を飛行魔法でかわして、軽いバインドで縛る。
「んんっ!でもこれくらいなら……!」
案の定すぐにバインドの鎖は破られるけど、退避には十分!俺が落ちても作戦は遂行出来る!
距離を取った俺は木偶の坊のゴーレムに手をかざす。
──本邦初公開の俺のスキル。支配の腕!
魔力で物理現象を起こす。何言ってんだ?と思うけど、簡単に言うと魔力で出来た手で掴んだり投げたり出来る。
そう聞くと都合の良いスキルだけど、制限もある。
まず燃費がクソほど悪い。どんな物でも大体一律だが、集中して動きが止まってしまう。こんな乱戦もどきな状態じゃ使いたくないけど。
「エリオ!もう少し踏ん張れよ!!」
《此方FA!これよりそちらに援護でゴーレムを投げます!》
《なに言ってんの?!》 《はぁぁぁぁ!?》
異口同音に驚きの声が上がる。普通言われてもそうだよな。俺もだ。
《敵FAで1番削れてるのは誰ですか?》
《本気!?》
《クルスさん!スバルさんを潰してください!足止めはこっちでします!》
おぅふ。ヴィヴィオから潰してくださいなんて。間違いなく俺の影響だな。ごめんなさい!
《了解した!》
会話してる間に“腕”の狙いも定まった。100メートルほど先の木偶の坊に手のひらを翳した先に不可視の腕が巨大な手でゴーレムの胴体を握る!
「流石に……重いな……!」
今まで精々が不意打ちくらいにしか使ってないからな…!
でもここは、ヴィヴィオに情けないところ見せられないというちょっとした自尊心もあって、今日の俺は少し頑張ると決めていた。
自分の手を上げるのと同調してゴーレムを掴む腕も上がり、ゴーレムは地面を離れて浮き、俺は腕を後ろに振りかぶる。
「ゴーレムを押し込めぇぇぇぇぇ!!」
闘魂の叫びと共にゴーレムを視認出来るスバルさん目掛けてぶん投げた。
───嘘でしょぉぉぉぉおおおっ!!!!?
馬鹿でかい破砕音と共にスバルさんのいる所は爆発!ゴーレムも爆発四散!
ふぅ〜スッとしたぜ。混乱してめんどくなったらパワーだな。押し込んで爆撃だぁ(脳死)
呆気に取られた高町さんとフェイトも攻撃の手が止まってる。おいエリオ。テメェは働け。
《……色々ツッコミたいけど……色々ツッコミたいけど…!…よく……やったわ》
自制したツッコミを押し殺すような引き攣った声音でティアナさんが言う。
「状況は?」
『スバルは脱落!リオちゃんにもダメージ入ってるからあとは問題ないわ!早くそっちの援護行くから持たせなさい!』
切り替えたハキハキとした声で言うティアナさんは通信を切る。
「クルス君。やっぱり
「お断りです」
「じゃあ私が勝ったら一日見学してみよう!」
ニコニコな高町さんだけど、行ったら絶対筋肉痛が数日は続くメニューを現役管理局員に混じってやらされるんだ!死んでもやるか!
「人の話を聞いてくださーい!」
桃色の砲撃から俺の並みの身体能力と魔法をフルに使って逃げながら、俺は情けなく叫んだ。