やる気のない天才の行く実力至上主義の教室   作:浜の小さな大魔神

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ちょろっと出す野球部のキャラを今後需要有りのキャラにしてCクラスだからひよりちゃんとくっつけるかを画策中
今回は最初の1ヶ月のところを抽出してオリジナルストーリー混ぜて見ました!


幼馴染と仮初の1ヶ月

 

自己紹介が終わったので,俺はクラスを後にして1ーBへと向かう。すると,そこにはたくさんの学友に囲まれる愛おしい少女の姿があった。

 

「あ!フウ君だ!おーーい!」

 

「おっす。俺らのクラスは終わったよ。帆波たちは?」

 

「ええっと,本当に申し訳ないんだけど実は〜。クラスのみんなと遊びに行くことになっちゃいました!だから一緒に帰れません!ごめんね!」

 

 

 

 

  

 

ガーーーーーーーン!!!

 

 

 

 

 

 

マジか。クソショックなんだが。まぁ,クラスのみんなはいい奴っぽいしまぁ,帆波の決めたことならいいか。あんまり束縛しすぎも良くないな。

てか俺彼氏じゃないし。

まだね!まだ!がつくけど。

 

「あぁBクラスの皆さん。俺の名前は海堂 風磨。そこの一之瀬帆波とは幼馴染の間柄です。俺もちょくちょく遊びに来ると思うのでみんな仲良くしてね?」

 

「あはは,お前面白いな!俺は柴田。よろしくな」

 

こうして,Bクラスの柴田君をはじめ網倉さんや白波さん,さらに神崎君というクールなイケメン君とも知り合いになった。

 

そんなこんなで帆波と別れて1人寂しくなったので,お金を稼ぎにいくか,それともとりあえず今日は部屋か迷って,とりあえず部屋に帰った。

 

部屋に入ると,そこそこ広い部屋で一人暮らしには十分だった。

そして,綺麗な内装の施された簡素な部屋を見て,そこまでインテリアをコテコテやる必要性にも駆られない。いい部屋だと思った。

 

さて,今日は弁当食って早く寝よ。

 

翌朝

 

「う,うーーん。?帆波から。随分な時間に連絡きたな」

 

(さっき交換したチャットでいきなりだけどよろしくね!明日,よかったら一緒に登校しよ!)

 

まさかの一緒に登校連絡であった。

めちゃめちゃ嬉しかった俺はすぐに意識を覚醒させて8時15分に下に集合しようと約束を取り付けてウキウキで家を出た。

 

「フウくーん!!」

 

パタパタと走りながら二つの大きな果実を揺らして走ってきた帆波。あまりにも絵面が青少年には毒だが、個人的には朝からとてもいいものが見れたので満足だ。

 

「帆波おはよう。昨日は先に寝ちゃってたみたいでチャットの返信できなくてごめんね」

 

正直,他の凡人どもの連絡など全て差し置いていたとしてもそれだけは完遂せねばならない。それほどに俺にとって帆波の存在は大きいのだ。さて,そんな中である話に盛り上がる。

 

「いきなり10万もくれるなんて太っ腹な学校よな」

 

「無駄遣いしたらダメだよ?」

 

「しないよ。使うにしたって考えてるから心配なし!」

 

「本当かな〜?」

 

わざとっぽく聞く帆波の顔は可愛らしい

しかし,彼女も世間がそんなに甘くないということをわかっているのだろう。

 

「まぁ、毎月もらえると思わない方が賢明だろよ」

 

「やっぱりフウ君もそう思うよね。私も流石に毎月十万はやりすぎだと思う。」

 

まぁ,将来帆波が俺に頼んできたら10万でも100万でも渡すだろうけどな。絶対そんなこと言う子じゃないことはわかってるけど。

 

「また随分と引っかかる言い回しする感じだったし,色々面倒ごとの予感もあった。正直かなり怪しいけどその辺の実態がわかんねーのはこえーな」

 

「5月になったら全部わかる,か。なんだか試験みたいだね」

 

この子のこういった時の回転の速さには相変わらず舌を巻く。

なんでこんな平然と答えにサラッと直感で辿り着けるんだろうか?とはいえ,その点はおそらく間違いないだろう。俺も説明を聞いた時に確信できた部分だったし。

しかし,問題なのは

 

「だとしたらDってかなりやばいんだよねー。」

 

「本当?」

 

