帝国学園との試合を終えて俺らは、
「勝ったぞ。夢じゃないよな。華龍ホッペつねってくれ」
「本気で行くぜ、覚悟はいいか?」
円堂は俺の怖さにビクビクしながらホッペをつねられた。
「痛いてことは現実なんだ。始めての勝利だ」
「やったでヤンス。これは絶対サッカーの時代がやってくるでヤンス」
「あら忘れたの?まだ廃部の件は終わっていないのだけど」
忘れていた。ラスボス美人夏未がいたんだった。
「ああ、わかっている。俺は諦めないぞ。夏美もサッカーを好きにならせてやるよ」
「……ならさせてみなさい」
俺はニッコリ微笑みながら頷いた。これが最大の夏未への挑戦状である。
俺達はウキウキしながら家に帰ってきた。
するとベータがそこにいた。
とても美しい笑顔の顔を見て惚れそうになったが耐えた。俺は、夏未が好きだからな。
「お疲れ様です。マスター、今日のハットトリックおめでとうございます」
俺は、ハットトリックでゴールを決めることが出来た事に気づいていなかった。全く忘れていた。3点もゴールを決めていたなんてな。
「付き合ってくれないか?」
「えマスター、それはどう言う」
「サッカーの練習をさ」
「ハァ」
(これだからマスターは)
と聞こえて来たが無視して「行くぞ」とボールを持ちながらそう言った。やはり俺はサッカーが好きなんだ。
「ベータ、俺にパスくれ」
「Yesマスター」
俺はパスの出し合いをしながらパスの精度を鍛え続けた。
「虚空の女神アテナアームド」
いきなりどないした。俺の方に迫ってくる。俺は当たり負けせずにボールを奪おうとするも抜かされてしまうが、走って追いつきスライディングをして止めた。
「簡単に止められた。一度は抜かした筈なのについて来れるなんて化け物だろう?……流石マスター、私の本気のドリブルを止めるなんて凄すぎます」
よく分からないが普通だろう。特に凄くないし、もっと技術があったらダメだったし、例えばフェイントだとかな。そう言う技術は、俺低いからな。
「マスター、これからも宜しくお願いしますね」
「おう、今度はシュート練習やるか」
俺らはひたすら河川敷でシュートを打ちまくった。秋がやってくる。
「華龍君、試合の後に連取なんてダメだよ。しっかり休まないと」
「俺よりすごい選手は海外に沢山いるぞ」
(いない。だって私は世界の代表選手として勝ったのだから)
なんかベータからよく分からない情報が入ってきた。
「そいつらに負けないように鍛えないといけないんだ」
「焦っちゃダメだよ」
まるで俺を子供のように見てる目で見て返事ができなかった。
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午後7時に投稿します
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