やる気のない天才の行く実力至上主義の教室   作:浜の小さな大魔神

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えぇ,自分で小説読み返したりしてるにも関わらず順番めちゃくちゃすぎて泣きそうになってくる。
佐倉との絡みどうしよ.....
最悪あの公式チートに全て託すしか....
てなわけで11話。お楽しみください。


綺麗な花には棘がある

 

放課後,須藤が茶柱に呼び出された。

この段階でほぼほぼ間違いのないことだが須藤がなにかしらペナルティになることをやらかしたのだろう。

それなのにいまだにポイントがあるってことはまだその罪状が確定されてないってことだろう。

それにしても,,,

 

(やってくれるよなぁ,この前のあの好青年モードはなんだったんだ一体?)

 

クラス内でも口々に須藤を罵る声が上がる。

まぁ,関係ないやつからそれが上がるのは理解できるんだけどさぁ,山内,池,お前らはダメだろう。

作動と行動をよく共にしているし,この惨状だって半分くらいはお前らのせいだぞ?

まぁ,そんなことはいいか。

俺にとっては関係のない話だし。

それよりも帆波と今度どっか遊びに行きたいんだよなぁ

単純に打ち上げでもいいし,普通にデートしたい。

あーー!最近ストレスばっかりで帆波の摂取が不足している!すごいイライラする!なんでこんなにイライラせにゃならんのだ!

 

夜,飯を適当に時短レシピで作ってそれを食ってひと段落落ち着かせる。普段なら瞑想やっでみたり,気になってるアニメみたりもするんだが,今日はなんと清隆からのメールが飛んできていた

 

(またこの前みたいに不意打ちの決闘でもやろってか?)

この前のように完全武装状態の清隆と喧嘩なんて今はあまりやりたくない。なぜなら,今はまだ勝てるだけの準備も算段もなにもないからだ。

俺は,双方万全の状態であいつを正面からぶっ潰したいのだ。こういう闇討ち的なのを望んでないのは理解してもらえるだろう。

しかし,来ていたメールは不思議な文面だった

 

[たすけてくれ,友人としてお前の力が必要だ]

 

今度は一体なんなんだ?

 

 

 

清隆の部屋に行くと,そこには3バカと櫛田がメールで呼び出した彼の部屋にいた。元々一人暮らしの想定しかない部屋に6人も高校生が入るのは流石に手狭に感じる。

それにしても

 

「随分と不思議なメンツだね清隆,どうしたの?」

「あぁ、それについては今から説明する。それよりも重要なことを聞いておきたい」

「なに?俺なんかした覚えないんだけど」

「ないとは思うがお前は俺の部屋の合鍵を持ってたりしないよな?」

「え?いやいやいや、普通持ってないから。そもそも俺自分の部屋の合鍵一つ作っただけで他になんも持ってないよ?そもそもいらないでしょ他人の部屋の合鍵。何?誰かお前の部屋の合鍵持ってんの?」

 

すると,ゆっくりと目線を4人の方向にずらす。

すると,須藤や山内,池は当然とばかりにドヤ顔をかまし,櫛田は少しバツが悪そうに目を背けた

えぇぇ,マジでか......

 

「苦労してんな,清隆」

「わかってくれるか」

 

これは同情するしかない。

流石に知らないうちにこの人数に合鍵握られてるは怖すぎる。しかも,こいつの体だの生活だのなんて普通と比べたら異常の塊だろう。そもそも高校生男子が部屋に何もない備え付けの家具しか置いてないとかこの段階で既に違和感の塊だろう気づけよ。

なんか山内(このバカ)は部屋に何もなくてつまらんとか言ってるけど,そうじゃねぇだろ!異常なんだよ!何もなさすぎんだろ。

 

「そんで本題は?まさか合鍵の確認のためだけに呼んだとかないよな?」

「あぁそれなんだ「助けてくれ!海堂!」というわけだ」

「なるほど,なんにもわからん。とりあえず須藤,池,山内たちは少し静かにしてくれ。反論とか補足とかいらないからまずは清隆から概要だけ聞くからはなしはそっからだ。」

「すまないな。じゃあ話していくぞーーーー」

 

ちょっと長かったので割愛するが,要するにバスケ部の部活終わりにCクラスの連中に呼び出されてその特別棟で3ー1でバカにされた挙句に向こうは手を出してないのにこっちは手を出したと。須藤くんがねぇ。

 