「軽くどころかしっかり学級崩壊してる。普通の先生だったら寝込んでるレベルなのに先生は昨日の感じスルーするからみんなたかを括ってより不真面目になってる。マジメなのなんて10人もいない。8人くらいいれば御の字くらいなもんだよ。」

 

「えぇ、それは拙いんじゃない?フウ君は大丈夫?」

 

「俺は流石に高校一年程度の学業で躓くようなところは一つもないし,なんなら大学くらいまでなら全部暗算なり頭で翻訳するなりでいかようにもなる。運動もまぁ普通にこなせば心配ない。」

 

「やっぱり君って超ハイスペックだよねぇ。やる気はないけど」

 

「楽するために小学校の低学年の頃から中学年くらいまでアホみたいに苦労したからね。それに,帆波や他の友達が褒めてくれんのも嬉しかったし,あん時はちょっとした天狗だったよ。後は興味の幅でやるところはやってるから多少偏りはあるけど基本的に問題ないね」

 

「あの頃私が誘っても遊んでくれないし,結構寂しかったんだよ?」

 

「ごめんて」 

 

そうこうしているうちに学校に到着する。

 

「じゃあまた,今日は,私先生の所行かないといけないから一緒に帰るのはまた今度ね!」

 

「あーい」

 

 

ガラガラガラガラ

 

いつも通り教室に入り,いつも通り席に着く。

昨日もそうだがまぁうるさい。

こんなんじゃあ授業が始まってもろくに集中できんな。

流石に不真面目にやって点数引かれんのはごめんだし大人しく授業を聞いてるふりだけしてノートはちゃんと取っておこ。

面白そうな話題があったら調べてもいいしね!

 

 

こうして,授業の初日だったのだが

 

「ぎゃっはは!マジか!さいっこうだなそれ!」

 

「だろだろー!お前も今日行ってみろって!」

 

 

うるっせぇぇぇーー!!!!!

 

マジでうるさい。先生の声が小さかったりしようもんなら即座に聞こえなくなりそう!うざい!マジキレそう。

それにしたって会話から何から知性がなさすぎる。

そしてなぜこいつら机の下でカウンターみたいなの使ってる教師の態度の異変さに気づかねーんだよ!

おかしいだろ!しきりに下を向く仕草とか,わざとらしく目線を外したりとか!わかるじゃん!あからさまじゃん!

 

ハァ,もういいや。俺は自分と帆波とこの前仲良くなった綾小路君あたりとだけ交流しとこ。後は心優しかったBのメンバー。

あの子たち優しすぎる。

心が癒されたもん。すげー落ち着く感じだった

 

 

しかし,この状況が改善されることはなくエスカレートの一歩を辿る。そんなある日

 

 

ガラガラガラガラ

 

いつも通り登校すると,今日は何やら男子,特に山内やら池やらの視線を感じる。綾小路君も見てるけど多分,あいつはガンつけてるというより大丈夫かこいつ?みたいな視線だ。なんだろ?

確か今日はなんもないよね?俺ちょっと来るの遅かったっていっても5分くらいだよね?正直対して交流のない俺が5分10分遅れたからって機にする連中じゃないよね?何?

 

しかし,何も言ってこない彼らに困惑しながらも昼まで授業が進み,須藤は遅れてきた挙句爆睡かまし,今は昼休みだ。

めんどくさいので先に話だけ聞いておこうと思ったら綾小路が2人を連れてきた。

 

「ええっと、とりあえず綾小路くん,後ろの2人は何?なんか聞きたいことあるみたいな風だけど?」

 

「察しが早くて助かる。この2人がお前に聞きたいことがあるようだ」

 

「なるほど。あまり話したことはないけど,確か山内君と池君だったかな?それで話って何?俺君たちに何かした覚えはないんだけど」

 

「おう,俺らにはないけど!お前にはある!この前から聞こうと思ってたけど,今日現場を見て確信した!」

 

なんだなんだ?なんの難癖だよ。

 

「お前,彼女いるんだろ!」

 

は?池がいきなり言い出したのはずいぶん突拍子もない内容だ。それにしてもいきなりなんなんだ。びっくりした。

 

「なんのこと?俺彼女なんていないけど?」

 

「しらばっくれてんな!昨日とか一昨日とか,ピンク髪の巨乳美少女と登下校してんのを俺たちは目撃してんだよ!」

 

ヒントはピンク髪の巨乳美少女か。

 

なるほど。答えは分かった。そしてこいつらの勘違いの原因も

 

「あーー、帆波のことね。あいつは幼馴染だよ,たまたま高校一緒で小中一緒だったやつだし、家も近かったから割と昔から関係があっただけだよ。要は君たちの思っているみたいな関係じゃないから安心して」

 

「なんだよ,心配して損したぜ!」

 

「それにしたって,あんな美少女がいながら告白もしないってヘタレかよ!」

 

「悪いね。俺はどうにも自信がなくて」

 

したくてもできねーんだよ!色々あったんだよ!

