やる気のない天才の行く実力至上主義の教室 作:浜の小さな大魔神
また,年明けからもちょくちょく出していきたいと思っています。
そして遂に今回は2巻完結です!
長い,,,他の人がなぜあんなスピーディーにできるのか知りたくて読み返したけど真似できる気がせん。
ということですのでこれからも駄文に寛容な方はお付き合いくださればと思います。
帆波からの連絡を受けた翌日の朝,とりあえず下のロビーへと向かう。本当は昨日行くはずだったのだが生憎時間が遅いから翌朝でもいいということになった。俺の予想としておそらくは電気屋あたりに行くのではと思っていたのだが,,,,,
着いたのは学校の特別棟だった。
「あれ?協力してほしいことって,,,特別棟についてくるでよかったの?」
「うん。もうすぐ綾小路くんもくると思うよ。それで,協力してほしいことっていうのはーーー」
帆波から話を聞いて納得する。
どうやら俺が思ったより堀北は真相に早く辿り着き,その上で俺に協力する形の中で最もスムーズにことが進むであろう帆波に仲介を頼んだのだ。
思った以上の策の出来に少し関心していると目当ての人物のたちが集まった。
石崎たちCクラスの被害者達と清隆だ。
「おい,何でテメェがこんなところにいんだよ!」
「残念だが櫛田なら来ないぞ」
この後の会話はこもごもと聞こえづらかったりするがどうやら櫛田を使っておびき出したようだ。これは後で追加報酬くらい出してやらにゃあいかんなぁ。
そうこう考えていると、帆波がいきなり飛び出して,颯爽と叫ぶ
「えーい,悪党は最後までしぶといっ。そろそろ年貢の納め時だよ!」
ドヤ顔で決め台詞を決めて少し自身ありげな帆波
そんな中
(クッソォォォ!!!それどころじゃないなくらいはわかるけど可愛い!!!
!!!!)
という感じで俺はそれどころではなかった。
しかし,
「あ,一之瀬!何でテメェが。そもそも関係ねぇだろうがよ!」
「冤罪で誰かを苦しめようなんて時点で手助けは厭わないよ私は!」
「っ!クッソが!」
石崎たちが少し攻勢に出ようとした瞬間。
「おい」
「「「!?」」」
「別にお前らが何しても構わないけど、帆波は俺の幼馴染だ。彼女に手出したらただじゃ済まさねぇぞ?お前らも前回のことで実力差くらいは理解してんだろ?」
俺が軽めに威嚇する。
これは帆波にどうにか彼らに二の足を踏ませるよう事前にお願いされたので即興で前回の龍園たちとのいざこざの時のことをネタに怯ませる。
「だが,,,ここには監視カメラがある。お互い下手に手出ししないほうが身のためだと思うんだが?」
「な!俺たちが,,,ここに来た時は確かになかった。確認したはず」
はい,アウト。
自白したな。これでこの事件勝ちだ。
「何で,ここの監視カメラを確認する必要があるの?呼び出された側の君たちが」
帆波がここで追い討ち。さすがわかってる。
「.そ、それは,,,,,」
言い淀み少し話が長引きそうだ。それも面倒なのでさっさと終わらせてしまおう。
「まさか言えねぇよなぁ?お前らのクラスの自称王様(笑)の龍園のバカの指示でこんなことしたのにまさかあいつがこんな初歩的なことにも気づかない間抜けだなんて」
「!ふざけんな!龍園さんはお前達がなんかより何倍も考えて今回の計画を、、、!?」
「はい,チェックメイト。」
まさかここまで楽だとわ。
こんだけ楽だとあんまり引っ掛け甲斐もないんだよなぁ。
まぁいいや。あとは適当に落とし所を詰めるか。
「今回,俺や清隆は堀北の指示に従ってこの件を録音している。もしお前達がこのまま裁判を続行するならこれを提出してお前達を客に訴え返すつもりだ。俺たちは最悪須藤の謹慎が,課せられる可能性も考えられるがお前達はここまでのことをしたんだ。下手すりゃ3人とも退学なんてこともあり得る」
「は!?ふざけんな!そ,そんなもん俺たちの方が被害が大きいじゃねぇか!」
ハァ,全く面白くない。早く終わらせよマジで。
「なら,ここで一つ提案がある。それは,訴えを取り消すことだ。そうすればお前達にも俺たちにも被害は出ない。どうだ?どちらもマイナスを背負うか。今回のことを無かったことにするか。二つに一つだぜ?」
思いの外彼らはすぐ折れ,
その彼らを生徒会室に速やかにぶち込んだ。
おそらく訴えそなものを取り消すだろう。
これで一件落着だ。そう思っていた。
「いやぁ〜思っていた展開とは違ったけど無事終わってよかったよ」
