やる気のない天才の行く実力至上主義の教室 作:浜の小さな大魔神
帆波ちゃんに喝入れられながら頑張りたい人生でした。
帆波からチャットが来たのはいいけど,よくよく考えたらこれって俺以外のDクラスと仲良くなる=俺との時間減る説ない?
すげぇ嫌なんだけども。
まぁ,どっちにしたってあいつらが所構わず聞き回っていったらいずれ帆波の耳に入るだろうし,その時に黙ってたのバレて文句言われたり拗ねられたりしたらそれはそれで嫌だな。どっちにしてもなら,もうこのままこの前の約束込みで話進めたほうがいいかな。
[帆波〜,今度堀北さんと俺,綾小路くんって言う3人で話がしたいんだけど,その時に帆波もこの前の2人連れてこられる?]
[うん。それでさ,その前にちょっと2人でお茶したいんだけどダメ,かな?]
グフォ!!!
帆波は自分の言葉の破壊力を考えてほしい。
全く。危うく死ぬところだったぜ。
え?吐血した段階でやばいって?
ハ!気にするな,致命傷だ!
っと,どこぞの慢心王のネタは置いといて,
まぁ,あいも変わらずかわいらしら120%でかましてきた帆波に対して,俺が答えないはずもなく
[帆波のお誘いなら,断るわけにはいかないかな]
[じゃあ,放課後の15時半にパレットってカフェで待ち合わせね]
[なら、他の連中には16時半って伝えとくか。2人でちょっとまったりおしゃべりしよ]
[うん。ニャハハ,なんだかこう言うこと久しぶりだね]
[ね。楽しみ]
[私もだよ!それじゃあ!また明日ね。おやすみ]
いやぁ,明日も1日頑張れそうだ。
明日は奇跡的に朝練だけだし,久しぶりに帆波との時間で心をリフレッシュさせよう。
楽しみだなぁ〜。
一方女子寮
「はぁー,フウ君誘うのちょっと緊張しちゃったぁ。中学くらいまではお互い同じクラスだったし家もそばだから割と誘いやすかったのに,最近は忙しすぎてだしなぁ〜」
明日はフウ君で最近の疲れをリフレッシュしよう!
そうしよう!
うん!すごく楽しみ!
それにいつか、フウ君と、、、、、
「うぅぅーーー////////」
羞恥心のあまり,ベットでジタバタする帆波。
少し寝不足気味になりそうで慌てて寝たのはまた別のお話。
翌日の放課後
「それではこれで,本日の授業を終了とする。各々速やかに下校,及び部活動へと向かうように」
担任の茶柱の授業だった日本史が終わり,これからカフェパレットへと向かう。
理由は簡単。帆波とのお茶(デートだとお互いが思っているが片一方だと思い込んでいる)の時間だ。奥で馬鹿が何名か喚いている。普段ならイラッとして少し言いに行くかすら考えるところだが今日はそんなことも気にならない。
要するに浮かれているのである。
そんな気分を害するかのように山内が話しかけてきた。
「なぁなぁ海堂。俺たち今日ファミレス行くんだけどお前もくるか?」
はぁー。俺はこれから帆波と貴重な時間を過ごすと言うのに誰かお前らむさくるしいカス連中と過ごす方を優先すると言うのだ。帆波がたとえ1時間俺に罵詈雑言しか浴びせないとしてもお前らとファミレスなんて行かん。とても便がなさすぎて同じ席にいるのが恥ずかしくなって途中で帰るのがオチだ。要するに完全に金の無駄だ。
「折角だけど,今日は先約があるから。また今度誘ってほしいな。ごめんね」
「ちぇ、なんだよ折角誘ってやったってのによ。まぁいいや。じゃあまたな〜」
「うん。また明日ね」
こうして,俺はカフェパレットへ向かった。
すると,店の前には少し列ができていてその側には
ストロベリーブロンドの髪を背中のあたりまで伸ばした,下手なモデルなんて相手にもならないほど抜群のスタイルと可愛らしい人好きするような太陽の如く眩しく美しい笑顔で大変可愛いらしく手を振る帆波の姿があった。
(今日の帆波も超絶可愛い。なんで毎日制服姿なんて見るのに日々日々可愛いが自分の中で更新されんだろ。やっぱ帆波超可愛いわ)
「ごめんお待たせ。ちょっと時間遅れちゃった」
「ううん,全然大丈夫。それより早く入ろ」
「そうだな」
ハァ,既に心が浄化されてくみたいだわ。
最近のイライラも吹き飛んでくみたいで心地いいわ。
みんなこの子くらい思慮深くて思いやりがあれば世界がどれほど平和なことか。
パレットに入って,お互いにケーキとお茶を注文する。
俺はミルフィーユとカフェブラック
帆波は季節のフルーツタルトとホットミルクティー
どうやら今日は甘いものを食べたいらしい。
いわく自分へのご褒美だそうだ。
まぁ,とりあえずやることがあるから先に席を立って一瞬はずそう。
「帆波悪い,少し雉を打ってくる」
「えっと.....あ!そう言うことか」
(わかった時にちょっとなるほどってした顔可愛い!)
