アスティカシアの中心で『ロケットパンチ』と叫んだ男   作:カサノリ

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今話はあまり間を開けたくなかったので連続投稿です。


53. 告白

『ばかばっか』

 

 それがアスムとの決闘の後にミオリネから言われた一言だった。

 

 そして、それを言われたシャディクはと言えば、苦笑いをしつつ『そうだな』としか言えなかった。改めて考えても、これまでの自分はバカだったと認めざるをえなかった。

 

 結局あの子供のような決闘は、もつれあいの末にシャディクの敗北で終わり。しかも、あのミオリネへの愛の告白がなぜかスピーカーで流れるというおまけ付きで。

 

 最初はバカがわざと流したのではないかと思ったが……そのバカが必死の形相で否定してるのでとりあえずは信じることにしている。もしかしたら、本当にあのバカには妖怪が取りついているのではないかと思いながら。

 

 そして決闘と告白によって、シャディクの学園での立場は大きく変わった。

 

 プレイボーイでキザな御曹司と思われていたところへ、幼馴染への熱烈な愛の告白。

 

 最初はからかい半分、応援半分、様々な生暖かい視線を受けることになったシャディクは人生で初めて羞恥という感情を味わったのだが、むしろ学生の半分くらいからは、

 

『シャディクも人間だった』

 

『クールなようで一途、嫌いじゃないわっ!!』

 

 なんて好感度が上がるような言葉をもらったりしている。

 

 しかも義父であるサリウスに呼び出された時など、強く叱責されるのかと思えば、サリウスによる『女性へのアプローチ講座』が始まる始末。ちなみに大半が老人の昔はよかったな自慢話だったので、シャディクの人生の中でもっとも無駄な時間を過ごすことになった。

 

 けれど……ある意味で地位も名誉も底に落ちたというのに、シャディクはすっきりしていた。

 

 自分にもこんなバカなことができる心があったということもあったし、いろいろとぶちまけた相手であるアスムがシャディクの負い目も許すと告げてくれたこともある。

 

 そして、とうのミオリネからは上記の呆れ切った返事だ。

 

『……ま、頭の片隅に置いておくわ。けど、そんな子供っぽいこと言うだけで靡く女だと思わないことね。ホルダーになるなりグラスレーを乗っ取るなり、私があんたとくっつくメリットを用意したらそこで考えてあげるわ』

 

 なんて、傍から聞けばトンデモない女だと思われそうなことまで言われたのだが……シャディクもアスムも、そんなミオリネの耳だけが真っ赤だったことを見逃していない。

 

 聞いた瞬間にアスムと顔を見合わせて、声を上げて笑ってしまうほどだった。

 

 それからもちろん、サビーナたちとももう一度話し合う時間を作ることにした。

 

 これからの動き方、暗殺やテロリストを利用することはやめること。そして、アスムやミオリネと協働していけばそれでも計画を実現することはできると、今の気持ちを素直に伝えて理解を求めたのだ。

 

 ただ、この急な方向転換だ。

 

 おそらく一人くらいには刺されるだろうと覚悟していたのだが……

 

『シャディクが決めたことなら、私たちは従うわ』

 

 と苦笑しながらのあっさりの許諾。

 

 彼女たちも元からアーシアンもスペーシアンも憎んでいたわけじゃないし、方法は変えることになっても地球と宇宙の現状を変えるために動きたいという方針は一致している。

 

 迷いを断ち切ったシャディクならばと。

 

 なんだかとんとん拍子に解決していく事態を前に、シャディクはため息をつきながら穏やかに思った。

 

(……俺は、意外と恵まれていたのかもしれないな)

 

 愛されるわけがないし、愛が手に入るべくもないと思っていたというのに、気がつけば周りには自分を支え理解してくれようとする者ばかりがいる。

 

 それは今も苦難に喘いでいる人々からすれば何を呑気にしているのかと憎悪されることかもしれないが、そんな仲間たちを切り捨て罪を背負わせることに意味があるなんて、もう思えなかった。