ぶち◯ぞ!このやろう

おおっといけないいけない。ついつい口汚くなってしまう所だった。

 

「にしてもあの巨乳はすごかったよな!」

 

「あぁ、あれは間違いないな!」

 

こいつらのこと俺既に嫌いなんだけど。

そもそも帆波に対してそんな下卑た劣情を催すようなやつとは仲良くしたくない。ただ,まぁこれがクラス対抗だとめんどくさいので一応忠告をしておく。

 

「そうだ。真相確認ついで一つ君たちに伝えておきたいことがあるんだけどいいかな?」

 

「なんだよ?なんかあんのか?」

 

なんでこいつはなんかイラッとしてんだよ

イラついてんのはこっちだわ。わざわざ朝からこんなキッショいやろうと関わらなきゃいけんのだよって話じゃい!

 

「あまりにも昨日今日とうるさくてさ。授業に集中できないんだけどもう少し静かにできない?それと,あまり下品な言葉遣いは周りも不快にさせるし,池君が入学式の時言ってた彼女を作るっていう目標に対してもマイナスな気がするんだけど。」

 

なんなら現在彼らの株など暴落通りすぎてもはや底値突き抜ける勢いだ。

 

 

「な、なんだよ!別にいいだろ,授業なんて受けたいやつ勝手に受けてんだから俺らが何してたって!それにお前が頭わりーからそんなこと言って言い訳してんじゃねぇの?」

 

こんなアホそうなやつにそんなこと言われるとは

しばき回してやろうかな

 

「だいたいよぉ〜毎月10万だぜ?その上こんなろくに注意もされない環境で3年間生活するだけで好きな進路進めるとか夢見てーじゃん」

 

「君たち流石にそれは楽観的すぎないか?」

 

「だって先生がそう言ってたじゃん!なんだよ心配してんのか?俺なんて今月もう7万もつかちまったぜ!マジもっとくれてもいいくらいだよな!」

 

こいつマジで馬鹿なのか?まぁ,忠告したのに改善する気もないみたいだしいいか

 

「なるほど,それならいいんだ。無理に呼び止めて悪かった。

それと,今日のことは勘違いなんだしあんまり変な噂広めないでな?俺もだし帆波が嫌な思いすんのも可哀想だから」

 

「わかってるってー」

「心配すんなよ〜」

 

心配だわ。まぁ,噂流されたらそれはそれで。

帆波が意識してくれたらこっちのもんだし。

それはそれにして山内たちはボッコボコにするけど

 

これからどうなんだろうな〜

 

 

 

とある4月の半ば。

朝学校に到着してみると,最近は遅刻するのが当たり前になってきた連中が鼻息荒く何か会議をしていた。

どっちにしたってしょうもない匂いしかしない話っぽかったのでスルーかまして本を読むこととする。

 

「いやー!こんな時期からプールなんて最高だぜ!」

 

「俺なんて昨日から興奮してねらんなかったもんな!」

 

 

うっわ〜。引くわー

マジでない。

デリカシーとか,一般常識ってもんが備わってないんかね?

この話を聞いている女子の目を見てみろって。

もはや人として見られてないって事実に気づいた方がいいぞ

 

 

「なぁ綾小路くん。彼らはなぜ高々プールであんなに盛り上がってんだ?たしかにプールがこの時期からあって,泳ぐの好きだから多少テンション上がってる程度は理解できるが流石に酷いだろあれ」

 

完全にわかっているけどあえて綾小路にこれを振る

なぜか?そんなん,彼がこのまま友達のためとか言って奴らのゲス会話に巻き込まれんのはなんか可哀想じゃん?だからだと言っておこう。

 

すると,綾小路くんが答えてくれる。

 

「なんだか,女子のスタイルがいいだとか言ってて,聞いてる感じだと,胸部の大きさを賭けてるらしい」

 

きっっっっっしょ!!!