「悪いね、帆波せっかく色々セリフ考えてあんなに時代劇さながらの前口上まて言ったのに俺が最後は全部言っちゃって」
「ニャハハ,まぁ楽しかったからいいよ。それにフー君の方が上手く誘導できてたしね」
「お金に関しては追々クラス単位で返すから」
「うん。慌てなくていいよ」
そんな会話をしている最中も携帯をいじっている清隆。
何か思案しているようだった。
それも少し深刻な顔をしている。ように見える
「清隆どったの?」
「最悪の事態が起きているかもしれない」
すると,清隆は急に走り出した。
それに驚く間も無く俺も清隆を追う
「えっ!?ちょ、ちょっと待って二人とも!」
帆波もすぐ追いついてくる。
元々陸上部に誘われるくらいには運動神経の良かった上に,俺のトレーニングに付き合ったりしたこともあるのでわりかし足は早い
「中学の時とかフウ君と走ったりもしてたから足と持久力には自信があるんだよね!」
「悪いがペースは落とさないぞ」
「最悪落ちたら俺が拾ってくから安心していけ」
こうして俺たちは急いで清隆の後を追った。
佐倉side
俺たちが到着する数十秒ほど前
佐倉愛里は電気屋の店員に組み伏せられていた。
(怖い!助けて,,,綾小路くん)
「雫〜,僕たちはようやく一つになれる。今から僕が本当の愛を君に教えてあげるね!!」
カシャッ
「家電量販店の店員が女子高生に乱暴。明日はテレビで一躍有名人だな」
その声は,佐倉愛里の最も望む人物の声だった。
オリ主side
清隆が曲がった路地の奥に組み伏せられた佐倉とその上に家電屋のおっさんが乗っかっているのが見えた,
そして,写真を一枚撮ると綾小路は冷徹に状況を伝える
店員のおっさんは慌てながら
「チ、チガウ!これは違うんだ」
「何が違うんだ?監視カメラにもバッチリ写っている。証人もいる。言い逃れはできない。未遂とは言え,未成年に手を出したんだ。あんたは職を失い,家までマスコミが押しかけるだろう」
そして,気配を殺して動転している男の背に近づき方を掴んで一言
「あんた,人生終わったな」
この言葉に動転した男はいきなり訳のわからないことを言い出す。
「あ,お前達に何がわかるんだ!俺は,俺は雫と運命の赤い糸で繋がっているんだ!」
ここで清隆がかぶりを振って,俺たちに出るよう促す。
なるほど,そういうことか
「え,これ何ー?チャット?うわぁ〜何これきっしょ。マジでおんなじこと書き込んでんじゃん。何?ストーカー?こんなんで赤い糸とかマジ無理だわ」
「ねぇー本当にあり得ない。そもそも運命とか言ってあんたが勝手に勘違いしてただけでしょ?それを指摘されて逆ギレとかダッサ」
帆波の演技もキレキレだ。
どうやら随分テンションが上がっているらしい。
「つーかおっさん,こんなしょうもないことするとかマジ終わってんなぁ?わかってる?人生終わったんよ?もう取り返しつかないの。可哀想になぁ?」
「気持ち悪くて可哀想だからこれ以上私たちの世界に入ってこないでね?」
「今警察に連絡した。すぐにお前は捕まっておしまいだ。観念しろ」
「あ、うわァァァ!!!!!!!」
清隆の残酷な宣言で頭がおかしくなったのかその男は俺たちの方向,というよりも帆波に向かって一直線で走ってくる。
どうやら逃げるために俺や清隆ではなく帆波を押し倒してでも逃げることを選んだようだ。これに清隆は一言
「愚策だな」
俺は走ってくるおっさんに対して帆波の前に立ち
「俺の後ろにいろ,すぐ終わる。そこなら安全だ」
走ってきたおっさんの顔面にクロスカウンターの要領で左ストレートを打ち込む。綺麗に空中一回転したおっさんはそのまま地面に叩きつけられた。
「テメェは人を気持ちを考慮できねぇからこうなるんだ。わかったら刑務所でもどこでも入って黙ってくたばれ」
帆波に手を出そうとした時点で一ミリたりともこいつの対する慈悲はない。
早々にKOしておしまいだ。
そのまま絶望したのかおっさんは失神した。
帆波side
まさかあんなキャラを演じることになるとは思っていなかった。
そして,まさかあそこでおじさんが突撃してくるとも。
少し怯んでしまった。結果的に私は動けなかった。
しかし
「俺の後ろにいろ,すぐ終わる。そこなら安全だ」
かっこよかった。
私の前に立つその背中が,昔私を守ってくれたあの背中と同じで。
暖かくて優しい。そして,とても頼りになる背中。
そんな姿に恋焦がれたのだと,再認識した。
(大好きだよ。フウ君)