「なるほどなるほど。そりゃあ大変災難だったな。まぁ、人生そんなこともあるだろう。概要はわかったしもういいや。じゃあまた明日学校でな〜」

「っておい!ちょっと待てよ!」

「何?須藤。まだなんか追加情報でもあるの?もしかして既に明確な証拠が存在してるとか?」

「あ!?そんなもんねぇよ!だがあれはあいつらが挑発してきて殴りかかろうとしてきやがったからやり返しただけの正当防衛だ!俺は悪くねぇ」

「それでそれで?」

「だから俺は無実なんだよ!言いがかりの因縁ふっかけられてイライラしてんだ!だが,これ以上ながらわけにもいかねぇ!だから俺の無罪を証明するのに協力しろっつう話だよわかんだろ!」

「うんうん。そうだね。君は悪くないんだろうなぁ。」

「へ!わかってんじゃねぇか流石海堂。物分かりがいいと助かるぜ!堀北のやつとはやっぱちげぇな」

 

どうやら既に堀北の協力は断られたらしい。

まぁ,そりゃあそうだよね。

彼はまだ,自分が犯したことの重大さに気がついていない。

というかそもそも自分が無罪だなんて本気で思ってるとは驚きもいいところだ。

 

「そっかぁ。俺も実は堀北さんとおんなじ意見だよ?今回は須藤くんの無罪を学級裁判みたいなので証明しなきゃ行けないんでしょ?そんなん無理だもんどうやったって。明確な証拠でもあれば別だけど。君や周囲の友達?の証言なんてそもそも当てにならないし実効力を持たない。さらに,君自信がまだ今回やらかしたことの重大さを正確に把握することすらできてないんだろ?その上にあまつさえ俺や堀北さん,清隆や櫛田さんみたいに本来関係ない人間まで巻き込んで解決させようとしてる。自分は大したこと何もしないくせにね。それにあの頼み方。なんで協力すると思ったの?」

「ざっけんな!!!ぶっ飛ばしてやる!好き放題言いやがって!ぶっ殺してやる」

「血気盛んなのは結構なことだけど,現在厳重注意状態の君が俺に手をあげたりなんかしたらそれこそ退学確定だよ?そんなにやめたいなら言ってくれれば前回の映画の中間考査でちゃんと見捨ててあげたのに,そんな周りくどい意思表示してくれるなよ。」

 

俺は精一杯嫌味と苛立ちを込めて言葉を紡ぐ

 

「ぶっ殺してぇのはこっちなんだよ。毎回毎回面倒ごと持ち込みやがって。テメェかどこで死のうと興味はねぇが,俺に迷惑かけんじゃねぇよ。」

 

須藤も言い返す言葉がないのか,少しおろおろとしながらこちらをみている。

 

「無罪の主張?大いに結構。ぜひ頑張ってくれたまえ。俺は協力しない。少なくともお前自身が自覚をしっかりとするまではな。清隆,邪魔したな。また明日」

 

その後,全員が帰ったぐらいのタイミングで清隆に呼び出された

 

 

 

「悪いな。いきなりあんなことになって」

「気にすんな。そんで?今回の展望は?」

「正直お前のいう通りだ。厳しい。やった側もこうなることを読んでやってきてるところを見るとどんなに頑張って譲歩を引き出したとしても」

「須藤は停学処分+クラスポイント0に逆戻り。下手すりゃあ退学で,相手は精々療養も兼ねて2〜3日の停学あたりで済まされるだろうな。いや,こんだけ用意周到にやってるから個人ポイント3〜4万没収みたいなオチすらありそうだ」

「そんなところだろうな。どちらにせよ,今回の事件を仕組んだ黒幕は」

「多分相当頭の切れるしかも暴力的思考の野郎だな。てか,多分龍園って名前のやつだろ。Cクラスの野球部のやつかそんなようなことを言ってたのを覚えてる。」

 

その後,事件の概要をさらに細かく擦り合わせた。

どうやら,須藤に対して小宮,近藤というバスケ部のCクラス両名が部活終了後に特別棟に呼び出した。

そして,部活でのレギュラー候補の話があがっていた須藤に対してレギュラーの座を降りるように強要された。と須藤は言っている。また,その際に石崎という不良然とした生徒が後ろにあり3ー1だと須藤が語ったのはそういうことらしい。

そして,どうやらそこで人の気配を感じただの、挑発されたから殴ってわからせてやっただのと自慢げに須藤は語っていたという。

 

