夏油先生と真依のパーフェクトトリオン授業   作:かりん2022

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トリオンで夜露死苦! 3

「悠仁ママー!」

「ま、ママー!」

 

 直哉が抱きつくと、戸惑いつつも刃も真似する。

 

「よしよし、おかえり坊や達」

「おかえり直哉先生、刃。やーいーばー。一回死んでどうだった?」

「おはよう俺。最高の気分に決まってるよなぁ?」

 

 トラックの荷台でマザートリガーを使っていた虎杖が、二人を出迎える。

 護衛には真依と脹相、刃がついている。なお、運転は特殊タイプのトリオン兵である。

 

「他の皆も戻ってきたら、逃げようか」

「「了解」」 

「トリオンとは不思議だな。もう少し早く来ていてくれたら……」

 

 脹相が残念がっていると、そこで、ポッドに光が突っ込む。

 弟達のおかえりだ。

 

「兄さん、悠仁、戻ってきたよ。急いで帰って来る為に、自害しちゃった」

「おれ、飛ぶの大好き。たまや〜」

 

 また光が飛んでくる。二人は慌ててポッドから出た。

 

「こっち、五条が出張ってた。ちょっとヒヤヒヤしたな」

「なんとか逃げ切ったけど、やっぱり怖い人ね」

 

 真希と津美紀の帰還である。

 

「あーあ、楽しそうだなー! 私も呪霊倒しに行きたいなー! 皆ずるいなー! 護衛なんて退屈〜」

「そんなことは無さそうだぜ」

 

 ボーダーの刃が指し示す先には、帳が降りる中、胡散臭い目隠しがいた。

 

「や。逃げちゃうなんてショックだな。少しお話しない?」

「こっちに話す事なんてないけど?」

「勝利条件:全員の逃亡。刃きゅんと脹相は刃頼んだ。自分は捨て札になるわ」

「了解」

「呪体転生!」

「私と軽く遊んでよ、六眼さん 」

「夏油さんのそっちへの移籍はないんで」

 

 真依は笑顔で四角いキューブを並べる。

 虎杖も無数のキューブを出した。

 

 射出。

 

 だが、悟の気を引いたのは迫り来る四角い弾丸の雨ではなかった。

 

「呪霊!? いや、違う!」

「無限で遅くなるより早くなればええんやろ? くらえ、音速アタック!」

 

 呪霊のような姿に変じた直哉が、突貫する!!

 

「大人しく来てくれないかな? 領域展開!」

「領域展開!」

「はぁ!? やるじゃん、直哉」

 

 そうして、戦う事しばし。

 直哉は殴り飛ばされて生身へと戻っていた。もちろん人間の姿である。

 

「戻って良かった。一回倒すと人間に戻る感じかな?」

 

 ゆっくりと歩いていくと、その余裕がまずかったのだろうか。

 直哉は、いつの間にかヘッドギアを身につけて痙攣していた。

 

「おっと!? 何それ」

 

 ヘッドギアを外すと、直哉は幼い表情で悟を見た。

 

「にーちゃん誰や? 五条家の人?」

「えーと?」

「自分は禪院 直哉や! どこやここ? 僕、甚爾くんを追いかけてきたんや。それから全く記憶があらへん……」

「うーん。君さえ良かったら、家の人を呼んであげるよ? 事情は話してもらうけどね」

「で、でも自分、もう戻らんつもりで家出してっ。わっ 自分、せぇ高くなっとる?」

 

 立った後、背が高くなっていることにキャッキャする直哉。

 

「自分! もしかして、大人になったんか!?」

「うーん、記憶を消す装置かな? 参ったな……」

 

 ひとまず、直哉を呪専連れて帰る事にした五条だった。

 

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