 

 そして、ホルダーの行方はといえば。

 

「なんだい、結局グエルにあっさりと負けるなんて。これなら俺が手を貸してあげても良かったんじゃないか?」

 

「くっそー……やっぱグエルのやつ、つえーな。まあ、ヴィクトリオンも連戦してたし、予備パーツが少なくてボロボロだったしでコンディション悪いのはあったけど」

 

 元の青緑色の制服に戻ったアスムとシャディクはそんな愚痴を言いながら歩いていた。向かうのはラウンジでラウダと談笑していたグエルの元。

 

 そのグエルは二人が歩いてくるのを見ると警戒するように目を細めたのだが……

 

「すまなかった、グエル」

 

「シャディク……?」

 

 シャディクが素直に頭を下げるのを見て、グエルは毒気が消えたようにぽかんと口を開けたのだった。

 

 シャディクは頭を上げないままで続ける。

 

「お前も薄々と感じてるかもしれないが、前のアスムとの一戦で工作をしたのは俺だ」

 

「大方そういうことだろうとは思ってたが……そのお前が謝罪に来るなんてどういう風の吹き回しだ? お前、そんなキャラじゃなかっただろ。なんつーか、不気味だ……」

 

「まあまあ、シャディクも思うところがあったわけだし。ほら、事故で流れちゃったアレを聞いたらそうした理由も分かるだろ?」

 

 アスムもまた、シャディクを擁護するように。

 

 それを聞いたグエルもあの決闘でシャディクがぶちまけた告白を思い出して、ため息を吐く。

 

「……はぁ、そこまでミオリネ・レンブランが大事だったってのは理解してやるよ。そして二度と同じことをしないというなら俺からはもう何も言うことはねえ。こうしてホルダーの座も奪い返したからな」

 

 仕方ないから許してやるという口調なのに、グエルにはどこか嬉しそうな様子さえあった。

 

 もちろん仕掛けられた時には憤懣やるかたないという気持ちになったのだが、トロフィーなんて役目を押し付けられたミオリネを不憫に思うところはあったし、それを聞いて友人として立ち上がったという心意気はグエルにとっても好ましいものだったからだ。

 

 実際にはシャディクのコンプレックスやら何やらがごちゃごちゃになった末の決闘だったのだが、当事者以外に伝わったのはそれくらいのこと。

 

 ただ、グエルとミオリネにとっても良かったのは、グエルから見たミオリネが誰かが大切にしている女性だという認識に変わったことだった。

 

 幼馴染たちはグエルを見据えて、静かに言う。

 

「「グエル・ジェターク。男と見込んだ、ミオリネを頼む」」

 

「……ああ、わかったよ。ミオリネを粗末に扱うことはしない」

 

 大の男二人が揃って、そう言って頭を下げて願うのだから、それを無下にするのは人としてあり得ない。

 

 そしてグエルは気を取り直すと、二人に言うのだ。

 

「いいか、俺はホルダーの座を譲る気はねえ! だがな……ミオリネとの婚約とかには興味がない。てめえらが卒業するまでにホルダーを奪うでも、ルールを変えるでもなんでもいい、どうにかしやがれ」

 

「そうだね、とりあえずはチャンスを見つけたら挑むとしようか。俺にできる限りの正々堂々で」

 

「うわぁ……、ぜってえ地形トラップとか仕掛ける顔してるぞ。でも、それもシャディクらしくてロマンだな!!」

 

 これがスレッタが入学する前に起こった学園での顛末。

 

 ミオリネも幼馴染たちが動いたことで気が休まったのか、ひたすらにジェターク寮を振り回したりと女王様ムーブで学園に君臨し、フェルシー達をはじめとする寮生に『ミオリネだけは無理』と思わせるほどに暴れまくるようになる。

 

 そしていつか来る決戦のためにシャディクは虎視眈々と準備をしていたし、アスムは相変わらずロマンを探求し続け……

 

 けれど、ホルダーの座は今、グエルでもシャディクでも、アスムのものでもない。

 

