夏油先生と真依のパーフェクトトリオン授業   作:かりん2022

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夏油傑ブラックトリガールート(交流会編)

交流戦でのことだった。

呪霊の襲撃に加え、飛行物体Xが墜落してきた。

 

「なんだ!?」

 

 そこから、2人の男が出てくる。

 

「う……夏油先生! 夏油先生!! 生きてますか!!!」

 

 虎杖 悠仁と知らない男だった。

 

「俺!??」

 

 驚く悠仁と東堂。

 

「双子か? あれは夏油傑。死んだはずでは」

 

 驚愕しながらも、2人に注目する。他の生徒も駆けてきた。

 

「悠仁。私はもう駄目だ」

「夏油先生!」

「お願いだ、虎杖悠仁。君にしか頼めないんだ。私を悟の元に連れて行ってくれ」

「夏油先生! まさか……」

「君には悪いが、私は君の母君の中の人に触れられるのは絶対に嫌だ」

「夏油先生……!」

 

「俺の母親!?」

「ブラザー、ブラザーの母親は一体」

 

「上層部のジジイ共にも絶対に使われてやらない!! ボーダー相手だって嫌なんだ。可愛い生徒相手でも嫌だ」

「夏油先生……」

「例え五条家の蔵で忘れ去られる事になろうとも、私は悟以外の所有を認めるつもりはない!! これはもう生理的な問題だ!! 何度でもいう、私は悟以外を正当な持ち主と認めない!!」

「でも、俺、非術師だから、五条悟に会えるかどうか……! なんで俺!? 何で皆、俺にばっかり託すんだよ!?」

「ごめんね、悠仁。頼んだよ。悟に渡すその時まで、私の身は預ける」

 

 そうして、夏油が収束していく。

 

「夏油せんせーっ!!」

 

 カランと音を立てて夏油だった奇妙な棒状の道具が落ちる。

 そして、空中にいくつも映像が現れた。

 非術師らしき少年は、ぼたぼたと涙を溢した。

 

『いい子だね、悠仁。それを持って帰っておいで。君の兄も待っているよ』

「母ちゃん」

 

「母ちゃん!?」

「どうなんだ、ブラザー」

「俺のちっさい頃に死んだはずなんだけど!」

 

『ブラックトリガーの発生を感知した。夏油傑はうちで預かる。夏油傑は呪術師なんだから、ブラックトリガーの権利は呪術界にある。何より、直哉さんに続いて夏油傑までボーダーに持って行かれるわけにはいかない。持ってこい。そうすればお前の兄弟の呪胎九相図のことについても口利きしてやる』

 

 伏黒恵。

 

「っていうか俺の兄弟って何!? 呪胎九相図イズ何!?」

「伏黒か? かなり冷たい眼差しをしているが。双子と言われた方が納得いくな」

 

『虎杖悠仁。あなた、自分の所属は覚えてるわよね? 夏油先生のブラックトリガーは必ずボーダーに持ってきなさい。話は聞いていたわ。貴方が次の呪霊操術の使い手になるのよ。いい? 呪霊の兄弟など切り捨てなさい。ブラックトリガーなら受け入れてもいいけどね。呪術師を伝統芸能師にする。私の野望は知ってるでしょ? その為に、それは必要な道具よ』

 

 禪院真依。

 

『夏油君がブラックトリガーになったようだね。言い値で買おう。一億でも二億でも即金で払うよ。お金は力だよ。君の兄弟を匿うのも手伝おう』

 

 冥冥。

 

『悠仁! お兄ちゃんの事は気にするな! いいか、自分の心に従え!』

 

 どうみても呪霊には見えない青少年。

 一体どういう事なのか。

 

「お、俺……。皆ひでぇよ、夏油先生は仲間だったろ、普通に話してたじゃねーか……」

 

『『『『『とりあえず、早くこっちの世界に戻ってきなさい』』』』』

 

「夏油先生、力、貸してください。トリガーオン! えっと、元の世界に戻る呪霊を出して!」

 

 虎杖(双子?)が、棒に願うとなんだか変身して、呪霊が現れた。

 

『帰還はできるようだな。よし来い』

 

「お、俺、俺……!」

 

『ちっ 迷うかグズがよ。こうなんのは予想ついたろ。面倒だな。そっちいくわ』

 

 禪院真希。

 

『お姉ちゃん。ゲートは一回しか使えないわ。戻ってくるには……』

『その場で捕獲するかブラックトリガーのゲトセンを調教するしかないんだろ。二回目だし、やってやるわ』

 

 そして、黒いゲートが現れ、そこから真希が、飛び込んでくる。

 

「直哉。頼むわ。トリガーオン!」

 

 真希が変身して、投射呪法で虎杖をボコった。

 

 虎杖(双子?)の四肢が容赦なく切り落とされる。しかし、その体から血が出る事はない。

 切れ目は真っ白で、異様としか言いようがなかった。

 虎杖(双子?)が担がれたその時。

 

「た、助け、て……」

「いくぞ! なんだかよくわからんが見捨てるわけにも行かんだろう」

「お、おう!」

「ああ? カンケーねーだろすっこんでろよ」

 

 真希の周辺に立方体が多数出現する。

 

「関係あるよ、僕宛だろそれ」

「ちっ 五条悟か」

 

 虎杖にとどめを刺そうとした所で、五条悟に虎杖が奪還される。

 

「裏切り者! そのブラックトリガー、帰還したいなら五条悟に触らせんなよ。そうすれば、おそらく五条悟にしかブラックトリガーが使えなくなる。向こうの五条悟に渡してーんだろ」

 

 そして、真希は、自害した。

 

 その瞬間、流星となってドンっと空を逆流していく。

 

「えーと、どういうことか説明してもらえるかな?」

 

「う、うわああああああああああ!!」

 

 生身の体になって泣きじゃくる悠仁に、流石の五条悟も戸惑うしかないのだった。

 

希望するルートは

  • 百鬼夜行
  • 交流会
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