静かに,言葉にできないこの思いを心でそっと告げながら。
オリ主side
結局おっさんはあっさり逮捕され,俺たちも特にお咎めなし。
俺は殴っちゃったけどいいのかと聞いたら,正当防衛の範疇だそうだ。
よかったよかったと一安心。
どうやら清隆は佐倉と話しているようだが,あの様子だと無自覚イケメンムーブをかまして佐倉を完全に堕としたらしい。
あれはおそらく人誑しの才能があるな。
帆波以外ならどれだけ唾つけとこうと知らんけど。
この日はこのまま解散となり,俺は携帯を見ると,無事にCクラスも訴えを取り消したようだった。
「今日は助けてくれてありがとうね」
「いいよいいよ。元々,あいつはどうにか無力化しないと仕方なかったし。何より帆波に怪我がなくて一安心だよ」
「うん///」
少し頬を染めるような仕草の帆波
しかし,そんなことについぞ気づかない俺は携帯で審議の結果を再確認する。
「無事に事件も解決したみたいだね」
「帆波のおかげだなぁ。マジで助かった、これからも同盟クラス同士お互い頑張っていこう」
「うん!そうだね」
寮につき,帆波と別れ,俺も自分の部屋に行くと携帯に着信が届く。
我がクラスのリーダー候補,堀北鈴音だった。
「もしもし」
『あなた,やってくれたわね』
「何が?無事時間は解決したんでしょ。よかったじゃん。この上まだなんかあんの?」
『どぼけないで。あなた自分のしたことを全て私の指示と一之瀬さんからのお願いとして進めたでしょう。あなたまで私を隠れ蓑にする気?』
あなたまで立てたことは清隆にされてることは確定だし今後もそうなんだ。
「何も言わなかったのは悪かったが。今回は落とし所としてこんなもんだろう?お前もクラスリーダーのための布石になった。俺もあんだけ啖呵切った手前自分から協力したじゃあ締まらない。お互いの利益のためだよ」
『ハァ,わかったわ。でも,それなら今後ある程度は私の指示通りやってもらうわよ?』
「指示の内容次第では文句つけるけど,基本的に同意でいいよぉ〜」
『全く,あなたといい綾小路君といい,度し難い人が多くて困るわ』
「おまえもだいぶこっち側の癖に何をいうかと思えば」
『もういいわ。切るわね。明日からまたよろしく』
「あいあい」
これで,俺はあくまで堀北の下動く人物としてDクラスからは認知された。
B,Cクラスはどう感じているかわからないが,Bクラスとはしばらく揉める心配はない。龍園は多分,ある程度の勝算がないなら博打しないタイプだ。
あいつは俺と似ているからこそ信用に値する。
「さーて,夏の大会も頑張ろう。帆波応援来てくんないかなぁ?決勝くらいまで行けば学校総出とかだら来てくれるかな?それなら頑張ろうかな」
迫る部活の大会,期末考査,そしておそらく実施されるであろう特別試験。
思考を巡らせ、自分がどう楽をするか考えながら,ゆったりと瞼を閉じる。
(次は,一体何が起こるのか。少し楽しみだ)
一握りの期待を胸に秘めながら
ようやく2巻が完結しました。
いや〜長かった。
とりあえず次から3〜4巻の夏休み試験編に突入しよう思います。
そこで龍園とかAクラスの連中と絡ませたりしたいなぁ。
ちなみに4.5巻はエピローグ込みで2〜3話くらいでオリエピコミでまとめたいと考えています。
坂柳とはもうちょい後だろう。
どうにか因縁つけて妥当綾小路清隆を掲げるライバル的なポジにしたい。
というわけでとりあえず年内はこれか,上げられて後1話くらいかなぁ。
というわけでまた次回,お会いしましょう!
木田くんにヒロインはつける?つけるなら誰!
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堀北鈴音
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椎名ひより
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伊吹澪
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坂柳有栖
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神室真澄
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そもそもいらないしそんなに出さなくていい