やる気のない天才の行く実力至上主義の教室 作:浜の小さな大魔神
久々に1日2話投稿!
まぁ,日を跨いだのでほぼほぼ1日1話投稿と同義だけど!
気にしない気にしない!
「ではこれより────本年度最初の特別試験を行いたいと思う」
Aクラス担当の真嶋先生の一言にDクラスはもちろん,周囲の生徒も固まる。どうやら本当に驚いて声も出ないようだ。
(なんでこんなに上手い話がただであると思うやつがこんないるかね。本当にこいつらちょっと心配になるぞ,大丈夫か?)
しかし,すぐに池がどういうことか聞く。
簡潔に説明するとこうだ。
・今から一週間俺たちはクラス単位で無人島生活をする。
・その際の食糧をはじめとする物資は基本的に自分らで獲得すること
・自然は汚さないこと(ポイ捨て,自然での排泄行為など)
・正当な理由なくリタイアは認められない
・マッチ,懐中電灯2本,テント,その他生理用品は無償支給される最初のアイテムとなる。
・各クラスに300ポイントが渡され,このポイントで試験中に使える物資などを購入可能。このポイントは使い切ろうと節約しようと2学期からのマイナス査定とは一切関係ない。ただし,この試験で残った余剰ポイント分は2学期からのクラスポイントに加算される。
と言ったところが基本的なこの試験の概要だろう。
さらにここにマニュアルを通してマイナスとプラスそれぞれの要素が加算される
・著しく体調を崩したり、大怪我をし続行が難しいと判断された者はマイナス30ポイント。及びその者はリタイアとなる
・環境を汚染する行為を発見した場合。マイナス20ポイント
・毎日午前8時、午後8時に行う点呼に不在の場合。一人につきマイナス5ポイント
・他クラスへの暴力行為、略奪行為、器物破損などを行った場合、生徒の所属するクラスは即失格とし、対象者のプライベートポイントの全没収
・島のあちこちにあるスポットをクラスのリーダー(決まった人物の名前入りカードを発行)が占有することで8時間毎に1ポイントが加算される。
・試験最終日に他クラスのリーダー当てが任意で行われる。書き込む書き込まないはクラス毎の自由だが,正答すればそのクラスには+50ポイント。外せばー50ポイントで,このマイナスはリーダーを当てられたクラスも同様に負う。
尚この際的中させられたクラスのボーナスポイントは0になる
とまぁ,こんなところだろう。
要は節約して一週間我慢して無人島で過ごし,うまくしてリーダー当ててポイントを加算し,みんな怪我なく健康に,二学期に向けて貯金を作りましょうの試験。ってことか
ようやく実力至上主義の学校らしくなってきたとそう思い一人思考を巡らせていると,,,,
「あんな段ボールの仮設トイレとか絶対無理!」
茶柱先生が災害用の優れものだと少し雑学も交えてわかりやすく説明しているが,それどころではないのか話など碌に聞いちゃいない。
「無理に決まってます!絶対無理!」
「トイレくらい我慢しようぜ」
あ,池がまた余計なことを。男子目線で適当なことなんて言ったら
「そもそも男子が近くにいる中でこんなところなんて無理!きもいし」
こうなるよなぁ,,,その後,やれ紳士だ変態だとしょうもない争いが続き,トイレに20ポイントなんてアホらしいと言い合い,そこに幸村が男女差別が云々と屁理屈をはじめ,挙句に過半数の表がなくては納得がいかないと話を押し通した。結局お互い平行線のままスポット占有に出遅れ大変なことになっているのでとりあえず収集をつけようと思ったところ
「とりあえず森の中に行ってスポットを探そうぜ。話はその後進める。幸村,女子に勝手にポイント使わせんなよ」
と言い捨てて平田の忠告も上手くいなして池がスポットを探しに森の中に入っていった。それを追うように須藤,山内が続き清隆もいくかと思ったがいかなかったので俺も特に動かなかった。まぁ最悪目星はついてるし大丈夫だろう。
「森は危険だ。必ず複数で行動してね」
という平田の忠告を聞いて,3馬鹿たちの後に俺たちも日陰に移動することにした。
暫く歩きながら話していた。
女子は軽井沢を中心に纏まり,平田と他の男子を比べて卑下している。
堀北は多分に漏れずいつも通りあぶれ、俺たちと共に後方から彼らを追う。
そんな中で少し興味深い話を清隆と堀北が始める。
「流石に気が乗らないか?」
「そうね。気分としてはやはり憂鬱だわ。こんな原始的な生活も,一人じゃないってところも」
「集団行動苦手なお前らしいっちゃらしい意見だな」
「あなた。いい加減に怒るわよ?」
「ありゃ,ごめんごめん」
「でも,一概に文句ばかりも言えないわね。この試験ではっきりと前回貴方たちに言われた私の課題が現実的になってきたわね」
そうして面白くなさげに話続ける
