女神様のウッカリで滅びた世界に転生したら、いろいろ勘違いされてめちゃくちゃ甘やかされてるんだが   作:名無しのメカ好き

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感想はもらえればモチベーションになります。
マッドドッグの180mm口径の大型ショットガンでミンチになりたくなければください。


1-4 狂犬 VS 番犬

 

通信アイコンが消え、ホバー移動し始めたマッドドッグにスナイパーキャノンの弾が飛んでくる。

 

「いきなりかッ」

 

それをホバーの力で回転しながら回避し、ウォッチドックを探す。

だが、厄介なことにウォッチドックは先ほどの位置から移動したようだ。すでにスナイパーキャノン含めて()()()ように存在していない。

しかし、身内だった分ウォッチドックがどうして消えたのかは理解している。

 

「相変わらず、そのマント(光学迷彩)は便利だな!!」

 

俺が愚痴った”光学迷彩マント”は、鋼鉄機神の英雄の中でもネタ装備としか言われない機体を隠すだけの防御兵装だ。

一発でも当たれば機能を失って強制廃棄(パージ)され、機体を隠せても駆動音やスラスター移動やホバー移動による土埃は消せない、使用中は攻撃できないという欠点だらけの防御兵装だが、アイツはそれに目を付けた。

もちろん、アイツだってバカではない。だからこそ幾重もの研究や実験を繰り返して作り上げたのが、あのウォッチドッグというわけだ。

 

「くっそ、()()()()()()()ことがこんなに厄介だったなんてな!!」

 

アイツの機体は基本的にスラスターを吹かさずに徒歩で移動する。その為、至近距離でもない限りアイツの機体を見つけることはできない。

そして厄介なことは他にもある。

 

「くっそ、そろそろリロード時間的にもう一発飛んでくると思うんだ―――アブネェッ!!」

 

何を隠そうウォッチドックは、その使用武器…200mm口径のスナイパーキャノンを使用するために伏せて、構えて、撃つの三つの動作が必要なのだが…光学迷彩マントは構えるまでは姿を隠してしまう。

スナイパーキャノンを構えたウォッチドックを見つけたと思った途端、スナイパーキャノンの弾が近くに着弾する。どうやら攻撃したが運よくアイツの計算から外れた移動をできていたようだ。

 

「くっそ…また消えやがったッ!!」

 

こういう時、ショットガンに弾さえ入っていればアイツの動きを予想して撃つことができるのだが…あいにく弾薬はない。

マッドドッグにはヘッドパーツにバルカン砲も装備されていないし(そもそも射程距離外だが…)、セイバー以外の武装は一切存在しない。

アイツには潤沢に装備と弾薬があるのに対して、こっちは剣一本だ。だが、俺たちの勝負に関してそんなのは”負け犬の言い訳”に過ぎない。そんな状態であれ勝てばいいのだ。

 

「…覚悟しやがれ。リーダーの実力ってやつを!!」

 

そう叫び、俺はフッドペダルをベタ踏みした。

 

[ゴウッ!!]

「ぐっ、ぐおぉおおお!!?」

 

 

俺の機体、マッドドッグのコンセプトは”高機動を主体とした近~中距離戦”。その割には両手持ちの大型ショットガンだったり、他武装がセイバーだけだったりするのは俺の趣味だ。

その為、俺の機体はフッドペダルをベタ踏みすれば…人が耐えられないような速度を出すことができる。モニターに表示されている速度計は152m/sと表示されており、(多分だけど)前の身体のままだったらすぐさま潰れていたことだろう。

しかし、今の身体はずいぶんと頑丈なようで最初はシートに押さえつけられていた身体がだんだんとその圧に慣れていく…もしかしなくとも今の俺の身体って改造されてないか?

まあ、使えるものはなんだっていいや!ともかく、とんでもない速度と土埃をあげてウォッチドックがいると思われる場所に突貫する。

 

(引くのはギリギリまで我慢…あぁでも怖い!!)