「なるほどなるほど。やっぱりあいつ単細胞は馬鹿だよなぁ」

「んで?今回の落とし所の狙いは?」

「あぁ実はなーーーーーー」

「似たようなことは考えていたが,やっぱりお前は天才だよ清隆。いいんじゃないか?それなら確かにこちらはノーダメージで潰し切れる」

「だが,そのためには協力者が必要だ。あいつらを欺くための」

「それなら心配いらないな。俺の幼馴染を頼ろう。あいつは,俺が心の底から信用して信頼してる唯一の人間だ。」

「俺はどうやらそこまでの信用と信頼はないようだな」

「闇討ちするような奴を信用してやれるほど俺の度量は大きくないんだよ。悪いな」

 

こうして,話がある程度ひと段落した。

とりあえず当面の目処はたった。

 

「お前は須藤の成長を促したかったんだろうが,協力しないと言ったお前がこれに協力するのはいいのか?」

「まぁ別に,幼馴染とクラスメイトの橋渡しをするくらいならあくまで協力じゃないでしょ。というか,今回の件はそれ以降基本的に手伝うつもりはないのは本当だよ。これに関しては停学になってでもあのバカにお灸を吸えるいい機会だろ。それに」

「?」

「これでこれ以降クラスに後ろめたさでも覚えてくれて従順な犬になってでもくれたら2度美味しいじゃん?」

「悪辣だな。」

「お前が言うなやい」

 

 

 

その後,櫛田の携帯の忘れ物を見つける。

 

「これあの猫被り女のじゃね?」

「おいそれって、櫛田のことか?」

「他に誰がいるんだよ。あんなに顔の皮の厚い女は初めてみたよ。最初は俺も気が付かなかったしな」

「なぜあれが演技だと思うんだ?」

「表情筋の動き方が不自然すぎる。妙に人の目のつくところだと急に積極的になるくせに意外と人のないところで他人に絡んだりしない。あと,これが一番な理由なんだが......帆波。俺の幼馴染とは笑顔の質?みたいなのが明らかに違う。帆波は誰がなんで言おうと100%の善人だ。あれを日頃から見てたり、あれの周りの人間関係を見てたりしてれば大体の人間の考えてることとかの判断くらいはつく」

「なるほどな。で,これはどうする?」

「届けようぜ。後々になって部屋に来たことで他の連中にあれこれ言われるのも得策じゃないし,学校まで持っていくのもだるいだろ。」

 

こうして,俺たちは櫛田をおっかけることにした。

すると,途中の海沿いの公園みたいなところから声が聞こえる

 

「あーうざい,うざいうざいうざい!堀北のやつ死ねばいいのに!あの海堂とか言う奴もずっとこっちをジロジロみてきやがって!気持ち悪いんだよ!なんで私のことを見透かすみたいに見てくんだよ!!!!!!死ね!死ぬ!死ね!死ね!クッソが!」

 

ガシャガシャと柵を蹴りつける櫛田。

マジで怒っているようで何も周囲を見ていない。

これはこれは,,,,,マジでウケるな。

前々から猫かぶってるとは思ってたけど。

俺はそっと起動していた携帯のビデオを胸ポケットにしまってカメラだけ出しておく。

黒のケータイだと夜の公演だとわかりずらいからいいな

 

 

「誰!」

 

清隆がバレた。

あちゃーー。もっと見てたかったんだけどなぁ。

 

「あーあ,聞いちゃったんだ。で?何しに来たの?」

「櫛田が携帯を忘れてだから届けにな」

 

無理やり取り上げるようにひったくった櫛田。

いやぁあわててらっしゃるわ。

それに、めざとく気づいたな櫛田。

俺の胸ポケットの携帯の存在に,,,,

 

「おい,何してんだよ!まさかとってたのか!?」

「そりゃああんなに面白い姿撮る以外ないでしょ」

「ふっざけんなよ!.......いいよ,ならこうしてやる」

 

どうするのかと思ったら櫛田のやつ,俺と清隆の手を取って胸元に持っていくと,いきなり制服の上から胸を触らせた。

 

「これでもう制服に指紋べったりだね。こうなったら私が死ぬときはあなたたちにも死んでもらうから」

 

これはこれは。さっすがにびっくりした。

まぁ,せっかくだしちょっと揉んどくか

 

