転生したらヒーローアカデミアだった件   作:生まれ変わったらスライムになりたい

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ヒロアカを全話一気見したんですけどめちゃくちゃ熱くて楽しかったです。(荼毘ダンス時点)

この小説もその一番面白いとこまで書ければ良いんですがねー
気長に頑張ります


新ヒーロー「ファウスト」

「おい、おっさん。なんでそのセリフを知ってるんだ?、、」

 

それって確か漫画のセリフだったよな?

 

「クァーッハッハ!実は退屈だったんでお前の記憶を解析してな。漫画とやらを読み込んでおったのだ!」

 

「しかも将棋の腕は名人級…いや!暴風竜だけに竜王級であるぞ!」

 

いや、上手くねーよ。ってか誰と将棋なんてやってたんだ?

俺の胃袋にいるやつといえば…イフリート!?

全然話とか合わなそうなのになこの2人…

 

「まぁ…胃袋生活を満喫していたようで何よりだよ。」

 

「リムルよ…折角復活したのに…素っ気無いではないか……」

 

どんだけ面倒くさい性格してるんだよこのおっさん。

邪竜とか呼ばれてたのにまさかのツンデレか?

 

「だが思ってたよりはだいぶ早かったな。礼を言うぞ!リムル=テンペスト!」

 

(わが)ズッ友よ!」

 

でも、本当良い性格してるよ。ヴェルドラは。

 

「なーにかズッ友だ、ネタが古いんだよ!」

 

俺は笑いながらそう言った。

でも、本当に解放出来たんだな。

おかえり、ヴェルドラ。

 

あ、そうそう。

 

「お前には祝福(ギフト)は届かなかったのかな?」

 

「よくぞ聞いてくれたぁ!我のユニークスキル究明者(シリタガリ)究名之王(ファウスト)に進化したぞ!我の飽くなき探究心が願う究極の……」

 

おお、やっぴりそうか。俺の大賢者も究極能力(アルティメットスキル)智慧之王(ラファエル)に進化したもんなぁ。

 

『是。それだけではなく、ヴェルドラの残種を解析したことで究極能力《アルティメットスキル》である暴風之王(ヴェルドラ)を獲得しました。』

 

え、ってことはこれで究極能力(アルティメットスキル)が四つも!?

 

『そういうことです。』

 

「そういうことだリムル!今の我は無敵ぞ。大船に乗ったつもりでいるが良い!クァーッハッハ!!」

 

----------------------

 

「なぁヴェルドラ。解放した途端に申し訳ないが頼みがあるんだ…」

 

「ふむ、貴様の母親のことだろう?我に任せておけ」

 

え?なんで分かったんだ?

 

「なんで分かった?みたいな顔しておるなお主。そりゃあ腹の中から見ていたからに決まってあるだろう」

 

いや見てたんかい!てっきり見られてないと思ってたわ!

まぁそれなら話は早い…か。

 

「協力してくれるようで嬉しいよ。それで、ヴェルドラには働いて欲しいんだけど…」

 

そう、ずっと懸念していたことがあったんだ。

ラファエルさんが有能になったおかげでヴェルドラが解放出来たのは確かに喜ばしい。だけどこいつの性格上、何が起こるかわからないというかそもそも仕事できるのか?

 

「お前って何が出来るんだ?」

 

ヴェルドラってなんかやらかしそう…というよりどう考えてもコイツ不器用だろうし誰かの下で働くなんて絶対に無理だと思う。

 

やるにしても絶対に力仕事が良いとは思うんだけど…どんな仕事なら安心して任せられるのやら。

 

「ふむ、何やら貴様が失礼なことを考えているようだがそれは置いておいて…選択肢など一つしかあるまい。」

 

ん?選択肢ってまさか、、

 

「無論!プロヒーローを目指s「却下!」

 

ダメに決まってるだろ!そんなに目立つ職業をやったらどうなるか分かったもんじゃない。

 

「それじゃあ何か良い案があるのか?言っておくが、我はあのパソコンとか言うやつは使えぬぞ。」

 