そうして俺はトイレに立ったふりをして席から死角になったところで店員に先に会計を頼む。
「すみません。5番の席で注文したものなんですけど,先に会計だけ済ませてもらってもよろしいですか?」
「はい。合計で1370ptになります」
ピコン!
「ありがとうございます。それでは,ごゆっくりお楽しみください」
そうして先に戻る。
そこからは何気ない会話に盛り上がる。
Bクラスに星之宮先生が二日酔いで朝のHRに来ただの
授業中に前日試合で疲れた柴田が寝ちゃって途中で頭ぶつけて面白かっただのと、何を聞いてもやはり平和だと言うしかないようなことが多くある。
さて,そんな中で気になったのは、、、、、、
1部活動で活躍したりするとptがもらえること
2龍園というCクラスの生徒を主導とした嫌がらせが最近めっきりなくなったこと
3クラス間闘争におけるヒントっぽかったバカンスの話はやはり他クラスにも「一言一句変わらず」伝わってること。
まず,部活動のことに関しては予想してたし先輩もぽいこと言ってたから別に今更だ。
問題は2.3の二つ。2番目のCクラスの龍園の名前はかなり前から耳にはしていた。
問題はやつがBクラスに出してたちょっかいをやめた点。
要するに嫌がらせに対しての効果が薄いことと,ちょっかいをかけることで学校からどんな制裁が降るのかの算段が多少なりともついたということだろうな。
3つ目のことに関しては、ほぼほぼ試験があるで確定だな。もし,違う言い回しや違う伝え方をしたというなら納得できる。もしかしたら別の形でも伝わってるんじゃないかと思ったが。このマニュアルに則った感じはまず間違いなく試験だな。
「いろいろ教えてくれてありがとうね帆波。やっぱりBクラスの話ってのは内内でしっかり共有されてるからわかりやすいよ。帆波の話し方もうまいってのはもちろんだけどね」
「そんなことないよ。でも,役に立てたならよかったな」
帆波が役に立たないとか思ったこと一度もない。
俺にとって,帆波は誰より大事だ。それこそ,親より...
「それでさ,龍園の嫌がらせの内容はわかった。そこでなんだけど,ちょっと協力をお願いしたくて」
そこから俺は,具体的なあったことを帆波に伝えた。
するとやはり,
「それは,,協力するよ。もし冤罪だったら可哀想だもん」
これである。
相変わらずの超善人。
いい人すぎる。その底なしの善性が,彼女の最もいい部分であり,脆くて,突き崩しやすくて,危うい部分なのだが。
「いいの?正直これはBクラスに関してここだけの部分を切り取っていえばなんの利益も産まないことだよ?」
「でも困ってる人は放っておかないよ。それに利益もゼロじゃない。ここでCクラスを追い払っておけば,牽制にもなるでしょ?どっちにも利はあるよ」
「そう。帆波がそう決断したなら,そうすればいい。そもそも助けてもらう側で偉そうなことも言えないしね」
結局この後は楽しくお茶した。
いやぁーそれにしても帆波が癒しすぎる。
大抵のイライラが飛んでいくんだぜ?
正直その辺の薬なんか目じゃないくらい俺にとって特効薬だわ。
そうこうして,俺が帆波との癒し空間を作っていると,,
「あら,人を外で待たせておいて自分は他クラスの女子とゆっくりお茶とはいい度胸じゃない」
そこにはかなりイライラを露わにしている堀北鈴音がいた。
「これは〜えぇっと〜,そのですねぇ。話せばわかるといいますか」
「どんな言い訳があるというのかしら?まさかとは思うけど自分はそんなつもりじゃないとか訳の分からない逃げはしないわよね?」
「堀北さん,頼んだのは私なの。私が少し堀北さんたちに会う前に話を軽くしたいって呼び出したの。だからあまりフーくんを責めないであげて」
「ハァ,もういいわ。外に綾小路くんやBクラスの人たちもいるみたいだからとりあえずここに入れていいかしら?」
「そうだね。そうしようか」
全員が店に入ってきた。さぁ,こっからは堀北のお手並み拝見と行こうかな。お膳立てはこれ以上ないシチュエーションだぜ
「清隆、颯,神崎も。いきなりこんなこと言いたくないんだが,最初の話に関してだけでいい。堀北及び帆波に質問されたこと以外は基本的に喋らないでくれるか?」
「何か理由があんのか?俺はあんまりしゃしゃるつもりはねぇけどよ」
「俺も構わないが理由くらいは教えてくれるか?」
「無論俺もだ」
「今後、俺や神崎を通して話を進める場面にせよ彼女らはリーダーを目指し,引っ張っていくとする。その時に必要なのはいかに自分以外をうまく使うか。そして自分をその中で出すか。その結果何を切って何を得るかを決断する能力が求められる。だが,今回はほぼほぼ俺が根回しして盤面は揃えた。だからこそここでどんな決断をする姿勢を見せるのか。結果的にそれをどう受け止めるのか,すべきなのかを見る試金石にしたい。これは俺のわがままだが、必ずこの先必要になることだ。頼む!俺に協力してくれ。」
「クラスのためなら俺は構わない」
「俺もいいぜ!」
「元から何か言いかえせる様な人間じゃないしなおれは」
最後の清隆のボケはいいにしてまぁ,とりあえずこれで場面は整ったな。さて,どうする?お二人さん。
リーダーを目指すならこの程度の話し合いしながら腹の探り合いくらいは普通にできないと困るぜ?