 

 

「行くよ、水星ちゃん……!!」

 

 時は戻り、廃墟群の中からミカエリスが飛び出す。

 

 敵は青く輝き、ガンビットを従えたエアリアル。何が起こったのかはシャディクにも分からないが、アンチドートの効果すら受け付けずによみがえった魔女のモビルスーツ。

 

 見るからに不気味……いや、神々しささえ感じる格上の姿。

 

 だがそれでも……

 

「俺は……負けないっ!!」

 

 いろいろと考えたことはある。株式会社ガンダムや、その道を選んだ親友たちの将来も。

 

 だけれど、今この時だけはシャディクを突き動かすのは一つだ。

 

 ガンビットがミカエリスへ向けて一斉に舞い踊る。

 

 乱打されるビームの嵐と、もはや人そのもののような動きでこちらに向かってくるエアリアル。

 

 真正面から向かったら勝ち目はないのが明白であり、シャディクもその愚策はしない。幸いにも盾となる廃墟はいくらでもあるのだ。

 

 決闘仕様のビームは廃墟群の壁を貫通するほどの威力はない。不器用でも狭いスペースに隠れ、純白のボディを擦り傷と汚れだらけにしながらシャディクは戦っていく。

 

 そして、叫ぶのだ。

 

 どこぞのバカの言葉を真に受けて、そしてこの戦いで求める一つだけの願いを。

 

 もはや恥でも何もないとオープンチャンネルでの宣言である。

 

「水星ちゃん! 俺はミオリネが好きだ! 大好きだ!! あの子のことをずっと愛してる!!」

 

「ふぇっ!?」

 

 突然、シャディクらしからぬ口調で聞かされる告白に、エアリアルの中でスレッタが目を丸くする。そしてその瞬間にエアリアルの動きにも動揺が反映されるのだが、それこそシャディクの狙いでもあった。

 

 さっきまでのアンチドートを使ったトリック戦法と理屈は同じ。GUND-ARMは人の意思とモビルスーツを直結させる技術なのだから、乗っている人の精神状態にも依存する。

 

 中の人間を揺さぶれば、他のモビルスーツよりも影響は顕著に出るのだ。

 

(パーメットスコアだったかな? エランのファラクトよりもだいぶ上のはずだろうが、その分、動きが人間臭くなっている。水星ちゃんを揺さぶることこそが、この状況で勝ちを拾うチャンスだ)

 

 もちろんそれとは別に、ミオリネに気持ちを伝えるという意図と、立場上は恋敵であるスレッタへと宣戦布告する意図もある。

 

 だがとにかく、シャディクは大胆にも学園の中で告白をし、そのあまりにも堂々としすぎた姿は熱気を伴って学園中を駆け巡っていく。かつてのそれは事故によるものだったのに、今度は二年越しにシャディクが本気で告白しているのだ。見ている生徒たちも燃えないわけがない。

 

 腹の底の思いをさらけ出すことへの不思議な快感と、それでも燃え盛るような恋心。それをシャディクはぶつけていく。

 

「あいつの気高いところが好きだ! 父親だろうと誰にも決して折れない気の強さが好きだ! こうと決めたら動かないあの頑固さも、めんどくさいところも全部が好きだ……!!」

 

 言いながらビームブレイサーから大型ビームサーベルを起動してエアリアルと切り結ぶ。

 

 一閃、二閃、すぐにビットが周囲を囲むが今度は地面にサーベルを叩きつけて粉塵を起こし、また廃墟の中へと飛び込む。

 

 かと思ったら、

 

「うん、後ろだね……!!」

 

 ガンビットと会話しながらスレッタが迷いなく後ろへとビームライフルを発射する。そこにはキャノンモードにしたビームブレイサーを構えるミカエリスがいたが、その異形の腕をスレッタの狙撃が打ち抜き、ミカエリスもエアリアル同様に片腕となる。

 

「やるな、水星ちゃん……!」

 

「シャディクさんも、すごい、です……! でも……!」

 

