夏油先生と真依のパーフェクトトリオン授業   作:かりん2022

20 / 24
ここ好き、感想頂けたら喜びます。

マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
今度からマシュマロ返信していくことにしたので、よろしくお願いします!
返信不要の場合は返信不要と書いておいてください。

こっそりな感想はこちら
https://odaibako.net/u/karin2022v
リクエスト、返信不要の匿名感想はこちらにお願いします。


トリオンで夜露死苦1

 呪霊を倒す新しい組織ボーダー。

 そのボーダーの面々が、廃墟で作戦タイムをしていた。

 

「逃げられたのはこれだけかい? 点呼。夏油無事」

「刃、無事!」

「真希、怪我はねぇよ」

「真依、同じく無事」

「順平、無事です」

「怪我してるじゃん、順平。あ、虎杖無事です」

「幸吉、問題なし」

「津美紀、生きてます。腕に負傷。問題ありません」

「直哉、自分も無事や。博士は来れんかったようやな」

「壊相無事です」

「血塗いるぞぉ。でも兄者が……」

 

 開幕お通夜なこの一行。襲撃されて、呪霊による緊急脱出で並行世界まで来てしまった面々である。残された面々は絶望的とみていいだろう。甚爾はどんな状況でも生き残る気がするが。

 

 思わずため息も吐いてしまうというものだ。

 

「あー。方針だけど。トリガーは隠す。こっちでも呪術師に見つかればトリガーもほぼほぼ没収の上研究の破壊処置をされると思う。幸吉と真依、それに悪いけど私は絶対に帰る。でないとボーダー終わるからね。直哉、津美紀、刃、真希、順平、悠仁、壊相、血塗はそのサポートって事でいいかな。依頼は呪詛師サイトで変装して受けて、全員で片付ける。で、体制を整えて一ヶ月潜伏する。そして、力を蓄えて様子見して、帰還する。いいね?」

 

 呪霊による転移の力を貯める必要がある為、あと一ヶ月は必要だった。

 そして、潜伏するにしても、この世界の資金を殆ど持っていない。

 

「トリガーは隠す言うてもな。あからさまな機械があったら調べるやろ。そもそも自分らトリガーないとなんもできんやろ、ボーダーなんやから」

「だから、呪術師からは基本逃亡になるね」

「悟君に頼まれへんの? しゃーないやろこの状況やと。もういっそ掘られろや。ハニトラや」

「取引材料の呪具なら私が作るわよ?」

「こっちの悟の性格わからないし、保留かな。調査が先」

「せやなぁ。しゃーないか」

「ん? なんか外の様子がおかしいな」

「どうしたの?」

「五条悟を呼べって言ってる。いつの間にか帷が張られてるみたいだ」

「はあ?」

「一般人が閉じ込められてる。多分、津美紀や刃は出られないな。かなり大規模な呪詛師の犯行だと思う」

「放ってはおけないね。なんとかしないと出られないわけだし。目立たないようにしつつ、どうにかしよう」

「切り替えようぜ! 隠れんぼしながら撃破ゲームって事だろ! 見つかったら負け!」

「そうね。ボーダーの女帝ここにありと知らしめてやるわ」

「見つかったらダメなんだってば」

「特に私と直哉、幸吉、真希と真依はバレないようにしないとね」

 

 そうして、ボーダー達は散らばる事となったのだった。

 早速、幸吉は呪骸を散布する。

 

「(メカ丸がいるね。呪骸がつけてきてる。戦場の中継ってとこか)」

 

 五条悟には即座に探知されるが、そこまでは覚悟の上である。

 さて、幸吉からの情報をもらい、ボーダー達は顔を顰めた。

 

「だいぶ状況は悪いな。人質らしき人達の数が多すぎる。真人も向こうにいるし」

「帳を壊すしかないな。メテオラでいけん? 隠れる言っとる場合ちゃうやろ」

「正当な解除とメテオラ、双方で考えよう。私も呪霊を出すから……参ったな。メインが主力だ」

「心配ねーよ、夏油さん。俺が守る!」

「頼もしいね。じゃあ、逆に派手に行こうか!」

「はいはーい! 派手なのは大好きよ!」

「私はそんな派手なのは好きじゃねーんだけど。ま、仕方ねーか。見殺しはできねー」 

「じゃあ、行こうか。ボーダー出陣!」

「「「「「「「「「了解!!!」」」」」」」」

 

「幸吉、支援します!! このビルを中心に500メートルの呪霊の明度をアップ!!」

「あいあいっ メテオラで帳の破壊に向かいます! おねぇちゃん、守ってね」

「じゃあ、私は呪霊を人々の護衛に回そうか。トリオン隊になれば悟には感知出来ないしね。その状態で呪術使うと、トリガーの寿命が短くなるけど、まあ非常事態だ。仕方ない」

「夏油さんのその制約、いつもじゃん」

「確かに!」

 

 悠仁がツッコミ、順平が追従する。

 笑い声が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「誰だ、あのパイロットスーツみたいな服の女の子!?」

「なんだ!? 壁が見える!」

「はいはーい! 皆、壁に穴が空いたら走ってね。メ・テ・オ・ラー!!!」

 

