「又嫌な勉強でもあったのかしら」
そう聞いてきたのは誰なんだっけ。あいにくさ、イナズマイレブン2の知識が少ないから知らないのよ。残念ながらな。でも何度か話しかけてくるのよ。
「ちょっと家庭科があるんだけど、俺がやる意味なんかあるなんて思うんですよ」
「どう言う事」
そう2の誰かさんが言った。俺は堂々と正直にワイルドに言った。
「俺は、家庭科が得意でその料理の作り方マスターしてるんで学ぶ必要がないんですよ」
「本当なのかしら」
「今回のお題の肉じゃがです。お腹が空いていたらどうぞ」
俺は肉じゃがを作っていたのだ。俺の弁当を分けてやった。しっかりこんな場面が2回以上あったので慣れている。何でこんな時に出会うのかは、分からない。
「この料理美味しいわ」
そんなに仲良しゴッコなんかしていいのかと思うかもしれないがいいんです。誤魔化せることさえ出来ればな。
俺の両手で鉄パイプを二つ持ちながらドリブルをする。勿論周りには俺らしかいないから安全だ。俺のドリブル力は帝国学園戦で一番重要な事だ。鍛えるにはこれしか無いから仕方がなくね。
貸し切りで練習させてもらっているのだがその代わりに大人の監視が必要で探していたんだ。その時に彼女がいたんだ。
「ありがとうございます。おかわりいりますか?ジャンジャン食べてください」
「ありがたくいただくわ」
それにしても何で俺のために練習を見てくれるのかが気になるけど今更聞くのは緊張するんだよな。ダメだな。もっと俺はメンタルが強くなるしか無い。聞くんだ。
「あの何で俺の練習に付き合ってくれるんですか?」
堂々と聞いてやった。
「貴方のバカみたいにサッカーをしてる姿を見て成長が出来るのか楽しみなだけよ。それにしても貴方規格外ね」
「よく言われます」
俺は1キロ離れてる所を走って声が聞こえてすぐに向かったからだ。
「で貴方の名前を教えてください。お願いします。俺の名前は華龍……タツマキです」
「いいでしょう、私の名は吉良瞳子!!私の目標のために強くしたいだけなのよ」
「はぁ、まぁいいかもっと強くなりたいです」
俺はそう言って再び練習を続けた。時間がある限り笑顔で走り続けた。強くなるために成長するしかない。だって俺は必殺技がないから必死なんだ。
「貴方は何で必死なのかしら?物凄く悲しそうな顔をしているわ?無理矢理笑顔でいる感じがするわ。」
バレた。俺は少し悲しいけど泣かないけどね。
「必殺技がないんです。何度練習しても必殺技が出ないんですよ。強いやつは必殺技があって当然ですよね。俺は凡人だから出来ないんですよ。だって俺は身体能力以外ずば抜けていないから」
「そうなのね。だから必殺技以外の練習を鍛えているのね」
そう、俺は必殺技の練習はしていない。基礎能力を鍛えているんだからな。
「貴方に必殺技の練習を教えてあげる。肉じゃがのお礼よ」
「マジかよ、やった!!俺は絶対期待に応えてやるから待っていてくれよな
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