「学力以外の能力。当然運動にも自信はあるけど私が足手纏いと切り捨てようとした須藤君たちが率先して動いた。それの是非はともかく,動き出した彼らが意外な好材料を見つけるかもしれない。」
いつになく饒舌な堀北。
どうしたのだろう。それに顔の紅潮や少し上がり気味の汗
夏の暑さが原因にしても顔色が悪い。
こいつ多分,,,風邪だな
それならこの症状にも船で部屋から出てこなかったのも頷ける。
船を降りた時を見てないから確信はできないが,このクソ暑いのにファスナーマックスまで上げてるのもいい証拠だろう。
「堀北,お前大丈夫か?」
「どう言う意味かしら?」
清隆はお前の熱を心配したのだろうが。
いかんせん聞き方が悪すぎたな。
まぁなんにしても痛い目見るにはいい機会だろう。
死ぬ前には保護するがある程度までは放っておくかなぁ。
まぁ,清隆も気づいてるみたいだし上手く使えたら棚ぼただなぁ。
何やら前が騒がしい。
どうやら,動き出すためにとりあえずトイレの設置をどうするか決めたいようだ。こんなもん,初めから答え決まってるのになぁ
「なぁ,幸村,平田。俺からも一つ言わせてくれ」
「何かな?」
「何だ?お前まで女子に媚を売るのか?それは勝手だが今更僕は意見を変える気はないよ」
「いやいや。女子の好感度とかは割にどうでもいいんだけどさ,いい加減にこのしょうもない言い争いも不毛じゃん?だからこっから俺の想定で最悪の結末とあり得る嫌な結末と君の提示した利点の照らし合わせから行こうか」
「どういうことだ?」
「簡単なことだ。まず、最悪のシナリオ。それは女子が不満爆発したりして勝手にポイントを使う場合。そもそもストレスのかかりやすいこの試験で俺ら男子以上にそう言った面で気を使う女子とスムーズに済ませたいからせっかちになる男子で一つのトイレで言い争ったりするとどうなるか想像に容易いだろ?」
「それは,,,,」
「なるほど。そういう見方もあるんだね」
「女子には申し訳ないけど,これはあくまで仮説だから落ち着いて聞いてほしい。次に嫌な結末。それはリタイアだよ」
「それは僕も考えていたことだね。海堂君もかい?」
「まぁ,至極単純な計算だからな。こっからはお前の利点との計算さ。これほど危うい爆弾を背負って試験に挑み,20ポイントを取る代わりに30ポイントもしくは大量に出たらそれかける人数分を失うか」
「20ポイントは必要経費と割り切るか。ということだね」
「ここまで言えばお前は馬鹿じゃない。流石にわかるだろ?」
「クソ,設置すればいいだろう」
「幸村君。認めてくれてありがとう。海堂君もわざわざありがとう」
「気にすんな。流石にこれ以上は目に余っただけだ」
その後,仮設トイレの説明を受けて俺たちはベースキャンプを本格的に探すためのチームを結成することになった。俺や清隆が手を上げて12人と思ったら,,,佐倉さんが控え目に手を上げていた
「13人か。どうしようかな」
「なぁ平田。俺個人で動きたいが流石にそれはまずいだろうし清隆の班に俺も組み込んでもらえないか?4人でもこの際別に構わんだろう」
「綾小路くんは?」
「おれはもんだいないな」
「ならお願いするよ。海堂君も頼んだよ」
「わかった」「あいあい」
「よろしくな清隆。それと佐倉さん」
「あぁ」「よ、よ、よろしくお願いします」
すると奥から金髪オールバックの男が歩いてくる
「やぁやぁマイフレンド。どうやら君も私と同じグループなようだねぇ。実に清々しい太陽だ。体がこの太陽のエネルギーを欲しているとそう思わないかい?」
「そうだな。熱量としては勘弁願いたいが,夏はこんなものと思えばお前のいうことも理解できんことはない」
「フハハハハ流石だよマイフレンド!君は相変わらず凡百の他人とは違うようだ」
「それはいいけど独断専行も大概にしろよ?」
「それは保証しかねるねぇ。私の身体が求めるものがあるなら私は他人を顧みなくなってしまうかもしれない。」
「それされると俺が止めにゃしゃーなくなるだろがい。」
「ほぉ、私を止められると?」
「一度お前は俺に負けたことを忘れたのか?」
「その言葉をそのまま返させてもらうよ」
少しバチバチと言い争っていると,清隆にそろそろいくぞと言われたのでとりあえずついていく。
しかし,,,,,,,,,,
「こ,高円寺君歩くの早いね」
「そうだな。森の中でむやみに歩くのは危ない。気をつけろ」
「う、うん。ありがとう綾小路くん」
歩き始めてすぐに全くペースを合わせず一人突き進む高円寺と運動神経が悪いのか転んでしまう佐倉,そしてそれを無自覚イケメンムーブかましながら手を差し出す清隆というなんとも言えない構図だった。
俺は高円寺について行くのだが、流石というべきか俺や清隆がおそらく最善と思って描いている道と同じ道を一切の躊躇なく進んでいく。