「おい!何ちょっと揉んでたんだよ!きもんいんだよ」

「だって,触らせてきたんだし行っていいもんかと」

「んなわけねぇだろ!」

「流石にドン引きだぞ海堂」

「逆に清隆。お前はこのチャンスをモノにしなくていいのか?」

「何揺れてんだよ綾小路!お前もやったら明日から学校で噂ばら撒くからな!」

 

うーん。俺この櫛田の方が好きだわ。

友達になれそうだもん。

 

「それにしても....お前がまさか胸触らせてまで黙らせるとかさぁ,っはっはっはっはっ!!お前予想通りトチ狂ってるわ!いいねいいねぇ。そーゆーの大好きだよ!」

「は?何いきなり?」

「海堂,,,」

「お前,そっちの方がいいよ。素の方がなんかいいわ。あんな猫かぶって面倒臭いキャラやってるよりこっちの方がよっぽど魅力的だよ。その姿を見せてくれんならさぁ,」

「なんだよ?」

「友達になろうぜ。お前となら仲良くできそうだわ」

「何言ってんだよ。お前頭おかしいの?」

「あはは,お前と似たようなもんだよ。俺も大概他人に対しては失望してる人間だ。でも,お前のその在り方は気に入った。俺や清隆の前でわざわざ取り繕う必要なんてないだろ?それなら,俺はお前の情報を黙ってる代わりに周囲の情報をちょうだい?その代わり,,,」

「そのかわり,何?」

「お前が何か手伝って欲しいことがあるなら手伝ってやるよ」

「じゃあ堀北を退学にさせてあんたたちも退学してよ」

 

 

いいなぁ。予想通りだね

「あっはっはっはっはっはっはっ!いやいやいや。無理難題吹っかけてくるじゃん」

「そりゃあそうでしょ。それをしてくれるなら私もいいもん」

「承認欲求の塊か。じゃあこう言うのはどうだ?俺を退学させようとしたら俺はこの動画をばら撒く。だが,お前が俺に協力してくるなら俺はお前が学校で生きていく上で何も邪魔しないし,もしもピンチになったなら必ず助けると誓うよ。ここに誓約書を今アプリで作った。これでどう?まぁ,断った瞬間に俺はこの動画をクラスにばら撒くから」

「くっ!下衆が!」

「下衆同士仲良くしようぜ」

「ハァ,本当に最悪」

 

 

こうして,俺は学校のアイドルの裏側の顔を知ると共に契約を交わした。

 

 

 

「なぜ,あんな契約をしたんだ?」

「あれであいつに対する抑止力が一つできただろ?」

「それにしてもあれはもっと頭で撮っておくべきだった」

「あいつを陥れるならそうするべきだが,俺はあいつのあの在り方が気に入ったんだよ。だから,あいつがこの先どうするのか気になったんだよ。それに気がついてるか?俺が抑制したのは俺に対する行為だけだ。お前はに対しては一切の考慮をしてないしあの契約にお前の嫌がらせは一切の効力がないんだぜ?」

「問題ない。櫛田程度なら俺の相手にはなり得ない」

「お前が現状1人のままならいつかお前は数の力に屈するだろ?だから,まぁ手駒くらい作ったら?俺は櫛田を手に入れたぜ?」

「さっきまで友達って言ってたくせに」

「は!友達を利用しないなんて誰が言った?利用して利用されてこそだろ?俺も清隆もおんなじようなもんだしよ」

「やはりお前は俺と似ているな」

 

お互いの異常性,壊れ方をお互いが正しく理解しながら

それを許容する。なぜか?それは,お互いの願いを叶えてくれるのがお互いだと信じて疑わないから。

 

 

(そういえば帆波からチャットで今度この前の話進めたいって言ってたなぁ。目撃者探しのついでに堀北とかと合わせておくかなぁ)

これからのことに胸を躍らせながら,俺は帰路に着いた。

その足取りは軽いものだった




いやぁ〜,天才が自分の好みに合った瞬間ゲスな本性が出るとか,そういう展開大好きなんですよ!綾小路清隆との展開もそうですけど,ついでにこれで船上試験での綾小路もだいぶ動かしやすくなりました。
みなさんも気になるところがあればどんどんコメントください。
評価,コメントお待ちしています。

木田くんにヒロインはつける?つけるなら誰!

  • 堀北鈴音
  • 椎名ひより
  • 伊吹澪
  • 坂柳有栖
  • 神室真澄
  • そもそもいらないしそんなに出さなくていい
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