ただただただただアーマードコアの戦闘シーンを描きたかった話 作:気力♪
眼前の敵ACを見る。
敵はスタンダードな二脚タイプ。右手のレーザーライフルが主兵装のようだが、肩にレーザーキャノンを搭載している。
二脚でのレーザーキャノン運用は発射時の衝撃の逃し方の関係で安定姿勢を取らなければすっ転ぶ。だからあまり使わないのが普通だが『強化人間』やそれに準ずる
そのほか己の知らない武装のチューニングをしている可能性もあるので、とにかく通常姿勢でぶっ放せると思っておいて間違いはないだろう。
睨み合いはそのあたりで終わり。戦闘を開始する。
サイドブーストを吹かして位置を調整する。こちらの持っている主兵装のマシンガンはかなり弾丸がブレる。それなりに近づく必要がある。しかしその射程とは敵レーザーライフルの必中距離である。こちらが破壊される前に敵を撃破することができる確信がなければ突っ込みたくはないだろう。
故にまずは肩に搭載されている垂直ミサイルで様子を見る。
遮蔽物を使って隠れながら奇襲するために持ってきた装備ではあるが、別に普通に使えないわけではない。肩に連動ミサイルを装備しているわけでないから火力はあくまでほどほどにしかならないが。*1
敵に対してミサイルが撃ち出され、敵のレーザーライフルが一発こちらに命中する。ダメージはそれなりだが与えられた熱量が大きい
。ラジエーターでの排熱にかなりのエネルギーを使うことになるだろう。
そしてこちらの放った垂直ミサイルは普通に回避される。歴戦のACが様子見程度のミサイルに当たる訳はないとはいえすこし物悲しい気持ちになる。
ので、左手に装備している重バズーカにて回避の隙を狙い撃つ。連動ミサイルの搭載を見送ってでも搭載した重バズーカはかなりの破壊力を持っているのだ。
『舐めるな!』
だが、その弾丸は回避された。胴を捕らえたと思ったその一撃は、機体を僅かに逸らすことでコアの脇を通り過ぎたのだ。
なんとなくの第一印象は正しかったようだ。
かなり、やる
レーザーライフルの回避に集中するために距離を離し気味に引いて撃つ。敵のミサイル回避も簡単になるが致し方ない。欲しいのは一瞬の隙だ。
ミサイルを複数ロックして放つことをメインに回避していく。現在搭載されている垂直ミサイルは二発同時発射という程度のものだが、それでも回避に負担をかけられるので与える擦り傷を大きくできる。
……膠着状態を作り出せた。
これで敵は主兵装を切り替えるだろう。右手にあるレーザーライフルから、背面に搭載している大型キャノンへと
『……まぁいい、乗ってやる!』
それが釣りだと分かっていても、有効ならば乗ってくる。敵レイヴンは熟練だからこそ、敵の策を力尽くで踏み抜いた経験があるのだろう。
つまりそれが、隙だった。
ミサイルとバズーカをパージして、機体を前に出す。敵はこちらに接近する方向にブーストを吹かしているため相対速度は倍以上。急速接近して敵の左手がわへと滑り込む。
現在敵は右手のレーザーライフルを起動できない。レーザーキャノンへとエネルギー供給を切り替えているから。
こちらの機体は搭載していたミサイルとバズーカ分だけ軽くなっている。これによって機動性を大幅に向上できている。
そして、敵機の構成を見て分かったことが少しだけ。
敵は高速接近から高火力武器を叩き込んで、一瞬で熱暴走を引き起こさせることをメインにしている。だからこそ逃げる敵を追いかけるための推進性能を強いようにブースターをチューンしており、旋回能力を重視していないように思える。
敵機体側面に張り付き続ける事、それがこちらの勝ち筋。
その為に『側面に入るまでにこちらを仕留め得るレーザーライフル』が動かない隙を付いたのだ。そこそこ気に入っている垂直ミサイルをパージしてまでも。
『チィッ!』
「逃がさない、ここで死ね!」
側面を取られまいと旋回する敵機体、こちらの接近に合わせて上を抜けられるようにブースターで高さを稼いでいる。だからといって接近しなければ距離を離されて敵の射界に入り込んでしまう。
敵の動きを間違えればエネルギーキャノンで焼き殺されるのは明らかだ。チキンレースという奴だろう。
つまりは、いつもの
側面からマシンガンをひたすら叩き込んでいく。特殊なマガジン作製技術によって800発という異次元の弾数を誇るこのマシンガンは、全弾当たりさえすればACを2機は破壊できる性能を持っていた。
当然全弾命中は無理な話だが、AC一機程度ならばある程度躱されても撃ち抜ける。
残弾数は100発程度と、それなりにギリギリではあったけれども。
『馬鹿な……いや、当然か。貴様もまた、レイヴンなのだから』
なんてことのない施設破壊ミッション。敵ACとの戦闘という大きなイベントこそあったが、高かった報酬と敵機の賞金から見て余裕で黒字となる結果。
「……今夜、何食べようかな?」
ささやかな自分へのご褒美くらいあっても良いだろう。そんな感じで、ミッションを終えるのだった。
敵機体イメージはみんな大好きライウン先生(ACLR)散って行ったレイヴンの数は星の数ほどあるでしょう。
視点機体は誉を捨てた自機。800マシと神バズという攻略サイトで書かれた強武器に加えて安置から削る用の垂直ミサイル。
こんな感じで書いていきます。よろしくお願いします。