 

クソほどビビるくらいきっしょいなこいつら

 

「なるほどね。流石に綾小路くんあれに参加したりしないよね?後ろの席のやつがそんなやつとかだったら俺普通に絶縁する気しかしないんだけど」

 

「,,,,安心しろ,そんなことはない」

「あからさまな間が気になるなーおい!」

 

「ちょっと,あまり私の前で不快な話をしないでちょうだい」

 

「あぁ,すまんな堀北」

 

「悪かった悪かった」

 

「全く,なぜ男子というものはあんなにも大声で下劣な会話ができるのかしら?理解に苦しむわ」

 

「一括りにせんでくれる?流石にアレと同類は心が傷つくぞ?」

 

「あなたたちだっておんなじようなことを考えているんじゃないの?」

 

「思春期男子としてそう言った思考がゼロだと答えるつもりはないけど,流石にこんな公共の場で言うことではないし,クラスの女の子があからさま不快になるようなことをしないくらいの配慮と常識的思考は弁えてるつもりだけど?」

 

「俺もだ。あそこまでひどくはない」

 

「そう。少し安心したわ。」

 

そんな他愛もない話をしていると,3バカとクラスで馬鹿にされているうちの1人,山内がこっちにきた

 

「なぁなぁおいおい!海堂,綾小路。」

 

「何?朝っぱらから元気なことだね」

 

「なんだ?山内」

 

「今日ってプールがあるだろう?そこでさ!俺たち女子のおっぱいの大きさを賭けてるんだけど,お前らもどうだよ?オッズ表もあるぜ?ちなみに一位は長谷部で僅差の2位が佐倉,3位で我らが天使櫛田ちゃんだ!」

 

「うーん。とりあえず俺も綾小路もパスで」

 

「なんでだよ!こんな機会なかなかないぜ?」

 

こんな地獄みたいなもん一生なくていいわ。

間違えて帆波にこれが知られて俺が嫌われてみろ?

俺は学級崩壊も恐れずとりあえずその場で全員ぶっ潰しちゃうぞ?

 

「いや,あのさ〜?まず俺はそこまでそう言う賭け事に興味がないし,そもそも君たちはもう少し周りに気を配った方がいいと思うよ?俺たち周囲のためにも,君やそこでワイワイやってる人たちのためにも,ね?」

 

「なんだよ,つまんねーやつ。じゃあいいや」

 

まさかあそこまで行って気づかないことある?逆にビビり散らかすわ!

 

まぁ,いっか。台風一過だと思えばいいだろ

 

結局平田,幸村,高円寺,俺,綾小路,三宅くらいか?

 

嘆かわしい。

 

そうしていると,プールの時間がやってくる。

んー!久々のプールだ〜。

野球部はなかなか使わせてくれんからなプールトレ

 

っと,ここで一つ解説的に説明しておこう。

私,海堂風磨は高度育成高等学校の硬式野球部に入部したのだ。これはつい先週のことで,野球部があるようなので入るか入るまいか迷っていたのだが

帆波の

「フー君が野球頑張ってるところまた見たいし応援したいな!それに,フー君あんなにうまいんだしやめちゃうの勿体無いよ。」

 

とか言われたんだぞ?

テンションドチャクソ上がったわ!

その日に迷いなく入部届書いたね。

 

そんなわけで,チームバックやらグラブやらユニやらスパイクやらで7万ほど使ったので現在二万八千ポイントくらいしかない。

来月の支給が個人査定ならいいけどクラス査定なら終わりだな。

まぁ,そしたらそうしたで,稼ぐか。いくつか当てはあるし,検討もついたしね。

 

そんなふうに,物思いに耽っている外では女子たちが休みが多くて悲鳴を上げている哀れな野郎どもの声が聞こえ不快だったが潜ったり軽ーく泳いでスルーした

 

「それでは全員集合してくれ!」

 

体育教諭の元気のいい声が響く。

 

「これから各自50メートルを泳いでもらう。自由型で構わんが,タイム計測をして最下位には罰ゲームとして補修だ。わかったな?その代わり一位には5000ポイントをやろう」

 

あぁ〜。別にいーらね。

ほしくないは嘘だけどそこまでして欲しいもんでもないしいいや。

 

「俺泳ぐの下手なんだけど?」

 

「大丈夫だ。必ず俺が泳げるようにしてやる。泳げればこの先必ず役に立つぞ!」

 

はい,確定。

試験でそーゆー系があるね。

必ず役に立つなんて流石に大袈裟すぎるから。

そも,クラス対抗か個人戦かと思ったけど,これは

多分そーゆーことですよねー?