 向けられた強い思いには応えないと。

 

 それが先輩から教えられたロマンの作法だとばかりに、スレッタもまっすぐにシャディクへと向かいながら言う。

 

「シャディクさんの気持ち、わかります……! 私もミオリネさんのそういうところ、好きだから……!! だから本当はシャディクさんのことも応援してあげたいけど……でも、今はダメです! 私の、私たちの夢がかかっているから!!」

 

 ミカエリスの右足を、エアリアルのすれ違いざまの斬撃が切り捨てる。

 

 これで今までのような廃墟に潜り込むという方法も取れない。

 

 だが、それでも……

 

「まだ、この足と腕がある……!!」

 

 ミカエリスがふらふらとしながらもブースターを点火してエアリアルへと向かう。

 

 対してエアリアルの周囲には十一のガンビットが勢ぞろい。それは旧時代の長篠の戦のように、つるべ打ちの様相。

 

 けれどもシャディクは止まらない。

 

「俺はミオリネと添い遂げる……!!」

 

 

 

「ミオリネの隣に立つのは……! 俺だっ!!!!」

 

 

 

 歯をむき、獰猛なまでの笑顔さえ浮かべたシャディク。

 

 その気迫はスレッタをおびえさせるが……

 

『大丈夫だよ、スレッタ』

 

「うん……、シャディクさんと同じ。私たちの夢も、大切だから」

 

 だから、

 

「私とエアリアルは、負けません」

 

 エアリアルが手を伸ばすと同時にミカエリスはビームの嵐に飲み込まれた。

 

 両の手足をなくし、頭部さえ破壊されて地に伏せるミカエリス。

 

 それは決闘であっても凄惨な敗北の現場であるというのに。

 

「ふふふ……!」

 

 ミカエリスの中から、シャディクの笑い声が聞こえたのだ。

 

「はははは……! あー、まったく……こんなことをしちゃうなんて。後継者レースには一歩後退かな」

 

 ヘルメットを脱ぎ、汗にまみれた髪をかき分けながらシャディクは愉快そうに言う。

 

 きっと今頃はグエルやアスムと同じように、この告白も学園中に公開されているだろう。というか、自分が公開するようにしてしまったのだけれど。

 

 それがどんな影響を及ぼすかはわからないが……愉快だった。

 

「シャディクさん?」

 

「水星ちゃん……いや、スレッタちゃん。キミとの決闘、楽しかったよ。あんな風に暴れたのはアイツとの決闘以来だ。付き合ってくれて、ありがとう」

 

「い、いえ……! 私のほう、こそ……。でも……私、シャディクさんの邪魔しちゃって……」

 

「ああ、ホルダーのことかい?」

 

 そのスレッタの純朴な後悔に、シャディクは微笑む。

 

「諦めるわけないじゃないか。これから何度もチャンスがあれば、俺は君に決闘を挑むよ? そりゃあ、簡単にエアリアルは倒せないだろうけど、スレッタちゃんに俺の気持ちは伝えたからね。

 あんなことを聞かされたら、キミもこれから戦いづらいだろう? 次こそは、俺が勝たせてもらうからね♪」

 

「え……? え、じゃあ、今の告白も、そのために……!?」

 

「君ももう少し、裏の裏まで読めるようにならないと」

 

 スレッタが慌てている姿を見ながら、あくどそうに言うシャディク。

 

 ただ、対スレッタ相手ならそれでいいのだけれど……

 

『アンタ、それであんなことを名指しで言われた私はどうすればいいのかしら?』

 

「み、ミオリネ……?」

 

 突然、シャディクのモニタに現れたミオリネは静かな表情だけれど、確かな怒りのオーラをまとっていた。

 

 その背後には地球寮生が面白いモノを見たというようににやにやとしており、ミオリネがさんざんにからかわれたことを伺わせる。

 

 やらかした、とシャディクは珍しく思った。

 

 興奮と衝動に身を任せたのは良いが、そうしているロマン男も大体同じパターンになっているので自分もそうなってしかるべきと、そんなことを忘れていたのだ。

 