こうして周到に準備された舞台の元,DとBのクラスリーダーを志すもの同士の話し合いが始まった。
「単刀直入にお願いするわ。わたしたちと同盟を結んでほしい」
「それで私たちがあるメリットは何かな?」
「そうね。現状対策するべきクラスが一つ減るというのはそれだけでメリットだと思うのだけど」
「それなら別のクラスでもいいんじゃないかな?私たちがあなたたちと組む絶対的理由にならないよ。あ,同名の話云々は置いておいて,今回の暴力事件の協力はするから安心してね」
うまい。今回はあくまで協力をお願いする立場。
その立場の優位性をうまくついてきた。
まぁ,スタートの立場を揃えただけで優位なのがBクラスなことは揺るがないしなぁ。
「そうね。でも,直近で下のクラスであるCクラスとは揉め事もあって同盟は難しいわ。Aクラスも追いかけられてる側として受けることはあっても、あなたたちが追いつくことを目指すにはデメリットの方が大きいからできない。ここまで考えれば,私たち以外と同盟を組むことはデメリットの方が大きいのよ。私たちにとってのメリットはもちろん優秀て強大な敵を一つ削れるという条件。そして,Cクラスと今後潰し合いをしなくてはならないわたしたちと組むことによってあなたたちはある程度Aクラス対策に集中できる。これは明確なメリットといえないかしら?」
「うーん、そうだね。じゃあ組もっか同盟!」
うーん。これは〜,堀北の負けかなぁ。
まぁ,結局同盟の内容は50ー50にするけどもね。
それにしても,帆波は何気にこういうしたたかな交渉ごとが上手だ。まぁ,俺が昔から似たようなことでいじめたりしたから自然と上手になったのかもね。
結局同盟内容は以下の通りとなった。
一,DクラスがCクラスに上がる又はBクラスがCクラスに転落するまでの間は両クラスは闘争を一時的に止める。
これは特別試験についても同じとする。
二,両クラスの不利益に関しては協力して対応を心がける。
*尚、クラス間で協力困難なものの場合はその限りではない。その際にはリーダー同士で話し合い最終決定を下すものとする。
とまぁ,簡単な二つの約束事のみとした。
これにすることで双方の縛りは弱いからわりかしあっさり同盟も切れる。これはいい契約なのかな?
まぁ落とし所はこんなもんだろう。
そして,
「私たちはフー君に過去問を貰った恩があるから同盟関係なく須藤君の件は協力する。その後は同盟に基づいてだね。これからよろしく!堀北さん。」
「えぇ,よろしくね一之瀬さん」
こうして,DーB間のクラス同盟がここに締結された。
話し合いが終わった後,俺は帆波,神崎と少し話をした。
「えっと〜,非常に申し上げにくいんだけど。俺は今回探索にあんまり協力する気はない。どっちかといえば須藤の処罰はあってもいいと思ってる。」
「でも,ならなんで私たちと話し合いの場まで設けたの?」
「それは元々今後起こるであろう試験の対策であって今回のことは完全に後々のオプションみたいなもんなんだ。」
「それにしてはよくできていたな」
「どんなこともリスクヘッジはするもんだよ神崎」
「なるほど。一之瀬が信頼するわけだ」
「ちょっと恥ずかしいよ神崎君!えっと,じゃあフー君は今回どうするの?」
「ちょっと王様に謁見しようかなと」
「何?」
「どういうこと?」
二人は少し疑問符を浮かべていた。
これはCクラスから仕掛けられて,その存在を知った段階である程度考えていたことだ。
二人も疑問を感じながらも納得してくれたのでよかった。
少し楽しみだな。清隆ほどではなくても,経験値くらいにはなってくれよ?
Cクラスの独裁の王様 龍園翔
こいつは俺を楽しませてくれるといいな
同盟の裏で,俺は一つ行動することを決めた。
というわけで,審議にはあまり参加せず独自路線を行くことにしました。
ちなみに佐倉さんのカメラ屋には一応ついていくつもりです。
ただ,あんまり佐倉さんと絡ませるつもりはありません。
メインヒロインは何があっても一之瀬帆波ちゃんなのです!!
では,次話でまたお会いしましょう!
評価,コメントお待ちしております。
木田くんにヒロインはつける?つけるなら誰!
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伊吹澪
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坂柳有栖
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神室真澄
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そもそもいらないしそんなに出さなくていい