ハァ。まぁいいかそれならそれで

早とちりせずにゆったり過ごして5月1日を待とうかな

 

そんなこんなでプール競争の時間,俺は最大級適当に流そうとしていたが,ポイントがもらえると聞いてある一つのことに気がついた

 

(今度のオフで帆波誘って遊びに行く資金になんじゃね?)

 

奢ってあげたい。ご飯頬張って笑顔になってほしい。

ぶっちゃけそれみるためなら大抵のことはできる自信ある!

と言うわけで張り切ってやっていこう!

 

「位置について!よーい,ドン!」

 

それぞれが一斉に潜る。

俺はとりあえずバタフライで一位を取りに行く。

しかし,その横を凄まじい勢いで抜いていく影があった。

高円寺だ。その動きは素早く,力強く,華麗だった。

2秒ほど遅れてゴールする

 

「23秒22,,,,,だと」

 

俺のタイムは24秒09平凡だな

 

こんなんじゃあ帆波に誇れる漢になれん

 

「いつも通り私の腹筋,背筋,大腰筋は好調のようだ。悪くないねぇ」

 

「燃えてきたぜぇ」

 

須藤も炎を燃やす。が

 

「高円寺」

 

「ん?君は確か,ベースボールボーイじゃないか」

 

「球児としてその呼び方は光栄だが,君に一つ提案がある」

 

「聞こうじゃないか」

 

「俺と勝負しようぜ?」

 

「ほぉ。勝負というのは,つい先ほど私が君に勝利した50m水泳でいいのかな?」

 

「あぁ,負けたらそうだな。俺かお前に10000ポイント払う。どうだ?」

 

「それで?私が負けたらどうするというんだね?」

 

「別に?まぁ俺を認めてくれればいいよ」

 

「面白いことをいうじゃないかベースボールボーイ!なるほどなるほど,あくまで君は挑戦者というわけだね?なるほどぉ、それを迎え撃つというのも悪くない。いいだろう。その挑戦受けようじゃないか」

 

「おい,海堂。いいのか?」

 

「いいんだよ綾小路。久々にマジなやつが出てきたんじゃねぇか。ちょっとは俺にも楽しませろよ」

 

そうして,俺と高円寺の勝負が始まる。

 

「あくまで俺と高円寺の勝負だ。他の結果ではなく,俺とお前の順位の高い方を純粋に競うぞ?」

 

「構わないよ?まぁ,私が凡百な彼らに劣るとは思えないがねぇ」

 

「位置について!よーい,ドン!」

 

一気に加速する。今回はバタフライとか舐めた真似はなしだ。

俺が1番早いクロールで行く。金の問題ではなく,俺が完膚なきまでに負けたというのが問題だ!それも勝ちに行って。ならば100%で倒す!

 

25mを超えて,現在互角。

40mを超えたあたりでジリジリと差が開いていき、最後は

 

「ゴール!」

 

「いよっっし!!!!!!」

 

勝ったのは俺だった。

 

僅差ではあったが掴み取った。

これで5000ポイント獲得である。

そして何より,

 

(ひっさびさにこんな本気で泳いだなー)

 

中学の頃は水泳部にも競えるのがいなくて体育で1番を取るのと体の調子を整えることのためのみに使ってたしな。

 

「ふぅん。素晴らしいじゃないかベースボールボーイ!いや,今日からはマイフレンドと呼ばせてもらおうじゃあないか!」

 

「こっちこそ,一度負けた身にもう一度挑ませてくれてありがとよ!強かったぜ。またやろう」

 

「いつでもかかってきたまえ。と言いたいところだが,次は私の方から挑ませてもらうとするよ」

 

すると,2人にはそれぞれ熱烈な水泳部への勧誘があったが,俺は野球部だからという理由,高円寺は興味ないとすげなく断り,その日は綾小路や堀北,平田といった面々に賞賛を受けながら,俺は大変満足した気持ちでBクラスへ向かった。

 

「ほーなーみ!!」

 

「?あ、ふー君!ちょっといいかな!」

 

「?」

 

「ええっと,この日って確か練習お休みなんだよね?」

 

「うん、」

 

「ちょっとお願いしたいことが,,,」

 