 

崖がだんだんと近づいており、ぶつかるかもしれないという恐怖を抱くが…だが俺は負けじとタイミングを計る。

そして、崖がすぐ近くまで迫ったところで、操縦レバーを思いっきり引くとマッドドッグは推力そのままに崖より高く飛ぶ。

 

「どこだッ!?」

[ガシャーン!!]

「そこかッ!!」

 

俺が急に飛び出たのに驚いたのか、スナイパーキャノンが土埃と共に現れる。

すぐさま離れようとする、土埃を見つけたので落下しつつその場所にセイバーを両手で振り下ろす。

だが、それすら感づいたのか回避された…だが、セイバーの切っ先が当たったのだろう。光学迷彩マントが強制廃棄(パージ)され、ウォッチドックの姿がさらされる。

しかし、ウォッチドッグ側も冷静に腰部サイドアーマーからナイフとハンドガンを取り出して構え、そして牽制するようにハンドガンの安全装置を外していた。

俺はマッドドッグを立ち上がらせてセイバーを両手で持ち構える。

 

10秒が経過し、俺とウォッチドッグは膠着する。

だが、いくら狙撃機体だからと言ってウォッチドッグにそのまま殴り掛かるのは愚策だ。正直、格闘戦で負ける気はしないが…ウォッチドッグには、左肩部にスモークを発生させるロケットランチャーが搭載されており、そのまま殴り掛かればそのスモークで目を潰され、持っているナイフでサクッとやられるだろう。こればっかりは俺もどうにもできない。反応速度はウォッチドッグの方が有利だ。

 

「……(どうする、このままだとずっと見合ったままだが……)」

 

…すると、俺が強引に着地した結果なのだろう。

大きな岩が落下し、俺とウォッチドッグが一撃で仕留める合図となり、大きな土埃が起きる。

 

 

 

 

……土埃がはれると、マッドドッグのセイバーは確かにウォッチドッグのコックピット寸前で止められており、逆にウォッチドッグはマッドドッグのコックピット寸前にナイフを突きつけている。

しばらく、緊張が走り…ウォッチドッグがナイフを引き腰部サイドアーマーにナイフとハンドガンをしまい込み、両手をあげ…そのあとにウォッチドッグの通信アイコンがサブモニターに出現する。

 

『……僕の、負け。あの一瞬、ナイフを刺す、より、ウォッチドッグ、真っ二つ、だった。』

「…お前から仕掛けたからな、俺から仕掛けてたら結果は逆だった。」

『負け犬は、勝ち犬に、従う。命令、して。』

「あぁ、俺と一緒に来い…俺の背中を任せられるのは、お前しかいない。」

『……うん、任せて、リーダー。』

 

 

 

 

 

 

「そういえば、お前の名前なんだが…」

『せめて、機体から、降りて、話そう?いつも、そうだよ、リーダー。』





ソニア

勝ち犬。
何でもかんでもできるがまわりまわってロマンを求める変態、そのくせ強い。
環境機体?強いけど、みんな同じような機体だとつまらないよね?っていう人。

マッドドッグ

脚部スラスターがオーバーヒートして焦げた。


ツバキ・セッカ

負け犬。狙撃が大得意な元ショタで、TS済み。女神様のウッカリの被害者その2。
喋り方は「面倒くさい」ということでああいう喋り方なだけで普通に喋れる。
ちなみに女神様にはリーダーと同じ世界でリーダーとは違う性別にしてください。と頼んだのに、女神様のウッカリでTSした。

ウォッチドッグ

ツバキの乗機。狙撃特化型近・遠距離戦機体。
スナイパーキャノンは思いっきり落とし、光学迷彩マントはパージされたが両方とも無事。予備武装にハンドガンとナイフ、左肩部のスモークランチャーを装備している。


ハルマ
この後、養子がもう一人増え、勘違いが加速する。

ルチア
この後、義姉がもう一人増える。

13番のお姉さんと14番のお兄さん
かなり大きい土埃を見て、救援に向かう。


女神様

もしかして ドジっ子属性
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