夏油先生と真依のパーフェクトトリオン授業 作:かりん2022
後編です。
「じゃあ、手始めに実力見るよー」
「いくぜ、鳥河!」
「頑張ろう、鳥音!」
「「トリガーオン!!」」
「なにそれ???」
俺と鳥河はせーので切り掛かった。
「えっ」
咄嗟に呪力を込められ、その呪力とトリオンが相殺され、鳥河の手が吹っ飛ぶ。
私達は気にせず突っ込む。
ううっ 呪力の壁が厚くて相殺しきれないっ
「遠距離に切り替え!」
「うん!」
アステロイド連射っ
「ちょ、その腕、大丈夫なわけ!?」
「あ、これ?」
トリオン体を解除すると、五体満足な鳥河が現れ、五条悟はホッとした。
「なんなのそれ」
「目覚めた時持ってた武器」
「呪霊に効くの?」
「弱いのには効いた。そういえば近接はしたことなかったな」
「それについては後で調べるとして。呪力操作は?」
「見えるだけで偉い子」
「見えるだけで出来る子」
「はぁ、呪力操作と体の動かし方からね。顔がおんなじだから調子狂うな」
「俺も変身! したい!!」
「変身じゃなくてトリガーオンだけど」
と言うことで、順番に学生に試させてあげる。
「すげ。呪霊見えるし、切れる」
「ほんとすごいね。やるじゃん秘密組織。流石にエネルギー効率は悪いみたいだけど、それでも呪力以外の力で呪霊を攻撃できるのは凄いよ」
皆がトリガーを讃える。もっと褒めろ!
「すげーだろ。トリオン体だと怪我しても痛くねーし、人に誤射ったら痛いだけにも調整可能だし」
「それはそれとして、呪力の扱いは学んでもらうけどねー、真希はトリガー借りてみるのも良さそうだね」
「ええー?」
それから半年後。
2年生になろうとも言うのに、俺達はいまだに呪力操作をマスターしていなかった。
「嫌だああああ! もう呪力操作いやだぁ! すぐ殴るじゃんそれー! トリガーがあればいいじゃん!」
「真面目にやろうか……」
「ひっ」
「さとりはトリオン体での射撃の時の落ち着きを見せろ」
俺達の授業は思いっきり難航していた。呪力操るのむずくね?
「駄々っ子かよ」
「しゃけしゃけ」
「まあ実年齢何歳だよって話だしな。いやいや期なのかも知れねーし」
意味もなく床でばたついていると、棘がアイスをくれた。
「明太子!」
「うう、もうちょっと頑張る」
「棘、甘やかさない。さとりはやれば出来るんだから。どうすんだよ、もう後輩できるぞ置いてかれるぞ」
「そりゃスペックは最上級かもだけどさ。自分と一緒にすんなよ」
「この訓練が終わったら、射撃練習付き合うよ。グラスホッパー使って鬼ごっこもしよう?」
「憂太それ、どっちにしろ訓練じゃんかぁ……」
「こっちは天元様の護衛が増えて大変なんだよ。特にさとりは一刻も早く戦力化して投入したい」
そう、クローンが夏油1人とは限らないので、天元様の護衛と謎の組織捜索という新たな重要任務が増えたのだ。その人手のなさっぷりは受胎九相図(トリキュアが情報提供した)を起用するほどである。
なにせ六眼のクローンが成功してる。量産されたらとても困る。
「夏油から人材もらう? 今なら信念揺らいでるから人材奪取ワンチャンあるかもよ!」
「信念揺らいでんの? 初耳だけど」
「術師だけが磨り潰されるのが嫌ってのが主張だからさ。これだと非術師も戦えるんだよね。後、呪術師を増やすのは術式でもできたりする」
「私とさとりで絶賛説得中だよ」
「むしろ連絡取ってんのかよ」
「うん」
「傑、指名手配犯だからね?」
「うん、多分秘匿死刑は避けられないけどさ。神様になるのはワンチャンいけるかなと思って」
「トリガーの生贄に捧げるんだよ」
「不穏なことすんなガキ共」
なお、虎杖は死んだ九相図を取り込んで呪術師を始めた。
宿儺の力は削りたいが、宿儺の復活に使われては面倒だ、ということで未だ保留状態で呪術師として働かされている。かわいそ。
俺は絶対にやめてやるぞ、呪術師なんて!!
「やあ、さとりくん。優くん。私は九十九。君のタイプはどんな人かな?」
「シャー!」
俺は目覚めると同時に全力で威嚇すると同時に優をディフェンス。
優も目覚めて、俺の後ろへ隠れた。縛られててろくに動けない。そうだ、任務の途中で捕まったんだ。
「おやおや、嫌われたものだね。トリガーについて教えて欲しかったのだけれど」
「なんで羂索と九十九が一緒にいるんだよ!」
「一時的に手を組む事にしたんだ。トリオンの研究のためにね」
「やめて!?」
「いや、君たちには参ったよ。色々と目的がダブってしまったが為に、警戒されてしまってね。私なら、君達の体から記憶を読み取れる。真実を調べてあげるよ」
「ゆ、優……」
「さとり……」
俺達は身体を寄せ合う。
「私の坊や達を虐めるのはやめてもらおうか」
そこに現れたのは、夏油!!
「だから、ちゃんと訓練真面目にしろって言ったろ!」
そして五条悟!!
こうして悪は(九十九ごと)滅びたのだ……。
そして、俺が3年生になる時。
学校には、たくさんの生徒が入学してきていた。
マザートリガーと夏油が一体化し、ペイルアウトや試合ができるようになったのである。
呪霊退治は、これからスポットライトが当たっていくと思う。
これからの時代はトリガーである。
「だからって呪術の勉強もしっかりさせるんだけどね。サボるなよ、さとり」
「五条先生の鬼畜ー!」
俺達の授業は終わりそうもない。
呪力操作どうすんだよ!!! 操作機械で出来ねーの!?