「うん、いいよ!」

 

「相変わらず早くない!?」

 

「帆波のお願いでしょ?断る理由がない。何?」

 

「えぇっと,明日お話しするね」

 

「あーいよ。んじゃ,俺今日も部活だから!」

 

「今日ね,私もちょっと用事があって残んないといけないんだ!だから待ってるから一緒に帰ろ!」

 

「オッケー,じゃあ終わったら連絡する〜」

 

この瞬間,Bクラスの一同の意見は一致した。

 

「「「「「この感じで付き合ってねーとか嘘だろ!」」」」」

 

そんな言われ方をしながらも,俺は野球部部室に向かって歩いて行った

 

「おっす!どうしたんだよ海堂。元気ねーぞ?」

 

「あ?あぁ。なんでもねーよ。ちょっと疲れただけだ」

 

練習終わりに,俺は同学年の野球部部員に声をかけられた。

 

この男は木田隼人,同学年の野手で,期待の天才スラッガーだ。

 

「そういえばさぁ、この前言ってたラーメン屋。今日行かね?」

 

「ワリ。今日は帆波と帰るからパスで」

 

「さっすが彼氏様」

 

「彼氏ちゃうわ」

 

おっと,思わず本音出ちゃった

 

「じゃあ,またな〜」

 

「お〜う」

 

この日,帆波と帰る帰り道での会話

 

「帆波〜,ポイントいくらくらい残ってる?」

 

「にゃにゃ⁉︎もしかしてもう使い切ったの!ダメだよ,いくらフウ君でもお金は貸してあげません!」

 

「あぁ,いや。今実際問題いくら残ってんのかなー?と」

 

「えぇっと8万8000弱くらいかな?」

 

「え,まさか初日2日目に買い物付き合ったあれ以来なんも買ってないの?」

 

「え,,,,,うん」

 

少し考えてから頷くんじゃねぇよ!可愛いな畜生!

 

「なら,心配ないな」

 

「君が教えてくれたんだぞ?」

 

「まぁ4万くらいしがないけどね俺」

 

「えぇなんで?」

 

「部費やら活動に必要な道具やらでかな?」

 

「なるほどね〜」

 

こうして,寮までまったりと喋りながら戻る。

 

その帰りの途中,コンビニで飲み物を買いたい!とか言い出したので俺が買ってくるといって外で待たせていた。

 

帰ってくると

 

「君,高校の生徒でしょ?俺,この辺の店で電化製品扱ってるからよかったらおいでよ。君可愛いし安くしとくよ?」

 

あ?なんだあのジジイぶち殺すぞ。

俺の帆波に何気軽に話しかけてやがる。

臭えジジイの分際で

 

「あの,私は今,人を待ってるのでやめてください」

 

「な,なんだと!歳上に向かってなんだその言い方は!」

 

「おいおっさん。人の連れに汚ねー身なりと臭え口臭巻き散らかしといて挙句の果てに逆ギレとはいいご身分じゃあねぇか」

 

「な、なんだおまえ!」

 

「この娘が待ってた人だよ?要件はすんだろ?そのきたねー身を恥じて臭え口を閉じて家帰って一人で大人しく寝てな」

 

「う,う,うるさいな!馬鹿にしやがって!お前なんか買い物来ても何にもうってやんねーからな!!」

 

「間違っててめーの店なんぞはいってもなんも買ったりしねーから安心しろよ。てかうぜーからどっかいけ。いい加減しばくぞ,あ?」

 

少し殺気を出したらビビったのか後退りしながらどっか行った。

本当に腹立たしいモブである。

あの男にいきなり声をかけられた穂波が不憫でならない

 

「大丈夫?」

 

「うん。さっきは助けてくれてありがとう!かっこよかったよ!」

 

はぁぁぁぁぁ!こんなこと言ってもらえるなら何回きてもいいぞジジイいつでもぶっ潰してやるからな!

 

これだけでもう十分だなと思うのだから俺も単純だ。

 

そうこうして寮に戻る

そうして,ここから何事もなく,崩壊した日常は続いていく。

この仮初の日常が,次の月に絶望をもたらすとも知らずに

 




帆波ちゃんとの絡みやっと出せた!
やっぱりあのストロベリーブロンドの髪が綺麗なのいいよなぁ。
すげぇ大好き
今でこそこんな異常なペースで投稿してるけど,ストックがすぐ無くなりそう
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