カマでもかけるか
「流石のお前でもここまで行ったら迷わんか?」
「何をいうんだいマイフレンド?私がこの程度の森で迷うと?心配には及ばないさ。多少の問題などはノープロブレムだし,この森で日中迷うことはまずないと断言できる。もし困ることがあるとすればそれは後ろの二人が私を完全に見失った時だろう。その時はどうするつもりだい?」
「お前は諦めろとでも言うんだろ?」
「グゥット。よくわかっているねぇ。流石はマイフレンドだと言っておこう」
俺からしてもさすがと言わざるを得ないな。まさしく完璧な解答が返ってきた。
「まぁ,俺は一応二人を回収するしかないだろう。お前に着いてって流石に2ー2で逸れるのはよろしくない。それなら独力でも解決のきくお前が一人の方がまだ幾らか現実的だ」
「実に合理的判断だ。素晴らしいよところで,,,凡人の君たちに尋ねたいのだが,実に美しいとは思わないかね?」
相変わらず温度をもたない目で清隆は堪える
「まぁ・・・・・自然の森は神秘的と言うか,綺麗だと思うぞ」
その答えにがっかりしたような高円寺は
「そうではない。完璧な肉体美を持つ私がこの場で美しく輝いているかと言うことさ。わからないかな?」
これをいきなり言うのだ。流石に頭いかれてるとしか言えないし
実際佐倉さんと清隆はいい感じに頭おかしいだななんだのと毒を吐いている。
すると続けて高円寺が興味でも無くしたかペースを上げ,そして不意に
「君たちにこの森はどう映るかね?」
すると二人はキョロキョロするのみで押し黙る。
これに高円寺は心底残念そうに
「グゥット。わかったよ。気にしないでくれたまえ。やはり凡人は凡人だということだね」
「ちなみにマイフレンド。君はこの森をどう感じたかな?」
ハァ,俺もにも聞くのかよ
まぁいいか。こいつなら必ず理解してくれるはずだし
「100%人工の島だな。道を軽く見た感じで入れないか届き方が不自然だ。そもそも人が研修旅行するなら危険性のある毒性の蛇やその他の危険は排除されていると考えたしかるべきだろう。それに行きの船から見た感じこの周辺の気候じゃとてもじゃないが自然に自生できそうにない商品作物かよってくらい品質のいい果物や野菜も見受けられたしな」
「ふっはっはっ。やはり君は素晴らしい眼を持っているねぇ。その通り,この島は完全に手の行き届いた人工の島さ。そしてそれにいち早く気づいた君に一つ提案だ。将来,高円寺コンツェルンで私の右腕,もしくは秘書をやる気はないかな?」
まさかここでヘッドハンティングとは,,,,,
だが悪いな。夢も目標も俺にはあるんでな
「悪いな。俺は今,野球を全力でやっててプロまで考えてる。それがダメならその時お前にまた聞くよ。どっちにしろ今すぐ答え出すかもないしな。とりあえず保留だ。そもそも俺のこの学校での目標は好いた女に告白して付き合うことだし」
「フハハハハ。君は本当にユニークで面白いねぇ。合格だ,ここであっさり手を取るような人物ならわたしの下には必要ないと判断していたさ」
「もし俺がプロになったらスポンサー契約くらいはむすばせてもらうとするさ」
「君もなかなか言うねぇ。ひとまず後ろの二人はもう見えないようだがどうだい?君も私とリタイアしないかい?」
「悪いがまだやりたいこともあるし楽しみも残ってるんでね。今回は遠慮するよ。それにお前はどうせここで止めても他で居なくなる。元からある程度この試験には参加しないもんなんだと思ってたし別に構わんよ。」
「そうかい。それは残念だが仕方がないねぇ。私も友人の楽しみまで奪おうとするほど無粋ではないさ。それではまた一週間後に船上で会おう。アディオス!」
行ってしまたまた高円寺を見ながら,,,俺は身を翻して2人の探す
まぁ来た道戻って探すだけだしわりかし見つかりそうだが,,
「何はともあれとりあえず2人と合流するかな。高円寺のことはあいつにも行ったが放っておく他ないし。仕方がないな」
そうして俺は踵を返して道を逆に戻る。
さぁ、まだ試験は始まったばかりだ。
というわけでここで今回は切ります。
いやぁ〜高円寺の絡み書いたらもう疲れちゃいました。
また少し間隔が空くかもしれないしあかないかもしれません。
どちらにしてもどうにか次までに龍園たちCクラスの絡みやって,やっぱり帆波ちゃんを書きたいんじゃァァ!!
というわけで私としましても無人島デートは強制敢行させます!!
どんな運命力捻じ曲げてもやり切ります(鋼の意志)
というわけで次回またお会いしましょう!
木田くんにヒロインはつける?つけるなら誰!
-
堀北鈴音
-
椎名ひより
-
伊吹澪
-
坂柳有栖
-
神室真澄
-
そもそもいらないしそんなに出さなくていい