 轟音。閃光。爆発。揺れ。そして帳に走る罅割れ。

 消えていくそれに血管を浮かせた真依が叫ぶ。

 

「直哉ぁっ!! 行くわよ!!」

「はいはい、クイーンがお怒りやな。トリガーオン!」

 

 直哉と真依が接続し、再度のメテオラで帳を一時的に破壊する。

 

「うーん。駄目ね」

「見つかったみたいや、逃げついでに怪しいの探そ」

「一回破壊できたんだから満足しろよ。行くぞ、真依」

 

 

 

 一方、五条悟は人々のひしめく場所へと到着していた。

 

人々は突如として見えるようになった呪霊に困惑する。

 

『五条悟。24時間、俺が所属する組織ボーダーに意図して敵対しないと縛るか。その代わりにボーダーは6時間の手助けと非術師に対する敵対行動を48時間しない事を縛る』

「ボーダー?」

「メカ丸!? 死んだはずでは!」

「俺が間違いなく殺したはずなんだけどな」

『俺はこの通り生きてる』

「こいつらの仲間じゃないの?」

『俺を殺そうとするような奴が仲間だって? はっ笑わせる』

「どうやら、何かトリックがあったようだね」

「ボーダーってそれ、役立つの?」

『俺がいる。それだけで十分だろ?』

 

 幸吉は自信満々に告げて五条の隣を飛んだ。

 

「言うね。いいよ、縛ってあげる」

 

 その言葉と同時に、数多の呪霊が特級呪霊を襲い、それに乗ってきた虎杖と順平、刃が突入してきた。

 

「呪霊お掃除サービス、ボーダー到着でーっす!」

「こんにちは死ね!」

「避難先はこちらです! 皆さん、僕についてきてください!」

「こっちだぞー」

「落ち着いて避難してください」

 

「悠仁!? いや、違う! 人間じゃない!? それに傑の呪霊、なんで!? 吉野 順平も死んだはず!」

「裏切ったか夏油!」

「順平まで生きてたなんてね!」

 

 漏瑚と真人が驚愕する。

 

「裏切った? 元から夏油さんはボーダーだっての!」

「あ、あはは……後からこっちの夏油さんに叱られそう」

「ヒャッハー! 死ね死ね死ね死ね〜!」

「非術師傷つけたら、五条悟がこっちを攻撃可能になるから気をつけろよ、刃」

「縛りプレイは十八番中の十八番だっての!」

「頼もしいことで! げっ」

 

 乱戦の中、虎杖が上半身を吹き飛ばされた。それとともに普通の服の五体満足の体に戻る。

 

「悠仁!」

「何やってんのさ、虎杖くん!」

「だっさ」

「げむおば」

 

 心配する五条。辛辣な言葉を吐き捨てる刃、既に諦めた顔の虎杖。

 

「悠仁が人間になった!?」

「悠仁! 逃げなさい! エスクード!!」

「よくわからんが、宿儺の指を飲ませるぞ、宿儺の器!」

「させるわけないでしょ」

「うおおお弟を虐めるなぁぁぁ」

 

 そこで、棒立ちになっていた腸相が再起動する。

 

「壊相! 血塗!」

「え、兄者悪いことしてんの?」

「兄さん……? いつも私たちのお手本になる姿を心掛けているという話は」

 

 弟たちにドン引きされて腸相のSAN値は直葬される。

 

 混乱のままに、五条悟は敵を掃討した。さすがである。

 

『外も粗方すんだ。帳も壊したし、逃げるぞ』

「了解!」

「待て! なんなんだよ、聞いてんだろ、傑! どういうつもりだ!」

『伝言だ。他人の空似だよ。放っておいてくれないかな、悟』

「そんなわけないだろ! そんな事もできるわけがないだろ!」

 

 悟は傑の元に転移する。

 そこで悟が見たのは、体を乗っ取られた傑だった。

 それはそれで倒すとして、傑を倒して解放された呪霊を掃討している間に、ボーダー達は逃げ切っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今までやっていたゲームが終了した。

 両親が死に、遺産で細々生活してきた刃は、死ぬ事に決めた。

 縄を首にかけた時、ガチャガチャと鍵をあける音がする。

 

「は? こんな時にドロボー?」

 

 ドアが開けられる。ズカズカと入り込んでくる人たち。その先頭にいるのは。

 

「うっわ……うっわ……」

「コメントに困る」

「兄さんついてこないで!」

「兄者にそんな事を言っちゃ駄目なんだぞ、兄者」

「刃さん、死なないでください! 生きていれば、楽しい事はいっぱいありますから!」

「あ、死ぬんなら家と戸籍くれない? 俺ら困ってるんだよ」

 

 瓜二つだがムキムキマッチョな自分をいて、刃は気絶した。

 




この話のボーダー設定
組織っぽいが、どちらかというと特許と資金力を背景にブイブイ言わせた不良チームである。
呪専と敵対もしてる。順当に潰された。
術師の秘密の規定なにそれな勢いで、呪霊を倒すゲームを広めた。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。