ぐぬぬ、、悔しいけどプロヒーローが一番理にかなってるんだよな。

 

ヴェルドラの強さならどんなヴィランにも負けないだろうし、個性と称すれば力は使いたい放題。

ヴィランを退治するだけで金が入ってくるわけだし。

しかもヴェルドラ本人がこれだけやる気があるなら断れない。

 

俺は逆にヴェルドラにはヒーローになってもらわねば困るということに気が付いた。

 

だが問題は山のようにある。

 

まず一つ目はヴェルドラの存在についてだ。

 

俺と違ってヴェルドラは戸籍がないし、この世界にいたという証拠もない。まぁ実際いなかったんだから当たり前だが。

 

そして、二つ目は一つ目の延長線上にあるんだが、そんな状態で果たしてヒーローになれるのか…そもそもこの世界で一般人がヒーローになれる制度があるのか?

 

『是。それら点については心配無用です。個体名:ヴェルドラの戸籍、及び個性届を政府に提出しました。そして、公安が認めるヒーロー試験に合格することが出来ればヒーローとして活動することが認められます。」

 

いやいや、ちょっと待て。

なんで勝手にヴェルドラの戸籍作ってるの?この人。

 

『それが最適かつ効率的だと判断しました。』

 

うん、もう突っ込むのはやめよう。

 

(それでラファエルさん。そのヒーロー試験ってのはいつあるんだ?)

 

『明日です。』

 

え、明日!?

 

「なぁヴェルドラ。この世界でヒーローになるにはヒーロー試験ってやつに合格しなければならない。それでなんだが…急で悪いんだけど明日その試験を受けてもらうよ。」

 

「ふむ、よかろう。待ち遠しかったから丁度いいというものだ。」

 

これで一気に二つ問題が解決したんだが…あと一つは、、

 

-----------------------

 

「ただいま。母さん」

 

「あら、おかえり。リムル…と、どちら様?」

 

そう、母さんになんて説明しようか…それが三つ目の最後の問題だ。

 

「クァーッハッハ!我は暴風竜ヴェルドラ!このテンペスト一家の救世主となってやろう!」

 

そんなヴェルドラを見て母さんはポカーンとしている。

まぁ当たり前だ。  

 

「ま、まぁ順を追って説明するから!ヴェルドラもちょっと静かにしてて。」

 

俺はヴェルドラにここに来てもらった理由を説明した。

 

母さんに無理をさせない為であること、ヴェルドラは力がありヒーロー志望なのだが住み家がない為、同居するのは利害の一致であること。この二つを母さんに伝えた。

 

「話は分かったわ、リムル。でもヴェルドラさんは大丈夫なのかしら。

私としては手伝ってくれたり働いてくれたりするのは嬉しいのだけれど、ヴェルドラさんだって本当は帰るべき場所だったり待っている人がいるんじゃない?」

 

そう心配する母さんに対してヴェルドラは笑って答えた。

 

「クァーッハッハ!確かに我のことを待っている者もいるかもしれん。しかし!我とリムルは盟友である!そんな盟友の頼みを断るわけなかろう。我は約束は守る主義なのだ。」

 

そんなヴェルドラを見て母さんは「ありがとう。」と言って受け入れた。

 

こうして俺が心配していた問題についてはヴェルドラのヒーロー試験のみとなった。

 

--------------------

 

翌日

 

ヴェルドラはヒーロー試験会場へと向かった。

 

俺と母さんはヴェルドラを見送った後、一緒にゆっくり家で合格を願うことにした。

 

「リムル、とっても良い友達を持ったわね。」

 

そう言われとき、少し照れながらも

 

「ヴェルドラは自慢の友達だよ。怖がる人も沢山いるけど、本当にいい奴なんだ。今回だってあんな感じだけど、母さんを助ける為ならなんだってするって言ってたんだよ?」

 

そう言った。ヴェルドラは本当に不器用なやつだけど、本当に良い奴。母さんにもそれが伝わっていたらしい。

 