 ミオリネは静かに言う。

 

『ほんと、ばかばっか』

 

 プツリと、それで終わり。

 

 途端にさーっとシャディクの血の気が引くが、もはやどうすることもできない。

 

『しゃ、シャディクさん、ファイトです……!!』

 

 スレッタの的外れな励ましを聞きながら、シャディクは頭を抱えるしかなかった。

 

 こうしてこの学園にまた一つ、伝説が生まれた。

 

 これが100年先まで語り継がれる『アスティカシア三大恥ずかしい告白』の一つにして、歴史研究家から二年にかけて行われたことが効果的だったと認められたことから、第一弾として挙げられる、

 

 『シャディク・ゼネリの純情』である。

 

 

 

 第二戦はスレッタ・マーキュリーの勝利。これでグラスレーと株式会社ガンダムはどちらも一勝一敗。

 

 勝利は第三戦にゆだねられることになる。

 

 もはや双方に残った人員が限られるので、おのずと対戦カードも決定。

 

 グラスレーのサビーナ、エナオ、レネ、メイジー。対するはアスムとエラン。

 

 株式会社ガンダムからすれば二倍の数の相手をしなければならないし、サビーナたちは凄腕のパイロットと不利な状況だ。

 

 加えて集団戦法を得意とするグラスレーで、四人もいる。おそらく綿密な連携攻撃を仕掛けてくることが考えられ、それをアスムとエランがこじ開けなければいけない。

 

 ただ……

 

「いいか、アスム・ロンド。条件を忘れるなよ? 僕たちがこの決闘に勝利したら、ファラクトを元に戻すと」

 

「えぇ……そんなに嫌か? じゃあ黒くするのどうよ? ファラクトノワールとか、鴉っぽくてよくね?」

 

「まずは翼を取るところから考えろ……!!」

 

「それをすてるなんてとんでもない!」

 

「僕がこのファラクトのせいで、どれだけの苦労をしていると……!!」

 

 始まる前から、白い六枚翼のファラクトに乗ったエランとロマン男がケンカしているので、連携もなにも取れそうになかった。

 

 一方でグラスレー側は対照的。

 

 全員がベギルペンデという同一種に乗っている上に、動きも整然としている。

 

 ぎゃーぎゃーと色物機体が取っ組み合ってる株式会社ガンダムチームと比べると、どちらに勝ち目がありそうなのかは明白だ。

 

 ただ、

 

「全員、わかっていると思うがアレを見ても油断はするなよ?」

 

「コピー。ロマン君だもんね、なにやってくるかわからないし」

 

「あの氷の君のファラクトだっけ? 前は宙域戦闘だったけど、地上戦のデータは少ないし、あっちも要注意だよね♪」

 

「ま、アタシがどっちも倒してやるけど♪ あーでも、そっか……」

 

「レネ……?」

 

 突然レネが隊列から離れてロマン男たちに手を振り出す。

 

 それをいぶかしむサビーナだが、レネは立会人のロウジを呼び出してこう言うのだ。

 

「ねえねえ、ロウジ君♪ 全体の決闘条件とは別に、この戦いに勝った時の条件って交渉してもいいの?」

 

『えっと、そうですね……今回の決闘自体がかなり特殊ですし、双方が合意するなら大丈夫だと思います』

 

「ありがと♪ じゃーあ、ロマン先輩に決闘を申し込みます♪」

 

「おれ……?」

 

 不思議そうなアスムへ、レネは楽しそうな調子で続ける。

 

「そう、もしレネ達がこの戦いに勝ったら……」

 

 

 

「サビーナと付き合ってください♪」

 

 

 

「「…………は?」」

 

 そんなレネの言葉に、当事者のはずのサビーナもアスムも言葉をなくすのだった。




もう一人の恋愛ヘタレもそろそろ決着。

シャディクがあんな風に公開告白したのも、サビーナのケツ叩く意味合いもあったりします。俺だって告白したんだから、迷ってないでさっさとやれと。

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