 

安心しながら自室に戻ると、雄英高校の過去問を机に広げてみた。

ヒーロー科とはいえ偏差値79の超難関高校。

 

まぁラファエルさんに頼れば大丈夫とは思いながらも一応自力で解いてみる…のだが全く分からん、、

 

そりゃあ前前世では高校受験も大学受験もしているが、別に超一流だったわけではないし、それはもう十年以上前の話だ。

勉強の内容なんて普通忘れてるだろう。

 

ため息を吐きながら俺はラファエルさんにオートモードに切り替える。

するとペンがすらすらと動き出した。

 

その後、ものの数分で解き終わってしまった。

自己採点をしたら勿論満点だった。当たり前だが量子コンピュータすら凌駕するラファエルさんなら高校生の問題どころか大学…いや、この世の真理すら解明出来そうだ。

 

中学三年生の受験生だというのに全く勉強する必要がないとは…

そんなこんなで勉強のモチベーションが下がりつつ、今日の受験勉強は終わることにした。

 

気がつけばもう夕方。俺はなんやかんや勉強に没頭していたらしい。前世では娯楽がほとんど無かったからか、楽しみながら勉学に励むことができた。

 

そろそろ夕飯かという時、ヴェルドラが勢いよくドアを開けた!

 

「我!帰還!」

 

顔を見ればわかる。絶対ヒーロー試験受かっただろ。

そうは思いながらもヴェルドラに聞いてみる。

 

「おかえりヴェルドラ。ヒーロー試験はどうだった?」

 

そう聞くとヴェルドラは「待ってました!」みたいな顔をしながらドヤ顔でヒーロー免許を見せつけてきた。

 

「クァーッハッハ!我にかかればこんなものよ!」

 

そこにはヒーロー名【ファウスト】と書かれていた。

 

おお、本当にプロヒーローになったんだな。

 

「おめでとう、ヴェルドラさん。」

 

後ろから母さんが歩いてそう言ってきた。

 

「うむ、これでこの家も安泰だな!大船に乗ったつもりでいるが良い。」

 

そんなヴェルドラを見て母さんは微笑みながらも「ありがとう」って言った。それでヴェルドラはさらに笑顔になっていた。

 

「でもヒーロー試験って何やったんだ?」

 

「なぁに、簡単な筆記と実技試験だけだったわ。我にかかればこんなもの楽勝だがな!」

 

おぉ、実技は心配していなかったが筆記試験も突破するとは…実はヴェルドラって実は頭いいのか?

 

『否。個体名:ヴェルドラとは意思疎通が使用可能である為、私が全て解きました。』

 

なーんだそういうことね。

 

「実技試験は特に簡単だったな!軟弱なヒーローと一対一の実践形式だったのだが、一撃で沈めてやったわ!」

 

「そりゃあ…そのヒーローも災難だったな。」

 

正直ヴェルドラに勝てる奴なんて俺含めてこの世界には1人もいないだろう。

 

「でもヴェルドラさん、私のことを想ってくれるのは嬉しいけれど、無理をし過ぎちゃダメですよ?」

 

「ふん!貴様がそれを言うか。だが安心しろ、このヴェルドラの辞書に無理をするなどという言葉ない!」

 

こういう時のヴェルドラは頼もしいな、本当に大黒柱って感じがするよ。

 

俺達はその後ヴェルドラのヒーロー試験合格祝いとして母さんがいつもより豪華な夜食を用意してくれた。

 

とんでもない勢いで料理をかきこむヴェルドラを見ながら俺は苦笑いしながら。母さんは微笑んでいた。

 

こんな毎日が続いてほしい、俺は内心そう思いながら今日もベットに眠る。俺とヴェルドラで母さんを支えなきゃな。

 

 

 




最後まで読んで頂きありがとうございました。
ちょっと短いですがきりが良いので終わりたいと思います。

最近はヴェルドラの話が続いてますね。好きなのがバレそう
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